進捗と、好みなインディゲームの話
ラストスパートだと行きこんでいましたが、思いのほかあっけなく作業が済んで肩透かし気味の私です。やはりエッチシーンのみが強敵であり、そこさえ済めば半ば消化試合ですね。
昨日の進捗。
本編のイベント関係を全て入力し終えました。エンディングの導線も完了。
エンディングに関してもぱらぱらっと絵を出す程度に収めることにしたので、残りの作業としては使いそうなイベントCGを作り、エンディング用のCGも終えてデバッグするのみとなります。
エッチシーン以外のCGですが、かなり力を抜いて描くつもりです。これはえちちシーン以外ならそこまで絵に力を入れる必要がないのと、枚数を大量に描きたいからです。
というわけで本日の進捗目標。
本編で使う残りの絵を完成させます。特に上手く描かないことを意識してさらさら描いていくつもりなので、こちらも一日で終える予定です。
この辺りは自分の趣味で、上手くなかろうが絵はいっぱいあるゲームが嬉しいのでその辺りを意識した上での作業です。
描き終えて実装が済めば、作品全体としては完成と言えます。うぉぉぉ。
そこから追加したい内容を期限を見ながら好きなだけ詰め込んでいくターンになるので、デバッグ作業はそれらを組み合わせながら進めていこうと思います。
記事が上がる時点では、残りとして18日。もう少し余裕をもって今月いっぱい取ることも考えているので、追加で内容を組み込むには十分すぎる期間がありますね。
審査の兼ね合いもありますが、今月以内の発売はまず間違いないかと。
出したことがないので、テストも兼ねて発売予告も出して行こうかと思います。追加作業の前に調べてそちらの準備をするのが先かな。
今回はインディゲームの好みに関する雑談。
以前にも少しお話したと思いますが、同人ゲームというのはそれ固有で作者の色を感じられるのが好きです。
特に絵に個性を感じられる作品が特にお気に入り、上手かろうが下手だろうが、幅はあってもやはり上手いで没個性になるよりは特徴の感じられる絵が好きです。
こちらの詳しい話は以前の話を参照、といっても数が多すぎて自分でも把握しきれてないのですが。
今回はもう少し詳しい好みの話をしようかと思います。
ストーリーがないよりは、ある作品の方が好みです。ゲーム性のみで成り立つ作品にドハマりすることもあったので当然色々ではありますが、どちらを取るかと言えばやはりストーリーのあるもの。特に思い出に残ります。
それを補助する意味で、オリジナルの絵というのが効いていると感じるのでしょう。
ゲームは小説とは違います。文章量が多くなくとも、絵やゲーム性を堪能した上で終わった後に感じるキャラクターへの思い入れは、単純な字面で見るものとは大きく異なってくるでしょう。
少し話は逸れますが、媒体によって一口に語り切れないのは面白いところですよね。
恐らく同じ設定、同じキャラ、同じ話で展開しても。漫画やアニメ、ゲームに小説と、各種媒体で見ても同じ感じ方にはきっとならないでしょう。やはり媒体にあった話作りが求められると思います。
私は商業作品より、フリーゲームなどの個人が作るゲームを遊ぶことが多い人間でした。貧乏だったので仕方がなかったのですが、今となっては良かったなと思うことの方が大きいです。
少人数が作る作品から漂う、先の読めない独特のにおいのようなものが好ましかったので、インディゲームでもやはり人数が多く絡むとちょっと違ってくるかも。
ストーリーの作りに作者のエゴが絡むものが好きだからなのかもしれません。そういう意味では、人数の増える作品作りでは自我を出し切れないんじゃないかなぁという気がします。
恐らくこのエゴに絡む話になると思いますが、少し人道から外れた選択を含む作品がさらに好みです。これは単純に先の読めなさを表すからだと考えています。
例えば王道作品の展開として困っている人がいるとします。基本は助ける一択でしょう、先の展開としても助けた借りが返ってきてハッピーエンドと分かる流れが続くと予想できます。
これがもし、助ける以外に助けない選択があれば。もっと言えば殺害するなどという選択まであったとしたら。
自然な感覚なら罰には罰が返ってくるでしょう。ただし、その罰がどんな形で返ってくるかは分かりません。恐らくハッピーエンドを予測するよりも色んな予想を持って先に進めていくことになるでしょう。
もっと踏み込む作品なら助けることが正解という風には見えないように作るでしょう。或いは助けることで罰を受けるミスリードを狙うか。
一概に悪いことをすれば良いというわけではなく、先を読めなくさせるというのが肝だと考えている側面です。
さらにこれの良いところは自分が選択できるということです。自分の責任なのです。
自分が選べる選択肢の中で、あえて選び取り、そして結果による報いを受ける。これほどドキドキすることも中々ないのではないかなと思います。
この辺りこそ、ゲームだから出来る演出ではないかなと思います。小説などでは一本道ですから自分で何かを選ぶことはまずできません。
その意味でゲームには選択肢があるべきかとも思います。色々ある選択の中でこれと選び取る。そうやって人はゲームに熱中していくのでしょう。
余談ですが、自分は選択肢が多すぎるゲームも困るタイプです。どれから手を付けていいかわからなくて混乱するからですね。ある程度の導線はあった方が好みなのかもしれません。
先を見えなくさせることが必ずしも良いとは限りません。せめて最初に抱いた期待のラインには落とし込まないと、人を選ぶ作品になるのでしょう。
純愛作品だと思ったら凌○があったみたいな、逆に反感を買うことになってしまいます。
とはいえこれは行き過ぎた例ですが、こういったことをある程度自由に出来るのもインディゲームだからこそだと思います。
この辺りの落としどころを探るのも作者の手腕によるのかもしれません。
長々と好みを書いて今作っている作品を見返していると、やはり物足りない側面が少し出てしまいますね。
次作以降にはしっかり反映させて自分でももっと良いと感じられる作品を作っていきたいところです。
このカテゴリならまだまだ喋れそうな気もしますが、十分書いたのでこの辺りに。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。