ぷに子ラボ 2023/11/27 21:42

生徒会長、堕ちる【前編の(前編)】

さあ、西野楓が堕ちるまでもついにここまできました。
生徒会長、堕ちる(直球)の前編になります。
なお、文字数の関係でこちらも前後編に分かれるので、前編の前編です。もう訳がわかりません。



夢を見た。
真っ暗な空間に、俺が1人。
どうしようもない寂しさに襲われて、俺は声をあげる。
「誰かー!誰かいないのかー!」
すると、俺の名前を呼ぶ声がする。
葵「ハヤトー!」
葵の声だ。俺は安堵する。
「葵ー!どこだー!真っ暗でよく見えない!」
葵「ここだよー!!ここ!!」
目の前の暗闇に、スポットライトで明かりが照らされる。葵の声も、その中から聞こえてきたようだ。
「あ、葵、、!」
俺は大喜びで明かりの方へ駆け寄る。そこには−

葵「あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」
全裸で犯される、葵の姿があった。

「あ、葵、、、?」
馬鹿な。こんなのが葵な訳が無い。
しかし、あれはどう見ても、俺の幼馴染の姿だった。
葵「あんっ!はぁ、、気持ちいい!気持ちいいよぉ~!!」
葵は甲高い嬌声をあげて、俺以外の男根を喜んで咥えていく。
葵「んぶっ、、じゅるるるるるるっ!!じゅぽっ!んっ、、チンポっ、、チンポぉ!んじゅるるるるるる!!」
「葵、、、どうして、、、」
俺は葵の元へと走り出すが、なぜか距離は縮まるどころか離れていく。
葵「あんっ!!あんっ!!イク!!イクイク!!!」
「葵、、、葵ーー!!!」
俺は叫ぶ。しかし葵は俺の声なんて耳に止めず、男たちの射精を絶頂とともにで受け止めていた。
葵「イックううううううううう♡♡」

どびゅうううう!!どぷどぷどぴゅるるるるるるるる!!

葵「あっ、、あひぃ、、、はぁ、、はぁ、、、♡」

「あ、、あ、、、あ、、、葵ぃ、、、」

引き攣った声が出る。俺は精液がドクドクと溢れる葵のマンコを見つめながら、情けなく涙していた。

葵「ハヤトぉ、、オチンポ、、最高に気持ちいいよぉ、、、♡」
最後の望みで手を伸ばすが、やはり触れることはできない。
ついに俺の手が届くことはなく、葵はどこかへ消え去ってしまう。

「な、、なんで、、、」
真っ暗な足元を見て呟くと、また明かりが周囲の一部分を照らした。

「み、、ミカ、、」
そこに立っていたのは、ミカだった。
ミカ「何泣きそうな顔してんのよ!」
ミカは、いつものような笑顔で悪態をついてくれる。
それが俺には希望の光に思えた。
「ミカ、、、葵が、、葵が、、」
ミカ「んちゅ、、じゅるる、、ちゅぱちゅぱ、、ぢゅるっ、、れろれろれろれろ♡」
だが次の瞬間には、ミカが別の男とキスをしているのだった。
どこかで見たことのある、小汚い太った男だ。
ミカ「んちゅっ♡んぁ、、れろれろれろれろれろぉ♡ちょっとぉ、、♡早くチンポハメなさいよぉ♡チンポをっ♡マンコに入れてっ♡ドスケベなセックスしましょ♡」
ミカは普段からは考えられないほど下品に男を誘う。指でマンコを開いて腰を振り、愛液を撒き散らす。
「そんな、、、ミカまで、、、」

絶望する俺の周囲が次々に照らされていく。

ちなみ「ん゛お゛お゛おおおお゛っ♡イグイグイグッッ♡」
大きなお尻を振りながら騎乗位をしているちなみ先生。

リコ「あ゛あああっ♡チンポっ♡チンポすごいいいい♡また、、またイクっ♡」
フルネルソンで抱き抱えられ、絶頂するリコ。

恋歌「はいっ♡そうですわっ♡一気に引き抜いてくださいましっ♡」

じゅぽんっ!!

