空想番外地 2024/08/20 22:05

「夢とロックとカフェインと…Lesson9」DIVER 構想ノート 後編2


「皆様、こんにちは、こんばんは、はじめましてー
 当サークルを主催しておりますナカモンですー」



「Lesson9では、DIVERの構想ノートの後編をご紹介
 していきますー」


「いよいよ構想ノートのご紹介も最終回だねー」

「そうですね……ここまで、お付き合い頂いた
 皆様には、感謝の言葉もございませんっ!」


「……」

「おいおい、ナカモンよぉ! 感傷に浸ってる
 場合ちゃうやろ!
 これから、本格的な開発が始まるんやろうがっ!」


「シャキっとせんかいっ!」

「!」

「珍しくボスが、真面目なこと言ってる~」

「ワイはいつも、真面目やで~」

「すぐに調子に乗るんだから……」

「いえ、ボスの言う通りです!」

「私が一番、しっかりしないとっ!」

「準備はオッケーのようだねー
 それじゃあ、いってみよー」

VRダイブ:
プレイヤーは専用のVR装置を使って、患者の脳内にダイブします。これにより、患者の内面世界がビジュアル化され探索可能になります。
イメージ化された脳内環境:脳内の各エリアが独自のビジュアルテーマを持ち、感情や記憶に基づいた多様な景観が広がります。

心理治療:
患者の記憶や感情と対話し、問題の根源であるトラウマを抹消させます。
これには、記憶の断片を集めて真実を明らかにする謎解き要素も含まれます。


「書いてあることが難しくて、よく分からないねー
 説明が必要だね!」


「もちろんです! ここはSF的な表現も多く
 用いてますので、一つ一つ丁寧にご説明します」


「まずVRというのは、皆様ご存知の通り、
 Virtual Reality(バーチャル・リアリティー)
 の略でございます」


「有名どころで言えば、MetaクエストとかPSVR
 だよねー」


「あんまり、普及してへんけどな」

「まぁまぁ、ここで言うVRはそんな映像を見るための
 装置という訳ではなく、あくまでSFの要素ですから
 文字通り、人の脳内を映像化する装置になります」


「とは言え、全くまゆつばという訳ではありません
 ので、現在は生成AIを使って脳内を映像化する研究が
 実際行われているそうですー」


「少しでも興味のある方は、こちらをどうぞー」
DIVER 構想ノート 前編

「ここからが、ゲームの設定の話になるのですが
 主人公のマリアは、世界最年少のDIVERですー」


「DIVERというのは、潜水士のことですが、本作では
 人の脳内にダイブするという意味で潜心士という
 職業があるという設定ですー」


「カッコいいよねー」

「DIVERの仕事ですが、その前に時代背景について
 少しお話しますー」


「かったるいのぉー」

「ゲームの時代は、21世紀後半で大災害から30年を
 経た日本ですー、この時代は過酷なこともあって
 多くの人が精神病に苛まれていました…」


「くらいのぉー」

「ボスはちょっと黙ってよね」

「さらに、極度に進化した情報化社会の影響で
 これまでにはない精神病が現れてきました…
 それは、これまでの心理療法では対処できなく
 なってました!」


「そこで、こちらも極度に進化していたVR技術
 を使って、脳内に介入することで直接影響を
 与えて、治療をする方法が編み出されました」


「脳内を映像化するということは、その人の記憶
 を元に空間を創成するということですー
 これを電脳空間と呼ぶことにしますー」


「いろんな小説やゲームでも、あるあるの
 設定だねー」


「前にも出ていた、攻殻機動隊とかトータルリコール
 やなー」


「そうです、決して目新しい設定ではありませんが、
 本作では、この電脳空間を心理療法に利用しようと
 いうのが、物語の中心になりますー」


「ここでDIVERですが、電脳空間に潜って治療を
 行うのが彼らになりますー
 だから、潜心士なんですねー」


「どうやって治療するのー?」

「DIVERは基本は一人で、患者の電脳空間に潜り
 精神を犯している要因を、排除することが目的になります」


「この要因がトラウマです、DIVERは電脳空間で様々な
 アプローチを行い、トラウマを見つけ出します」


「後は、ゲーム的な表現になりますが、トラウマを排除
 することで、外部からその信号を確定できるように
 なります!」


「ふむふむ……」

「確定した信号の位置にナノウェーブという特殊な
 光線を、外から患者に照射することで、その記憶
 だけをキレイに消し去ることができます!」


「それは、凄いね!」

「創成される電脳空間は、DIVERの性質や能力
 によって様々ですー
 例えば、クイズであったり、脱出ゲームのようで
 あったり、3Dダンジョンであったりですねー」


