M.GAMES 2022/11/26 09:00

『かのそら』開発記 ★16NTR★ メインコンセプト『回想』について

みなさんどうもです!
『かのそら』ですが、今月はかなりの進捗がありました^^すこぶる調子が良くて一般イベント(イチャラブ含む)五つ(計八つ)を仕上げて、新しいUI系システムを作成しました。CG制作からゲーム本編制作に移って久々の作業でしたが、なかなかに好調なスタートが切れたと思います。今後もこのペースで進めていけたらいいなぁ……

★『かのそら』ゲーム内容のご紹介★

回想システムについて

随分と以前の記事になりますが、『かのそら』が持つコンセプトのひとつとして干渉できる回想に触れました。当時はまだ制作初期段階にあったため、詳しく内容をお伝えすることが出来ませんでしたが、いまは仕様も十分に固まり骨組みもほぼ完成しているので、今回はそのシステムについてご紹介します。

まず、エロゲにおける回想システムとは多少の違いはあれど、一度見たエロシーンをいつでも見返せるゲーム本編から切り離されて独立したシステムというのが一般的でしょうか。『かのそら』でももちろんそういった役割を担うのですが、それに留まらずゲーム性も加えて本編シナリオ展開にも大きく関わってくる作りになっています。ん?回想が?どういうこと?と思われるかもしれません。おそらく文章だけでは伝わりにくいので、ここからはスクショを交えながら一つひとつ解説してまいります。

回想とは

『かのそら』における回想は大きく五つの種類に分かれています。
この後紹介する『記憶の書庫』という施設で各種本を読む形で回想することになります。

黄色の本……※主人公が過去に体験して強く印象に残った出来事(一般イベント)
青色の本……主人公が現在の視点で体験した出来事(18禁イベント)
ピンク色の本……彼女の視点で体験した出来事。現在とは限らない(18禁イベント)
灰色の本……分岐する回想、もしくはフラグが立っていないもの。読めない
その他……まだここでは明かせないその他の色があります

少しややこしいですが、黄色は本来の意味での回想、青はエロゲではお馴染みのエロシーンを見返すための回想、ピンクは黄色と青の両方を兼ねた回想と捉えていただければ。

※ここでいう主人公とは、彼氏、男主人公を指します

■本のキャラチップ素材 白黒洋菓子店様

記憶の書庫


ストーリー上のとあるイベント後に訪れることになる『記憶の書庫』。これより先は自由に行き来でき、好きなときにここで回想ができるようになります。”ストーリー上”とわざわざ断っているのは、この主人公が『記憶の書庫』へと迷い込んだ理由付けもちゃんとなされているからです。

余談になりますが、この『記憶の書庫』というのは当サークル前々作の『我ら誇り高き、アルメリア第五騎士団!』にも登場している施設です。まぁM.GAMESマニアの皆さんにはわざわざ言うまでもない情報だとは思いますが……^^


回想をアンロック


先ほど好きなときに回想ができると書きましたが、それはあくまでも『主人公』とプレイヤーである『あなた』の両方が見た・知った・体験したイベントに限ります。

もしそれに該当しない回想イベントを見ようとした場合、別途コストがかかってきます。このSSを例に取ると、回想【剣魔科合同授業】を『主人公』は過去に体験して知っているが、プレイヤーである『あなた』は知らないのでコストがかかってくるといった具合です。また、コストを支払うには『記憶のカギ』という概念的なポイントが必要で、バトルを行なったりイベントをこなすことで稼ぐことができます。

一度コストを支払うと、次回からは無料で回想を行えます。主人公とあなたの両方がその出来事を知ったからというわけですね。


こういった回想アンロック式のメリットは、各々のプレイスタイルに合わせられる自由さにあります。見たいイベントだけを好きなタイミングでつまんでもいいですし、一般イベントを退屈と感じてエロだけに集中したい人は無視したって構わないのです。もちろん見ることによって登場人物たちの背景を深く知ることができたり、それなりの特典があったもりします。イベントによってはちょっとした物語の伏線が敷かれていることも……。ただゲームクリアには必ずしも見る必要はありません。何より、そのとき不要と感じても後から見たくなったときにいつでも見返せるのは大きいです。

