緒又しゆう 2023/07/22 15:52

新興宗教【ンポ教】―むっつりスケベな良妻賢母「彩」の入信―

 部屋は簡素な作りだった。白い壁に、フローリング。部屋の隅には、白い壺が置かれており、そこからアロマらしき蒸気がもうもうと立ち込めている。目の前の壁には、薄型モニターが一つ埋め込まれており、そのすぐ隣には小さな椅子には穏やかな顔をした女性が一人座っている。白い服に身を包んだ彼女は、まるで仏のような笑顔を私に向けて、優しく語り掛けた。

「少々お待ちくださいね、もうすぐ始まりますから」

 彼女はそういうとモニターを手で示した。モニターには胸や下半身を覆うタイツだけの別の女性が映っている。何かヨガなんかを行うような服装、とでもいうのだろうか。

『さあ、恥ずかしがらずにこのまま腰を降ろして、祈りの言葉を口にしましょう。祈りの言葉は元気よく、大きな声で♪』

 ただ違うのは、彼女の股間は穴が開いている。そして問題なのは穴の部分には陰毛がしっかりと見えている。つまりは何も、履いていない。そんな股間の下にあるのは、長さ25センチはくだらない、とてつもなく大きなディルドだった。つぷりとくっついたおまんこに、ディルドがゆっくりと入り込んでいく。女性の頬は赤く上気し、先ほどまでの穏やかな顔から一変。白目を剥いて眉が上がり、口はすぼまって鼻の下が伸びる♡ 彼女はその表情を隠すかのように、顔にたった一枚、「♀」マークが書かれた布を垂らす。おマンコは微塵も隠さず、顔だけを薄い布で隠した彼女は、そのまま腰を振り始めた♡

『ぉっ、ぉっ、お゛ぉ~~~♡ さ、さあぁ♡ ンポ様をたたえ、皆さん唱えましょう♡ んっぽ♡ んっぽ♡ んっぽ♡ んっぽぉぉ~~~♡』

 なんとも下品なオナニー姿。男性はこういうものを見てオナニーしたりするんだろうか。一見すると馬鹿な踊りというか、あまりにも惨めというか、少なくとも女性の私からしてみれば興奮できるようなものではない。ないはずなのだが……♡

「さあ、彩さん。あなたもご一緒に」
「は、はい……♡」

 興奮などしないはずの私は、甘くとろけた声を返していた。どんな表情をしているのか、自分でもわかってしまう。
 右側に流した前髪の下では、眉を八の字に曲げ、その下の垂れ目はとろんとしている。胸こそ露わになっていないものの、リブ生地のセーターにぷっくりと、乳輪が浮かんでしまっている。そして問題なのは下半身……♡ つるつるとした表面のスツールにまたがった脚は、とっくにズボンを脱いでしまっている。パンティも脱いで露わになった股間からは、陰毛の合間を縫ってねっとりとした汁をこぼしていた。そしてその透明な汁は、まっすぐに落ち、スツールに貼り付けられてそそり立つディルドを、ぬらぬらと輝やかせていた♡

「さあ、彩さん。そのまま腰を降ろして、ンポ様を迎え入れてください」
「ふー……っ♡ ふーっ……♡ ふ♡ ふっぅぅー……♡」
「大丈夫、ンポ様はすべての女性を受け入れてくださいます。今までの非礼もお許しくださいます。さぁ、ゆっくりと、腰を、下ろして……」

 人前でこんなの、考えられない♡ こんな恋人でも、夫でもない人の前で、同じ女性とはいえ、赤の他人の前で……♡ それでも私の腰は止まらない。女性の言葉に促されるまま、膝は静かに曲がっていき、淫肉の割れ目に、ディルドが……ンポ様が、めり込んでいく♡

「お゛っ、ぉっ、ぉ、ぉぉ゛~~~~♡♡♡♡♡」
「まあ、素晴らしい。さ、モニターの指示に従って」
『ご自分の♡ ペースで♡ ぉっ、さんはい♡ んっぽ♡ ンッポ♡ んっぽ♡ ンッポ♡』
「ふぅぅ、ぅっぐ、んっ……ぽ♡ んっ……ぽ♡ んっぽ♡ んッ……っぽ♡」

 口から間抜けな言葉を漏らしながら私は腰を動かしていく。上下に繰り返される動き、与えられる快感。その姿を当然のように見守られ、秘めたる姿をさらし続ける。この倒錯した状況に、私の意識は……徐々に……過去のことへと、移っていった……♡

【 基本300円プラン 】プラン以上限定 月額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索