恋歌「お゛お゛お゛お゛お゛お゛っっ♡♡イグイグイグイグイグううう♡」
マンコに入れた玩具を一気に引き抜かれて汚い声をあげる恋歌。

楓「んっ♡じゅるるるるるるるるるるっ、、じゅぞぞぞぞぞぞおぞ、、じゅぷれろ、、じゅるるるるるっ♡」
マンズリをこきながら、下品なひょっとこフェラをする楓。

全員が全員、嬉々として快楽を受け入れる。何人もの男たちのチンポをマンコで受け止める。
邪魔者なのはただ一人、俺だけ。

ミカ「ハヤト、、見なさい♡」
ちなみ「ハヤトくん、、見ててね♡」
リコ「ハヤト、、見てぇ♡」
恋歌「ハヤト、、見てください、、♡」
楓「ハヤト、、見て、、♡」

そして全員が一斉に、中出しされたマンコを見せつけてくる。
「あ、、、あ、、、あ、、、」
葵「ハヤト、、、見て、、私の中出し妊娠マンコ、、♡」
振り返るとそこには、お腹を膨らませた葵の姿があった。

「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

絶叫しながら、ガバッと勢いよく起き上がる。全身が汗でびっしょりと濡れており、右目からは涙が流れ出ていた。
「ゆ、、夢、、、なのか、、」
周囲の様子に変わりはない。昨日かと同じ、旅館の部屋だ。
さっきの夢は、夢にしてはリアルすぎた。確かに場面展開は急だったし、訳のわからない展開もあった。
だけど、みんなの嬌声と、肌と肌を打ちつける音、精液の匂い、絶望感、その全てが脳内に焼き付いていた。
俺は今も鮮明にあの光景が思い出せる。
あの、みんなのマンコに、知らない男の精液が注がれている光景が、、、。

ぷ~ん、、

あっそうそう、この匂い、、、ってなんだ?なんか精液の匂いが、、、。
「、、、ん?」
ふと嫌な感触に気がついて下を見ると、パンツの中が見るも無惨なことになってしまっていた。
「、、、最悪だ、、、」
俺は朝からパンツを洗うというめんどくさい行程を強○され、朝食へと向かうのだった。

・・・・

コンコン

誰がが襖をノックする。
楓「また、、誰かしら、、」

楓「はい。今開けます」
楓はゆっくりと立ち上がり、襖を開けて客人を確認する。
楓「あら、ハヤトくん」
客人の正体はハヤトだった。楓は浴衣の下腹部あたりを心配そうに引っ張る。
ちなみに続いての来訪のため、今でも楓はノーパンのままだ。
「よっ」
楓「ど、どうしたの?」
「いやね、ちょっと様子を見にね、、」
楓(ハヤトが、、私を心配、、、)
嬉しい反面、昨日のことを思い出して、罪悪感が強くなる。
知らない男の精液を飲んで、知らない男に媚を売って、知らない男にオナニーを見せつけて。
楓(ごめんなさい、、、ハヤト、、)
楓は目を瞑って俯く。そんな様子を見て、ハヤトは心配そうに楓の顔を覗き込むのだった。
「大丈夫か?」
楓「えっ、ええ、、大丈夫よ」
「そうか。なら大丈夫ついでについてきてくれ」
そう言ってハヤトは楓の腕を強引に引っ張り、外に連れ出そうとする。
楓「ちょ、ちょっと、、何するのよ!」
「何って、デートだよデート」
楓「でっ、、、、!?」
予想外の返答に、楓は間の抜けた変な声を出してしまう。
楓「デートって、、あなたと、私だけで、、?」
「当たり前だろ。嫌なら別に強○はしないが、、」
楓「す、するっ、、!デート、、するっ!!」
残念そうにその場を去ろうとするハヤトを、楓は全力で引き止める。知将西野楓も、こと恋愛に関しては無力だった。冷静に言い訳などを用意して、強○的にデートさせることもできたが、あまりの嬉しさに頭が回っていなかった。
「そうか。サンキュな!」
ハヤトは嬉しそうに笑う。その笑顔を見て、楓はまた心の奥に鈍い痛みを感じるのだった。
楓(昨日はあんなことしてたのに、、最低ね、私)
「じゃあ行こうぜ」
楓「え、ええ、、支度するから、少しだけ待ってて」
楓は私服に着替え、ハヤトについていく。本当は朝風呂に入ってから行きたかったが、昨日のことを考えると迂闊には入ることができなかったのだ。