「マリアは多重人格ですので、ダイブした後は
 5人で行動するようになりますー
 電脳空間は、5人で行動するバトルフィールド
 が出現することになりますー」


「ゲームとしては、敵(シャドウ)を倒して、
 記憶の断片を集めますー
 一定数集まればトラウマ登場となりますー」


「このあたりのゲーム設定は、まだ未確定では
 ありますー」


「ちなみに、DIVERという職業は命の危険も多く、
 また精神医療の知識も必要ですので、誰もがなれる
 職業ではありませんー」


「さらには、DIVERは常に成功するということでは
 ありませんー
 逆にDIVER自身が、精神をやられるということも
 ありますー」


「そんな危険なこと、あんな可愛いマリアちゃんで
 大丈夫なの?」


「マリアは天才なのですよ!
 その理由が多重人格ということもあるのですがー」


「しかも、本来は一人で行動しないといけないところ、
 5人で行動できるのですからねー」


「なるほど、そうなんだねー」

「なんか、ゴーゴーっていう音がするんですがー」

「ボスのイビキの音だね……まったくもうっ!」

「気を落ち着けて、次は前のプレミアムツクールデー
 でポストした動画について説明いたしますー」


「それは、いいねー」


「これは、オープニングの一部ですねー
 回想のシーンになりますー
 マリアが小学生の時のホームルームの1シーン
 ですねー」


「先生が何やら、恐ろしい話をしてるねー」

「情報を補足しますと、21世紀中頃に日本を南海トラフ地震
 と首都直下型地震と、富士山噴火が同時に発生します」


「そ、それは……大変だね」

「あくまで、フィクションですからね……
 想定される最悪のシナリオです!」


「それだけでは、ありません!
 日本中にある、ほぼ全ての原発が被害を受けます!
 その結果どうなるでしょう?」


「……」

「ゲーム内では、この災害を列島大震災と呼んで
 います!」


「オープニングのシーンは、それから30年が経っている
 んだねー」


「そうですね、だから子供たちは、もちろん知りません
 だから、まともに先生の話は聞いてませんねー
 現在でも、よくある光景です」


「この先生の話から、ここが北海道であることが
 分かりますねー
 ご存知の通り、北海道には原発はありませんので
 その被害を免れたという事ですねー」


「このオープニングでは語られてませんが、日本はこの
 震災で立ち直ることができず、アメリカに51番目の州
 として組み込まれることになります……」


「実は、日本に大災害が起こり、自力で国として再建できない
 場合、アメリカに委ねるという密約があったということに
 してます……」


「何だか、現在の日本を見ていると、現実にそうなってる
 かもと思ってしまうね……」


「……」

「そういえば、オープニングの最後のあたりのマリアちゃん
 何だか別人みたいだね……」


「このマリアは、マリアであってマリアでない……
 つまり人格が入れ替わっています!」


「口調から見て、アイカですねー
 入れ替わっているかどうかは、名前の色で分かるように
 なってますー」


「急に口調が変わったらビックリするよね!」


「これは、あるバトルシーンのマップですねー
 夜の工場というか、大きな基地のようですね!」


「もちろん、現実の工場ではありませんー
 電脳空間内に創成されたフィールドですね」


「人の記憶が創り出した、映像なんだねー」

「そうですー、例えばこの工場は、この患者
 のトラウマとなった記憶のイメージに工場の
 ような場所と雪が関係しているのを示しますー」


「あの、恐ろしいロボットみたいなのは?」

「あれが、シャドウですねー
 戦闘メカのような形態は、患者が抱く恐怖心の
 イメージが形となって表れたものですー」


「それが、マリア達を襲うんだねー
 考えるだけで逃げ出したくなるよ!
 そういえば、マリア達が二手に分かれているね
 これって、ヤバイんじゃ……」


「そうですね、バトルマップではこのように
 不利な状態から開始するような、シチュエーション
 もありますー」


「ただ、ちゃんと危機を脱せるように考えてますので
 それを試行錯誤してクリアするのも、本作の
 醍醐味になってます!」


「試行錯誤してクリアできたら、達成感がある
 よねー
 それが、SRPGの楽しさでもあるよね!」


「その通りなのですっ!」

「それとステージマップですが、なるべく1枚絵を
 使いたいなと思っていますー
 人の頭の中ですからね、現実には無いような
 様々な映像を用意する必要があります」


「無料や有料の、1枚絵マップがあればいいのですがー
 ほとんど見当たらないのがネックですねー」


「これは、もうナカモンが描かないといけないかも……」

「やるしかないかもですねっ!」

「チャレンジャーだね! 応援してるよっ!」

「ところで、これどうしましょう?」

「まったく、いっつも、これなんだからー
 あれ……何故かこんなところに風船が……」


「……ボク、いいこと思いついた!」

「ア、アリアちゃん……それどうするの?」

「こうするんだよ、この口に差し込んで……」

「……」

「くふふ……そろそろだね」

「ぎいぇぇぇぇぇぇっ!!」

「くふふ……大成功!」

「(えげつないことするなぁ……)」


「……これにて、Lesson9は終了です!
 次回は、進捗の報告が中心になってくると思いますー
 それから、ちょくちょく雑話を挟んでいく予定ですー」


「今はシナリオを先に書いて、それに合わせて組み込んでいく
 という作業が主ですので、Ci-enの更新は定期的にとは
 まいりませんが、何とか頑張っていきたいと
 思っています!」


「最後まで、お読み頂きまして、誠に
 ありがとうございましたっ!
 よろしければ、フォローして頂けますと幸いでございます!
 次回の記事でお会いしましょー」

皆様に、幸運が訪れますように……

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