回想のコスト

続いては回想をアンロックするコストの重さ(価格)についてです。ここは特に重要なポイントでエロシーンを見ることにも直接関わってきます。

先ほどプレイヤーが知らなくても主人公がすでに体験したことのある回想について話をしました。あまり核心に触れないような『一般イベント』はコストが軽く(安く)てお手軽にアンロックできます。問題はつぎからの上記に当てはまらない場合です。


プレイヤーも主人公も知る由がない回想……いわゆる彼女視点の回想 ピンク色の本がそれにあたります。これらはアンロックしない限り決して語られないが、ストーリーの核心に迫る(エロ)イベントなのです!

そういった回想イベントを見るにはより高額なコストがかかってきます。大事なひとの記憶は苦労もなしには覗けない!ということですね^^;

一見、ただただ回りくどくて、プレイ時間の水増しにか思えないかもしれませんが、そうでないということを声を大にして言いたいです。まだ詳しくは言えませんが、この回想イベントを見る見ない(知った知らない)かの選択は、のちのNTRストーリー展開にも大きく関わってくるのです。

それらを踏まえて、彼女視点回想のアンロックに勤しんでいただければと思います。


一方で主人公の視点で見たエロシーンの回想コストはかかりません。なぜならプレイヤーも主人公もすでにリアルタイムで目にしてその事実をもう知っているからです。

まとめると、初見である一般シーンのコストは低額、彼女視点のエロシーンは高額、主人公視点のエロシーンは無料で回想イベントを閲覧できる。ということです。


回想に干渉

一部のイベントは回想を見ることで新たな回想に繋がることがあります。また回想している途中で選択肢が出て、その内容に干渉できるイベントもあります。


選んだ項目によって、その後のイベントや現在の彼らに変化が起こります。ただし、こういった選択肢はやり直しが効かず一度きりのチャンスです。他にも、回想で入手したアイテムがそのまま手に入ったり、戦闘能力が強化されたり、先ほど紹介した『記憶のカギ』を大量に入手できるイベントもあります。

……と、干渉についてですが、これはあくまでも一般イベントの話。エロイベントに関しては未だ課題は多いです。例えばやり直しのきかない選択肢を仕込むのはどうなんでしょう。というのも一番ネックになってくるのがエロシーンの回収。選択肢のせいで二周プレイ必須とか、セーブを分けないと両方のシーンが見られないとかあまり自分の制作スタンスには合いません。一度のプレイで全てのエロを回収できるのがやはり理想です。でもそうすると今度はマルチイベントが作りにくくなる。最後に全開放させるという手もあるがなんだか味気ない……う~ん、まだまだ考える必用がありそうです。


★ヒロインキャラドットの微調整★


ヒロインのキャラドットを調整しました。
変更点は目の色ですね。黄金色から茶色へ。
実は以前から気がついてはいたのですが、前作『かのかい』で使用していたミカドットと相違が出てしまうという理由でずっと保留にしていました。しかし新たにイベント制作を進めるにつれて違和感が増し、やはりイラストに合わせたほうが自然だろうということで変更するに至りました。なら逆になぜイラストのほうを最初からドットに合わせなかったかというと……単純にスキルの問題ですね。自分の画力では目を黄金色にすると見栄えがいまひとつになってしまいヒロインとしての魅力を十分に出せなかったから、これに尽きます^^;

ボタン一つでハイ変更とはいかず、ポーズ服装差分含めてそこそこ量もあったので、なかなかに骨が折れました……^^;

■キャラチップ改変元素材 Loose Leaf様(サイト閉鎖) 


今回は主に『かのそら』のメインコンセプトとも言える『回想』について記事にしてみました。当方自身、紹介があまり得意とは言えないので、いまいち伝わりにくかったら申し訳ありません^^;実際プレイすればわかりやすいんですけどね。こればかりはもうしばらくお待ちいただければと……

ここまで読んでくださって感謝!
いつもたくさんのフォローといいね、そしてコメント大変励みになっております。さらに前回はチップまでいただいて本当にありがとうございました!


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