TalkingFairy 2020/05/06 17:30

白雪姫 その2

 事が終わると、猟師さんは縄を取り出し、白雪姫の手足を縛って近くの木に結びつけました。

「よく考えたら、こんなべっぴんを殺しちまう事はないな。ぐふふ、これから毎日可愛がってやるぜ。
 ちょうど良い具合に血が出たから、姫を殺した証拠にこのハンカチに拭って持っていくか」

 猟師さんは、白雪姫の股間を真っ赤に染めた血を乱暴に拭い取りました。

「りょ…猟師さん…、どうしてこんな」
「姫を殺したら、あるお方から金をたんまり貰えるのさ」
「そ、そんな。あの…わたしが…白雪が、誰かにそんなに嫌われていただなんて…ぐすん」

 白雪姫はまた泣き出しました。
(か…かわいい)
 猟師さんは、すぐに城に戻るつもりが、ついつい白雪姫を二度三度とぞんぶんに嬲りました。

「これも、お前が美しすぎるのが悪いんだぜ」

森の中に白雪姫をひとり残して、猟師さんはいなくなってしまいました。

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