夜山の休憩所 2022/10/11 14:53

マーメイドが溺れる夏(書き下ろし小説がリリースしました)

いつも応援ありがとうございます。
更新頻度が少なくて恐縮です。

・昨日、同人誌の新作がリリースしました。
小説は私で、イラストはとうししつ様に描いていただきました。
どうもありがとうございます。
ツイッター https://twitter.com/sphingolipid2
ピクシブ https://www.pixiv.net/users/26447652
skeb https://skeb.jp/@sphingolipid2

・作品は「アマゾン」様の「キンドル」向けで、
読み放題にも対応しております。
今のところ他のお店で販売する予定はありません。

商品ページ
https://amzn.to/3fX0Det

よろしければご鑑賞ください。



■ご紹介文■

「あんたはこれから、そいつと人に言えないことをするのよ」

新人水泳部員に降りかかる淫らな災難。

選手の座を奪われて逆恨みした先輩は、幼なじみのヤリ○ンをけしかける。

「水泳よりも楽しくて気持ちいいことを教えてあげる」

物腰柔らかだが行動は外道の上級生は、無垢な日焼け巨乳ボディに爛れた快楽指導。

淫らな敏感体質へと肉体改造されてしまった乙女マーメイドの思いは、選択は……。


●内容●

第一章 鬼畜先輩

第二章 ヤリモク旅行


(全部で100Pの読み切り短編です)