・・・・

楓「それで、、一体どこへ行くの?この村はそこまでして見るようなところもないと思うのだけれど」
「そうだな、、だから少し村を出ようと思ってな」
楓「村を、、、、それって、帰るってこと?」
「いや、そうじゃない。この近くに面白い場所を見つけたから、そこまで行こうと思うんだ」
俺たちは村を出て、近くの森へと入っていく。森といっても、道無き道が続いてる訳じゃなく、村人たちによって多少は整備された道のある森だ。
二人で並んで、道なりに進む。
楓「すごい、、こんな森に道があるなんて、、」
「ああ、、俺も見つけた時は驚いたよ。まるで隠すように草むらから突然道が現れたからな」
楓「そう、、、。それで、この先には何があるのかしら?」
「まぁ、それは着いてからのお楽しみだな、、、」

・・・・

「着いた、、ここだよ」
他愛のない会話を続け、俺たちはついに目的地に到着する。
その目的地とは、山肌にぽっかりとあいた大きな穴のことだった。しかし自然にできたものではない。
最初は自然にできたものを元にしてるのかもしれないが、今は人がなんらかの目的を持って形作ったものだ。
楓「これは、、、洞窟、、?」
「ああ、、多分だけど、今でも使われてるみたいだ」
楓「使われているって、、、どうして?」
「さあな、、だから中に入って調べようと思うんだ」
楓「えっと、、もしかして今からかしら?」
「そうだ、怖いか?」
楓「い、いえ、でもデートって聞いてたから、、」
楓は少し困惑しながら応える。確かにデートらしくはない。
「けど、俺達らしくていいだろ?」
俺たちはいつも、こんな危ない感じの冒険をしてきた。
不良との戦いに始まり、合宿で遭難したり、悪徳な医師からリコを助けたり、葵がチャラくさい男に脅されていたのを解決したり。
そんな危ない端をいくつも渡ってきた。そしてその度に俺たちは絆を深めていったんだ。
だから多分、今回も俺たちの絆を深めるための冒険が始まるんだ、きっと。
楓「、、、そうね」
「よしっ!決まりだな」
楓「でもこれだけは約束して。無茶はしないって」
「おう。その時は楓が俺を助けてくれよ」
楓「、、、全く、やっぱりあなたは馬鹿ね」
「まあな。じゃなきゃ青春なんてやってられねぇよ」
楓「ふふ、、あなたらしいわ」
俺たちは覚悟を決め、暗闇に足を踏み入れる。

・・・・

ぽたっ、、ぽたっ

地下水だろうか?途切れ途切れの水音が洞窟内には響いていた。それ以外の音は全くしない。それどころか、気配すらなかった。
楓「、、特に何もないわね。真っ暗で見えてないだけかもしれないけれど」
「そうだな、、お宝とかあるかと思ったんだが」
楓「それならとっくに掘り出されているんじゃないかしら。今も使われているのでしょう?」
「多分な。詳しくはわからないが、周囲の状況から見てそうだろう。そもそも使われていないのなら、さっき通った道があそこまで整備されていた理由がわからないからな」
楓「それも、、そうね、、」
俺たちは携帯のライトを使ったりして周囲を探索しながら、ゆっくりと歩みを進めていく。今はまだ人の気配はしないが、どこかに誰かが潜んでいる可能性だってある。
慎重に、警戒しながら歩みを進めていく。

