わくわく城下 2023/08/09 18:21

『DQN-親友裏切り-』ちょい出しサンプル2-1

勲の家の玄関に並んでいる靴を見て、「あっ」となる。

――白峰先輩の靴だ。

途端に、一週間前の、あの刺激的なアレやコレやが脳裏を駆け巡る。
あの日、オレは白峰先輩で5度もヌイてしまった。
同じ男だし、昔から知っているし、いっぱいよくしてもらったし……と、思う気持ちはあっても、ビンビンに反応してしまったチンコには抗えなかった。
正直、メチャクチャ気持ち良かったし。
記憶にもチンコにも、しっかりと色濃く残ってしまっている。

(………………………………)

「………颯太?」

先輩の靴を見たまま、危うい妄想を展開していたオレに、勲が声を掛けてくる

「そんな気になる?」

「………っ、まぁ」

図星を指されて、耳まで赤くなるのを感じる。
でも誤魔化そうとは思わなかった。
だって、どーせ勲にはお見通しだろうから。


オレが学校帰りに、高級マンションに住む勲の家に寄るのは、いつものこと。
勲の両親は仕事で海外に行ったっきりになっているから、一志君との二人暮らしだ。
なんて羨ましいぃいい!
まっ、毎日のように遊びに来ているオレも、十分過ぎるくらい恩恵をいただいちゃってるけどね♪

「………おかしいな、いくら何でも静か過ぎる」

勝手知ったる親友の部屋で、お菓子を食べながら漫画を読んだりゲームをしたりしていると、不意に勲がそう言った。
実はオレも、すごく、すごーく気になっていた。

勲と一志君の部屋は隣り合っている。
つまり会話の内容までは聞こえてこなくても、何かしら気配は伝わってくるものだ。

しかし今日は全くと言っていいほど、物音一つしない。
ってゆーか、この前あんなことがあったばかりなのに、また一志君の部屋に上がり込むなんて、先輩ってひょっとしてチャレンジャー?
いやいや、よっぽど仲が良いんだろうな、うん………………と、考える一方で、口にはできない期待というか、興奮を伴ったモヤモヤがあったりもするわけで………

「ちょっと行ってみようぜ」

勲が腰を上げたので、止める理由のないオレは、いそいそとその後に続いた。




「………何やってんだよ、それ犯罪じゃねーの」

………わわわっ。
やっぱりと言うか、なんというか。

勲は今日もノックをせずに、一志君の部屋のドアを開けた。
目に飛び込んできた光景は、おおむねオレの予想通り………とはいえ、それでも驚いた。
生まれたまんまの姿をさらした白峰先輩が、ラグの上で仰向けになって寝ている。
見た感じ意識はなく、手足はぐったりとしていて、一志君はそんな白峰先輩のちんこを扱きながら、もう片方の手でスマホ撮影していた。

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