次からは作品の前編の文章です。
よろしければ。
続きも読んでもらえるのでしたら、
製品版でお楽しみください。



第一章 鬼畜先輩

     1

「あ……せ、先輩……お疲れ様です……」
 自主練を終えた海崎由夏(うみさきゆか)が、更衣室でお辞儀する。
「今日も遅くまで頑張ったのね。偉いじゃないの」
「いえ……そんな……」
 ひとつ上の先輩は、剣呑な目つきで競泳水着姿を見てくる。
 まだプールから上がって間もない。友達から羨ましがられるくらい、豊かに膨らんだ胸元やお尻から、ときどき水滴が落ちている。
(うぅ……身体を拭いてしまいたいけれど……怖くて動けません……)
 ヘビに睨まれたカエルの心地でいると、今日は部活を休んで制服姿でいる年上は、意味ありげに笑った。
「ま、練習しても無駄なんだけどね」
「え……」
「あたしを足蹴にしてメンバー入りしたあんたは、大会に出られなくなるもの」
 そのとき、開いていた扉から現れたのは、ふたりの女子よりもずっと上背のある男子だった。
「つーわけで、ちーっす」
 軽薄に手を上げた夏の制服姿は、海から帰ったばかりみたいに日焼けしていた。
「水泳の腕も可愛さも、おまけにオッパイの大きさも、あっさり先輩を超えちゃってるマーメイドちゃんは、間近で見るとマジ最高だわ」
 甘いマスクでなかなか容貌は整っているものの、半袖のワイシャツの身頃は開き、裾がズボンから出ている。ズボンのベルトも飛び出していて、だいぶだらしない。
「は、はじめまして……」
「おおっ、礼儀正しいじゃん。いかにも部活女子って感じの可愛い顔なところも、オレ的にはポイント高いぜ。巨乳巨尻のスレンダー体型は満点だしな」
「ひっ」
 女子先輩とは違う意味で強い視線を浴びせ、全身を舐め回してくる。
 クラスメイトや廊下ですれ違う知らない男子に、ジロジロ見られることもあるが、目の前の人物は格別だ。
「怖がらなくていいぜ……オレは山田仁(やまだひとし)だ。一個上。暫くよろしくな」
「どういう……ことですか……」
 疑問に答えたのは部の先輩だった。
「あんたはこれから、そいつと人に言えないことをするのよ」
「えっ……」
「あんたがプールで健気に励んでる間、この部屋に隠しカメラを仕掛けておいたわ。明日、メンバー入りを辞退して大人しくしてたらバラさないでいてあげる」
 彼女は「いいわね」と念を押すと、さっさと出て行った。
「あいつはさ、新入生の由夏ちゃんがレギュラー入りするまで、メンバーだったじゃん。だから、きみが消えれば自分が改めて選ばれると思ってるわけよ」
 仁は音を殺して扉を閉める。
「そんな……おかしいです……わたしは正々堂々、実力で選ばれたのに……」
「うんうん。でもさ、あいつもあいつで、水泳に全力だったんだよ。オレは幼なじみだから分かるんだ。下級生に負けて歪んだのも含めてね」
 親しげに説明しつつ、両手を広げてにじり寄ってくる。
「い……いやですッ」
 得体の知れない危機感に駆られ、彼の手とロッカーの間を走り抜けようと、一歩踏み出す。
「おっと……へへへ、捕まえたぜ、由夏ちゃん」
 見かけによらず反応が早くて俊敏な男子に、両手で抱き留められてしまう。
「放してくださいっ……放してッ」
 イヤイヤと小柄なカラダを揺するが、両腕ごと抱える彼はビクともしない。
 気が動転していて、触れられてからやっと気づいたが、かなり筋肉質だ。
 褐色の腕は鉄の棒みたいに太くてガッシリしている。
 いくら部活に打ち込む健康な女子でも、敵いそうにない。
 それでも諦めずに抵抗したが、練習の後に自主練にも励んだ後では体力は続かなかった。
「お、そろそろ疲れたかい。じゃ、始めさせてもらうぜ」
「はあ……はあ……なにをするつもりなのですか……」
「あいつも言ってたろ。他人に知られちゃマズイことさ……あぁ、暴れるだけじゃなく、大声出してもいいよ。今の時間は誰もいないからムダだから」
「どうして……それを……」
「首謀者はきみに負けないくらい練習熱心な先輩だぜ。教師の見回りがまだまだ先なのは把握済み。他の学生が下校済みなのも確認した。自主練が仇になったね」
 軽薄な声音が、ネットリと低くなった。
「つまり……この更衣室は当分、オレときみだけの密室ってわけだ」
 正面から抱きしめていた男子は後輩の身体をロッカーに押しつけた。
 華奢な両手を纏めて頭の上にやり、片手で押さえつける。
「きゃっ……あぁ……乱暴はやめてください……」
「こんなことされても抗議するなんて、可愛い顔して芯が強いね。ますます気に入った」
 ロッカーを利用して拘束する手に力を込め直す。
(あぅぅ……怖いです……で、でも……逃げなくては……)
 ガタガタ震えながらも、打開策を考えようとするが、
「しかし、間近で見ると圧倒されるな。マジでドエロい身体してるぜ」
 まだ湿っている競泳水着のトップスの先と、露出させている男子の胸元が触れそうな至近で、彼は下卑た笑みを浮かべている。
 視線は一段と強烈だった。
 見られているだけだというのに、触られているみたいに着衣の下の柔肌がざわつく。
「よく見えるように、両手を頭の後ろにやってくれるかい」
 従うのが当然とばかりに言われたが、由夏は首を横に振る。
「……い……いやです……」
 勇気を出して、消え入りそうな声で拒絶すると、
「そうかい……ところで、唇も魅力的だね」
 みるみる顔が近づいてきた。
(……え)
 わけがわからなくて硬直したところに、唇を重ねられた。
「んっ……んむぅぅぅッ」
(そんな……キスされてます……っ)
 断りもなくされたのに驚き戸惑い、なにより怖かった。
(初めてなのに……こんなのイヤです……ッ)
 後頭部をロッカーに押しつけるキスから逃れようと、必死に頭を振る。
 男子の唇から力が抜けた。
 軽く触れる程度の力で密着を維持しつつ、拒む動作に合わせてくる。
(そんな……振りほどけません……っ)
 逃げようにも、両手をロッカーに押さえつけられていてビクともしない。
「んんぅ……んふぅぅ……むふぅぅぅ……」
 やがて息が切れて、ロッカーにもたれた。
「ぷふぅ……流石は先輩に勝ってメンバー入りしたホープ。そこいらの女子なんかとはぜんぜん違う肺活量だね」
 ようやく唇を放した年上は、勝っておきながら褒めてくる。
 二、三回深呼吸した後、乙女の朱唇をまじまじと見た。
「由夏ちゃんの唇、とっても美味しかったよ」
 なにも塗らなくても桜色の口唇は、色が濃くて赤みがかっていた。
 スポーツに真面目に取り組んでいる女子のが、自分のと不良先輩の唾液でふしだらに輝いているのがたまらない。
「甘くてプルンプルンでさぁ」
 視線が一段と脂っこくなる。
「オレは一個下の子とも結構してるんだよね。誰と比べても格別だった。毎日したいくらいだ」
「言わないで……ください……」
 いくら褒められても、好きでもない男子に無理矢理に唇を奪われたのを蒸し返されるのは辛い。
 瞳に悲しみの涙がたまってきた。
「本当にイヤだったって顔も可愛いね。ますます気に入ったよ。今のキスシーンに、『海崎由夏ちゃんはオレの彼女』って言葉を添えてバラまこうかな」
「え……」
 隠しカメラが設置されていると言われたことが脳裏をよぎった。
「きみって最高じゃない。他の男に狙われる前に、アピールしておかないと」
「や、やめてくださいッ……わたしと先輩はそんな関係じゃ……」
「どうしよっかなー」
「それに折角、選手になれたんです……こんなことが広まったら……あぁ……もしかしたら……いいえ、きっと……」
「なら、両手を頭の後ろに組んでくれるね」
「……ぇ」
「オレはケータイより、きみのオッパイと遊びたい気分なんだよね……どうしても、ケータイで遊んでというのなら、仕方ないか」
「ま、待ってくださいッ……」
 追い詰められたのを自覚して、細い腕を上げていく。
「こ……こう……ですか……」
 震えさせつつも両手を頭の後ろで組んで固定する。
「そーそー」
 なめらかでほのかに甘く香るワキの下を、卑劣漢に向かって無防備に向けるポーズになってお伺いを立てると、
「なんだ。由夏ちゃんも、オレにオッパイで遊んで欲しいんだね」
 年上は満面の笑みを浮かべる。
「意思が通じていて嬉しいよ。オレたち気が合うねぇ」
 いかにも親しげだが、だからこそ由夏にはなによりも恐ろしく見えて、身体が縮こまった。

