きゃらめる堂 M-trinity 2019/10/05 16:50

背景ばかり描いている

先月末にもお知らせしたように、作業の進行状況によりまして、しばらくは背景作業ばかりに忙殺されそうであります。よって今月はこれといったコンテンツの更新は出来なさそうなんですが、それはまあ、ひとつの作品を完成させるためには、こういうプロセスも必要であるという定めでありますね。

今回の作品の舞台はほぼすべて体育館の中であります。閉ざされた空間の中で男女二人きり。そして女の子だけがムクムクと大きくなっていく……。
何か前にもこんなお話を作ったことがあったような気もしているんですが、やはり個人的なツボなのでしょうね。

小説ではジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「愛はさだめ、さだめは死」が、まさにそのようなシチュエーションで進行する短編作品です。もちろんこれはエロティックでもフェティッシュでもなく、きわめて非情な作品ではあるのですが、紛れもない傑作だと思っています。
ハヤカワ文庫から出版されている同名短編集に収録されていますので、機会があったらぜひ読んでみましょう。

愛はさだめ、さだめは死の通販/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/伊藤 典夫 ハヤカワ文庫 SF - 紙の本:honto本の通販ストア
https://honto.jp/netstore/pd-book_26325891.html

ところで今回の背景の体育館は、CLIP STUDIOの3D素材を使わせていただいてます。もうこれだけテクノロジーが進歩してしまったのですから、手描きでパースを取って描き起こすよりもずっと効率的なのではないかと。

体育館内部 - CLIP STUDIO ASSETS
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1685633

色は何だかイメージと違うので、自分なりの感覚で塗っていますが。

ともかくそれなりに順調に進行してますので、とくに大きなトラブルがなければ、何とか年内に完成出来そうな感じになってきましたが……。
というわけで、ぜひご期待下さいね!

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