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畜えちの記事 (8)

TalkingFairy 2020/05/13 17:33

不思議の国のアリス その2

 いきなり小さくなったものだから、歩いても歩いても全然前に進みません。そのうえ周りにはキノコが沢山生えていますが、どれも大きすぎて、とてもじゃないけど下の口には入りそうにありません。

「やねの上からだとあっちの方向だっわね…。でも全然見通しが利かないわ。あの上に立ったら、少しは先が見えるかしら」

 アリスは背伸びをしてキノコの上に首を出しました。

「んんっ」

 すると何かと目が合いました。…大きな芋虫です。今はアリスが小さいのですから、普通の大きさの芋虫かもしれません。


「あなたはだあれ?」
「…お前は名乗らんのか」
「ああっ、ごめんなさい。わたしはアリス。たぶん…さっきから大きさとか色々変わっちゃって、ちょっと自信ないけど」
「そんなことはどうでもいい」
「ど、どうでもいいっ…て」
「登らんのか?」

 こっちの都合なんか、全然無視して芋虫は言いました。アリスは芋虫が何か知っているような気がしたので、キノコの上にえっちらおっちら登りました。

「お前は、何の芋虫だ?」
「にんげんよ !!芋虫なんかじゃないわ!」
「芋虫なんか、とは失敬なやつだ」
「あっ!ごめんなさい。芋虫に間違えられるなんてびっくりしたものだから」
「まだ、お前は芋虫ではないと言い張るのか」
「どう見ても、芋虫じゃないでしょ」
「そんな布切れがあっては、中にどんなものが入っているのだか、分かるわけなかろう。だがワシがみたところ、お前は芋虫だ」
「んもうっ!服をとったら、あなたとは全然違うってことが分かるわよ!!」

 アリスは服をとって見せました。

「げんじつにお前は、芋虫ではないか。顔の横にはツノがついているし、足が二本なのは珍しいが、確かに腹には足がある。そして先の別れた尻尾がある。それに顔にはワシと同じようにヒゲまではやしておる」

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TalkingFairy 2020/05/12 17:30

不思議の国のアリス その1

ロリの代名詞アリスです。
白雪姫と同様にディズニー『ふしぎの国のアリス』1951年のアニメの著作権は切れてます。
今回の絵物語は、ディズニー版よりオリジナルのテニエル風を意識しました。
アリスの服に青を配置していますが基本カラーは黄色です。

夢オチだってバレてるから、なんだってしほうだいですね(笑)



「ちこくだ!ちこく!」
「んんーっ」木陰でお昼寝をしていたアリスは、騒がしい声に目を覚ましました。
「こまった、こまった!ちこくだ、ちこく!」アリスの目の前を、すごいスピードで懐中時計を持ったウサギが走り抜けます。
 まどろみから完全にさめたアリスは、みょうちくりんなウサギに興味津々です。
「んまぁ、なんて奇妙なウサギ!追っかけてみましょう!!」
 こうきしんいっぱいのアリスは、ウサギの尻尾を追いかけて走り出しました。

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TalkingFairy 2020/05/06 17:30

白雪姫 その2

 事が終わると、猟師さんは縄を取り出し、白雪姫の手足を縛って近くの木に結びつけました。

「よく考えたら、こんなべっぴんを殺しちまう事はないな。ぐふふ、これから毎日可愛がってやるぜ。
 ちょうど良い具合に血が出たから、姫を殺した証拠にこのハンカチに拭って持っていくか」

 猟師さんは、白雪姫の股間を真っ赤に染めた血を乱暴に拭い取りました。

「りょ…猟師さん…、どうしてこんな」
「姫を殺したら、あるお方から金をたんまり貰えるのさ」
「そ、そんな。あの…わたしが…白雪が、誰かにそんなに嫌われていただなんて…ぐすん」

 白雪姫はまた泣き出しました。
(か…かわいい)
 猟師さんは、すぐに城に戻るつもりが、ついつい白雪姫を二度三度とぞんぶんに嬲りました。

「これも、お前が美しすぎるのが悪いんだぜ」

森の中に白雪姫をひとり残して、猟師さんはいなくなってしまいました。

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