祝7周年記念ーーー!!
紅唯まとが本気で同人ゲーム活動をはじめて7年が経ちました!
12月22日は「KingExit」を発売した日。
7年前の今日・・・エロ漫画を連載し、本業をこなしながら、
予告もなしに「完成したから売ったろwww」という軽さで発売開始。
その結果・・・・・・爆死ッ!
しかもバグやクレームに対応不可ッ!
(年末発売すると販売サイトがお休みなので)
やはり新しいことをやるとわからないことだらけ
ミスだらけになりますよね~
だけど自分で犯した失敗が一番多く学べる!
この時の教訓も手伝って、
DemonsRootsは順調に発売できたと思っています。
それより何より!
爆死してるKingExitを口コミで広めてくれたみなさん!
DemonsRoots発売に駆けつけてくれたみなさんのおかげで!
現在もゲーム制作を続けることができています!
本当にありがとうございます!
記念絵!
前から描たかった物を、この機会に記念絵にしてみました!
みんなでバーっと走ってる感じ。
プレイアブルキャラにしぼってこのキャラ数なので、
思えばたくさんキャラクターを作ったもんですね・・・。
一個一個は小さいから描くの楽なはずと思ったらこれがとんでもなくて
全員描き切るのに一週間くらい掛かってしまいました。
特にアンジュの鎧は小さくなろうと描くの大変です。
4Kサイズですし、余白に余計な物は置いていないので
よければ壁紙にでも使ってください!
ここからは記念絵を使って各作品を振り返っていきましょう!
天下乱RPG
若気の至りフルMAXで制作したのがRPGの処女作『天下乱RPG』
RPGツクールは友達が作ってるのを横で1~2時間見ただけ。
相談できる人もいない、何もかも分からない。
そんな状態で作ったので当然劣っている点だらけ。
だけどこのゲームには余りある功績があるんです。
それは・・・完成させたこと!
このゲームが完成したから!もっといい物を作りたくなった。
自分に何ができるのか、何ができないのか。知ることができた。
自分が何を好むのか、何を面倒と思うのか。これも知ることができた。
「次のゲームを作る動機」「向き不向き」「自分の好み」
ここを明確にしてくれたのが『天下乱RPG』だったんですね。
特に「救出するストーリー」が大好きだった自分を知れました。
襲われている弱者を助けるシーンを書いている時、
ものすごい充実感と興奮があったんですよね。
これが自分にマッチしたストーリー性なんだと気づくことができ、
後々に自分の作風の柱になっていったのです。
KingExit
『天下乱RPG』が完成してから少しだけ間を置き、
『KingExit』の制作に取り掛かりました。
前作で「救出するストーリー」が自分に向いていると分かったので
困っている人だらけの世界観にした方が楽しく作れそう。
ということで『監獄』を舞台にすることにしました。
エロイベントが生じる理由も作りやすそうです。
そしてこの作品で何かが弾けました。
現実と夢を行き交う物語。
最初は監獄だけだと味気ないなと思って、味変のつもりで導入。
焼肉屋のわさび醤油くらいのつもりだったのに、
気が付けば物語の根幹を担っていて、深味を出す存在に。
サスペンスやサプライズの演出も一段階押し上げてくれました。
遊んでくれた方々が「泣いた」と言ってくれたシーンは、
作っていた自分も泣きながら作っていました。
自分の書いたテキストで泣くって・・・予想外すぎました。
こういうことの積み重ねによって、
「自分の得意技」「魂がノる展開」に気付くことになり、
根拠のなかった自信が、じょじょに本物の自信になっていきました。
だからこそ同人RPG制作を現在は本腰を入れてやっていますし、
周年記念日はこのゲームの発売日にしようと思えました。
そんな大切な作品なのです。KingExitというのは。
DemonsRoots
今作では『KingExit』の敵側を描いてみました。
有名作品で例えるとガンダムのジオン側を描くみたいな感じ。
最初は「そんなのやめろ」という声もありましたが、
結果は大成功に終わりました。大満足です。
「救出するストーリー」で言うと、今作は世界全体が悲劇の大地。
一般人にとっては平和で豊かな世界なんだけど、
魔族と奴○にとってはどこへ行っても監獄のよう。
そういう建付けなので、多くの救出エピソードが生まれました。
作っていて非常に楽しかったですね。
ゲーム制作のスキルも上がってきたので、
動画のカットインを入れたり、国盗りマップを作ったり、
ガチャを作ったり、演出を派手にしたり。
やりたいように思う存分、作ることができました。
これより上を目指すとなると3D化するとかアニメムービー差し込むとか
そういう方向になりそうですが、
個人的にゲーマー目線で思うに、そのあたりは正直どちらでも構わない。
ゲームを派手にはしてくれるけど楽しくする要素ではないので、
本気で現状で満足しています。
もちろんそれで面白い物ができそうだと思えたら挑戦してみたいですけど。
PrincessGLOO
やりたいことは全部『DemonsRoots』でやりきった。
多分ここから安定してゲーム制作やっていくなら、
DemonsRoots2などとシリーズ化して薄味になってでも継続すべき。
賢い人ならそうするでしょう。
しかし紅唯まとの身体の半分は若気の至りで出来ているため、
全然別のゲームを作っちゃうんですねぇ。全然言うこと聞かないんですねぇ。
けどそういうのが実は一番大切なのではと思っているんです。
過去の数々の名作を見ていても常にそう思います。
「勢いでやっちゃってる作品」が一番面白い。
シリーズ化して薄味になる前の作品が一番やばい。
そこから自分も学ばせてもらっています。
PrincessGLOOは「救出するストーリー」で言うと、
主人公が救出される側。
あまりに弱い少女が、悲劇の豪華客船の中を逃げ惑っている。
そこに色んな救いの手が差し伸べられるし、
主人公も弱いなりに誰かを救おうとする。
そんなお話になっていくと思います。
PrincessGLOOは短編を目指しているのですが、
色々と新しい表現や仕組みを試しているし、
これからさらに挑戦もしていきますので、
思ったより制作がゆっくりになっています。
またDemonsRootsの成功によって色々とチャンスが巡ってきては
時間を大幅に使って結局結果はでない、みたいな事もちょこちょこ起きていたり。
なので余計に制作を遅く感じさせてしまっているかもですが、
無駄なことはまったくしていないです。
結果がでなかった試みからも多くを学んでいます。
それはPrincessGLOOだけでなく、将来の作品でも生きてくること。
いつかお話できる時がきたら笑い話に昇華していきたいですね~。
今回の記念絵で初披露になったキャラクターたちにも、
今後の記事で触れていければと思います!