     2

「ふふ……こうして見ると、ほんと大きいね」
 物腰柔らかというよりも馴れ馴れしい夏服姿は、無遠慮に胸を見てくる。
(こんなの……恥ずかしすぎます……っ)
 頭の後ろで手を組む由夏は、思わず前のめりになってしまう。
 目の前で鑑賞してくる年上に対して、競泳水着を纏う乳房がUの字になっていく。
「おっ、スイカみたいにボリュームたっぷりの巨乳を強調するポーズをしてくれるんだ」
 彼ははしゃいだ声を出すものの、目は笑っていない。
「グラビアアイドルみたいにサービスしてくれるのはいいけど、勝手にポーズを変えちゃいけない。背筋を伸ばすんだ。耳と肩と腰骨とくるぶしを一直線に」
 ぴしゃりと命じられ、弱みを握られている後輩は慌てて背筋を伸ばした。
「すみません……んっ……」
 豊胸はこんなときにも上下に小幅に揺れる。
「それでいいよ……オッパイが色っぽく揺れるのを見せてくれたのに免じて、許してあげる」
「そんな……見せてあげたわけでは……」
 反論すると、相手の目つきがまた剣呑に尖る。
(ひっ)
 すぐに口を閉じた。先ほどまでプールで泳いでいた姿で、伏し目がちに固まる。
 ベビーフェイスの女子の頬は、羞恥と屈辱で紅潮していた。
「いいなぁ……ほんとに素晴らしい」
 反抗する気配が消えたのを見届けてから、卑劣な年上は若い豊胸をまた見つめ直す。
「大きさだけじゃない。立体的に丸いラインもスイカめいている。美巨乳という言葉は、由夏ちゃんのオッパイのためにある言葉だね」
 隅から隅まで視線で舐められ、水着女子の身体がビクッと震えた。
(あぁ……こんなに長い時間、異性に胸を見られるのは初めてです……)
 強い視線を浴びせられていると、豊胸全体が淡く痺れて火照ってきた。
 気も遠くなってきて、カラダは足下から小刻みに震える。
「手触りはどうかな」
 太く逞しい腕が伸びた。広い手が正面から触れてくる。
「きゃっ……触らないで……ください……っ」
 どうぞ弄ってくださいと言わんばかりのポーズのまま哀願するが、無視された。
 鬼畜のゴツゴツして力強い手のひらは、正対する左右の巨乳を軽く握る。
「いいね。中身がたっぷり詰まってる」
 感触を確かめる触り方だった。浅く指を埋めては力を抜いて、乳房を元の形に戻すというのを繰り返す。
「水着越しに柔らかいのが伝わってくる。反発力も結構あるね」
 着衣はポリエステルとナイロンで編まれている。握りこみ難いはずなのに、大きな手は平然としていた。浅くグーパーを繰り返している。
(うぅ……男の人に胸を……)
 水着のお陰で握られている感触は鈍い。
 けれど、指の屈伸に合わせて胸が変形しているのに心が震える。
「感度はどうかな……厚い布地だし、強めに揉んだ方がいいよね」
 異性の手に改めて力がこもった。
「痛かったら言うんだよ……それっ」
 適度に指を広げて鷲づかみにしていた手が、荒々しく動く。
 今度は影ができるまで指が深く食いこんでくる。
「あっ……んっ……」
 挑みかかる愛撫で、とうとう乳房に性感が起こった。
 由夏の可愛らしい唇があえぎ声を紡ぐ。高く尖った鼻から漏れる息も、可憐な外見に見合わない色気を醸し出している。
(卑怯な先輩に胸をオモチャにされているのに……んん……ヘンな気持ちになって……ああ)
 自分でもみだりに触れない場所を他人に触られて、今まで体感したことのない感覚に包まれているのに、戸惑ってしまう。
(もしかして……これが性の悦びというものなのでしょうか……)
 自分には無縁と思っていた知識が脳裏を掠めたとき、思わず水泳キャップとゴーグルの頭を振っていた。
(い、イヤです……こんな男の人に教えられるだなんて……最低ではありませんか……わたしは初めてなのに……っ)
 許されないのを忘れ、背中を預けるロッカー伝いに横へ動く。
 だが、半歩も進めなかった。
「気持ちよくて、じっとしていられないんだね。もっとよくしてあげる」
 男の太い十指が、思い切り豊胸に食い込んだ。
「あっ……あああ……はあぁぁぁッッッ」
 痛みとも快感ともつかない甘い痺れで胸が詰まる。逃げようとした競泳水着の背中がしなった。
 ロッカーと肩甲骨がぶつかるくぐもった衝突音とともに、握りこまれている巨乳が天井に向かって弾む。
「こういうのはどうだい」
 握りしめたまま腕ごと揺すり立てる。
「くぅぅッ……ああ……」
 水着の中で巨乳が波打つ。振動は内部にも伝わり、乳腺も脂肪も揺れ弾んだ。生まれて初めて覚える乳肉の流動感は、恐ろしくも甘美だった。
「こ、こんな……ああんっ」
 はしたない声が勝手に上がり、鼻息も恥ずかしいまでに艶めかしい。
「流石はスポーツ女子。オッパイまで健康だね。イイことをもっと教えてあげたくなる」
「や、やめてください……あぁ……これ以上わたしに……いやらしいことを覚えさせないでください……乱暴したいならすればいいじゃないですか」
「自分だけじゃなく、相手にも喜んでもらった方が、楽しいし気持ちいいじゃない」
「そんな……わたしたちは恋人同士じゃないのに……」
「オレはこういうのに慣れていてね。他の男とか打ち込んでる水泳じゃ満足できないカラダになったらごめんね」
「なにを……あっ……ああァ」
 今度は上へ下へ目一杯引っ張り始めた。
「大きくて敏感ないやらしいオッパイの色々な姿を見るのが大好きなタチでね……うん、この形も素敵だ」
 手のひらで下乳を押し込んで上へ伸ばしては、頂を掴んでおへそ側へ引き寄せる。
「あああ……そんなに引っ張られたら……伸びてしまいます……くふぅ」
 ゆっくり時間をかけて変形させたら、ストレッチ体操みたいに数秒置く。
 脅されてカラダを弄られる嫌悪で胸の奥は不快なのに、双乳には途切れなく性感が起こっているのが情けない。目尻に涙が溜まった。
(うぅ……本当に敏感になってます……水着と肌が擦れる感覚がハッキリしてきて……それも……快感で……あぁ……先っぽが……熱い……ぃ)
 押しつけられる乳悦に、頂まで反応している。
 体温が上がるだけでなく、ジンジンと疼いているのがたまらない。
 許されないと分かっていても、胸元が勝手に左右にユサユサ揺れる。
「もう乳首も弄って欲しくなったんだ」
 散々、鷲づかみにしてきた手指から力が抜けた。
 ホッとする開放感に包まれたのもつかの間、競泳水着を滑ってきた指は、今度は頂点を摘まみ上げる。
「はあぁぁぁッッッ……だ、ダメ、ですっ……ああンン」
 乳房を掴んで弄り倒されていたときとは段違いの悦楽が迸った。
 目は眩んで意識もフッと遠のくのに、頂で起こる快感は鮮明だ。
「ちゃんとココも敏感なんだね。こうされてもいいでしょ、ねぇ」
 卑劣な先輩は、突端の扱いにも長けていた。
「うぅっ……ああンン……」
 ほぐされるみたいに揉まれていると、溜まっていた疼きは快感に変わる。
 痛いと思う瞬間は一時もなく、灼熱を伴う快楽を長々と味わわされた。
「ち、乳首ぃ……そんな風にしたらダメです……っ」
 脅して後輩女子に悪戯する卑劣漢に弄ばれているのを忘れてはいないが、自然に出る声は甘え声だ。
 イヤイヤと頭を振っても、生まれて初めて感じる悦楽は消えない。
 むしろ増すばかりで、競泳水着姿は足下からくねる。
「お願いです……せめて、別の格好で……はぅぅ……」
 摘ままれたままクニクニと揉みほぐされる快感でも乳房は揺れて、恥ずかしい振幅は止まらない。
「んぅぅ……絶対に抵抗しませんから……ユニフォーム姿ではもう……ああン」
 性感の耐え方は分からないし、逃げられない。
 その上、相手がテクニシャン。
 これでは、はしたなく乱れさせられる意外にない。
 悲しく観念して願い出ると、
「ああ、ごめん」
「え……」
「この格好でされるのは辛いよね」
 鬼畜先輩は、意外にも殊勝な顔で謝ってくれた。
「じゃ……じゃぁ……」
 希望を叶えてもらえるのにホッとする。
「オレとしたことが、きみのいやらしいオッパイに我を忘れて、らしくないミスをしたよ」
 ねちっこく乳首を弄っていた指は、またしても乳肌を滑った。豊かに下ぶくれしている部分をさすり、水泳で柔らかく引き締まったお腹を這う。
「先輩……あの……」
 雲行きが怪しいと感じた次の瞬間、彼の指は水着のトップスの裾を摘まんだ。
「オッパイは気持ちよくなると大きくなるから、窮屈だよね。脱がせて、丸出しにしてから続きをしてあげる」
 いつも自分で脱いでいる水着が、生まれて初めて他人に上げられていった。