楓「この洞窟、、いつまで続くのかしら」
「もう結構進んだはずだけどな、、。特に分かれ道らしきものもなかったし、、」
楓「そうね、、なんだか不気味だわ」
「、、、だな」
楓「あら、茶化さないのね」
「そういうのは楓には通用しないだろ」
楓「ふふ、それもそうね」
「ああ、、、そういうのは葵かミカか恋歌かちなみ先生に、、、って多いな」
楓「まぁ、、みんな素直で純粋だもの、私と違ってね」
「、、そんなことないだろ。楓だって素直だし純粋だ」
楓「それはないわね、、、私は性格悪いし、ずる賢いし」
「自覚あったのかよ」
楓「まぁね。伊達に他人の思考を読み解く努力をしてるわけじゃないわ。自分の思考なんて手に取るようにわかるもの」
「確かに頭の回転は異常に早いな」
楓「、、、でもね、だからこそわかりたくない気持ちもわかってしまう」
「わかりたくない気持ち?」
楓「、、、、」
楓(昨日の私、、、本心からあの人たちのペニスを欲しがっていた。ハヤトを裏切っていた、、)
楓は立ち止まり、下を向いてボソッと呟く。
楓「、、、私は、最低の女よ、、」
俯いた顔は暗くてよく見えない。だけど彼女はとても悲しそうな表情をしている気がした。
声だって、いつもの彼女からは想像もできない弱々しい声になっていた。
「んなわけないだろっ!」
俺はツッコミを入れるように、明るく楓の頭を叩く。

ぽこっ

楓「いたっ、、は、ハヤト、、?」
「お前は最低な女なんかじゃない」
今度は、優しく告げる。
楓「そんな、、、私は!」

「葵に勉強を教えて、先生を手伝って、リコと遊んで、恋歌を弄んで、ミカをおちょくって、、」
「そして俺を、助けてくれた」
「お前は最低な女なんかじゃない。最高の女だよ」
俺は楓の頭に手を乗せる。そしてさっき叩いた箇所を撫でる。
「綺麗で、優しくて、カッコいい、最高にいい女だ」
楓「は、、ハヤト、、、」
楓は俺の顔を少し見た後、また俯いてしまう。
楓「、、、そんなことないのに、、もう」
だけど、さっきのような悲しそうな声ではなくなっていた。

楓「、、、行きましょう。あと少しで何か見つかるかもしれないし」
「、、そうだな」
そして俺たちはまた歩き出す。
楓「、、、ありがとう」
「おう」
楓がぼそっと言った言葉を、俺は聞き逃さない。貴重な楓の感謝の言葉だからな。

・・・・

それからまたしばらく進み続けた。
しかし、特にこれと言って面白い発見はない。
俺たちももう、このまま何もないんじゃないかと思っていた。
そしてようやく、変化が訪れる。

「シッ、、!何かある、、、!」
俺は前方の変化に気づき、楓を手で牽制する。楓は小さく頷いて、俺の後ろに隠れる。ここで無駄に動揺しないのも、彼女らしい。
俺たちはゆっくりと壁伝いに歩き、前方の様子をチラっと見て確認する。
「、、、扉だ」
そこにあったのは、一つの扉だった。周囲には何もない。ただその扉だけが灯りで照らされている。
まるで、俺たちを誘うかのように。
「、、、行こう」
楓「ええ」
俺たちは慎重に近づき、扉に耳を立てる。
「、、、人の気配はないな、、」
そしてドアノブに手をかけて、ゆっくりと引いていく。音を立てず、気配をたてず、中の様子を注意深く見ながら。
「、、、やっぱり誰もいないみたいだ」
徐々に扉が開いていき、その先の景色が見えてくる。
「これは、、、、」
そこは整備されており、部屋のようになっていた。
部屋には大きなベッドが一つ。ソファー、テレビ、シャワー室まで完備されていた。
村とは全く違う、文明の宝庫だ。
楓「すごい、、、まるでホテルだわ」
楓がキョロキョロしながら呟く。
「だな、、、あの村からは考えられないほどのハイテクさだ」
しかし、気になることが一つある。
なぜこんな場所に、というのはもちろん、他に気になるのは、意味のわからないインテリアの数々だ。
三角木馬、長い紐、ボールギャグ、鞭、、、。
「これじゃまるで、、、」
楓「あ、ハヤト、、、これ、、、」
楓が見つけたのは電動マッサージ器。つまりは電マだ。
「、、、完全にラブホだな」
楓「ええ、、、、でもなんでこんな地下に、、、」
「さあな、、ってここ地下なの?」
楓「気づかなかったの?私たちずっとくだってきてたじゃない。それに方角的に多分、ここは村の真下くらいのはずよ」
「マジかよ、、、」
楓「、、、はぁ、、私がいなかったら迷子になってそうね」
「なるかよ!一本道で!」
楓「まぁいいわ。とにかく、できる限りここを調べましょう」
「、、、そうだな」
俺たちは手分けして、部屋の中を捜索し始める。
ベッドの下、箪笥の中、風呂の中。
「あの子のスカートの中~」
楓「、、、怒るわよ」
怒られた。

