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ストーリーの記事 (30)

TalkingFairy 2020/05/28 17:37

訪問! 悪魔ちゃん! その2

「って、オイ、いつまで大きくなるんや」
「ホラホラ、アタシってすごーい、こんな大きくなっちゃったー
 マーラー様みたーい、ありがたやー」
「拝むなー!
 ちゅーか、ものには限度が…あっ、何か貧血が…元に戻してくれや」
「えーと、この術の効力は一発限りです…だって」
「待て…そんなこと…し…したら死ぬかも…」


「だいじょーぶだって、よいしょ、よいしょ」

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TalkingFairy 2020/05/27 17:46

訪問! 悪魔ちゃん! その1

2003年ぐらいの、お絵かき掲示板で絵物語を描くというやつをはじめてやってみたものだったと思う。
時々妙にしっかりした絵が入るけど、基本的にはお絵かき掲示板で描き慣れてない感じです。

初々しいね! (古いけど)

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TalkingFairy 2020/05/15 17:22

不思議の国のアリス その4

 きょだいな影が、太陽を遮りました。それはアリス達のいる島よりも大きなチェシャ猫です。

「うにゃーごっ。大っきくなり過ぎたにゃー」

 チェシャ猫は、サル達をつまむと口に放り込みました。
 せいきのスペクタクル、凄い見物ですが、食べられては大変です。アリスは逃げようとしましたが、サル達にさんざん擦られたので、腰が抜けて立ち上がることだってできません。

「いまいち、入ってなかったにゃー」

 チェシャ猫は、しばらくサル達を口の中でモゴモゴやったあと、ぺっぺっと吐き出しました。猫はだいぶ縮んだように見えますが、それでもアリスの何倍も大きくて怖かったので、アリスは見つからないように、静かにしていました。

「くんくん、おやー、こっちの方が沢山あるみたいだにゃー」

 チェシャ猫は鼻をならして顔をアリスの方に近づけると、ぱくりとアリスを足の方から口にくわえました。

「んああああぅぅぁぁ!」

 チェシャ猫の舌がアリスの股間をペロペロなめ回したので、アリスは変な声を出してしまいました。


「にゃはー、沢山出てくるよー。お尻の中から出てくるよー」

 チェシャ猫がアリスのお腹を押さえるたびに、アリスのお尻からはサルから注ぎ込まれたものが、どくどくとチェシャ猫の舌の上に溢れるのでした。

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TalkingFairy 2020/05/14 17:34

不思議の国のアリス その3

 ごろごろごろ。アリスは木のウロに付いた扉をみつけて、その中に飛び込んだのでした。私も穴があれば突っ込むキチガイなのかも。
 くるりくるりん。扉の先は長い坂道になっていて、アリスはこけつまろびつ降りていきます。
 リップ・ヴァン・ウィンクルが転がした玉みたいに、アリスは転がって草むらに飛び出しました。あたりにはやたらとキノコが生えています。
 ざーっと草を滑って、ついに誰かにぶつかって、やっとアリスは止まりました。
 めまいにくらくらしながら、アリスは見上げました。

「あれ?このおばさんは誰かしら?」
「んまぁ!!んまぁーーーーっ!!なんて、礼儀知らず!こやつの首をひねってしまうのじゃ!!」

 豪華な服を着て、冠をかぶったおばさんはキンキン声で命令しました。

「のぞみのままに、女王様!」

 周りを囲んだ、ぺらぺらの兵隊が一斉に声を揃えて言いました。
 みんな一斉に、アリスに飛びかかってきます。首をひねられては大変。アリスは慌てて逃げました。

「ほんきでやるのじゃ!早くしないとお前達の頭をちょん切るぞよ!」

 ぺらぺらの兵隊は必死にしがみついてきますが、兵隊が軽いのでアリスは全然止まりません。

「しぶといやつだ。とにかく動けないようにしろ!」

 ぺらぺらの隊長が叫びます。アリスのエプロンはむしり取られ服はずり下ろされ、小さなおっぱいが服からはみ出ました。

「たいちょう!首が出ました!」
「ようし!ひねれ!」


 兵隊はアリスの乳首に飛びつくと、必死にひねりまくってこねまくりました。ならんだ兵隊は、女王様に叱られないように、全員まちがいなくアリスの乳首をひねりました。

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TalkingFairy 2020/05/13 17:33

不思議の国のアリス その2

 いきなり小さくなったものだから、歩いても歩いても全然前に進みません。そのうえ周りにはキノコが沢山生えていますが、どれも大きすぎて、とてもじゃないけど下の口には入りそうにありません。

「やねの上からだとあっちの方向だっわね…。でも全然見通しが利かないわ。あの上に立ったら、少しは先が見えるかしら」

 アリスは背伸びをしてキノコの上に首を出しました。

「んんっ」

 すると何かと目が合いました。…大きな芋虫です。今はアリスが小さいのですから、普通の大きさの芋虫かもしれません。


「あなたはだあれ?」
「…お前は名乗らんのか」
「ああっ、ごめんなさい。わたしはアリス。たぶん…さっきから大きさとか色々変わっちゃって、ちょっと自信ないけど」
「そんなことはどうでもいい」
「ど、どうでもいいっ…て」
「登らんのか?」

 こっちの都合なんか、全然無視して芋虫は言いました。アリスは芋虫が何か知っているような気がしたので、キノコの上にえっちらおっちら登りました。

「お前は、何の芋虫だ?」
「にんげんよ !!芋虫なんかじゃないわ!」
「芋虫なんか、とは失敬なやつだ」
「あっ!ごめんなさい。芋虫に間違えられるなんてびっくりしたものだから」
「まだ、お前は芋虫ではないと言い張るのか」
「どう見ても、芋虫じゃないでしょ」
「そんな布切れがあっては、中にどんなものが入っているのだか、分かるわけなかろう。だがワシがみたところ、お前は芋虫だ」
「んもうっ!服をとったら、あなたとは全然違うってことが分かるわよ!!」

 アリスは服をとって見せました。

「げんじつにお前は、芋虫ではないか。顔の横にはツノがついているし、足が二本なのは珍しいが、確かに腹には足がある。そして先の別れた尻尾がある。それに顔にはワシと同じようにヒゲまではやしておる」

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