     3

「あぁっ……そんな……」
 抵抗する間もなく、力ずくで素早く脱がされてしまった。
「ポーズは維持してね」
 女子の水着を脱がせるのに手慣れている年上が釘を刺す。
「うぅ……もう……イヤです……」
 逆らえない後輩は、双乳をじっくり見られるのが分かっていても隠せない。
 動かしかけた両手を頭の後ろで固定して、じっと耐える。
 ベビーフェイスは羞恥で真っ赤だ。
「はあぁ…………んぅ……」
 乙女の朱唇から熱い吐息がこぼれる。
 穴があったら入りたいくらいに恥ずかしいけれど、開放感は気持ちいい。
 いやらしい愛撫で火照った乳房が、夕暮れの更衣室のぬるい空気で包み込まれているのもなんとなく清々しい。双乳は小さく震えた。
「おお……これが由夏ちゃんの生オッパイか」
 先輩男子の口元は、だらしなく緩んでいる。
 視姦する目つきは今まで以上に脂ぎっていた。
「日焼けしている腕とかと、水着に守られて白いオッパイのコントラストが、抜群にエロいね。夏の運動部女子の醍醐味だ」
 大きくてゴツゴツした手が無遠慮に伸びた。
 手のひらを上にして、下乳を断りなく撫でてくる。
「んっ……んんぅ……」
 男子の手と乳肌が擦れる感触に、色っぽい鼻息が漏れた。
(なんですか……この感じは……っ)
 裸にされた乳房を少し触られているだけなのに、背筋がゾクゾクする。
 着衣状態で弄ばれたとき以上に、ふしだらに感じやすくなっている自分のカラダが信じられなくて、頭を振った。
「由夏ちゃんの場合は、抜群に大きいのも魅力だけどね」
 上下左右に長く早くさすりながら、まじまじと見て感想を口にする。
「あっ……はぁ……ッ」
 接触面積広く撫でられる片乳だけでなく、触れられていない反対側も、ビクッビクッと震え始めた。
「信じられないなぁ。着衣でも学園トップクラス、グラビアアイドルというよりセクシー女優レベルに大きいのに、脱ぐとボリュームアップするなんて」
 小幅に持ち上げては自然な高さまで下ろすのを繰り返す。
「くぅ……ふぅっ……んぅぅッ」
 揺れ幅はずっと小さいのに、少し前に上下に大きく伸ばされていたときみたいに乳悦が走った。
 脂肪と乳腺を揺すぶられる流動感も手伝って、弾かれたように背筋が反る。
「この乳首もすごいね。水着の上からイメージしてたのより、ずっとぶっとい。乳輪も広くてさ。おまけに、まさに新品という感じのピンク色。エロすぎ」
 乳房を嬲っていた手が肌を滑り、充血した乳首を摘まみ上げる。
「あッ……はうぅぅぅッ」
 今までよりもずっと鮮烈な快感電気に貫かれた。
 なめらかな背中が反れるだけでなく、顎も上がる。
 動いた胸板に引っ張られ、乳頭を摘ままれている乳房が波打つ。自由にされていた反対側は、頂が目の高さまで上がる。でんぐりがえった白い下乳からは、甘酸っぱい汗が飛び散った。
(あぁ……水着の上からされたときよりも……っ)
 顔はますます濃く紅潮する。
 弄られている乳房だけではない。身体全体がますます火照りだしていた。しかも、触られたいという欲を伴う、ふしだらな疼きを孕んでいるのが悩ましい。
(胸だけでなく……他の所も……触って欲しい気がします……)
 もじもじと身じろぎする後輩の様子に、鬼畜先輩はほくそ笑む。
「乳首が気持ちいいんだね。もっとしてあげる。ほら、これはどうだい」
 料理で調味料を摘まむみたいに、数本の指先で摘まみ直す。
 そのまま感触を確かめる風に、もみほぐしてきた。
「プリップリのこの感触は最高だね……ふふ、恋人でもない男の手で、どんどん硬くなってる淫乱乳首でも、オレは好きだよ」
 乱暴されているというのに、クニクニと揉みたてられる乳頭は嬉しそうに屹立している。
「そんな……いんらんって……はあぁっ……」
 脱衣前の愛撫で半分勃起していた頂が、男の指の中で敏感に膨れ上がっていくのに比例して、起こる快感電気も濃密になっていく。
「ああっ……そんなに乳首を揉まないでください……くぅぅッッッ」
 日常生活では出さない声が、更衣室に甘く響く。
「はあ……はあ……先っぽばかり……ぃ」
 やがて揉むだけでなく、伸ばしもしてきた。
 大粒のブドウみたいに肥大した先端を、杯をひっくり返した形に充血した乳輪ごと指の腹で挟み、乳搾りする風に伸縮させる。
「ああぁ……やめてください……ンンンンッ」
 みっともなく伸ばされるのはイヤなのに、疼き混じりの悦楽が生じて胸元が震える。
