ブラック処刑
追い詰められた魔法少女ヴァルキリー・ブラック
怪物はぎこちない動きで複腕を振り上げる
赤錆びた鋸の様な腕がブラックの下半身を切り裂いた
「ッ……!ッッッ…!!!ッ…!?ッ、ッ、ッ……ぁ、ッ…カハ……」
激しい振動とともに下半身に痛みなのか熱さなのか判らない感覚が来る
魔力が切れ肉体強化もスーツの防御機能も停止したブラックの身体は
怪物に紙でも裂く様に真っ二つにされた
下半身には甘い痺れの様な感覚が広がり身体の重さを感じなくなった
朦朧とする意識の中で滴る液体の音が彼女の最後の記憶となった…