白雪姫 その3
「ちょ…ちょっとまてよグランピー。まさかオレを」
狼が凄い形相で吠えると、ドックはむき出しになった尻をついて、おしっこを漏らしてしまいました。
「ありがとう、グランピー」
白雪姫は狼に抱きついて、頭をなでました。
小屋に帰った白雪姫を見たもう一人の男バッシュフルは、ドーピーが可愛らしい少女だった事に驚いて、狼が姫を守っている事にまた驚きました。
白雪姫は片時も離れない狼に守られて、二人の人殺しの住んでいる家でも、平気になりました。二人の男達も、白雪姫が掃除も洗濯も料理もしてくれるし、何よりとても可愛らしいので、とても幸せな気持ちになりました。
「オレ、女ってチンコ突っ込む以外役に立たないって思ってたけど、そこにいるだけでこう、…いい気分になるよな」
「馬鹿、この人は特別なんだよ、そこらのズベ公といっしょにすんな」
ある日、人殺し達は姫に素晴らしいドレスを持ってきました。
「こ、これ着てくれ」
「ぷ、プレゼントだ!」
「ありがとう」
白雪姫はドレスに着替えると、その場でくるりと一回転しました。
「どうかしら?」
二人は姫の美しさに言葉も出なくなってしまったのでした。
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