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やさぐれ喫煙所 2023/02/03 20:00

雑務より 作品レビュー⑧ その女性は、父の愛人だった。

新年、明けまして!










…と言うにはあまりにも機を逃し過ぎましたねコレ。





どうもこんばんは、雑務です。


好きな足技は朧車とライオットスタンプとダブルローリングソバットです。




一月は数年ぶりにカラオケに行ったり、まぬりさんにラーメンをご馳走になったり、その足でかっぱ橋を散策したりと極インドアの雑務にしては結構出歩いた月になりました。





そして極インドアの恐ろしい所は「ただ歩いただけで次の日筋肉痛」という、二本足を授かる生き物として大変正しい症例が見受けられる所です。


たまには運動しような、僕。








改めまして、2023年もやさぐれ喫煙所雑務としてレビューやサポートを行って参りますので今年も変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。





では、今月のレビューです!





その女性は、父の愛人だった。






今回の作品は、以前紹介させて頂いたサークル「ふじきの」さんの新作「その女性は、父の愛人だった。」です。





ふじきのさんの作品は、純文学を思わせるような「静かな狂気」みたいなものを含む作品が多い(と勝手に思っている)傾向にあり、今作もそれに漏れず大変読み応えのある作品に仕上がっておりました。





今作は1~2時間の短編物語ですが、ヒロインはしっかりフルボイス!
ふじきのさんのイラストと作風にマッチした素敵な声優さんです。






ジャンルとしては 背徳感 これに尽きる。




更にふじきのさんの看板とも言える「毛深い女性」という魂のような性癖も完全収録。




父の愛人だった女性と過ごす、一時の夢幻にも似た体験をした青年は何を思うのか。




シリアスと母性、そして背徳が織りなす物語へ、いざ……









あらすじ











ちょっと待ってあらすじが完璧すぎる。









僕が補足することがこれといって何もない。




このあらすじに何かを足す事こそいわゆる蛇足という奴だ。







お店側が出してきたカフェオレに「俺はミルク多め派だから」などと言いマスターが静かに額に青筋を立てているのを横目にドプドプとポーションミルクを注ぎ込み、喫茶店の企業努力の賜物で作り上げた黄金比のカフェオレをただのコーヒー牛乳に変貌させる輩のような真似は決して出来ないのだ。








誓ってあらすじをサボる目的でふじきのさんの画像をお借りしたのでは断じてなく、このあらすじ以上に詳しく書く方法を僕は持っていないし、なんなら僕の書き方を読み間違ってこの作品がゲーミング人格排泄ゼリー対戦パズルゲームと思う人がいるかもしれないし、精子から子宮を守るタイプのタワーディフェンスだと思う人がいるかもしれない。








なのでここは静かにふじきのさんがご用意して下さった正しいあらすじを載せます。(Q.E.D)







ヒロイン紹介












ちょっと待ってヒロイン紹介が完璧すぎる。










僕が補足することがこれといって何もない。




このヒロイン紹介に何かを足す事こそ過ぎたるは及ばざるが如しという奴だ。




手順に厳しいラーメン屋が高菜を先に食べた客に…(以下同文






とはいえ僕にも魅力を語ることだって出来る。




サークルふじきのさんはシナリオイラスト、この二つを二足の草鞋を履いて制作する方なので、自分のシナリオに完璧に合ったヒロインを自前で生み出すことが出来る製作者の一人だ。




21歳にして大人びた憂い気のある端正な顔立ちのヒロインに剛毛属性をぶつけてきた上にそれがコンプレックスであるというのだ。







…今皆さんの隠れた性癖が鎌首をもたげ始めたのではありませんか?








そう、何を隠そうこのサークルふじきのさんのヒロインは美女+剛毛率100%なのだ。






どんなに美人でも、優しくても、暗い過去があっても、母性的でも、過去にAVに出てても喫茶店で働いていてもデリヘル嬢だったとしても全員もれなく毛深い属性がついている稀有なサークルさんなのだ。そして僕はそんな鉄の意思を持つサークルさんが好きなのだ。




例に漏れず、今作のヒロイン沙織さんも自身が毛深いことを気にしている…が、それがまた男を興奮させる事を自覚している魔性のヒロインである。





ワクワクしてこないか。







どんな物語?



