TheHandyいいよね / OG9 2023/04/15 12:25

OpenFunScripterエクステンション Util 解説

OpenFunScripter3.0以降で使えるエクステンション Utilの紹介です

中間データ追加、拡張選択がメインです
他に、オフセット、飛ばして選択、上下反転、後ろ貼り付け、ふたつ先に移動、速い動きを検索などの機能があります
ショートカットキーの設定はエクステンション側で初期設定をすることは出来ないので
各自で使いやすいように設定してください
基本的に位置追加関連を左手側、移動関連を右手側に設定すると使いやすくなります

元々はLucifieさんのOFS1.0のエクステンションを見よう見まねでOFS2.0へ移植しようとしたものでした

こちらの記事からダウンロードできます
そちらでインストール方法も解説しています

AddPoint 中間ポイント追加


二点の位置データの間に、指定数の位置データを均等に追加する機能です


この左図の状態で6個追加とすると、
今居る動きに位置データが追加され、右図のようになります


この追加された位置データの高さを弄ってジグザグにすると
ギュッギュッギュみたいな動きになります

追加ボタンだけでなく、追加する数の±にもショートカットキーを設定できるようにしてありますので
使いこなすと細かな動きが作りやすくなります
※画像のキー設定は例として自分で設定したものです、初期設定はされていません

AddPointOne 中間ポイント1個追加


二点の位置データの中間に位置データを一つ追加します
AddPointと違って一つ固定です、AddPointOneはほぼショートカットキーのためにあります

1個追加する→AddPointで1個追加するのと同じです
位置0で追加→二点の中間に位置0のデータを追加します
位置100で追加→二点の中間に位置100のデータを追加します
ここに1個追加→現在の位置に二点を補完する高さで位置データを追加します
ここに1個追加(選択そのまま)→ここに一個追加と同じですが、それまでの選択をクリアしません


特に1個追加するここに1個追加にショートカットキーを設定すると便利です
自分はAキーに1個追加、Zキーにここに一個追加を設定しています



このような感じに滑らかカーブをサッと作るのに良いです
滑らかなカーブは動画の方でも緩急が付いているようなピストンに付けると
気持ちよいです

SkipSelect スキップ選択


選択中のデータ群から1つずつ飛ばして選択します
スキップ量を2つずつにしたり1.5ずつなどにする事も出来ます


こんな感じでスキップして選択します


選択とスキップを反転するにチェックを入れていた場合は
一つ目をスキップ、二つ目を選択…となり、こうなります

PatternSkipSelect パターンスキップ選択


選択中のデータ群からパターンを指定して飛ばして選択します
位置データの数を指定し、その中から選択したい順の位置データにチェックをいれて実行します


こういうちょっと複雑な動きのパターンで部分的に調整したい、となった時


このパターンはこの5つの位置データで成り立っています

パターン数は5で、選択したい位置データ
今回は2番目と3番目にチェックをいれ、対象を全て選択してから実行します


すると、このように選択できます


位置データの移動や高さの変更を用いて、該当の箇所だけ一括で調整する事ができます

PosReverse 反転


選択中のデータを上下反転します
絶対反転と相対反転があります

絶対反転はどのようなデータ群でも 100 - a = bで反転します
相対反転は選択中のデータ群の最低値、最高値を元に反転します


この位置データ群を反転すると

50の高さを中心に反転して、このようになりますが、


相対的に反転すると
0~60のデータ群なので30の高さを中心に反転し、このようになります

TimeOffset 位置データをズラす


選択中の位置データのタイミングを一気に左右にズラします
だいたい10秒までは連動プレイヤー側でオフセットする事ができますが
それを超えるようなズレがある場合に使って修正します
具体的にはメーカーロゴの有無によるズレの対応です

PosChange 位置データを変更


選択中の位置データの高さを一括で変更します

SelectOverSpeed 激しい動きを選択


速すぎる動きを検索します
TheHandy向けのシートを作り終わった後に
A10ピストンSA向けに500u/sを超える動きを探して調整するために使っています


ショートカット、自分は右手側の余り使わないキーを設定しています

SelectUnderTime 短い動きを選択


短すぎる動きを検索します
TheHandy向けのシートを作り終わった後に
A10ピストンSA向けに0.033ミリ秒×2より短い動きを調整するために使っています
実のところA10ピストンSA+SyncPlayerBLEでは0.033ミリ秒×5より短い動きは諦めた方がいいかもです、それより細かい動きは気持ちよくない形でブルブルするだけになる印象があります


ショートカット、自分は右手側の余り使わないキーを設定しています

ScaleTime タイミングを拡縮する


スケーリングしたい位置データを選択して


倍率を入力して


実行すると選択中の最初のデータを基準にしてタイミングがスケーリングされます


もしも1倍よりも大きい値でスケーリングした場合、
それ以降にある重なってしまうデータは上書きされます

選択中のデータが飛び飛びの場合は正しく動作しません

RealTime ScaleTime リアルタイムでタイミングを拡縮する


スケーリングしたい位置データを選択し、


現在の選択を対象にするボタンを押します


倍率スライダーが出てくるのでそれを左右にドラッグすると
リアルタイムにスケーリングさせる事が出来ます

こんな感じです

現在の選択を対象にするにした位置データを削除したりした後にスライダーをドラッグしたりすると正しい動作がされません
現在の選択を対象にするボタンを押し直して下さい

また、選択中のデータが飛び飛びの場合は正しく動作しません

PrevNext2 2つ先の位置データに移動


ふたつ先の位置データに移動します
位置データが0、100、0、100…というような状態の時に使うと
挿入時の絵のタイミングズレしていないかが分かりやすいです
ほぼアニメ用ですが



カーソルキー近辺のキーにショートカットキーを設定すると使いやすいです
自分はBackSpaceにPrev、InsertキーにNextを設定しています

BackPaste 前に貼り付け


コピーした位置データを後ろ方向に貼り付けます


この状態から


バックペーストしたい位置データを選択してコピー(Ctrl+C)

バックペーストするとこのように後ろに貼り付けられます
エロアニメなんかで縦パンから入ってくるシーンなんかは
挿入状態が全然わからなかったりするのでこれでフォローします


Ctrl+Bなどにショートカットキーを設定すると使いやすいです

SelectPlus 選択範囲を追加


左か右に選択範囲を広げます
このダイアログから使う事はまずありませんが
ショートカットキーを設定すると真価を発揮します

基本的な使い方でも紹介していますが、


デフォルトのShift左右キーでの位置データ移動をAlt左右キーに変更して


Shift左右キーに選択範囲の拡張を設定するとWindowsの標準の選択範囲拡張のように使えます
それぞれリピートストロークのチェックは忘れないように
※既にOpenFunScripterに慣れている場合は空いてるAlt左右キーに設定すると良いです


こういった操作がキーボードのみで出来るようになります




おわりに

今まで、エクステンション上で使える日本語文字がまばらで急に変なカタカナにしたりしていたのですが、
OFS本体の日本語化で使っている文字だけ使えるという事が分かったので
使われていない翻訳単語の箇所にあいうえお表をぶちこむ事で必要な文字が使えるようになりました

あと気になっているのはショートカットキーの登録順…
バラバラなのでわかりにくいですし、ここでは関数名がそのまま出るので日本語不可
1回設定すれば気にしないでいいのが救いですね
せめてソート出来れば…

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