はるな 4
特大の絵筆
画家は、キャンバスで走らせていた筆を置くと、絵具まみれのチュニックをたくし上げた。
「奥さん、この絵筆を試してみてもいいかね?」
はるなは、画家のAV男優や海の家の店主のより長い男根を見て、その先端に絵具を付けてキャンバスで腰を振る画家を想像した。そして最近どうして私はこんな大きなモノの持ち主ばかりに出会うのかしらと思った。
「そ、それで絵を描かれるのですの?」
画家ははるなの問いに噴き出した。
「それも面白い絵を描けるかもしれないが、そうじゃなくてワシは女の恍惚とした表情が描きたいんじゃ」
「ということは?」
「そう、これで奥さんを天国に導いてやろうっちゅうわけじゃ」画家はペニスを指揮棒のように振った。
「えっ? そんなのダメです! そんな大きくて それに長いのなんて 絶対に無理です」はるなは泣き叫ぶように抗議したが、その豊満な尻は高く掲げたままだった。
はるなは、逃げようとしたが、
「そのままっ!」
と画家に言われたとたん身体が麻痺したように動かなくなってしまった。画家はキャンバスの前から、はるながポーズをとる長椅子の後ろへまわった。
「ほう、まさしく熟れた果実じゃ」
はるなにとっては死角になってその様子は見えないが、自分の花唇への画家の品定めをするような視線を感じ彼女は濡れ始めていた。
「お、蜜があふれてきたか どれ」
画家は絵筆の先で 愛液に濡れ光る はるなのクリトリスを擦(こす)りあげる。
「ひぃ」彼女は恐怖と快感の間で尻を小刻みに震わせた。
画家はスモックを脱ぎ捨て はるなの脚の間に膝をついた。
「こりゃ 前戯はいらんわい 太腿まで垂れてきてるな 奥さん 挿入(い)れますぞ」
はるなは逃げたいが、身体は金縛りにあったようにまったく動かない。
「ダメです そんなの入りません! それに私には主人が!」
かろうじて出せる声で、はるなは悲痛な叫びをあげた。
「奥さん、だいじょうぶ、だいじょうぶ 赤ん坊だって通るところじゃ さ 力を抜いて」
画家は、さらに腰を進め、亀頭の先端を はるなの秘唇にあてがった。
「あなた、アトリエにいらっしゃるの?」その時、階下の玄関から声が聞こえた。
「これからという時に」
画家は長椅子から降りて脱ぎ捨てたスモックを慌てて身に着けた。そして、サイドテーブルに置いてあった財布から過分なアルバイト料をはるなに手渡すと人差し指で裏口の非常階段の方を指さし、
「奥さん、かならずもう一度モデルに呼びたい」と小声で言った。
はるなは、自分の脱いだ服をなんとか身に着け非常階段に通じるドアを出た。それとほぼ同時に画家の妻がアトリエのドアを開けた。
「まぁ あなたったら どうして返事してくださらないの?」
「あぁ、絵のモチーフにしようと、故郷のコーンウォールの山を思い浮かべていて 気が付かなかったんだよ おまえ」画家は何も描かれていないキャンバスから妻の方へ向かって応(こた)えた。
「まぁ あなた 気づいていらっしゃらないかもしれないけど、アレが大きくなってらっしゃるわ。
何か月ぶりかしら。
きっと故郷イギリスの風景が若いころのあなたを思い出させたのね。
ね 絵のことは忘れて 若いころのようにここで」
『余韻』
女はその居酒屋へふらりと入ってきた。この町で一番安い居酒屋は盛況でカウンターの儂の隣しか席が空いてなかった。こんな店には似合わないタイプの女だった。案の定、何をどう注文するか迷っていたので、儂(わし)は電氣ブランと生ビールのチェイサーを薦めてやった。おかわりを飲み干したころから女は儂にもたれかかってきた。周りの連中が羨ましそうにこちらを盗み見している。儂は呑み足らなかったが、女を家に送るタクシーまで連れて行こうと勘定を済ませた。タクシー乗り場へ向かおうとしたが、女は気分が悪そうで、少し休みたいと言うので、儂のぼろアパートへ連れて行った。女のために床を延べている間に、女は着ているものを脱ぎ捨てパンティ一枚に。女に似つかわしくない派手なパンティだった。そして布団に倒れ込むとすーすーと寝息をたてはじめた。まだ春なのに暑い夜で、儂もパンツ一丁になり、女の肉感的な肢体を愛でながら買い置きの冷えていない缶ビールをチビチビ飲み始めた。
その時女が寝返りを打ってその豊満な尻を儂に突き出すのを見てパンツの中の儂の倅が何年かぶりにムクムクと頭をもたげてくる。ええぃ 据え膳喰わぬは男の恥だッ。儂はパンツも脱いで女の寝る布団へと忍び寄りパンティのゴムに指をかけた。
去年、都会から引っ越してきたンとこの嫁が
四月から旦那が単身赴任とかで
夜ごと風呂場から啜り泣きが聞こえるっちゅうンで
可哀想に思って見に来てきたら
まあ、夜泣きするのも当然のこの肢体(からだ)
これは、一丁、この五平が助けてやらねばならンて
庭先で素早く衣服を脱いだ五平は、歳はとっているが軽い身のこなしで音もなく浴室の窓から忍び込んだ。そして背後から素早く はるな の股間に右手を伸ばした。そしてもう片方の手は驚きで離れた彼女の手に代わってその豊満な乳房をむんずと掴む。
「きゃぁ!」
「奥さん、嫌がることはないべ。自分でするよりひとにしてもらったほうがずっと気持ちいいべ ほれ、奥さんのここはこんなになってるべ。旦那がいなくて涙じゃなくて、夜ごとここで枕を濡らしているんだべや? こんなバディじゃしかたないべや。そこでだべ このお助け人五平さんに万事まかせるだべ。」
と五平は突き出した唇を はるな のそれに重ね合わせた。
『恐怖!二足歩行机械手の襲来!』
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ー END ー
~ この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです ~
2018~2019にかけて活躍した はるな さん のアラカルトをお楽しみいただけましたでしょうか? 画家とのカラミのように、前出のストーリーもの の前日譚のものもあります。家風呂の覗きの お助け人五平 は、2008年からCGを作り始めたころのPoserのM3キャラの助平担当キャラです 最近、G8Mで同じような猿顔のキャラを作ってみたけど、このキャラには敵(かな)わないですね 2008年のころの情熱の温度差だと思います^^;