curasutaru. 2024/01/15 21:58

1-9話 奴○オークション

調教センターに1000個程ある檻のそのひとつに美雪は閉じ込められている。

最初は全く落ち着かなかったこの檻の中も、今は檻に帰ってくると安心するようになっていた。
男に全裸をみられるのは、今でも慣れないが、全裸で過ごすこと自体には慣れてしまった。

思い返してみれば、調教センターに入所したてのころは、食事を犬食いでたべるなんてありえなかったし、拘束姿勢や服従姿勢も当然のように知らなかった。
男の命令にしたがうのも、かなりの抵抗があった。

それからは何度も鞭で打たれ、奴○としての心得を体で覚えさせられていった。

とうとう本当に奴○に調教されてしまったんだ、、。
美雪は思う。

調教中は全身にあれほどたくさんあった傷やあざも今やすっかり治っている。
オークション当日に鞭打ち傷が残らないようにするのもまた、調教師の仕事なのだ。

檻の中のベッドに腰掛けている美雪は、ここに入所した時のようなきれいな体を取り戻していた。
だれが見ても美しく、できることならやりたいと思う極上の体だ。
その白い身には一切、隠すものはなく、唯一身につけているのは、首にまかれた首輪だけだ。


アナウンス:
「320番から330番!
 檻の中で拘束姿勢1をとれ!」

アナウンスがはいる。
美雪はベッドから立ち上がり、檻の入り口に背を向け、両手を後ろで組む。

檻に男性職員が入ってきて、美雪に手錠をかける。
首輪にリードをとりつけ、檻から出される。

リードを引かれるのは今でも屈辱だったが、もう慣れたものだった。

檻をでるといつも通り、5人ごとの数珠繋ぎの列に加えられる。
美雪と同じ日に調教センターに入所し、一緒に調教されることも多かった顔なじみの奴○たちだ。

奴○同士での会話は禁止されているので、ほとんど話したことはなかったが、皆お互いに少しの仲間意識が芽生えていた。

いつもの調教室への連行時とは違い、皆少し緊張しているのが分かる。
これからオークションにかけられるのだから当然だろう。

調教期間中は皆傷だらけの体であったが、今は皆ほんとうに綺麗な体をしていた。

美雪は数珠繋ぎの前の奴○の綺麗なお尻を眺める。
後ろ手に拘束され、首輪に鎖をつけられたその後ろ姿は確かに男を興奮させるだろうと、美雪は思った。

男性職員:
「歩け!」

男性職員の掛け声と共に列がオークション会場に向けて進み始める。

奴○オークションは調教センターに併設されたオークション会場で行われる。
オークション会場には市民ホールくらいのサイズのステージがあり、そこで奴○ひとりひとりのセリが行われるのだ。
今日オークションにかけられる奴○は美雪たち新人20人と、飼い主から売られてきた中古奴○32人の計52人だ。

美雪達がオークション会場に到着すると、まずは会場裏の部屋に連行された。

その部屋はメイク室であり、プロのスタイリスト数人が、奴○達に化粧を施していた。

普通のメイク室と違うところは部屋の隅に大きな檻が設置されていることだ。メイク待ちの奴○はそこに入れられる。

どの奴○も薄めの化粧を施された。
化粧がおわった奴○は、1人ずつ別部屋に連行される。

そこは奴○の最終チェックとオイル塗りをする部屋だ。
美雪は男性職員の指示で、服従姿勢をいくつかとらされ、ムダ毛が生えていないか、便の拭き残しがないかなど、体を細かくチェックされた。

その後、男性職員になにやらオイルのようなものを全身に塗られる。
それはとてもいい匂いで、男の性欲を掻き立てるような匂いに設計されていた。
さらに、奴○の肌に少しの光沢をもたせ、より魅力的に見えるようにするという効果もあった。


一方、会場の豪華な客席には客が続々と集まり始めていた。
どの客も手に今回オークションにかけられる奴○カタログを持っている。
奴○カタログには奴○の細かい品質が記載された奴○品質証と奴○の全裸の写真が掲載されている。

舞台裏ではほとんど全ての奴○の準備が整い、あとはオークションにかけられるだけとなっていた。
皆、両手を後ろに拘束されたまま二畳ほどの狭い檻に1人ずつ閉じ込められている。

アナウンス:
「それでは本日の奴○オークションをはじめたいと思います!!」

会場のすぐ裏に位置するこの檻には会場のアナウンサーの声が少しきこえるため、奴○オークションがはじまったのが分かる。

アナウンス:
「それではまずは1人目!
 お手元の奴○カタログ3番!26歳の中古奴○です!」

3番のような若い番号は新人奴○ではなく、飼い主から売られた中古奴○の番号だ。
奴○オークションは中古奴○から行われる。

美雪は恐怖で体が震え出した。
今から自分の体を大勢の人の前で晒し、値段をつけられるのだ。

アナウンス:
「それでは、、落札者様は、、、、様に決まりました!
 おめで、、ございます、、」

途切れ途切れではあるが、会場のアナウンスがきこえ、1人目が落札されたことがわかる。

その後も2人目、3人目と次々にオークションが行われた。

アナウンス:
「続いては新人奴○のオークションにまいります!
 本日も大変食べ頃な奴○が多数入荷しております!!」

新人奴○のオークションがはじまり、会場が盛り上がっているのが美雪に伝わる。
美雪はさらに恐怖をかんじる。

男性職員:
「322番!出ろ!」

美雪の2つ隣の檻にいた奴○が職員に連れられていく。

男性職員:
「323番!出ろ!」

美雪の隣の檻から奴○が出される。
美雪はなんとか自分を落ち着かせようと深く深呼吸する。

しばらくして、、。

男性職員:
「324番!出ろ!」

美雪の番号が呼ばれる。
美雪はビクッとなり、急に鼓動が速くなるのを感じる。

檻が開けられ、職員にリードをリードを引かれ、歩き出す。

しばらくあるき、舞台袖まで連れて来られた。
ステージでは先ほどの連れていかれた323番の奴○のオークションが行われている。
323番はステージ上でさまざまなポーズおとらされ、客にその体を見せていた。