 されればされるほど快感が大きくなり、声は甘く裏返っていく。
「はあ……はあぁ……もう、いい加減に……はぁンンン」
 もうよして欲しいという言葉は、自分でも信じられないくらいに恥ずかしく鼻にかかっていた。耳にすると胸の奥がどうしようもなくざわつくのは、どういうことなのか。
(なんですか……これは……大事なところが……すごくヘンです……)
 部活に打ち込む健康なカラダは、致命的なまでに仇になっている。
 意識は巧みに責め立てられる双乳に向いていたが、気がついたときには、セックスの準備が整ってしまっていた。
 オトコを受け入れたことはなくても、子孫を残せるまで成長している胎内は、異性の逞しい屹立を求めて、ふしだらにうねり始めている。
(熱いです……切ないです……)
 競泳水着に守られている女性器は、奥まで熱くざわついていた。
 普段は感じないのに、内部が空っぽなことを強く意識させられる。
(こんなの初めて……ぇ)
 同意なく気持ちよくさせられているうちに、本格的に発情してしまった乙女の目は、鬼畜の股間に吸い寄せられた。
(わたしったらなにを……あぁ……でも……なぜか目がそちらへ……)
 自分の行動が信じられずに頭を振るが、気づくと目が戻っている。
 女の扱いに長けた不埒者が、ふしだらな変化を見逃す道理はなかった。
「気分が出てきたんだね、由夏ちゃん」
 待ってましたとばかりに服を脱ぎ散らかし、トランクス一丁になる。
(あ……すごい……肉体してます……)
 軽薄な印象とは裏腹に、鬼畜の裸は筋骨隆々だった。
 上背があっても細身なのに、見間違いようがないレベルで各所の筋肉が盛り上がっている。
「オレのカラダを気に入ってくれたようだね」
「あ……その……」
「楽しむためにはまず体力。由夏ちゃんみたいな可愛い子と一緒に気持ちよくなるために、鍛えてるのさ」
 自慢げに説明したら、すり足をして股間同士の距離を詰める。
「ああぁッ……」
(だ……男性器が……当たってます……ッ)
 鬼畜の長く太く突出しているペニスが、寸分狂わず陰裂に触れている。
 はち切れないのが信じられないくらいに、下着はパンパンに膨らんでいた。
(あぁ……熱いっ……なんなのですか、これは……っ)
 自分もだいぶ火照っているのに、ハッキリ分かる灼熱度合いだった。
 ドクンドクンという雄々しい脈動も伝わってくる。
(セックスするときは……こんなものを胎内に受け入れるのですか……)
 正気の沙汰とは思えないが、カラダは別だった。
(あ……あぁ……女性器の疼きが……増して……くぅぅぅ)
 水泳で鍛えている瑞々しいカラダは、早く逞しいものを呑み込みたいと言わんばかり。
 強烈な情動が子宮の奥からこみあげて、腰が勝手に前後にくねる。
(うぅ……はぁぁ……擦れると……気持ちいいです……)
 おずおずと腰がうねり、剛直の切っ先が静かに陰裂を滑る。
 厚い生地が間にあるのに、擦過感は明瞭だった。
 熱い快楽がウブな肉花弁に起こる。皮下脂肪がたっぷりの腰回りだけでなく、充実したお尻まで粘く震えた。
「はあ……はあ……ああ……こんなの……初めて知りました……んんぅ」
 頭の後ろで手を組むポーズのまま、我を忘れて腰を使う。
 劣情に呑まれている乙女のワキの下からは、汗の濃い臭いがくゆっていた。
 半開きになり、舌がせり上がっている口より漏れる吐息も、悦楽の丈と切迫感を孕んでいる。
「由夏ちゃんは、見かけによらず心もスケベだね」
 カラダに触れられるのどころか、視姦されることにも抵抗を示していた部活女子が、乱暴する年上の分厚い切っ先に大事な部分を擦りつけ、爛れた快楽を貪っているのに、口角が上がる。
「オレのチ×ポに一目惚れするなんて、お目が高い」
「ハッ……わたしは……なにを……」
 調子づいて揶揄されたことで、ハレンチな腰つきが止まった。
「オマ×コにオレのをぶちこんで、可愛がって欲しくてたまらないんだよね」
「そんな……わたしは……」
「恥ずかしがらなくていいよ。知らなかったオッパイの価値を教えてあげたみたいに、オンナに生まれた悦びって奴を、コイツで体験させてあげる」
 陰裂の中央に当たっていた怒張の先が跳ねた。
「あぁっ……はああぁっっっ」
 振動は疼ききった媚肉に伝わり、悦楽のパルスが広がる。
 奥から熱汁が溢れて、水着の内部の陰裂周りが広く濡れたのが分かった。
 瑞々しい乙女のカラダは、悪漢の巧みな誘導により、後戻りできないところまで追い詰められている。
挿絵  1