「しかし、特にめぼしいものもないな~」
楓「そうね」
楓(でも、本当になぜこんなところに部屋が?用途もわからないし、なんだか気持ち悪い感じがするわね、、)
「仕方ないな、今日はもうこの辺で--」
?「いや~!疲れましたね~!!」
--誰か来た。
俺たちはすぐに合図を交わし、急いで部屋から出ようとする。

ガチャ、、ガチャガチャ、、

は、はやいっ、、、!
しかし逃げようとした時にはもう、ドアノブがガチャガチャと暴れていたのだった。
?「おい待てよ、今鍵開けるから」
?「早くしてくださいよ~!俺もう早いとこ佐久間さんのとこ行きたいんすから!」

まずい、、どうする、、どうする、、!?
「ハヤト、、、こっちに、、!」
楓が手招きしながら、小さな声を出す。俺はうなずいて、音を立てないように、だが素早く楓の元へ向かった。
?「佐久間さんな~!いいよな~~あのケツは確かに最高だ」
?「ですよね~!あれやったことあります?アナル綱引き!」
幸いドアノブを開けている輩は話に夢中でちんたらしており、なんとか無事にロッカーの中に隠れることができた。

「、、、ぐっ」
しかし問題は俺たち二人の入っているこのロッカー、ものすごく狭い。
楓「、、、ふぅ」
近い。楓が近い。すごく近い。
大きな胸、、、いや、おっぱいが当たっている。気持ちいい。
楓「、、、、」
顔が近い。今にもキスしそうな距離だ。
少し汗をかいているのがわかる。焦っていたからだろうか。
楓「はぁ、、はぁ、、、はぁ、、、」
楓の息が少し乱れている。心臓の音が聞こえてくる。
まずい、まずすぎる。
この状況はエロすぎる。

健全な男子である俺にとって、この状況は天国であり地獄であると言えた。
もしここで勃起した場合、俺の天文部での地位はドン底。楓に心底気持ち悪がられたあと、ミカや恋歌に罵倒されるだろう。
「、、、」
それだけは御免だな。惜しい気もするがここは仕方ない。我が母「よしこ(46歳)」の力を借りるとしよう。
はァァァァァァ、、、、いでよよしこ(46歳)!そして私の性欲を鎮めたまえ、、、!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴ、、、

よしこ(46歳)「46、46うるさいよ!!!!」

降臨なされた、、、!!!よしこ(46歳)様が降臨なされたぞおおおお!!!

よしこ(46歳)「ふん!!どうしようもない息子だねぇ、、アタシの力、存分に使うといいさ!」

ありがたき幸せ、、、!!うおおオオオオオオ!!

キュイイイイン!

俺の息子が沈んでいく。自然と気分も落ち着いてくる。
まるでアロマセラピーだ。自然の音ASMRだ、、。
楓「、、、ハヤト?」
俺が真理の扉を開きかけていると、楓が上目遣いで囁きかけてくる。
うん、かわいい。

テンテンテン♪

ん?なんだ今の音は、、まるで何かが成長したような、、、。
楓「、、、、?」
楓は何か違和感を感じたのか、下の方に視線を向けている。
つられて俺も下を見ると、そこには布越しに楓のお腹に触れる俺のおちんちんがあった。
「、、、、、、なっ、、」
しっ、、しまった!!俺の息子がスーパー息子になってしまっていたァァ!!!
楓「、、、!」
終わった、、俺の人生、、たった今、、、終わりました、、、。
ごめんなさい、、よしこ(46歳)、、先立つ不幸をお許しください、、、。