美雪はその異様な光景、息を呑む。

アナウンス:
「それでは、ここで締切とさせて頂きます!
 323番は1200万円で○○様が落札されました!
 ○○様おめでとうございます!」

前の奴○のオークションが終わる。
323番が舞台袖に引かれてくる。
323番さんがどれほどの屈辱を感じているか。
同じ女であるから痛いほどわかり、目を合わせることはできない。

アナウンス:
「それではつづいての奴○に参りましょう!
 つづいての奴○は、324番!20歳の大変食べ頃な奴○になります!!」

アナウンスが開始されると、同時に男性職員は美雪のリードをぐっと引く。
美雪はなすすべなく、ステージ上に出ていった。

客:
「おおーこれはまたいい奴○だなあ」

客:
「胸も尻も柔らかそうでいい肉質だなあ」

客が美雪の体を値踏みする声がそこらじゅうで聞こえる。

アナウンス:
「皆さまもうお気づきかと思いますが、こちらの奴○の特徴はなんと言ってもこの白く美しい肌!柔らかい胸や尻です!
大変おすすめの奴○となります!!」

アナウンス:
「それでは皆様に見えやすいよう奴○にポージングしてもらいましょう!!」

男性職員が美雪のリードと手錠を外す。

職員が美雪にだけきこえるくらいの声量で命令する。

男性職員:
「服従姿勢1!」

美雪は言われた通り、足を肩幅に開き、両手を頭の後ろで重ねる。
あまりの恥ずかしさに美雪は目をつぶった。

男性職員:
「自分で胸を揉め」

美雪は言われた通り、両手で両胸を揉む。

客:
「おお!これは柔らかそうだな!」

客:
「大きくはないが、いいおっぱいだ」

客からさまざまな感嘆の声があがる。

アナウンス:
「さあどうでしょうか!この胸!
 それでは入札を開始します!100万円からスタートです!」

客:
「200万!」

客:
「350万!!」

どんどん値段が跳ね上がっていく。

男性職員:
「次は後ろを向いて服従姿勢1!」

美雪は男性職員に言われた通り後ろを向いて先ほどの服従姿勢をとる。
美雪の美味しそうな尻が観客に晒される。

客:
「おお!いいケツしてんなあ」

美雪は屈辱で歯を噛み締める。
その間にも値段はどんどん跳ね上がっていった。

男性職員:
「後ろ向きのまま服従姿勢3!」

美雪はそのまま膝をつき、四つん這いになる。

アナウンス:
「それでは一番肝心な部分!オマンコと尻穴を確認して頂きましょう!」

男性職員:
「服従姿勢4!」

美雪は四つ這いの状態から、両膝を地面につき、さらに尻を突き出すような格好をとらされる。
体の中で一番恥ずかしいところを大勢の人に晒す。

客:
「いいマンコだ。締まりも良さそうだ。
 600万円!」

アナウンス:
「さあ続いては324番の感度と声をたしかめていただきましょう。」

アナウンサーの掛け声によって、職員は地面に太いディルドを取り付ける。

男性職員:
「いつもやっているように、これでオナニーしろ」

美雪は言われた通り、腰を下ろし、ディルドの先端を膣にあてがう。

そのままさらに腰を下ろし、ディルドを自分の中に挿入する。

美雪:
「んはぁ、、」

調教され、感度も高められた体。
ディルドを挿入するだけで、声が我慢できないほどの快感に襲われる。

ジュッジュッ

美雪:
「あッ!んん!!ハぁハぁ!ん!、、、すいません、イきます!、、。
 んんん!!!」

ものの数秒で美雪の体はビクビクと震え絶頂に達した。

アナウンス:
「さあ、どうでしょうか!
 喘ぎ声も感度も一級品の奴○でございます。」

客:
「800万!」

客:
「950万!」

値段がはねあがっていく。

アナウンス:
「さあ!ほかございませんんか!?
 再度ご確認ください。このきれいな胸!みごとな尻!!」

アナウンサーの最後の追い込みに、美雪は再度服従姿勢をとらされる。
男性職員もここぞとばかりに美雪の尻や胸を揉んで客に見せつける。

客:
「1100万!」

客:
「1250万!」

アナウンス:
「1250万でました!ほかにございませんか?、、、」

アナウンス:
「それではこちらで入札を締め切らせて頂きます!
 324番は1250万円で徳山様が落札されました!
 徳山様おめでとうございます。」

美雪は自分が徳山という人に買われたことを理解する。

男性職員:
「拘束姿勢1!」

手錠がかけられ、リードがつけられる

リードをひかれ、ステージから退場する。

ステージ脇にはすでに次の奴○がスタンバイしていた。

ついに買われてしまった、、。
これから私はトクヤマという男の所有物だ。
美雪は不安でしかたなかった。



これで「奴○制度のある現代」美雪編は終了となります。
読んでくれた方ありがとうございました。

美雪のその後については、番外編で扱っていきます。
本編は別のストーリーに入ります。

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