この先思いっきりネタバレがあります









・・


・・・


物語の冒頭は、ヒロインのCVを担当する如月 菫さんの落ち着いた声と共に、宮沢賢治の「よだかの星」の一節の朗読から始まる。




自然の摂理、食物連鎖の上に成り立つ、またその贄とされる自身を嘆いたような一小節が美しい女性の絵画をバックに流れる。




よだか」は、この小説に至ってはとても醜い鳥とされている。





その風貌のせいで同類からは後ろ指を指されるような扱いを受けている存在だ。





果たしてこの一小節はこの絵画の女性が詠んだものなのか。




もしそうだとしたら、何故こんなにも悲しい文章を詠んだのか…。





・・

・・・






主人公の「僕」は天才画家である父の絵の才能にあやかる事が出来ず、「絵」と「父」から距離を置いていた。





そんな折、父の訃報が彼に届く





地下鉄の階段から落ちて、あっけなく死んだという。





天才画家と謳われた、自身にとって疎ましい存在であった父を喪った「僕」の胸中はどう揺らいだのだろうか。





父の遺品の整理をする為に、何年も遠ざけていた父のマンションに訪れると、そこには一人の女性が住んでいた。





彼女は父の絵画に描かれたモデルであり、「僕」が絵画を通して一目惚れをした女性だった。




そして、僕が一目惚れをした女性は父の助手であり、同居人であり




愛人だったのだ―――。








みどころ






この作品はまさに官能と純文学のハイブリッドだと思うんです。







遺品整理が始まってからは、お互いに絵の心得がある事や、父の思い出話等で二人は急接近していきます。






手分けして父の絵画の整理をしていると、「僕」はふとある絵画が目に留まる。




その絵画には、完全にSMに興じ切った成れの果てのような沙織さんの姿が描かれていた。






ここから「僕」は沙織さんを「一目惚れした絵画の女性」から「」としてハッキリ意識していく事になります。















元々綺麗な沙織さんに対して、一目惚れによる憧れや好意はあったのかも知れない…が、
明確に二人がとして舞台に上がるのは恐らくここらへん。





この絵画を目撃する事によって、「僕」は沙織さんが本当に父の愛人であった事を強く印象付けるきっかけになっていきます。







絵を通して一目惚れした相手が父親の愛人で、しかもガッチガチのSMプレイに興じてる上に乳首にピアスまで空けられて恍惚の笑みを浮かべてる絵画を目にするってどういう心境だろうか。
最早新手の○問ではなかろうか。









伴侶や恋人が他の異性に奪われるのが、今日日正しい寝取られだと思う。





勝手に好意を寄せてた異性が知らない内に自分以外の異性と親密になるのが今日日正しいBSSだと思う。






だとすれば、





「絵画の女性に一目惚れしたら実の父の愛人だった」





場合はジャンルとしてどう区分けすればいいのだろうか。
ここにまた新たなトリビアが誕生した瞬間だった。





しかも徐々に親密になるに連れて父の影が濃く印象に残っていくのだ。







「僕」にとって沙織さんとする”初めて”は、ほとんど実の父親が先に済ませている事実にどう立ち向かえばいいのだろうか。









父によって開発されたキスセックスソーププレイアナル調教に至るまで…沙織さんの痴態を見る度に「自分の父親が仕込んだ賜物」だと思うと興奮と嫉妬で頭がおかしくなる。




そして沙織さんはとても優しいので、乳房に触れる度、口づけを交わす度に「父の時はどうだったか」をこと細かに教えてくれる。





実の父の愛人」という立ち位置の女性がこんなにも複雑かつ興奮するとは。





SMの絵画を沙織さんが見つけた時に、父との馴れ初めを話してくれるのだが

どんな寝取らせ報告よりも心に来る










だって相手が父親なんだもの。









例えば滅茶苦茶好きなゲームのヒロインがいて、その子で死ぬほどシコってたらモーションアクターが父親だった、みたいな事ですよ。


なんか違うなこの話一旦忘れて!





