『DQN-親友裏切り-』ちょい出しサンプル2-9
「ちょっ、アンタ何してんだよっ!」
「お前、そんなんでよくラブじゃねぇなんて言えたな」
一志君が勲の背後から、シャツの下に両手を滑り込ませていた。
「おっ、こっちもエロ勃ちかよ。どーりで乳首責めがうまいわけだ。日頃から自分でイジってやがったな」―――カリカリカリカリッ!
「っ………んっ……く、くそっ、ヤメロ……つか、離れろ変態っ!」
本気で嫌がりながら、一志君を突き放す。
「イチャつくのはかまわねーけど、中出ししてからにしろ」
「……………本気でそこまでやっていいの?」
「弟の出したザーメンで、恭也が腹下すなんて最高じゃねーか」
「……………やっぱ本物のゲスだよ、兄貴は」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パァアアアン!
さっきまでとは打って変わり、勲が手加減なしの高速連打を打ち込む。
表情だけ見ると、そこまでノリ気とはいえない。
しかし、すぐ隣にいるオレには分かってしまう。
変化の少ない仮面の下で、勲の体温が急上昇している。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パァアアアン!
………すごっ、ピストン音って生で聞くとエロさがハンパない。
それに、ほんと今更だけど、体格の良い先輩が、自分よりも細身の男に好き放題犯されている――絵的にも無茶苦茶オイシイ!
しかも、ビジュアルは二人ともハイレベルだ!
興奮のあまりオレまで、高速ピストンをかましている勲と同じくらい、呼吸が荒く熱を持ってくる。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パァアアアン!
「………っ…………く…………――んぅ!」
僅かに漏れ聞こえてきたのは、勲の絶頂のサイン。
ビュクビュク、ビュルルルルッッ――と、勢いのあるザーメンが、先輩の中に注がれていく。
「ふぅ………っ、はぁはぁはぁ………っっ」
勲は俯き、腰を密着させたまま呼吸を整えている。
少ししてペニスを引き抜くと、当然のように吐き出されたモノが逆流してきた。
これを目にするのは二度目だ。
やっぱりエロいもんはエロい。
しかも、今回はガチで中出しされたっていうのに、先輩はまだ気を失ったままだし。
「颯太、部屋に戻ろうぜ」
あれだけの鬼ピストンかましておいて、その余韻は一体どこへやら。
早々に服装を正した勲が、立ち上がってオレに言う。
「ったく、涼しいツラして、出しまくってんじゃねーか」
その声に振り返ると、一志君が先輩の足首を掴んで、思いさま股を広げていた。
「なあ勲、今度からお兄ちゃんって呼んでいいぞ」
「一生呼ぶ気はねーよ、クソ兄貴」
勲に背を押され、ザーメン臭い部屋を後にする。
………………兄弟っていいよな。
未だにフル勃起継続中のチンコを押さえながら、ついそんなことを思ってしまった。
終わり