「水泳よりも楽しくて気持ちいいことを教えてあげる。ほら、水着を脱いで」
「……っ」
「浮気する人妻が指輪を外すように、脱ぎ捨てるんだ」
 鬼畜の誘惑に、だらしなく緩んでいた由夏の顔がいくらか正気付く。
(泳ぐことよりもいいことなんて……ありえません……っ)
 いくら卑怯な年上にでも、小さい頃から好きで打ち込んでいるものをけなされては平気でいられない。
「おや」
 自分が虎の尾を踏んだのに気づいて、頭をかく。
「こんなことは……もうやめてください……」
「……本当にここまででいいのかい」
 ミスしたものの致命的でないのは、恥ずかしそうに伏し目になっているのから明らかだ。
 分身の切っ先を当てている陰部は、もどかしそうに震えている。
「奥まで満たしてあげるんだよ」
 グイッと腰を押し込んだ。
 年下のマーメイドを食い散らかしたくてたまらない怒張の先端は、半分ほどめりこむ。
「はうぅぅぅぅッッッ……ああぁっ」
 本当は欲しくて堪らない部活女子の口から、あられもない恥声が飛び出た。
「だ、ダメですよぉ……ぐむぅぅぅ」
 すぐに口を閉じ、はしたない声を抑えにかかったが、鼻息までは隠せない。時間をかけて出る呼気は艶めかしい。甘くくぐもったあえぎ声もかすかに聞こえる。
「いっぱい感じさせてあげる。素直なエロ声をいっぱい出すんだよ」
 抵抗の意思を示しても余裕はほとんどないのにつけこんで、素早く水着のボトムスを下げた。
「えっ……あああッ……ほんとに……くぅぅぅッ」
 抗議の声も、生の怒張を陰裂に当てたらよがり声に変わった。
「ふぅん、ヘアは丁寧に処理してるんだ……見えないところだからって手を抜いてたら興ざめだったよ」
 分身の先を押し当てている秘部をまじまじと見下ろす。
「でも……ふふ、かなり厚手だね。学生とは思えないくらいに、オマ×コの花びらが充実している。これならボーボーでも乙だったね」
 片手で極太の竿を握り、切っ先を滑らせる。
「ああっ……やめてください……はうぅぅッ」
 いやらしい声を聞いて喜んでいるのは、怒張が力強く脈打つのから明らか。
(あぁ……ペニスの先っぽが……)
 性根の汚らしい異性に負けまいと歯を噛み縛っても、特に敏感な場所を飛び抜けて男らしい部分で撫でられると、恥ずかしい声は出てしまう。
(すごく熱いです……こんなに硬くなるものだなんて……授業では教えてくれませんでした……)
 豊かに育ちすぎた双乳に遮られて、陰部を嬲られている様子は見えない。
 けれど、避妊具をつけない男性器の感触は、ハッキリ伝わる。
 水着を挟んで押しつけられていたときとは段違いの存在感に、心臓は騒がしく拍動していた。
「い、いやです……っ……ああ……それ以上は……っ」
 水泳キャップの頭をイヤイヤと振る。
 だが鬼畜が見下ろす先の反応は違う。
 皮下脂肪で丸く充実する腰回りは、剥き出しの切っ先を追いかける風にくねっていた。
「こんなに濡れておいて、イヤもないもんだ」
 陰部を撫で回していた突端が、陰裂の奥へ侵入した。
 グチュリという粘い水音が更衣室に響く。
「水着を下ろすとき、糸を引いてたよ。ぶっといのが何本もね」
 怒張を挿された茂みが同意するみたいに煌めく中、鬼畜の逞しい腰が小幅に前後する。潤みきっている蜜壺からは、ぬかるみを踏みしめる音が連続した。
「はああっ……やめてください……ああンン……」
 もう、声を抑える余裕もなかった。
「こんなの……ダメですよぉ……あああンンン」
 火のように熱くて分厚い牡肉塊と陰部の浅瀬がずっと擦れて止まらない。
 前へ後ろへめくれる度に、悩ましいまでの快感のパルスが全身に広がる。
 待ってましたとばかりに秘部の熱も上がり、極太を欲しがる疼きは強くなるばかり。いくら常識にすがっても、耐えきるなど不可能に思えてならない。
「これがお待ちかねのチ×ポだよ。しっかり味わうといい」
「えっ……い、いけませんよ……ああっ……いやぁ……ああああッッ」
 前後に掘削していた巨根が、ゆっくり押し入ってきた。
「ダメって言ってるのに、あああっっっ」
 陰唇で味わわされた硬さが、重さを伴って媚肉の狭間を埋めていく。
「ああッ……太くて硬いのがっ……ああンンッッッ」
 生まれてからずっと空洞だった場所を占拠していく牡肉塊は、粘膜で触れると一段と熱かった。
(お腹が裂けそうっ……胎内が……火傷しちゃいます……ッ)
 今まで感じたことのない膨満感もあり、初めて体験する感覚に心身がすくむ。
「うはっ……水泳一筋の後輩だから期待してたけど……想像以上じゃないか」
 張り出したカリ首で濡れた媚肉をめくり返して進む剛直の持ち主は、満足げに笑う。
「狭くて締まりもよくて……そこいらの女子どころか、体育会系のレギュラーやってる連中と比べても抜群だ」
 進み続ける分身が嬉しそうに脈打った。
 さらに硬くなって根元から跳ね、若い蜜壺を揺らす。
「セックス大好きオマ×コに堕ちたら、どこまで具合がよくなることか。見当もつかない……ふぅんッ」
 気合いの声が上がり、とうとう最奥に触れる。
 リング状にせり出す子宮の入り口の中央へ鈴口を押しつけ、腰を前後させた。
