緒又しゆう 2023/09/19 00:00

【催◯わ~るど】ある運動会の練習風景 ~ドスケベ私立学園のロリっ子~

 窓の外のグラウンドには、三組の子達が徒競走の練習をしている。みんなどうしてあんなに楽しそうに走れるんだろう。私は運動が苦手だ。徒競走なんてだいたい走ったら後ろから二番目かビリだし。それ以外だって苦手だから恥ずかしいし。ちょうど窓の外に雲の影がくると、ぱっつん前髪に長いうしろ髪をした私が窓ガラスの中からつまらなそうにこっちを見ていた。

「こら、村木さん、聞いているんですか!?」
「ふぇ、あ、ご、ごめんなさぁい!」
「まったくもう、ちゃんと授業中な前を見ましょうね」

 そんなこと言ったってなぁ……。先生は「まったく」と言いながら黒板の方を向くと、チョークで文字と線を引いていく。いくつか作られた枠を、ぼんやりと眺めたって、私にとってはそんなに変わらないんだ。こんなの、できる人だけでやればいいのに。

「はーい、それじゃあ、運動会の出たい種目に、自分の名前シールを貼りましょう~! 一人三枚まで、貼りましょうね~」
「はい、私リレー!」
「アタシは玉舐め! あと、竿抜き競争やりたーい!」

 クラスの他の子達は、どんどん自分のやりたい種目に入れている。運動が得意な梨々花ちゃんはすぐさまリレーとか徒競走とか、得意なやつに自分の名前を貼り付けた。アイドルみたいに可愛い玲奈ちゃんは、おじさんの金玉舐めとか、おちんぽを早く射精させるエッチな競争を選んでいる。

「詩音ちゃん、もう決めた?」

 私が席で悩んでいると、丸い眼鏡をかけた女の子が語りかけてくる。友達の綾芽ちゃんだ。

「ぜーんぜん。綾芽ちゃんは?」
「私も、全然なんだよねぇ~。運動とか苦手だしさぁ~」
「え~、綾芽ちゃん可愛いし、エッチぃヤツやればいいじゃん」
「ん~……そうかなぁ」

 綾芽ちゃんは最近おっぱいが大きくなってきているし、お顔だって可愛い。性格が良いとか悪いとかは、私はよくわかんないけど……。でも、人の悪口言うような子じゃないし、ずるい事するタイプじゃないから平気だと思う。
 そこをいうと、私の方は全然だ。頑張るのとか苦手だし、頑張ったってもとから得意な子には勝てないし。そもそも勝ったってどうってこともない。エッチなことだって、私はあんまり得意じゃないんだ。偶に練習で近所のおじちゃんのフェラすることもあるけど、あんまり気持ちよくないみたいだしさ。

「あ~……ど~しよぉ。運動会休みとかにできないかなぁ?」
「いや、出ろよ! あ、それならさ、一緒にパコカーレースしない?」
「パコカーレースぅ?」
「なんか、新しい競技なんだって。トロッコみたいなのを二人で動かして、移動していくんだってさ。面白そうじゃない? 新しいのだから練習も放課後やらせてもらえるんだって。ほら」
「ふ~ん……」

 そう言いながら、綾芽ちゃんは運動会のしおりを見せてきた。確かに、「運動会の種目」の一つに「パコカーレース」って書かれたところがある。すぐ横には二人の女の子が足を広げて椅子みたいなところに座りながら、取っ手を上下に動かしているイラストがあった。まぁ、これならあんまり動かなそうだし、いいかな。新しい競技ってことは、他にやったことある人いないってことだもんね? なんか先生のコメントに「運動やエッチが苦手な子にオススメ!」って書かれているし。

「それにさ、詩音ちゃん……♡」
「ん?」
「……さっき、職員室で先生が話しているの聞いたんだけど……練習にね、プロロリコンのおじさん、くるんだって……♡」
「ぅ……じゃあ、いい、かなぁ……♡」
「じゃあ決まりだね、行こ?」

 私は席を立つと、綾芽ちゃんと同じ種目にそれぞれ自分の名前のプレートを置いていった。この時はまるで想像していなかった。せいぜい座って一生懸命腕を上げたり下げたりするぐらいで、遊園地とかのアトラクションみたいなものだろうなって。それだけ思ってたけど……。
 こんなに、喘ぐことになるなんて……♡♡♡

【 基本300円プラン 】プラン以上限定 月額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索