んだば重工 2023/01/24 17:00

あらすじとキャラクター紹介

メインストーリー部分のプロットが完成したので、冒頭までのあらすじとメインキャラクターの簡単な紹介をします。

プロローグ

0-1「気づいたら雲の上」

目を覚ますと、チェッタは何故か雲の上にいた。
正確にいうと「自分が開発していた最新型の人型兵器MK-Lラビットの操縦席にいて」「MK-Lラビットは飛行ユニットで雲の上を飛行していた」。
突然の出来事に困惑するチェッタ。そこにビデオメッセージが届く。パパからだ。

「落ち着いて聞いてほしい。今チェッタは犯罪者として国を追われている状態だ」
「ええ!?」
「君はこの国が隠していた重要機密をある日偶然知ってしまった。そのせいで秘密裏に殺されるところだった」
「えええええ!?」

チェッタは軍人で兵器開発に携わっている。確かにヤバイ国家機密を知ってしまう、そんな出来事があってもおかしくはない、がー

(ーどうして私はそのことを覚えてないのだろう?)

そのヤバイ機密どころか、ここ数日、いや数週間か、ポッカリと記憶が抜け落ちてしまっているのだ。

「…今チェッタはそのことを思い出せなくて混乱しているだろう。でも、思い出そうとしないで欲しい。意図的に、君の記憶を消したんだ」
「えええええええ!??」

チェッタのパパ、シュワイツ博士は人間心理学の研究者で人の心や感情の研究をしていた。しかし、記憶を消すなんてことが出来るのだろうか。

「実はこのことは”記憶をなくす前のチェッタ”と相談をして決めたことなんだ。チェッタが生き残るためには国家機密を知ったという記憶をなくしてしまえばいい、と。それで二人で記憶を失くす装置を開発したんだ」

確かに、今記憶がなくなっていること、そして自分とパパの性格を考えれば十分あり得る話だった。

「チェッタがこのメッセージを見ているころには私も軍に拘束されているだろう。だが、記憶を消す装置の有効性が立証されたら、きっと無罪になる。軍もそんな装置を開発できる私たちを簡単に処分したりしないだろうさ」
「…」
「とにかく今は出来るだけ逃亡を続けてくれ、私が必ず君の無罪を証明して、迎えに行くから」
「…うん、わかった」

ビデオメッセージだから返事をする必要はない。それでもパパに、自分自身に言い聞かせるように返事を口にした。

「ーチェッタ」
「?」
「愛してるよ」
「…ありがとう、私も」

メッセージはそれで終わりだった。
ー気がかりなことはたくさんある。でも今は生き残るために、逃げ続けること。それが記憶をなくす前の自分とパパが望んだことなんだ。

「フランチェッタ、止まれ!!」

突然のレーダー反応と聞き覚えのある声が操縦席に響く。

0-2「消えた記憶と約束と」

「アンネリーナ…」
「…」

アンネリーナは軍のアカデミーでチェッタの1期上の先輩であった。追手として差し向けられたのだ。

「詳しい事情は分からない、だが、お前を拘束して連行しろという命令が出た。私も軍人である以上、命令に従わなければならない」
「…」
「だがかつての友人として、一言だけ先に謝っておく」
「え?」
「…”約束”を破ってすまないと」
「…約束?」

何の話か思い出せない。ひょっとすると失くしてしまった記憶が影響してるのかもしれない。

「…覚えて、ないのか。ははっ…お前にとってはその程度のことだったんだな」
「アンネリーナ、待って!今、私記憶がなくて、混乱してて、それでー」
「記憶がない?…そんな言い訳を信じるとでも? どうやら私の思い違いだったようだ。これで心おきなくお前と戦える…!」

アンネリーナの乗るMK-Cチェイサーは機動力に優れた戦闘用兵器である。対してチェッタのMK-Lラビットは支援に特化した機体。正面から戦って叶う相手ではない。かといって逃げ切れる機動力もこちらにはない。

「それでも…っ!」

パパが私に残してくれた、私が生き残るための道。まだ捕まるわけにはいかない。例え戦闘能力に差があろうとも、兵器に対する知識や分析力は自分の方が上だ。
アンネリーナとはかつて何度も模擬戦をした仲で、彼女のクセや性格も分かっている。そして隙を見て機体の弱点さえ狙えばー

「ー残念だが」
「…っ!?」

機体に衝撃が走る。完全にこちらの行動を読まれた上でカウンターをもらってしまった。

「お前と本気で戦うのは、今日が最初で最後だー」
「しまっー」

更に大きな衝撃、けたたましく鳴る警告音、間違いなく大破レベルの損傷を受けた。

『機体損傷、飛行航行能力喪失。不時着します』

MK-Lラビットの無機質な音声が繰り返される。前後不覚になり天地が逆さまになる。体の中すべてが浮き上がるような重力を感じ、生命の危機を直感する。ああ、落ちている、落ちていく。

(撃墜、された―

チェッタの意識は、そこで途切れた。


・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
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・・・
・・



登場人物

ネタバレを含むところは隠してます。自己責任でどうぞ。
見たからってゲームがつまらなくなるとかはないです。多分。

チェッタ(主人公)

本名フランチェッタ・リロ・エメリア。19歳。

機戎統治国家メガロニアの機械技師で機戎騎士(マシナイト)を操縦することができる「機躁士」の称号を持つ。12歳の時に反重力輪、通称「エンジェルリング」を発明したことから一躍有名人となり「天使ちゃん」の愛称としてメガロニア内での知名度は高い。階級は中尉。

