1-5-1話 はじめてのご奉仕①
1時間くらいは走っただろうか。
護送車がどこかへ停止した。
美雪は目隠しをしているため、ここがどこで、周りになにがあるのか何もわからない。
護送車の中がシンと静かになり、奴○たちに緊張が走る。
護送車のドアが開く音がして、何人かの人が入ってくるのが分かった。
調教センターの男性職員だ。
男性職員:
「ここは奴○調教センターの駐車場だ。
これから二か月間お前たちをみっちり調教し、従順な奴○にする施設だ。
はじめの二週間は仮入所棟という施設に監禁する。
仮入所棟についてはあとで説明する。
職員の命令には素直に従え!」
そう言って男性職員たちは、奴○のシートベルトと目隠しを外し、一人ずつ護送車の外へ連れ出した。
護送車を降りた女奴○は5人ごとの数珠繋ぎにされた。
美雪も護送車の外に出て、あたりを見渡す。
どうやらここは建物内の駐車場のようだ。
リードを引かれて前の人が歩き出したので、美雪もそれについて歩いた。
しばらく歩くと「仮入所棟」と書かれた入口から施設の中に入る。
入口は男性職員がタッチパネルにカードをかざすと自動で開かれるようになっていた。
今回この調教センターに連行された奴○は、全部で20人だ。
仮入所棟には左右に五つずつの檻を設置した獄舎が計3つ設置されているので、合計30人の女を収容することができる。
美雪もほかの奴○と一緒に一つの獄舎に入れられた。
獄舎の中は、しっかりとした鉄でできた檻が並んでいて、なんとも重苦しい雰囲気だ。
男性職員の1人が仮入所棟について説明をはじめた。
男性職員の説明はこんな感じだった。
仮入所棟は、調教センターに連行された奴○がニ週間の間、監禁される場所である。
二週間後は通常の監獄へ移され、調教を受けることになる。
奴○を購入する人の中には、調教される前の羞恥心や屈辱心が強い時に奴○を犯したいという物好きもいる。
仮入所棟はそのような物好きのための施設だった。
仮入所棟の2Fと3Fは客が奴○を○すための部屋になっているらしく、客に選ばれたらそこに連れていかれる。
これから二週間は調教は行われず、美雪達20人は客にその肉体を提供することになる。
また、客が奴○を選ぶために、仮入所棟に入ってくることもあるらしい。
客が来た時は檻の中で正座するように言われた。
そして、仮入所棟での一週間は拘置所の時と同じ番号で管理されるらしかった。なので、美雪は6番である。
美雪はこれから二週間のうちに男に犯される可能性があるということを理解し、恐怖で顔がこわばった。
説明が終わると、奴○たちは檻に入れられる。
檻は拘置所に比べて、とても狭い。
床や壁もコンクリートでできており、立っていると足の裏が冷たい。
拘置所の牢にはあったトイレの仕切り壁もなくなっており、用を足す際に隠すものはなにもない。
左右の檻同士はコンクリートでしきられており、見ることはできない。
美雪も数珠繋ぎを解かれ、リードを引かれて檻の中に入れられた。
リードと手錠がはずされ、職員がタッチパネルにカードをかざすと、檻の鉄格子が自動で閉まった。
20人全員が檻に入れられてから30分ほど立ったころ、仮入所棟の入り口付近で男同士が話す声がきこえた。
アナウンス:
「お客様がいらっしゃった。
全員檻の中で正座しろ」
アナウンスが流れ、客が来たことがわかる。
どの奴○を○すか選びにきたのだ。
美雪はあわてて檻の入り口に向かって正座をする。
男性客:
「今週は何人入りました?」
男性職員:
「20人の奴○が入りました。
どの女も食べ頃だとおもいますよ。」
客の男と職員の会話がきこえてくる。
美雪は自分が選ばれないよう、心の中で必死に祈っていた。
男性客:
「この奴○はどこにいます?
いいケツだ。」
男性客は手に持った奴○カタログを指差しながら、職員へ訪ねた。
カタログは新入り奴○の一覧が載ったものだった。
カタログには拘置所で撮影された全裸の写真がプリントされている。
男性職員:
「お目が高いですね。
こちらでございます。」
そう言って職員が案内したのは、6番と書かれた檻の前だった。
まさか自分が一番最初に目を付けられると思っていなかった美雪は驚愕の表情をする。
男に選ばれたら、今日にでもレ○プされるかもしれない。
美雪は恐怖で口が乾いた。
男性職員:
「6番。立て。」
美雪:
「はい」
震えた声で返事をして、美雪は立ち上がった。
男性職員:
「こちらの奴○は年齢は20歳、胸はCカップです。
男性経験は1人だけのようですので、おすすめですよ」
男性職員が美雪の体について説明を始める。
美雪は男に品定めの視線を痛いほど全身に感じる。
男性職員:
「後ろを向け」
美雪が大人しく後ろを向くと、職員は説明を続けた。
男性職員:
「今は服を着ているので見えませんが、写真のとおり、張のある良い尻です。
スタイルもいいですね。」
美雪は自分の体を観察される屈辱を必死に耐えた。
男性職員:
「ベッドに手をついて尻を突き出せ。」
驚愕の命令だったが、奴○になった以上は命令には逆らえない。
美雪はベッドに手をついて、男たちに向かって尻を突き出して見せた。
男性客:
「たしかにいい奴○だなあ。
でももう少し他も見せてください。」
そう言って客と職員は別の檻に移っていった。
美雪は自分の体を品定めされた屈辱で肩の震えがとまらなかった。
その後も2.3人の客が奴○を選びに入ってきては、出ていった。
そして1時間ほどたったころ、美雪の檻の前に男性職員が1人きて言った。
男性職員:
「6番。お前に客がついた。今すぐ服を全て脱いで全裸になれ。」
美雪は恐怖で硬直してしまう。
まさか調教センターに連行された初日に男に犯されるなんて思っていない。
まだ心の準備ができていなかった。
男性職員:
「はやくしろ!」
男性職員にどなられ、美雪は震える手で服を脱ぎはじめた。
シャツを脱ぎ、ブラを外し、パンツをおろす。
逮捕されてから男の前で全裸になるのははじめてだった。
屈辱と羞恥で美雪は胸と股間を手で隠す。
男性職員:
「後ろを向いて、手を後ろにそろえろ。」
美雪は檻の中で後ろを向き、両手を後ろにそろえる。
職員が檻に入ってきて、後ろ手に手錠をかける。
今度は美雪の肩を持ち、前を向ける。
首輪にリードが取り付けられ、それを引かれて檻を出される。
後ろ手に拘束され、体を隠せなくなった美雪はなすすべなく、職員の後ろをついていく。
体を隠すこともできず、ただリードを引かれ歩いていく。
美雪は恐怖に満ち溢れていた。
これから私は男の人に犯されるんだ、、。
震えがとまらなかった。
他の檻に監禁されている女たちも不安そうに美雪が連行されていく様子を見守っていた。