…そうして沙織さんの生々しい父親とのまぐわい報告を受け、更には一度きりだった筈の体の関係の継続を求めたのは沙織さん自身だという事が発覚する。




父はヌードを描く時、モデルの女性を必ず抱くという習性を利用したのだという。
ここでも「父親の性癖」を暴露され、色んな意味でいたたまれない気持ちになる。





そんな話を聞かされて思いっきり勃起している「僕」に沙織さんは



あなたも、私のヌードを描いてみますか





という実質の体の誘いを提案される。







ここから先はダムの放水の如く怒涛の濡れ場である。






ヌードデッサンという体裁を取りながらその妖艶な肢体に誘惑されていく「僕」。





沙織さんは「僕」が童貞だとわかるや否や、そのフェロモンを夥しく匂わせ、「僕」を虜にしていく。





最初は敬語だった話し方も徐々に小さな子を宥めるように柔らかい口調になっていき、その端々からは鼻を突くような強烈な母性が襲ってくる。





「僕」が初めての実績を達成する度に沙織さんの口から放たれる父が達成した実績に狂おしく嫉妬しながらも、その話の先を求めてやまない。





「僕」は絵の才能には恵まれなかったかもしれないが、父の背中を追う才能はあったのかもしれない。





時間が経つのも忘れて体を求め合い、ヌードデッサンという名の筆卸しが終わる頃、彼女は幻の様に「僕」の元から消えてしまう…。









で、この後「僕」の後日談があって物語は終わるのだが








全体を通してとってもおしゃれ








文学作品としてもえっちな作品としてもおしゃれなのだ。




言うなれば、よだかの星を現代風にオマージュしつつ「よだか」の醜さを実の父親とその愛人という形で表現しつつ性癖をこれでもかと散りばめて全く新しい作品に仕上げた感じだ。





僕はこの作品を読んで


「こんなにキレイにテーマに沿って作られる作品があるとは」


と腰を抜かすほど驚いたし、読み終わってから何かのピースがカッチリはまるような…テトリスの縦棒を差し込んですべてのテトリミノが消えた時のような得体の知れない感情になった。なんというか、ものすごいしっくり来る物語なのだ。






沙織さんが毛深い事をコンプレックスに思っているのは「よだか」のような心の底に抱いた醜さを隠すためのメタファーなのでは、とか考察してみたり。(逆に「毛深い」をテーマによだかの星を選んだ気さえしてくる





詳しく書かなかったが、作中では沙織さんの胸中を表わしたかのような絵画も出てきており、それもまた「よだか」とリンクしているようで、とても興味深い表現となっている。






また、声優さんの演技も素晴らしく、沙織さんの儚さミステリアスな所や童貞少年を誘う経験豊富お姉さん的な部分もしっかり演じ切ってくれている。めっちゃいい声なんです






以上、背徳感と母性に溺れて焦燥感を煽られながら抜きたい人や、落ち着いた雰囲気で静かに抜きたい人純粋に文学作品として読みたい人におすすめの作品でした。

(落ち着いた雰囲気で静かに抜きたい人って何だ?)







…これは余談ですが、アナル調教のシーンがすごく凝ってておすすめです。






・・


・・・




さて、サークルふじきのさんの作品を紹介させて頂くのは今回で2度目となりますが、改めてこちらのサークルさんの作品の雰囲気がとても好きなのだと再認識させてくれた作品でした。





二つ返事で掲載許可を下さったふじきのさんに改めてお礼申し上げます。

ありがとうございました!





関係者リンク


サークル「ふじきの」さん

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ヒロイン「沙織さん」役 如月 菫さん

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やさぐれ喫煙所 2022/11/25 21:00

雑務より 作品レビュー⑥ 七瀬母娘の情事

こんばんは、雑務です。


秋も深まり冬が目の前に迫ってきている事を肌で実感している雑務です。


寝取られモノが好きになってからだいぶ経ちますが、それによって影響が出たのは



秋深し 隣は何をする人ぞ

汝の隣人を愛せよ


解釈がだいぶ変わった事です。


気になるよね、隣。特に奥さんが家にいない時とか…。







そいでは、今月のレビューです!






七瀬母娘の情事




今回紹介するのはサークル空上さんの「七瀬母娘の情事/空上 」です。


以前僕のレビューでも取り扱った同サークルさんの作品、危ぶまれる日常のスピンオフ作品となっており、主人公は爆乳ギャル七瀬さとみちゃん。いわゆる外伝的な作品になっている様です。