よしこ(46歳)「諦めるんじゃないよおおおおお!!!」

だめ、、だめだよ母さん、、、西野楓という人物は、ものすごく頭が切れて、ものすごく男性に攻撃的なんだ、、、きっと俺はもう、、社会的に抹殺されて、、、。
「か、楓、、これは違うんだ、、、これには、、、深いわけが、、、」
楓「、、、嬉しい」
、、、え?
「か、楓、、、さん、、?」
楓「嬉しい、、私で興奮してくれたんだな、、、」
「い、いやその、、これは、、、」
あれ、なんか思ってたのと違うぞ?
楓「、、、は、ハヤト、、」
楓の顔が赤く染まっていく。俺の顔も、多分真っ赤になっているだろう。
「楓、、、」
もうだめだ、我慢できない。こんな状況で、おかしいのはわかってる。
いやむしろこんな状況だからこそ、俺は興奮してしまっていた。
すでに周りの声は一切聞こえない。
怪しげな男A「いや~ケツマンコよりマンコっすよ!」
うん、聞こえない聞こえない。何も聞こえない。
ここは俺と楓だけの世界だ。幅60センチくらいの、小さな世界。
俺は思うがまま、楓の肩を掴む。楓は目をトロンとさせて、俺の顔を見つめていた。
「、、、、」
楓「、、は、ハヤトがしたいなら、、構わないぞ?」
「、、、、、か、楓、、」
俺は顔を近づける。楓は受け入れてゆっくりと目を瞑った。綺麗な唇が、俺に奪われるのを待っている。
俺は楓の顔に近づいていく。
その時、俺の頭の中には葵の顔が、なぜか浮かんでいたのだった。

楓(私は最低だ、、、)
楓(だけど、、だけど今だけは、、、)
怪しげな男A「そういえば、、あの合宿に来てる子達っすけど、、」
ドキッと心臓が跳ねた。俺たちは一瞬で離れて、顔を男たちの方へ向ける。さっきまでの雰囲気は一気に消え去ってしまっていた。
、、、、少し残念だが、これでよかったような気もする。お互いの気持ちもよくわからないのに、その場に流されてキスなんて絶対にだめだ。

怪しげな男B「ああ、、、みんな可愛いよなぁ、、」
怪しげな男A「ほんと、、、たまんないっすね!」
怪しげな男B「お前的にはどの子好み?」
怪しげな男A「俺は断然恋歌ちゃんっすね!あの高飛車な感じがそそりますね~。そーゆー先輩はどうなんすか?」
怪しげな男B「俺は楓ちゃんだな。エロいし」
怪しげな男A「うわっ!サイテー!」
こいつら、、、楓たちのことを話してるな。聞いてるだけでちょっと腹が立つ会話だ。
ふと楓の方を見ると、今までにないほど顔を歪めて震えていた。
それもそうか、、こんなわけのわからない男に自分たちのことを噂されてるんだもんな、、。
「大丈夫だ、俺が守る」
俺は声を抑えて囁きかける。しかし楓の震えは決して消えなかった。
どうやら相当怖いらしい。確かに男性が苦手だとは知っていたが、ここまでとは、、それとも、今のこの状況に恐怖しているのだろうか。
俺は少し喜んでいたことを反省した。

楓(まさかこの人たち、、昨日の私のことを知って、、、?)
楓(もしそうだとした、、、私のことを話してしまうかもしれない、、、)
楓(昨日の私の痴態が、ハヤトにバレてしまう、、、)

