制作中のデジタルノベルにおける精神科医療の描写の予定

久々の更新。

どうにかしてデジタルノベルのスチルを描きたい!と練習していたのですが、知能検査の所見を見せてもらったら、どうも絵画のための能力が極端に低いと読み取れたので、さっさとイラスト練習諦めることにしました。

購入した立ち絵だけで頑張る。

ところで、精神科医療現場が舞台なのだけれど、医師法とか薬機法とか、そのあたりの法律が怖い。

「治療」は医師の専権事項で、診断も投薬も一般人にはできない。薬の説明も薬剤師か医師でないとできない。

「フィクションです」と前置きすれば許されるのかもしれないが、治療の「説明」も資格の独占業務なら、書けない!

というわけで、名称独占資格でしかないカウンセラー視点で書こうと思っている。

名称独占なら名称を使わなければ業務内容自体を描くことは法には触れないと思う。

とはいえ、カウンセラーの心理療法と医師の精神療法ってやってることはほぼ(ry

心理臨床系の大学院で医師との棲み分けを叩き込まれていたので、それだけは役に立っている(中退していて資格は持っていない。いまだに学科長が夢に出てきて僕は『学費返せー!』って追いかけまわしてる。実質何も学ばず学則でお金だけとられた50万円分はつらい。授業受けたりしたその費用は仕方ないけれど。そのお金があれば別の資格取ってキャリアチェンジとか……)

でも、医師の考えを推測したり、”見立て”をしたりするのに診断や薬のことも簡単に学ぶんだよね。業務でも使うっぽいし。DSMとか薬の本とか買わされて、結構高かったんだよ。
もっとも、カウンセラーも、診断は禁止だけど”見立て”という表現で病気のこと考えたり、投薬内容から逆読みして医師の考えてることを想像したりする。

それに、精神疾患の”治療”の第一選択は薬物療法だと、多分心理の資格しか持ってない教授が説明してた。だけど、カウンセリングルームの話が書きたいわけではない。
とはいえ診断と投薬については資格云々よりも医師の方が勉強してるし薬理学とか病理学とか、圧倒的に高い知識と技術を持っていると思う。多分。

”診断”を”見立て”と言い換えたり、”治療”を”問題解決”とか”セラピー”とか言い換えたり、夢に出てきた学科長は”トリートメント”(日本語に訳せば”治療”……)などと言い換えてたりするのは、確かに目的や運用方法も異なるけれど、若干、方便であるような……。

心理の大学院受験の面接とか小論とかで医師の専権事項の言葉を使ったら一発ドボンだから気を付けてね。



話がそれたけど、デジタルノベルは、かなりファンタジーを混ぜ込んでリアル感を減らしていくつもり。作ろうと思った当初の「精神科医療の闇を暴露してやる!!」くらいの勢いは既に消滅して守りに入ってる。

とりあえず、カウンセリング業務に独占資格が必要になったらこのデジタルノベルは終わる。
(その時はエセカウンセラーも道連れだ!)

昔、知恵袋で「病気のことを小説に書きたければ”(某小説)”の作者くらい勉強しろ」的なのが書いてあって、その精神科医療モノの小説を読んだことがあるのだけれど……、内容的に多分資格持ってないであろう作者が医師視点の突っ込みどころ満載な作品を書いていて……。
参考文献もとても体系的とは呼べない。今とは法律が違ったのかな?
医師の小説家の本は、精神科扱ってる作家は一人しか知らない。かなり昔の閉鎖病棟の話だったと思う。リアルさはあったけど、面白さだけで言えば先述した(某小説)の方が面白かった。
映画でもカウンセリングものはほとんど知らない。犯罪心理学とか、サイコホラー的なのはよくあるけど、正直なところ趣味ではない。

ちなみに、ヤンデレはサイコホラーではなく純愛です(重要)

とはいえ僕も病院臨床に携わったわけではないから、そのあたりはわきまえて書くつもりです。

現場の描写、医療ドラマというより、現代ファンタジー的な作品にして守りに入る。それでも書きたいことは書けるので。

ところでNEEDY GIRL OVER DOSE の歌詞に思い切り先発薬品の商品名入ってたけど権利的にどうなんだろう。特許が切れたら商品名の名称の権利も消えるのかな? でも一般名にしたら語呂が悪くなるよね。三文字から五文字になる。

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