音声作品の軌道修正を考えてみる。その3
前の記事の続きです。
・では、5作品の経費を回収するために一体何を行えばよいのか?
販売数が伸びないのなら単価を上げてみる。知恵を使って商品価値を上げる。
売上金額というのは一体何で決まるのでしょうか。
販売数の数。これはすぐに思いつくでしょう。
あとはもう一つ。商品自体の単価です。
この単価、考えようによってはとても重要な要素になります。
経費15万 単価1000円(卸値600円)の場合、販売数250本で経費が回収できます。
経費15万 単価1200円(卸値800円)の場合はどうでしょう。
187.5本で経費を回収できます。
60本の差です。実際に販売数の低い商品を取り扱って気づきましたが
この差はかなり大きいです。
しかし、単価はなかなか上げにくいもの。
さらに大量の需要がある音声作品は値下げ商品が沢山あり、そこに割高の商品を投入するのは気が引けます。
他の商品にはない、付加価値をつけてあげるというのはどうでしょう。
手間も時間もかからない。知恵を振り絞ったちょっとした付加価値です。
なかなか出てこないかもしれません。
お客様の悩みを解決する事というのはどうでしょう。
・思い切って体験版を半分ぐらい出してみる。
・説明文を細かく書いてみる
つまり、購入していただく商品が一体どんなものなのか?購入前に正確に、詳細に判断できるようにしてあげる。
商品の希少価値をアピールするのもいいです。
説明文やサンプル画像をいつも以上に真剣に作っていく。
なかなか難しい手法ですが、試してみる価値はありそうです。
ただし、狙いが外れるとただの割高商品に見られて販売数がより少なくなってしまうリスクがあるのを忘れないでください。
今まで行った得意分野の技術と資産を付加して、新しい商品価値を見出す。
これはある意味反則ではありますが、今まで成果を上げてきた得意分野の技術と資産を商品に付加してやる方法です。つまり音声作品の中にCG集や簡単なゲームを入れてやって新しい商品価値にしてやるのです。
(これは雪月狼さんにいただいたコメントとほぼ同じ内容となりますね)
CG集と音声作品が連動する、というとなかなか思い浮かびませんが、ゲームならばパッと思いつきます。アドベンチャーゲームですね。
音声をカット編集して絵と一緒にゲームに組み込んで上げれば完成です。既存のアドベンチャーゲームと比べると内容が薄く感じられるかもしれませんが、バイノーラル仕様&音声付でなんとかカバーできるかもしれません。
問題としてはCGを制作する時間コストが発生する事となります。付加価値はつけられるけど、時間がかかってしまい、これならばCG集を作った方が断然いい、という事にもなりかねません。(これはどれだけ作業工数をかけてやるかにもよりますが。)
そもそも、音声作品つきバイノーラルアドベンチャーゲームという市場はないので顧客がつくかどうかもかなり疑問です。
5作品の方針
上記の対策を踏まえ、今後発表していく作品の方針が決まりました。
・おいなりさん
商品価値を付加して単価上昇を狙う。
実験のような意味合い
・まお
サークル追加を行い、サブサークルで販売してみる。
・ピンクハァト
ゲーム要素を組み込み、得意分野の技術を入れ込んでみる。
・飛燕、零
商品価値の付加を行う。イラスト追加?3Dモデル?
あまり思い浮かばないのでそのまま発売?
まずはこんな感じで進行していきたいと思います。
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