怪しげな男A「そういえば例の件、もう結構進んでるらしいですよ」
例の件?なんのことだ?
怪しげな男B「楽しみだな~今年はかなりレベル高いからな」
今年?レベル?なんかいきなり会話がわからなくなったぞ、、?
怪しげな男A「なんでも、昨日の時点でガニ股オナニー決め込んだらしいっすよ!」
怪しげな男B「まじ!?エロすぎだろ!!」
ガニ股オナニー!?なんだ!?何言ってるんだ!?
楓の方に視線を向けると、さっきよりもさらに震えて俯いていた。肩をまるで子供のように怯えていた。
そりゃそうだよな、、こんな最低な話、楓は軽蔑するよな。俺だって、あんな大声で下ネタいうのは感心しない。いや、下ネタ好きだけど。
楓(まずい、、、まずいまずいまずい、、、!)
楓(あの人たちの会話、完全に私のことだわ、、、。もしこのまま名前を出されたら、、私、、、)
怪しげな男C「おーいお前ら、村長が呼んでるぞ~」

怪しげな男A「マジっすか?めんど~、、、」
怪しげな男B「いいだろ別に。村長のおかげで俺たちは、文字通り甘い蜜を啜れてるんだからな」
怪しげな男A「それもそっすね~。そういや、木村さんは誰が一番ですか?」
怪しげな男C「一番って?」
怪しげな男B「あの合宿の子達の中で」
怪しげな男C「あ~、、葵ちゃんかなぁ」

怪しげな男A・B・俺「「えっあのアホ!?!?」」
俺も一緒になって驚く。当然声は出してないが。
しかし、、全然面識ない村の人にもアホ認定されてるのか、、、相当だな。
男たちはそんなこんなで会話を打ち止め、部屋を出て行く。気配が完全に消えたのを見計らって、俺たちはロッカーから解放された。

「ふぅ、、何とか無事にやり過ごせたな」
楓「、、、、、」
「楓?大丈夫か?」
楓「え、、、ええ、、大丈夫、、大丈夫だったわ、、」
楓の様子はいまだに少しおかしい。
まあ、無理もないか。あんな最低なこと言われて、、、、それに、その前は俺にキスされそうになって、、。
あー、何やってんだ俺、、、最低じゃん。
「楓、、ごめん」
楓「へっ、、?な、なぜ謝るの?謝るなら私の方なのに、、」
「へ?なんで楓が謝るんだ?」
楓「それは、、、」
楓(あの男たちが言っていたのは私のことだから、、、なんて言えるわけないわ)
楓「とにかく、あれは私も望んだやったことだから、謝ることないわ」
「望んでって、、、」
楓「、、、、、」
ようやく楓はさっきまでの顔の青さが消えていき、また顔を赤く染めていくのだった。
「それってさ、、楓、、」
楓「、、、、、」
「楓はすっごく優しいな!」
だから俺は、嘘をつく。
道化を演じる。
楓「え、、?」
「俺が気負わないように、気を遣ってくれたんだろ?」
楓「、、、、、え、ええ、、そうよ」
楓は、額に汗を浮かべながらも、俺の道化に答えてくれる。
俺がラブコメの主人公だったら、多分相当嫌われてるんだろうな。こんな美人な女性の気持ちを無碍にするなんて。
でもさ、今は、今だけはダメなんだよ。
流れでキスしようとしてた。その時葵の顔が浮かんだ。
いくら楓が俺のことを好きであろうと、そんなことがあった直後に答えることはできない。
「よっしゃ、帰るか!」
楓「そ、そうね、、、」
俺たちはくだらない話をしながら、洞窟を後にする。一本道であったため、村人との遭遇に警戒していたが、そんなことは全くなかった。

俺はのちに、この時に楓の気持ちに答えなかったことを後悔する。
この時俺が答えていれば、何かが違ったのかもしれない。断るにしろ答えるにしろ、俺たちの幸せな未来が、待っていたのかもしれない。
そんな後悔を、俺はするのだった。

