fume 2019/08/18 02:33

音声作品の軌道修正を考えてみる。その2


奪われたシラユキの肉体
煙屋の新作です!2人のキャラがいろんなシチュをしてくれます!乗っ取り、ヤンデレ!





前の記事の続きとなります。

大量同時進行の代償~完全なトライ&エラーが効かない状態~

・既に4作品がスタジオ収録決定済み、1作品は音編済み
前の記事で今度はどのような作品を作っていくか方針を固めました。

しかし、問題はまだ残っております。
方針変更していない4作品が現在進行中の状態となっているのです。
今から台本を変更することもできなくはないのですが、ここで変更してしまうといろんな方々にご迷惑がかかってしまう為、台本やスタジオ収録はそのままとりおこなう方向としたいと思います。

どうしてこんなにも多数の作品を同時進行しているのか。
音声作品にはタイムラグが発生するのでその合間合間を埋めて同時進行で制作する、という方式を取りました。

音声作品の大体の流れです。
・企画を考える。
・プロット作成。
・ラフイラストを作る。
・プロットに沿ってシナリオ執筆してもらう
・待ち
・チェック、ディレクション
・待ち
・絵を描く
・もらったシナリオの台本作成
・声優さんにご依頼
・スケジュール決定(大体は1ヶ月後以上先)
・スタジオ予約
・待ち
・スタジオ収録
・音編
・パッケージ

こうみると結構待ちの時間が長くなってます。1つずつ作っていくと結構な時間がかかりますね。それを避けるべく、待ち時間に別作品の制作を行い、できる限り無駄を省きました。

これによって得られるメリットが
一ヶ月に1作品の配信
です。圧倒的なスピードです。CG集では難しいです。(私個人としてのスピードとして)他のサークルさんも1ヶ月に1ペースで出している所があるので、多分こういったことを行っているのだと思います。

ただ、今回、3作品を販売してデメリットが明確に見えてきました。
トライ&エラーの反映が次の作品に行うのが困難
という事です。

ただ、「一ヶ月に1作品を配信する」というのはどんなに苦しくてもそれに見合うだけのアドはあると感じており、これは今後とも守っていきたいと考えております。
これは後の記事で詳しく書いて行こうと思います。

この5作品の経費を回収したい

5作品の詳細を見ていきましょう。
ほとんどがGWに計画したプロット音声作品群です。
全てバイノーラルです。

・おいなりさん(仮)
fumeさんいつものCG集を音声作品にしたよ!という感じ。
本当は油揚げ顔ピチを詳細に説明するべきでした。

・ピンクハァト
fume作品を音声作品にしてみたよ!完全にエロゲの感じだよ!

・まお(仮)
今流行のリアル芝居の音声作品だよ!でも男の娘とホモSEXだよ!

・飛燕オナサポ(仮)
みんな音声聞いているときにシコっているんでしょ?ならそれ目的の音声作品なら売れるのでは?というもの。ちなみに飛燕はEDENのクリスの子孫。

・零のオナサポ(仮)
飛燕の同じ!でもキャラクターはプライドの高い子だよ!



制作当初は分散がとれていると感じておりましたが、今見るとまだ分散が足りませんね。
たとえば

・M向け
・赤ちゃん言葉
・耳元特化
・癒し

を入れるべき。催○音声は作り方がわからないのでスルーしたいと思います。
というわけで、この5作品の経費を回収すべく、売上をより伸ばすべく、対策を練って生きたいと思います。

余談となりますが、
「商品の売上の8割は商品コンセプトで決まり、残りの2割はその後の作業で決まる」
という言葉が大好きです。
つまり商品コンセプトが鬼大事。
それに乗っ取るとこの5作品の売上は既に決まっているのかもしれませんが
それでも頭を使って練りに練りたいので考えていきます。



価格競争は短期的にはサヤをとれるが、長期的には消耗するだけ

売上を伸ばすという点において、値下げという手段があります。
今回、
奪われたシラユキの肉体→一週間の間10%OFF
ぴっちりキャット→4日間の間50%OFF
というセールを試してみました。

シラユキのセール理由は
・音声作品の市場で、初動にセールするのが定番になっているみたいだったので研究のため実験

ぴっちりキャットは
・新作応援のため、経費回収が終った作品をセール。

こんな感じです。

結果として本数はある程度は伸びたと感じております。ただし、その分卸値が半分になったので、リターンはあまりよろしくありません。それでも売上金額はセールを行わない時よりもいくらかは足しになった、という状態です。
今回の結果を鑑みて、やはり値下げセールは個人的には出来る限り行いたくないとの結論にいたりました。

・値下げが商品本来の価値を下げていく
安い商品には質の低い顧客がよってくるとされています。また、値下げ商品を購入する人はどういった層が多いのか考えてみてください。
これが絶対に欲しい!と思って購入してくれる、商品の価値で買ってくれる良質な顧客ではなく、安くなってる!買っていこう!という商品の値段で買う顧客となります。

・値下げ率が大きければ多いほど、DLsiteさんの取り分が大きくなる。(こちらの卸値が低くなる)
DLsiteさんの下記のページをごらんください。
https://www.dlsite.com/home/circle/invite

「価格設定について」の項目です。

販売価格100円の場合、卸値が50円=販売手数料50%
販売価格3900円の場合、卸値が3100円=販売手数料約21%

となります。商品の値段が下がるにつれ、取られる手数料も大きくなります。
よく価格破壊で90%OFFしている作品がありますが、売上数の伸び以上にリターンが恐ろしく少ないです。しかも商品価値を恐ろしく下げ、セール後はまったく売れないというパターンもあります。

私も過去にCG集で100円商品を取り扱い、90%OFFを1ヶ月間繰り返すという試みを行いました。

ヒュームマガジンブラック Vol.1 ~スペイドの暗躍~
ヒュームマガジン ホワイトVol.1
です。現在は販売中止となっております。

ブラックは4000本売れて10万前後、ホワイトは1200本で1万突破というリターンです。売上本数だけを目指したいのならこれでもいいと感じる方もいるかもしれません。しかし、この頃、他の作品の売上も全然伸びませんでした。予測ではありますが、10円商品を売るという安い商品価値がサークルブランドを傷つけて全体の商品の価値にも影響してしまったのだと考えております。

日本市場は割引大好きで皆割引のものに手を出してしまうのが現状です。特にデジタル商品の場合は原価がかからないものもあるので、余計甘くなってしまいがちです。



次の記事は

・では、4作品の経費を回収するために一体何を行えばよいのか?

 →案1 販売数が少ないのなら単価を上げてみる。知恵を使って商品価値を上げる。
 →案2 今まで行った得意分野の技術と資産を付加して、新しい商品価値を見出す。

となります。





煙屋の音声作品


ぴっちりキャットとド変態SEX!


ガラスの王女クリスタ


奪われたシラユキの肉体

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