ノヴェール 2024/07/28 21:03

性的マイノリティについて

ご挨拶

今回は多少センシティブなお話になります。
…って、いつも私が語る話はセンシティブ(であるはず)な話題ばかりな気がしますし、それに関して誰に憚ることなく声を大にして語ってはきたわけですが…💦

とはいえ、今回は性的な差別を含みかねない。…という意味で、いつもよりデリケートかな、と。
今回のテーマは『性的マイノリティ』
セクシュアルマイノリティ・性的少数者…等々、まあ意味合いは同様です。

呼び方として

すでに『SDGs』と同レベルに『LGBT』は日常用語となっていると存じます。
皆様は『性的マイノリティ』をどういう略称で呼ばれていますか?
ちなみに私は『LGBTQ』と呼ぶことが多いです。

解説など不要かもしれませんが、念のため
・L…Lesbian(レズビアン:女性同性愛者)
・G…Gay(ゲイ:男性同性愛者)
・B…Bisexual(バイセクシュアル:両性愛者)
・T…Trans-gender(トランスジェンダー:生まれた時の生物的な性別と、自分の認識している性別が一致していない人)
・Q…Questioning(クエスチョニング:性自認や性的指向を決められない、迷っている)もしくはQueer(クィア:セクシュアルマイノリティ全体を指す、包括的な言葉)

それ以外にも

しかし、どうやら『LGBTQ+』『LGBTQIA+』という呼称もあるようです。すなわち、
・I…Intersex(インターセックス:身体的性において男性と女性の両方の性別を有している)
・A…Asexual(アセクシャル:どの性にも恋愛感情を抱かない)

インターセックスは聞きなれない言葉でしたが、たしかに両性具有(アンドロギュノス)という存在は、私が学生時代愛読書にしていた「MAZE爆熱時空(あかほりさとる著)」にも出てきました…というかヒロイン枠でした^^
昨今では、「フタナリ」という呼び方で様々な作品に登場するキャラ性となっていますが、これは決してファンタジーの存在ではありません。
実際にXジェンダーとも総称される、両性・中性・無性・不定性といった性別の方は存在致します。
男性でもあり女性でもある。男性でも女性でもない。その特性は千差万別でしょう。
男や女などといった一括りにできる人間ばかりではないのです。
そういった方々から見たら、オタク界隈で「フタナリマンセー」などと盛り上がっている様子は、複雑な気持ちかもしれませんし、悲しくなるかもしれませんし、怒り心頭かもしれません。
そう思っていても、なかなか声を上げられないのが性的マイノリティあるあるです。
勿論、フタナリ属性の方の大半は現実を理解した上で、「リアルの両性具有ではなく、ファンタジーのフタナリとして萌えているんだ」という、しっかりした視点を持たれていると信じています。
そうであっても、リアルのXジェンダーの方々が傷ついているかもしれない…という理解はあってほしいです。

アセクシャルという言葉は知っていました。
私はよくテレビドラマを視聴しますが、2年くらい前にNHKで放送された「恋せぬふたり」で取り扱われていたことで知り、目から鱗でしたね。
なぜなら、私自身に恋愛感情が希薄だからです。
小中学生時代は好きな異性の子がいましたが、大人になっていくにつれて恋愛が単に面倒な存在にしか思えず、交際しても一切「愛している」という感情が湧きませんでした。
もっとも、私は恋愛感情だけでなく、他者に対して関心が薄い人間で、おそらく孤独が苦にならないタイプです。
家族や友人と一応の付き合いはありますが、リアル社会から隔離されて引き籠っても結構へっちゃらでしょう。
結婚とも無縁であり、SEXをしたいとも思いません。
ぶっちゃけると私の性欲は創作物にしか向きません。AVやエロ本とかなら全然OKですが、生きている人間を目の前で見てもムラムラしません。
アニメや漫画・小説やエロゲの方が、リアルとは比較にならないほどに興奮できます。
二次元フェチとでもいうのでしょうか。
こういうタイプの性的マイノリティもいる…ということを知ってもらいたいです。

そして、LGBTQIA以外にもさまざまなセクシュアリティがあるという意味で「+」がつけられています。
言ってしまえば、私の二次元フェチもその一種といえるでしょう。