人見知りで一見内気に見えるが、自分の得意分野では容赦も遠慮もなく意見を言う強気な性格。機械研究や開発の分野では自分の意見を曲げられない、空気を読んだりおだてたりが苦手なため度々人と衝突してしまう。

自分基準で物事を考えるので他者に対して要求が高く、対等に話せる友人関係は皆無。部下には1人残らず逃げられた。ぼっち。処女。

口癖は「人間より機械が好き」


↓以下ネタバレ要素↓

小さいころは自閉症による言語障害で言葉が喋れなく、機械いじりしか興味がなかった。
ある事件がきっかけで施設送り。実の親には捨てられた。
言うことを聞かない、周りとなじまない。なじめない。
第二次性徴が現れるのが人より早かったチェッタはペドな孤児院の院長に目をつけられ、度々人前で全裸にされるお仕置きを受けた。同施設の興味津々な男子からも脱がされた。女子からも疎まれて脱がされた。かわいそう。
そしてそんな経験が彼女の心の奥底に破滅的な露出願望、性的欲求を芽生えさせた。
「天使ちゃん」として有名になった後、ネットで自分を検索して「天使ちゃんの天使おっぱいしゃぶりたい」とか「天使ちゃん好き無茶苦茶に犯して孕ませたい」とかクソスレを覗いてはどきどきしてひとりえっちしてた。バラエティにパンツ見えそうな服着て出てた。そんな隠れアタシコ勢。むっつりさん。
ただし実の親の愛情を受けて育ってないため、自分が親になる、妊娠することへの恐怖が強い。それ故性に興味はあっても男の子とは距離を置きたい。中出しNG。

↑ネタバレここまで↑

パパ(シュワイツ博士)

年齢は50歳程度だが、見た目は若く見える。
チェッタのパパ。育ての親のようなもので、血の繋がりはない。

チェッタが心を許し対等に話せる唯一の人物。
人の心と感情についてのメカニズムを研究をしている。

軍属ではないが、MK-Lラビットはチェッタと共同で開発した。


↓以下ネタバレ要素↓



機密事項により閲覧制限がかかってます



↑ネタバレここまで↑

リーナ(アンネリーナ)

チェッタの軍アカデミー時代の先輩。20歳。階級は少尉。

容姿端麗、文武両道。学生時代から周りの人望と人徳を集める優等生。軍幹部の親を持つエリート家系に生まれる。弱きを助け強きをくじく、を迷いなく実行できるお人好し。ミスパーフェクト。

ただし本当は「常に完璧であり、強く気高い自分であること」を自分に課していて、そのプレッシャーに苦しんでいる。

ある出来事をきっかけに、チェッタと疎遠になる。


↓以下ネタバレ要素↓

学生時代に陰湿ないじめを受けていたチェッタをいじめから救おうと近づき、一時はとても仲の良い友人、を越えた関係にあった。うん、恋人として付き合ってた。レズビアン。
チェッタは処女なのでつまりそういう〇〇な関係ではなかったというか、リーナがそういう関係を無理やり求めたのが原因で〇〇する前に別れた。
サイコパスでサディスティックな面を隠している、本当はやべーおねーさん。エンディングパートナーのひとり。

↑ネタバレここまで↑


シ・ヤォ

クマト族の少年。気弱で内気。12歳。
生まれつき体が弱かったので代わりに言葉と文字などの知識を覚えた。脳筋運動部体育会系ウェーイな部族のノリが苦手な冷めたへ理屈家な男の子。それってあんたの感想ですよね?
部族の同年代の子たちから度々からかわれていじめられている。パンツ脱がされてる。でも本当はハ・マㇼのような強い戦士に憧れている。

↓以下ネタバレ要素↓

ひろゆキッズ原住民。湖に水を汲みに来てた時にチェッタの入浴シーンを覗いてしまい、シコってるところを見つかって意図せずチェッタにぶっかけてしまい罪悪感と焦りから咄嗟に服を奪って逃げるという出会いからスケベ貢献度の高い少年である。ありがとうありがとう。
シ・ヤォと仲良くなることがクマト族と和解するヒント。気弱な少年に自信をつけるのはいつだってえっちなおねえさんの役目です。エンディングパートナーのひとり。

↑ネタバレここまで↑

ハ・マㇼ

クマト族最強の戦士。26歳。素手でマシナイトに立ち向かい破壊するほどの強者。筋肉。今作におけるスパロボの東方不敗であり真三国無双の呂布でありバイオ2でいうタイラント。筋肉。見かけたら逃げろ。ワイルドに犯されたいなら戦うのも一興。筋肉。

↓以下ネタバレ要素↓

喋るのが苦手で困ったらすぐ手が出る。自分が強すぎるから傷つけたくないのに傷つけちゃう。結果手の負えない乱暴者になって、他人から距離を置かれる。さみしい。でも一度信頼を得られればこれ以上なく頼り甲斐のある味方になる。
最強の筋肉に守られたい。そんな全国の乙女心に応えるためのキャラクター。エンディングパートナーのひとり。筋肉。
ちなみにハ・マㇼルートに入るとシ・ヤォくん視点でのNTRが楽しめるあるよ

↑ネタバレここまで↑

編集後記

物語冒頭とエンディングの鍵になる5人のキャラクターの紹介でした。

サブキャラは他にも登場しますが、おそらくメインキャラ(固有グラ)は制作期間的にもこの5人に収まるかなと思います。黒幕が誰とか野暮なことは言わない約束だぜ?

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