スピンオフと銘打ってはありますが、この作品単体でストーリーが完結するので前作をプレイしてない人でもしっかり楽しめる作品に仕上がっています。



そして「七瀬母娘の情事」という題名の通り、今回は母と娘のダブルヒロインです。




平凡な母娘の幸せな生活に魔の手が潜む、その一部始終をこれから御覧頂こう…。





ご注意







ここから思いっきりネタバレがあります










登場人物





【七瀬さとみ】

本作の主人公。Gカップ。彼氏アリ。


天真爛漫で明るい性格のでかちちギャル


母子家庭で育ち、母・優子との関係は良好。


幼い頃から隣に住む梶原さんに面倒を見てもらっており、優子が夜勤の日には夕飯をご馳走になる事もしばしば。


優子に気がある梶原さんにゆくゆくは父親になって欲しいと思っており、煮え切らない梶原の背中を押す事も。


常にブラ透け状態なので目の保養に。私はこれで視力が回復しました。


学校外の彼氏がいる事を生活指導の下山に嗅ぎ付けられ、最初はのらりくらりと誤魔化すが…







【七瀬優子】

さとみの母。バストサイズはさとみを凌ぐHカップ
シャツから悲鳴が聞こえる。


一人娘のさとみを養うシングルマザー。


普段はファミレスで働いており、世話焼きで優しい女性。


さとみの彼氏の件で家庭訪問と称して下山を家に上げてしまう。


とある性癖の持ち主で、それをネタに下山に…







【下山】

さとみの通う学校の生活指導担当の教師。諸悪の根源。


持って生まれたセクハラ体質と女体への渇望から生徒や同僚の女教師に毛嫌いされており、校内でも要注意人物とされている。


その悪質で狡猾な性格で何人も女を食ってきたとかなんとか…。








【梶原さん】

さとみの家の隣に住んでるおじさん。


さとみが小さい頃から面倒を見ており、その関係はもはやほとんど親子。


優子に気があり交際したいと思っているが、誘うタイミングを何度も逃している。


今作のキーパーソンであり、一番可哀そうな人








【早川くん】

イケメンのサッカー部キャプテン。ファンクラブあり。


チャラ男かと思いきや、女性を重んじる性格で結構いいやつ


さとみの親友、綾の事が気になっており、デートに誘うも玉砕。


その後、彼氏に因縁をつけられていたさとみを助けたり、下山の企みを未然に防いだりとさとみにとってヒーロー的な存在へ。


そうこうしている内に二人は親密になっていき…







あらすじ



母子家庭ですくすくと育った主人公・七瀬さとみはいつも通りに登校し、親友である綾とその幼馴染・直人の夫婦漫才を鑑賞しながらホームルームの席に着いた。




すると、担任から「クラスメイトの伊藤が退学になった」旨を聞かされる。




さとみの学校には不純異性交遊に厳しい校則がある。



しかもそれが生活指導の下山にバレたとなれば尚更であった。



さとみには彼氏がいるが、この学校の人間ではないので大丈夫…とタカをくくっていたのだが、その余裕は下山の前では何の意味も持たなかった。



後日、彼氏の件で下山に呼び出されたさとみは適当に誤魔化そうとするが、下山の手には母親の下着姿が写った携帯が握られていた。



母親と下山との間に何があったのか?



弱みを握られる形でさとみは下山の言いなりになってしまう…






総評




このゲームはいわゆる「戦闘無しRPG」であり、主人公・さとみちゃんを動かしながら数々のイベントをこなし、栄光のエンディングへと導いていくゲーム






…かと最初は思っていた。







とんでもなかった。鬱度が。






栄光なんてどこにもないし、エンディングなんてシャレた言い方をするよりは「奈落」とか「希望を入れ忘れたパンドラの箱」とか「縁日のくじ引き」とかそういう方がしっくり来る。



