[ヤマト日記] レクシーとスニソ 2024/06/11
- デビッドよりヤマトへ -
スカートをはいたマユミちゃんの笑顔、マジで眩しいぜ。このタトゥーがなきゃ一瞬誰だか分からなかったがな。
こりゃ兄とはいえ、惚れちまうんじゃないかな。だが、たとえ一線を越えるにしても兄弟、ハプスブルク家みたいになると心配だから、中には出さない方がいいだろう。
スティービー・ワンダーも[パートタイム・ラヴァー]の中で歌ってるぜ。「イケない事は分かってるさ、でもサイコーの気分だ」ってな。
あ、でもこれは血が繋がってなかったんだっけ?
本番はさすがに慎重に判断すべきかもしれんが、足コキくらいなら、頼み方によってはやってくれるかもしれないな。
オレは昨日レクシーと散歩がてら、家の近所を歩いた。オレが去年のクリスマスにプレゼントしたブーツを履いてくれと頼んだんだ。
30メートルくらい歩いたら足が痛くなったらしく、休憩がてら立ち寄ったバス停で写真を撮った。このレクシーのやる気の無い表情を見てやってくれよ。
不機嫌にブスくれた顔まで可愛い生き物、それがレクシーだ。
ところで、マユミちゃんの部屋の壁に飾ってあるポスターが気になってる。よかったら、オレに一枚くれないか。
家に帰り、オレはコンタクトが無いと騒ぎ始めた。
レクシーは「え~~~…」と言いながら四つん這いになりカーペットに目を凝らした。優しいんだよなぁ。
オレは「おっかしいなぁ…」とレクシーの背後に回り込みパシャリさ。このおぞましい靴下の裏を見てくれ。オレの新しいブーツにこんなアンヨを滑り込ませやがって…。たぶん部活で汚れたんだろうが、よく分からない。
そっか、疲れていたろうに無理やり散歩に誘って悪い事したなって…反省。
「じつはオレの両目は2.0!」
オレはゴリラのようにドラミングでおどけてみせた。爆笑が起きるはずだった…
「もうお兄ちゃんたら!」なーんてレクシーの肩パンチをくらう予定だった…
もちろん謝ったさ。でも、もう口を効いてくれなくなった…。