『DQN-親友裏切り-』ちょい出しサンプル2-2
「おっ、颯太、また来てたのか、勲に飽きずにいてくれてマジで感謝してるぜ、サンキューな」
「………………うん」
意識のない相手に手を出している――そんなヤバイ臭いしかしない現場を目撃されたというのに、一志君には後ろめたさの欠片もなくて。
なんだかオレの方が狼狽えてしまう。
「他人のちんこ握ったまま、らしくもねぇ兄貴ヅラすんじゃねーよ。――で、何飲ませたんだよ」
兄弟そろって肝が据わっているというかなんというか、勲もいつもの調子で問う。
「おこちゃまには、まだ早ぇーよ」
「………あっそ。にしても、恭也さんも兄貴みたいな下衆に目をつけられて可哀そーに」
「そうだ、せっかくいいトコに来たんだ、ちょっと手伝ってけよ」
そう言って、一志君が手にしていたスマホをオレたちに向けてくる。
「………まさかコレで撮影しろって?」
「一人で両方こなすには無理があるしな」
「知るかよ、オレらには関係ねーし」
「颯太はどーよ?」
一志君がオレの方を見てくる。
「えっ?オ、オレ?………オレは、えっと………………」
どもりつつも、無防備状態の先輩をチラ見。
引き締まった筋肉ラインが、今日も眩しいっっ!
この前も思ったけど、先輩って色白なのに、体毛が少し濃い目………?
ヤベェ、やっぱり何度見てもクソエロいんですけど!
てか、意識のない先輩相手に、一志君は何をする気なんだろうって、既に妄想が暴走し始めちゃってるんですけど!
「最後まで付き合ってくれたら、今度ラーメンおごってやるよ」
「マジッ!」
「じゃっ、コレ、よろしく頼むわ♪」
放り投げられたスマホを両手でキャッチ。
「ラーメンにつられるなんて、安すぎでしょ」
あきれ顔の勲が言う。
ごもっとも。
でも………
「オレ一人じゃあ心細いから、その………」
「分かってる、颯太を一人残すよーなことはしない」
この親友は本当に最高だ。
オレのスマホ撮影の準備が整ったところで、一志君の手が再び先輩のちんこに伸びた。
「スゲェだろ、意識がなくても完ダチ♪ ったく、どスケベな体してやがるぜ♪」
そう言って、ピシピシッと指先で亀頭を弾く。
ちょっと強めだ。
もしかしたらオレだったら痛みを感じてしまうかもしれないその刺激に、先輩は「あっ……あっ」と、短い声を発しながら、わずかに腰を横振りしている。
………ということは、感じている?
しかも束の間放置された竿が、単体でヒクッヒクッと首まで揺らしているし………
「恭也さんって素で淫乱体質だったんだ」
先輩が聞いていたら、素で怒鳴られそうなことを勲がぼそりと呟く。
「見てろよ、本番はこれからだ」
一志君が先輩のちんこに唾を垂らした。
そして根元を掴み、別の手で亀頭を包み込むようにして―――ちゅくちゅくちゅくちゅくちゅぅうう!
手首を使って、これでもかってほど嫌らしい手つきで撫でまわす。