ボロクソ言って見たけど寝取られ的にはとっても正しい。



つまるところቻンቻン大満足の良ゲーだったのだ。




全体的にエロシーンの差し込みのバランスが良いのでストーリーの長さに対してダレて来ないし、登場人物のキャラが立ってる(二つの意味で)のでテキストも読みやすい。




何よりエロのこだわりがハッキリしてるので性欲にブレが無い。




一発目のスチルが








これだもの。




でっっっっっっか…





一発目から巨乳で薄着のおばさんのちょっと待て誰だ今おばさんって言った奴は









いいですか、まず年上や子持ちの女性を軽率に「おばさん」などと言ってはいけないのです。スレンダーな女性を「貧乳」だとか、物静かな子を「地味」だとかと言うのと同じなのです。ではなぜ軽率に表現してはいけないのか?それは昨今この「卑下する表現」が逆にプラス要素と化しているからに他ならないのです。これらの表現はあえて「ここぞ」という場面で使用する事によって光り輝く原石という見方が強くなった傾向にあると思うのです。例えば「30代後半の物静かな既婚女性と性行為をした」と言うのと「旦那にナイショで地味なおばさんとシちゃいました」では後者の方がより性欲を掻き立てられませんか?更にこの「卑下する表現」は本人が使うからこそ「そんなことないのに」という心理が働き、庇護欲に似た感情を沸き上がらせる効果があると思うのです。こちらがちっともそんな事思ってないのに「私、地味だけど…」とか「おばさんだけど、いいの…?」とか「あの子よりおっぱい小さくてごめんね…」とか言われたら「そんな事ないよ!!好きだ!!!房江さん!!!」ってなると思うのです。近所の子供とかも普通に「〇〇ちゃんのおばさん!」とか言ってくると思いますが、彼らに悪気はないのです。魅力的な女性を表現する言葉を持っていないだけなのです。おっぱいが小さい事や地味なこと、おばさんである事は今や大きな武器なのです。誇りましょう、貴女の武器を。そして来るべき日に備えて大事に、そして鋭く研ぎましょう。あの日自分を下に見ていた連中に反撃の狼煙を揚げるのです。その魅惑のヒールで奴らを踏みにじり、泣いて喚いても鞭を止めず、包茎と早漏をなじり、謝罪の言葉を聞き流し、エナメルの鈍い光を輝かせ、男のアレを力いっぱい握り潰








話が大きく逸れた。





要するに年上設定のヒロインはいいぞという話です。
僕の性癖が垣間見えただけじゃねーか。誰だ房江さんって。





話を戻す。




前作の記事でも少し触れたが、このサークルさん、着エロに並々ならぬ熱があると見た。




登場人物紹介の立ち絵だけでも相当なアトモスフィアが醸し出されている。



この着エロの熱意を改めて念頭に置いた上で優子さんを見てみよう。



あえて地味なTシャツを着る事でその豊満なおっpp誰だ今地味とか言った奴は





いいですか、まず(略)







ダメだ!立ち絵がエロくて話がちっとも進まん!





話を戻す。






このゲームのキモとなるのが「彼氏、彼女がいたら退学」という青春への嫉妬のようなリスクと下山という男、そして隣に住む梶原さんとサッカー部の早川くんの存在だ。





ゲーム序盤で彼らとの人間関係がわかりやすく描かれており、梶原さんは(残念だが)本当に人のいい隣のおじさんで完全にさとみを娘としてしか扱っておらず、優子への淡い恋心を抱き、優子も実は梶原さんの事も満更ではなさそうであった。




早川くんはファンクラブの女の子に持て囃されてキャーキャー言われているだけかと思いきやサッカーに真摯で努力家である事を知り、さとみが一目置くというシーンや、下山の悪い噂や退学になった筈の高橋さんと一緒に教室から出てくるという不穏な背景も。





さとみが駅前で彼氏と会っていた次の日、下山に呼び出される事に。








生徒指導室とは思えない程のおどろおどろしい教室である。


何故間男、しかも殊更教職に勤めている奴に限ってヒロインのスクープが撮れるのか?




しかし七瀬選手これを華麗にスルー!




「写真に写っているのは実の兄」という苦し紛れのセンタリングで窮地をクリア!
(その後誰が捕るのか?




会場のサポーターが大いに沸く中、外道のフーリガン下山は黙ってはいなかった。




なんと下山はさとみに兄がいない事を母・優子から直々に聞いていると言うのだ。




さとみは頭をフル回転させ、下山の巧妙なカマかけと判断し、ボロを出さないよう慎重に立ち回ったが次の下山の一手で凍り付く事になる。










あーーーーっ!!加工に慣れてる!!!