少数派と多数派

ということを踏まえた上で、みなさんは『LGBTQIA+』のどれに属しますか?
と聞かれて「自分はそんなレアじゃない。普通だ」などと思うなら、まだアップデートできていない証拠でしょう。
性的マイノリティの割合は、人口の1割弱といわれています。
「自分はこれまでの人生でマイノリティに会ったことがない」と思っている人。それは単なる思い込みです。
要するに今まで出会った人の10人に一人くらいは『LGBTQIA+』です。
本人が気づいていないか、カミングアウトしていないか、あなたが知らないだけです。
私自身はマイノリティですが、私はこれまでの人生で「自分は性的マイノリティだ」と言う人に会ったことありませんから。
でも絶対に会っているはずなんです。それくらいの割合です。

逆に「性的マジョリティ(多数派)」をどう表現するべきか…という疑問を持ったことはありませんか?
私は最近まで「ノーマル」や「ノンケ」と呼称することが多かったです。
(※その証拠に、私の小説「エリュシオンの宴」では「あなたがバイセクシャルなのは知っているけど、私はノーマルなのっ」というセリフが存在します)
しかし、「ノーマル」という呼称は大変危険です。
それすなわち「性的マイノリティ」を「アブノーマル(異常)」と呼ぶ行為に等しいですから。
だから性的マジョリティである側は「シスジェンダー」「ストレート」「ヘテロセクシュアル」といった呼称が良いでしょう。
もっとも、最近ではちゃんと学校で教育されているのかもしれませんね。

少数派の中の少数派

これはさらに少数派なのでしょうが、トランスジェンダーの同性愛者…という方も、世の中には存在している…かもしれません。(聞いたことはありませんが)
そういう方は、幸せなのか不幸なのか。
例えば、肉体は男性だが性自認は女性。しかし性志向はレズビアン。
こうなると外見は男性の人物が女性と恋愛をしているから、周囲からは「シスジェンダー・ストレート」と見られがち、しかし実際の精神は女性。
混乱しそうな話ではありますが、ありえないとも言い切れない。
その場合は差別されにくいし、愛する人との間に子供をもうけることはできる。幸せかもしれない。しかし、自分の精神が女性だということが周囲に理解してもらえない。そういう意味では不幸に寄るのかも。
まあ、考えれば考えるだけ、ドツボに陥りそうですね。
しかし、可能性を頭の片隅に置いておくことは悪いことではないでしょう。

何故この話題なのか

ここまでの長文を読んでいただき、ありがとうございます。
では、皆様は男性ですか?女性ですか?それ以外ですか?
私は……多分~、男性です…!
何故、「多分」なのか。それは、何をもってして男性なのか確実には言えないからですね。
肉体は間違いなく男性です。
自分の体に目立った違和感もありません。
性志向は…二次元(創作物)で。対照はほぼ女性ですが、男の娘は全然あり!

以上のことを総合的に考えれば、ほぼ男性だと思います。

ただ、もう一つ疑問を投げかけさせていただけるのならば…皆さんはエロ創作物でヌイている時にどのキャラに感情移入していますか?
誰に自分を投影させていますか?と言い換えても良いです。
勿論、「そんなことはしない。目の前で行われているエロい行為を俯瞰して見ているんだ」と言われるかもしれません。
むしろ、作品内では描かれていない第三者目線で興奮しているのかもしれませんね。(例えば、痴○シーンにおける、見ているだけのモブに感情移入)
私の場合は、ですね。ぶっちゃけシーンによりけりですね(おぃ
ただ、基本的に「攻め」ではなく「受け」に感情移入します。
痴○シーンでは、自分が痴○される女性の心境になりますし、レ○プシーンでは自分は犯される女性に感情移入します。
強○露出においては当然の如く、裸にされている女性に、自身を投影するわけです。
…と考えた時に「あれ?自分の精神は女性じゃないのか?」とか思ったりするわけなんです。
おそらく、それはただの勘違いであり、TSに憧れる感情に近いものなのでしょう。
その証拠に、CFNMシチュにおいて、男性が強○露出させられるシーンなら、男性に感情移入して「羞恥心」で興奮します!
ただし!それを見ている女性が「M寄り」や「中間タイプ」(前回の記事参照)であったなら、女性に自分の感情を投影したりしますw
よって、結局自分は「受け」の側に感情移入する「マゾ」側の人間ということですね
性別じゃないんだ!性癖なんだ!!

ただし、ラブラブシチュにおいては、「攻め」とか「受け」とかではなく対等だと思っているので、両者に感情移入します^^

真面目な出だしだったのに、結局着地点はこんなもんになっちゃいました💦

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