・・・・

洞窟の暗闇に慣れきった目に、太陽の聖なる光が降り注ぐ。夏の暑さも合まって、レーザービームでも受けたような気分だった。
「なんか一段と暑く感じるな」
楓「ふふ、、そうね」
「じゃあ、、、次の場所へ行くか!」
楓「あら、まだ行くの?」
「当たり前だろ!せっかくの楓とのデートだぞ?」
楓「でももう、夕方に近いけど、、」
「だからこそ、行くところがあるんだよ!」
俺は楓の手を握って、引っ張るように歩いていく。
楓「ちょ、ちょっと、、ハヤト、、っ?」
「大丈夫!今度は楽しい場所だからさ!」
楓「そういう意味じゃ、、、あ、、」
楓(あの目だ、、、、キラキラした、、、眩い輝きを放つ瞳、、)
俺は半ば強引に楓を連れていく。
この時間なら、丁度いいくらいだろう。

・・・・

「ギリギリ間に合ったな」
俺たちは見晴らしのいい丘の上に来ていた。
楓「ここは、、、」
「昨日みんなで天体観測した場所だ。と言っても、楓が不在だったからちょろっと見ただけだけどな」
楓(昨日、、そう。、、みんなで待っていたのに、、私はあんなことを、、)
楓「ごめんなさい、、」
「あ、いや、違くてな。ただ、昨日見れなかったろ?楓は」
楓「、、、え、、、、?」
「だからよ、ほら、、見てみろよ」
俺はその方角に向かって指をさす。楓は風に髪を靡かせながら振り向いた。
楓「、、、、」
夕暮れの一番星。宵の明星。
輝く金色に誘われて、楓は目をキラキラさせる。息を呑み、その美しさに圧倒される。
「どうだ?綺麗だろ?」
こういう時黙って見守るのが男ってものかもしれないが、俺には無理だった。
だって隣にこんな美人がいるんだから。
楓「ええ、、すごく、、すごく綺麗、、」
「だろ、、いや~晴れててよかっ、、、う、うおっ!?」

楓は泣いていた。綺麗な瞳に涙を浮かべて。綺麗な顔をぐしゃぐしゃにして。
「かっ楓っ!?大丈夫か!?」
俺はもうわけ分からんくなってしまって、狼狽えながら声を掛ける。
こういう時優しく真摯に対応するのが男だと思うが、俺には無理だった。
楓「うっ、、、ごっ、、ごめんんさい、、、ごめんんさいぃぃっ、、」
だって泣いている楓が、あまりにも可愛かったから。
「何謝ってるんだよ。ほら、星見てないと勿体無いぞ」
楓「うっ、、うん、、、うんっ、、、うっ、、うぅ、、、うぇええっ!」
「お、おいおい、、、」
とうとう大声をあげて泣き出したぞ、、。こんな楓初めてだ、、。
俺はさらに混乱して、腕を振り上げながら滑稽なダンスを踊る。
あの楓が、寝虎の生徒会長が、天文部部長が、子供のように泣いている。
「、、、あーもう!」

ぎゅっ

楓「きゃっっ!?」
俺は楓の体を抱き締める。
強く、そして優しく。
楓「あ、あの、、ハヤト」
「大丈夫だ」
楓「え、、」
「大丈夫だ。お前は誰だ?学校一の天才で、生徒会長で、部長で、俺たちの仲間、西野楓だろ?」
楓「ハヤト、、」
「だから大丈夫だ。俺がいる。みんながいる。誰もお前を見捨てたりしない」
楓「はっ、、ハヤト、、ハヤトぉ、、、!」
楓がまた、俺の胸の中で泣き出す。まったく、大きな赤ん坊だ、、。

楓に何があったのかは分からない。
だけど今は、こうしてやるのが正解だと思った。
泣いている楓は、どこかに置いてけぼりにされたような、悲しい顔をしていたから。

・・・・

帰り道でも、俺たちは他愛ない会話を続けていた。
「、、、、もうすっかり暗くなっちまったな」
楓「ええ」
「、、もうすぐだな。儀式」
楓「、、、ええ」
「こんなこと言うのも違うのかもしれないけど、、頑張れよ」
楓「ええ、、あなたのために、、ううん、、、みんなのために、頑張るわ」
「ああ、、頼んだぜ、部長」
そう言って俺たちは拳を合わせる。
もう俺にできることはない。
楓ならきっと大丈夫だ。

そう思っているはずなのに、なぜか俺の胸には棘が刺さったような不安感があるのだった。

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