一人制作について
真面目にちょっとだけ語ってみます。
一人で作っていくことについて。
ありがたいことに『DemonsRoots』の成功によって、
たくさんの方に知っていただけたし認めていただける状況となりました。
なので本気になれば「チーム」を作ったり「会社」を作ることも、
実現可能だと思います。
そうなったらゲーム制作のスピードは上がるだろうし、
部分的なクオリティも上がっていくと思います。
ただ。どうしても気になる・・・その後の末路
「チーム」や「会社」というのは要するに集団の人間。
集団化した人間は時間の経過とともに絶対的に対立します。
これはゲーム業界でも散々見られることですし、
社会全体を見てもそう。人間はそういうもんだと思います。
なので集団化することで一時的に加速できたとしても、
最後は分解が待っていると思うんですよね。
しかも分解させないために中心の自分はめっちゃ奔走して、
人間関係でもみくちゃになって燃え尽きる。
その未来がめちゃめちゃめちゃめちゃ見える。
そうしないための手段はわかるんです。
「独裁」をしいて恐怖や脅迫で全員を従えるか。
「お金」をしっかり用意して繋ぎとめるか。
どっちにしろ難しいですよね。
お金の方だったら普通の経済活動なのでは?なんですが、
それって作品の主軸を「ユーザーのため」から「集金のため」に
切り替える必要があると思うんですよね。
もちろん自分だってゲームの値段を一定以上に設定しますし、
色んな施策で集金できるように頑張っています。
しかしそれは制作の継続、ひいてはお金で見れる夢の範囲で。
集金で狙うラインが低いんですよね。
けど人を雇うだけでなく繋ぎとめるとなると、
大きな集金を狙う必要が出てくる。
そうなった時に何が起きるかというと、
例えば「ヒロインが裏切り行為すると人気落ちてグッズ売れないからやめとこ」
とか「重要キャラのおじさんは美少女の方が儲かるから変更」
とか作品の根幹部分に残念な修正が入っていくわけですよ。
それをやっていると、
作品が絶頂するタイミングを見逃してしまう。
自由で楽しい創作を売ることになってしまう。
なので集金はユーザーのみなさんとWINWINになれる範囲に抑えたい。
そんな考えもあって、長くしぶとく、そして楽しく創作を続けていくには
一人がベストなんじゃねぇかと思っている次第です。
もちろん色んな方に助けてもらいながらやっていくつもりですが、
集団化は避けようかなって感じです。
なんか有名な名言がありますよね。アフリカのことわざ。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
素晴らしい言葉なんですけど、創作でこれは難しい。
「遠くへみんなで行ったけど空中分解したぜ!あいつら全員〇す!!」
と完結する気がしてなりません。
一応「完璧なリーダーシップ」という3つ目の選択肢もあります。
仲間たちを魅了し不満を解消しながら肩組んでガンガン突き進むという、
カリスマ野郎がこの世にはいるんですけど、
残念ながら自分はそれじゃないんですよね~。
素晴らしいチームや会社を作って邁進する方々を本当に尊敬します!
ぼっちのゲーム制作はまだまだ続くぜ!!
最後に
そんなわけで七周年でございました!
KingExit発売から七年というととんでもない時間が経過したなと。
驚きを禁じ得ないところではありますが、
あの時よりもパワーアップした技術で!ノウハウで!
今後もゲーム制作を頑張っていこうと思います!
2023年の記事はこれで最後となります!
もし今回の記事で「紅唯まと頑張れ!」「来年もお互い頑張ろう!」
と思っていただけたら『★いいね』よろしくお願いします!
それではよいお年を~('ω')ノシ
↓監獄長編RPG「KingExit」
↓世界征服RPG「DemonsRoots」
↓「DemonsRoots -SoundTrack-」支援サイトの返礼品にもなっています!
↓「Shade Sound Collection VOL1」
Shadeさんの作品ですが、DemonsRootsのBGMアレンジ収録!