僕だって未だに最近のスマホの写真の加工よくわかんないのに下山お前これピンポイントに目線しっかり入れやがって後で簡単なやり方教えて下さい…






そうじゃない。





なんて事だ。あの奥ゆかしい母・優子が下山に、それも下着姿を撮られているとは。





この写真により下山と優子が接触した事実が決定的な物となり、事実上人質を取られた状態にあるさとみは彼氏の存在を認めざるを得なく、退学をエサに下山の条件を呑むしか無くなったのだ…。





こうして下山の言いなりになったさとみはその都度呼び出されセクハラを受けていくのだが、それに気づいた早川くんの助けによってさとみは下山の魔の手から逃れる。






元々早川くんはさとみと下山の動向を察しており、下山を黙らせる絶好の機会を伺っていた。





下山は早川くんの綿密な行動により、さとみを脅し恫喝し性行為に及んでいた内容を録音され立場を逆手に取られ、ぐうの音も出ない状態でさとみを手放す事になり、学校での接触も禁じられた。





同時に健全な男女交際も認めさせる形で学園には平和が訪れた






そしていつしか早川くんに惹かれていたさとみは早川くんと心を通わせ、正式に恋人同士となるのだが、その様子は是非ゲームをプレイして見守って頂きたい。





くぅ~、疲れました!w

これにて完結








な 訳 な い じ ゃ ん









前作で性的に猛威を振るったあの下山がこんな事でおとなしく舞台から降りる訳はないのだ。




むしろここからがこのゲームの本番、そして見どころなのだから…。






下山の復讐と優子





さとみが早川くんとイチャコラし始めた頃あたりから、下山の復讐劇が始まる。





さとみとの接触を断たれた下山だったが、実は最初にさとみを呼び出した次の日から優子にさとみの退学をチラつかせ肉体関係を迫っていた。





ある時はラブホテルで、ある時は路地裏で、その豊満を貪っていたのだ。






そしてまたある日、路地裏で優子と性的行為に至っていると、塾帰りの学生にその場を目撃されてしまう


下山はともかく、優子は狼狽していた。
男性との逢引という後ろめたさも勿論あったが、その時優子は下山から渡された冗談みたいな丈の短い学生服を着させられていたのだ。










こんな芸術的な乳首の見え方ある?





そんな優子に下山は学生を誘惑するように仕向ける。




ここで下山は優子の尖った性癖に気づく。




なんと優子はゴリッゴリのショタコンだったのだ。




そこに付け込まれた優子はさとみの彼氏、早川くんを襲うよう下山に命令されてしまう…。




更に優子の家で性行為をしている所を梶原に覗かれた事に気づいた下山は、梶原の家に元生徒の高橋を派遣する。




高橋は梶原の部屋に強引に入ると徐に服を脱ぎ、慌てふためく梶原は「半裸の女子高生を連れ込んだおじさん」という見る人が見れば「あーあ」な状態を後から入ってきた下山に激撮され、梶原もまた下山の罠にはまってしまう…。






これで役者が揃った。




と同時に、下山の計画は最終段階に入った






何もかもブチ壊すための下山の計画が…






その結末は是非本編をプレイしてみてほしい。






あの元気なさとみと奥ゆかしい優子があんな事になるなんて、誰が予想できただろうか……。






最後に



前回に引き続き、快くレビューをさせて頂いた空上さんに改めてお礼申し上げます!




現在は楓ちゃん編を制作中だったり、その前の作品の「離れ木の五日間」のアップデートもされていますので、気になった方は是非是非応援宜しくお願いしますね!




【サークル空上さん】


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やさぐれ喫煙所 2022/10/10 18:06

雑務より 作品レビュー⑤ 刻まれた快感

10月です。
残す所あと3か月を切りました。

と同時に、僕がやさぐれ喫煙所にお世話になり始めてから丸9か月が経ちました。

時の流れの速さを感じます。(…もう10月なの?まじで?




9月はなんだかんだ忙しく、結構色んな事がありましたが、その中でも一際大きなイベントが。





野郎5人による寝取られパンケーキオフ





という、字面が地獄の催し物がありました。(改めて文字に起こすとすごいな





寝取られという日陰ジャンルを真剣に語り合うむくつけき男5人。


異様な光景とは裏腹に、それぞれが寝取られに対する熱い想いを語り合うという
これぞオフ会」というような楽しい時間でありました。




護身用に忍び込ませたワセリンの出番もなく、実に有意義な時間でしたよ!




ちなみに、その時初めてウチの代表とお会いしましたが、大体こんな感じでした








そいでは、今回のレビューでーす!





刻まれた快感




刻まれた快感





今回レビューする作品は、サークル小鳥の煽りさんの処女作「刻まれた快感」です。





制作はふるいどさん
そしてイラスト担当は我らが眞人さんです!