「ふああぁぁっ……一番奥に……」
 ウズラの卵めいた器官は肉棒の動きに合わせて押し上げられては、元の位置に戻る。
「ああぁっ……触られて……こっぴどくノックされてます……ッ」
 ゆっくりだが優しく力強いピストンに、足下から力が抜けていく。
 やがて自力で立っていられなくなった。
 両手で鬼畜の肩に触れる。
 崩れ落ちるのは避けられたが、膝は笑ったままだ。
「お、ぶち込まれた途端、積極的になったね」
「そんなんじゃありません……あぅぅぅ……わたしはただ……あふぅぅ」
「たとえば恋人にするみたいに、いつでも抱きついていいからね」
「あなたは悪い人です……そんなことするはず……あッ……あッ」
 腹に据えかねて反駁しても、
「はぁ……はン……奥をそんなに……ノックしないでくださいぃ……あぁン」
 分厚く尖った男性自身に大事な場所を押されると、声が甘く裏返る。
(ああぁ……なんなのですか……この感覚はぁ)
 乳房や陰部の入り口を嬲られていたときより濃い悦楽の波動が、子宮から全身に広がっていた。
 悪戯されているのは分かっていてもカラダは悦びに包まれている。
 爪先から指先まで震えが来て途切れない。
(理不尽に乱暴されているのに……こんなことって……)
 脱力して立っているのもやっとなのに、下半身が意思を離れて妙に強ばる。
 太ももは時間をおいて不意に突っ張った。
 足がつってしまいそうな危うさを孕んでいるのに、それ以上に不思議な性感があって戸惑ってしまう。
「いつでもイッていいからね……ちゅっ」
 慈しみと下卑た優越感を醸し出す眼差しで言ってから、無断でうなじにキスをする。
 順調に絶頂へ向かう後輩は熱く汗をかいていた。噴き出す体液は甘酸っぱい。薄くて骨の硬さが伝わる柔肌を唇で這ったり、吸ったりすると口中に入って風味が広がる。鬼畜の喉は、美味そうに何度も鳴った。
「はあああ、そんなところに唇をつけないでください……ああん」
「首にキスされるのは初めてなんでしょ。昂ぶってるから感じるね。それとも、もともと素質があったのかな……れろぉぉぉ」
 低い声で囁いてから、長く舌を伸ばす。
 汚らしい男舌は、小麦色にやけても瑞々しい首筋を縦横無尽に舐め回す。常に舌帯を押しつけてねっとりと感触を染みこませるのに、巨乳後輩のカラダは震えた。
「はあっ、いやらしく舐めてはダメです、ああっ、そんなことをされたらァ」
 首を交差させられた状態で、せわしなく息を継ぐ。
 絶頂の気配が接近し、カラダがますます熱く悩ましくなっているのはハッキリ分かる。
「い、イヤ、イヤぁ、もう許してください、はあぁんん」
 屈服させられる代わりに爛れた至福を得ることへの抵抗感から、水泳キャップの小顔を振り乱す。けれど、自分では目一杯嫌がっているつもりでも、オーガズムを控えた女体では、弱々しく左右させただけだった。
「あ、ごめん。あまりにうなじが美味しかったら我を忘れていたよ」
 誰にも触れさせたことのない乙女の首筋に自分の痕跡をつけつつも、器用に蜜壺をピストンしていたテクニシャンは、口を離す。
 言ってからキスし直すと、うなじから鎖骨、そこから急勾配の上乳にまで唇を滑らせる。顎を引いて舌を伸ばし、上を向かせた乳首に吸い付いた。
「この美巨乳を、淫乱敏感オッパイに変えてあげなくちゃね……ぶちゅぅッ」
 横に向かって青筋が浮く乳肌に顔を埋め、音を立てて吸引した。
「そういう意味では、あぁぁッ、口で引っ張らないでくださいぃ」
 時間をかけ、頬が凹むまで吸う。鼻呼吸に切り替えてまで長々と吸い上げた末に、ようやく離す。
「ひあぁぁぁっっっ……ああんんん」
 チュポンという解放音が響く。上へ引っ張られて山みたいに隆起していた白肌は、揺れ弾んだ後に自然な形に戻る。麗しい巨乳の頂は、卑劣漢の臭い唾液で濡れ、赤みの強いピンク色に妖しく輝いている。
「いつイッてもいいけど、どんな状態で誰がイクか言いながらだよ……はぁむちゅぅっ」
 太く屹立する頂へ再び吸い付く。片手は背中に回し、互いのカラダをぐいぐい密着させた。
 反対の手は、しゃぶられていない方の乳房を揉みたてる。同時に指で乳首を転がしては弾きもして、執拗に弄り倒した。
「はあああッ、オッパイをそんなにされたら、あああンンンッ」
 水泳で引き締まっても凹凸は激しい女体が戦慄く。
 脚だけでなく、逆手でロッカーをかきむしる両手も切迫感を孕んで緊張していた。
「気持ちいいのはオッパイだけじゃないよね。オマ×コって言ってご覧」
 乳首をねぶりながら器用に言ってくる。
 口と手で複雑に女体を責め立て、官能の渦に沈めているにもかかわらず、腰振りも続けていた。
 降りて来た子宮口を小刻みに突いている。リング状の中心の窪みを正確に突き回しては、ウズラの卵大の大事な場所を揺すぶり、自分の存在感を染みこませている。
「ああっ、オマ×コそんなに突かないでください、ああンンンッ」
 もう、抵抗する気力も尽きていた。
 全身が悦楽の波動で満たされていて、鬼畜のなすがままだ。
「もうダメですっ、ああン、先輩にオッパイとオマ×コいじめられて、由夏イっちゃいます、あああァァァッ」
