AMBER OWL 2018/10/21 19:13

琥梟週報 第1号 『 本格始動SP 』

お世話になります、AMBER OWL主催のRMです。

なんとか初回坊主になることなく、無事に第1号を迎えることができました。
これもまた、記事に「いいね」をくださった皆様やフォローくださった皆様のおかげさまでございます。深く御礼申し上げます。

今回は「 第1号 『 本格始動SP 』 」といたしまして、ちょっと長めの記事となっております。長い割に内容がないようですが…。
寝る前のちょっとしたお時間や小休憩のお時間、通勤電車の中などなどで暇つぶし程度にお読みいただければと思います。

なお、今回から通し番号の単位を「回」ではなく「号」と改めました。
こっちのほうがカッチョいいですからね。カッチョいいってのは大事なことです。



それでは今週の内容がコチラです。

今週の目次

  • お知らせ
    - ラスト・ストライク英語版 販売開始
    - ラスト・ストライク日本語版 セール終了間際
  • 作業週報
    - ラスト・ストライクアップデート用意
    - Blenderのお勉強
  • 制作裏話『グラフィック作成手順』



お知らせ

まずはお知らせでございます。

ラスト・ストライク英語版 販売開始

日本語で書いてる記事でこんな事書いてもしょうがないのですが、
英語版DLsiteでも販売開始させていただきました。

DLsiteで詳しく見る

言語選択機能ももとから付いてますので内容的には日本語版と全く一緒です。
もし英語圏にお住まいのご友人に本作をオススメいただける機会がございましたら、こちらをどうぞよろしくおねがい致します。宣伝でございました。

ラスト・ストライク日本語版 セール終了間際

翻って日本語版ですが、割引セールが終了間際となっております。

DLsiteで詳しく見る

30%割引は明日 10月22日まで、ぜひこの機会にご購入いただければと存じます。
こちらも宣伝でございました。




作業週報

続いて、この1週間なにをしてたのかといったお話でございます。

ラスト・ストライク アップデート用意

といっても特に要素追加とかではないです。
DLsite公式翻訳に対応するための準備と、お伝えいただいておりましたバグの修正、ご要望いただいておりました機能の追加を行ってました。
アップデートまでにはもうちょっとお時間をいただくかと思います…。

Blenderのお勉強

俺もついにBlenderの世界に入門することを決意致しまして、
ここ1週間ほど『Blenderの易しい使い方』様を拝読しながら、基本操作の習得を頑張ってました。
他のソフトでショートカットキーを覚えてしまっておりましたので、これの矯正だけで時間がまあかかることかかること。

一応はそれなりに形になってきまして、チュートリアルを倣ったものではありますが人間のようなモノくらいはモデリングできるようになりました。



▲ この1週間の成果『Pヘッドくん』

「ドット絵マンがBlender使ってなにすんねん」という感じですが、そのあたりは後述の『グラフィック作成手順』にて。




制作裏話『グラフィック作成手順』

さて、今回は制作の裏話といたしまして
ラスト・ストライクのグラフィックをどうやって作ってたのか」をサワリだけではございますがご案内致しましょう。

今作はアクションゲームということで、多量なコマ数のパターンを用意する必要がありました。その数は主人公のものだけでも合計220コマ。しかも服の着脱差分があるため実際はこの倍、つまり440コマ

この物量を効率よく片付けるため
3Dモデルを作りそれを下地にしてドット絵を打つ』という作戦を採ることとしました。

手法自体はKOF12でも採られていた手法です。ちゃんと確認してはいないのですが、かのスト3のエレナの作画もこの手法が使われたとか使われてないとか。

(これらの素晴らしいドット絵と俺の拙いドット絵ではレベルが違いすぎて比較にもなりませんが…)


実際の制作手順

実際の手順ですが、まずはこんな具合でさっと3Dモデルを作ります。


▲ どローポリ。顔がちょっと怖い。

ローポリなのは俺にハイポリでモデリングするだけの技術がないのと、なんやかんや調整する手間を省くためです。


この3Dモデルに目的のポーズをとらせてアンチエイリアスをオフにした上で、目的のサイズに合わせてレンダリングします。


▲ もとのモデルが左、レンダリングしたものが右。

レンダリングできたら出力された画像をコピーして、予めパレットを用意しておいたEDGE側に貼り付けます。減色はEDGE側で勝手にやってくれます。


▲ EDGEへ画像を貼り付けたもの。貼り付けた際に自動でパレット内の色のみに減色してくれます。ただしディザなどはかからない。

先の手順でアンチエイリアスをオフにしたのは、この減色の際に妙なところに色が混ざってしまうのを防ぐためでした。


▲アンチエイリアスONでレンダリングして貼り付けたもの。色と色との境界に妙な色のドットが混ざってしまっている。

そうしたらあとはひたすら手打ちで修正を行いドット絵として仕上げ、完成となります。


▲ 細部の修正やフチ線の付け足しを行い、ドット的に見て綺麗になるよう調整。

この手順なら、アタリを取る作業や陰影付けの作業を丸々すっとばせるわけで、
「作画を早める」という目的ではこの手順かなり強力です。
そのほかにも利点がいろいろ。

ただまあ。結局のところ修正作業が必須ですし、どうしても妙なところに色が混ざってしまう細かいところが潰れてしまう、など欠点もございます…。

しかしながら、これらの欠点をカバーできそうな妙案を閃いておりまして、その実行のために現在Blenderに入門している次第でございます。
そのほか「Blenderならアレできそう!コレできそう!」と企んでおります。
(なお実現できるかどうかは極めて不透明)
このあたりはまたの機会にでも。



さてさて、長々と書いちゃいました。今週の記事はひとまずこのあたりで。
御清覧くださいましてありがとうございました。

次週は…どうしましょうか、早速ですがネタ切れです。
まあなんとかなると思います。なんとかします。

そんなこんなで、また次週もどうぞよろしくおねがいします。

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