 肩に触れていた両手を背中に回して、力一杯抱きつく。
 全身は今にも果てそうなまでに強ばっていた。
 汚らしい年上へ豊満なカラダを擦りつけながら、水泳女子は果てようとしている。
「おおっ、パツンパツンの年下ボディにしがみつかれるの最高っ……このまま一緒にイクよ。中にたっぷり出してあげるからね」
「えっ」
「ハジメテなんだよね。最初の男になった責任をとって、中出しされる快感も教えてあげる。オレのは特別に濃いから、他の男とじゃ満足できなくなるけどさ」
「そんな、困ります、あああ、膣内射精はやめてください、はああッ」
 爛れた悦楽に呑まれかけていた意識の残滓が、抵抗の言葉を放った。
「いやあ、中で、どんどん大きくなって……あああ、爆発しかけてますっ」
 性行為に馴染んだ乙女は、膣内で怒張を感じ取る。
 切羽詰まった震えを起こしている肉棒は、射精寸前としか思えない。
「このままはダメです、ああ、学生なのにママになっちゃうっ、まだ水泳がしたいのにぃっ」
「でも、由夏ちゃんはオレを離してくれないじゃないか」
 今にも絶頂しそうなまでに震える女体を必死に押しつけている。
 蜜壺の反応も、精子を搾りにかかっているとしか思えない。
 締めて圧して扱き上げ、流石のヤリチンも吐精寸前だった。灼熱の快美の塊になり、精液がどんどん上がってきている。
「これは、ああッ、どうしてですか、あああ、ダメなのに、はああッッッ」
「しょうがない淫乱ちゃんだなぁ……じゃぁ、外で出してあげるよ」
「ありがとうございますっ」
「ただし、これからオレの言うことは無条件できくこと。いちいち隠し撮りをネタにするのは面倒だからね」
「そんな……」
「あれ、やっぱり胎内でオレの精子呑みたいんだ……水泳とセックスが大好きな子供を産みたいんなら……」
「わ、わかりましたっ、従います、逆らいませんっ……あッ、すごいっ、急に激しく、ああンンッッッ」
 取引の成立とともに、鬼畜はラストスパートをかけてきた。
「由夏ちゃんをイカせてからオレもイクね」
 確実に追い込む速度で頂ごと双乳を責め立て、胎内の最奥も突き回す。
「はああンン、今度こそオッパイとオマ×コでイク、由夏イッちゃいますッ」
 水泳女子も先輩の逞しいカラダを抱きしめ直した。
(卑怯な男性と恋人同士のように接するのは大間違いです……でも……あぁ……カラダが…………どうしても……こうせずにはいられません……)
 妊娠のリスクを回避できて間もなく、果てさせられた。
「ああっ、イクッ、ああンンン、由夏イクっ、イクぅぅぅッッッ」
 競泳水着を半分脱いで、汗ばんだ日焼け跡をさらす巨乳乙女は、上背のある年上にしがみつきながらオーガズムに呑み込まれる。
(本当にわたしだけをイカせて……すごいです……)
 自分にドス黒い快楽を確実に味わわせるという一点だけで、心の汚らしい男子に思慕めいた感情を抱いてしまう。
「うおおっ、まだ締まるのかっ……くぅぅ、一番奥の吸い付きもたまんねぇ……中でぶちまけたいけど、約束だからな……おら、浴びろ由夏ッ」
 これまでの馴れ馴れしい口調が一転した。
 乱暴にカラダを引き剥がす。抜けた怒張を扱き立て、狙い撃ちする。
 レモン臭の強いメス汁でぐっしょり濡れた肉棒の先から、一直線状に粘液塊が迸った。絶頂快楽でわななく下乳がしたたかに打ち据えられ、ツンと上向く勃起乳首も撃ち抜かれる。
「あああッ、イッてるオッパイに精液がっ、ああンン」
 ロッカーに肩甲骨を押しつけてのけぞる。
「勢いが強すぎます、これではまた、あああん、イクぅぅッッッ」
 絶頂している最中に再び飛ばされた双乳は、精液だらけの下乳が見えるまででんぐり返った。
「着実に淫乱オッパイになってるな……オレの精液でもっとスケベになれっ」
 少し下がって角度を調整し、上乳や横乳にもオス汁の塊をぶつける。
 初体験の由夏を予告どおりに絶頂させたドス黒い巨根は、厚かましくて疲れ知らずだった。
 生白さを薄く残しつつ紅潮し、平素の数割増しまで膨れている巨乳は、白濁に染まって溺れるまで、許されない。
「あぅぅ……わたしのオッパイが……こんなに……」
 困り眉で呻きつつも、僅かに口角が上がっている由夏の秘部は、鬼畜の怒張の形に開いたままだった。
「ぶっかけられながらイキまくって、すごく可愛かったよ……オマ×コもね」
 熱を孕んだメスの白蜜が粘っこく溢れている。日焼けせずに白い秘部にも、小麦色にやけた太ももにも垂れていた。
 夜の闇が降り始めた時刻、水泳部員が使う更衣室には、ラブホテルみたいに濃厚な匂いと熱気が充満している。
 室内の穢らわしい雰囲気だけでなく、恨みがましいが、どこか甘えた上目遣いで年上を見上げる由夏の姿も、隠しカメラは鮮明に録画していた。



お疲れ様でした。
読んで下さりありがとうございます。
続きはこちらでお願いします。

販売店様のページ(アマゾン様)
https://amzn.to/3fX0Det

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索