ジャンルは寝取られRPGで、ヒロインの堕ちていく過程を細かく表現しているのがこの作品の特徴です。つまり、長く遊べます。重要





※この先ネタバレを多く含みます














あらすじ




2年前に「一緒に士官学校に行こう」と約束したヒロイン、アリエノと学校を卒業するまでの間、ヒロインに何があったのか…の記憶を追従しつつ間男、レーモンに汚され堕ちていくヒロインの過程を鈍感主人公、ロベール目線で見るストーリー式RPGになっています。




このゲームには「刻印」というシステムがあり、これが重要なカギを握ります。




刻印」には魔法を使う事や特殊な能力を秘めており、しかし誰にでも宿されている訳ではありません




基本的に世襲制で、時には隔世遺伝のような形で宿される事もありますが、基本的には生まれた時に宿されるモノで、刻印を持っていない人間が後から刻印を宿すことは無理だと言われています。




…女性を除いて。





2年ぶりに約束を果たしに帰ってきた刻印の無かったヒロイン、アリエノその左手に刻印を宿していました。


空白の2年間、何があったのか…左手の刻印は何を意味するのか…その理由を紐解いていきながら物語を進める形になります。




ゲームの特徴




プレイヤーはコリントス家の王子、ロベールとなって従者でヒロインのアリエノとセフレエリアエレフセリアの士官学校を卒業するのが目的です。



卒業までに学校からの試験を通過する過程で一緒に行動する事になったレーモンという軽薄な男が加わってから、最初は彼を毛嫌いしていたアリエノの態度が徐々に変わっていきます。なんだか以前よりも彼との距離が近い気がするし、いつの間にか名前で呼び合う仲になっている。一体何故なんだ…




といった感じの「ヒロインが間男に美味しく頂かれてるのに主人公が鈍感なので気づかないままストーリーが進行する」というタイプの寝取られシステムになっています。




このゲームで大きな特徴は、一晩寝る度に主人公、ヒロイン、間男の行動がわかり、それによって何か変化があると回想ルームで答え合わせが出来る、という「あの晩何があったのか」を確認しつつストーリーを進められる点です。




逆に言えば、全ての「あの晩何があったのか」をクリアまで一切見ないで後から確認するという事でより焦燥感を持たせながらエロシーンに没頭できるという使い方も出来るので、お好みの性癖に合わせてお抜き頂く事ができる親切設計も持ち合わせています。





そして徐々に判明していくヒロインの「刻まれた遍歴」によって、彼女に何があったのか、そして今現在何が起こっているのかも確認する事が出来ます。現在進行型エロステというヤツです。興奮してきたな。




これも実に細かく設定されており、一晩で経験した生々しい数値が少しずつ、しかし確実に増えていく光景を目の当たりにしていくのが中々えっちです。





他にも、戦闘中にセクハラされたり、試験中に主人公とヒロインが離れ離れになってる間に美味しく頂かれてたり、休日に町のどこにもいないヒロインがどこかで美味しく頂かれてたり、朝から晩まで一晩中美味しく頂かれてたりするのですが、こちとら主人公ですからね。ストーリーに水を差すような気づき方は致しませんとも。自分、鈍感なんで。






更にはマルチエンディングも搭載されており、主人公の行動次第でエンディングが異なる所もかなり凝っています。一体アリエノちゃんはどうなってしまうのか…幸せになれるのか…



エロシーンでは眞人さんのエッチチなアリエノちゃんの肢体が炸裂しており、脱ぐ前からなんとなくわかってたけど、実際脱いだら結構なボリュームのおっぱいとか、わかっちゃいたけど綺麗なおしりとか、色んな体位なんかも含めてエロいです。







シチュエーションも多岐にわたり、部屋を俯瞰で見るような固定カメラ風えっちや、クールなアリエノちゃんが徐々に素直になっていく感じ等性癖の宝箱みたいになっています。えっちだ。






ストーリー面では「ヒント」を元にイベントを進めていく形になり、迷う事はまずないのでストレスも無く、スムーズにシナリオを進める事が出来、更に戦闘はじっくりタイプと体当たりタイプが選べるので時間がない人でもサクサクプレイする事が可能。




昨今のエロRPGの中ではかなり遊びやすい部類に入ると感じました。





刻まれた快楽。


小宵も人恋しい秋の夜長のお供にひとつ、いかがでしょうか。





関係者リンク


制作 ふるいどさん

イラスト 眞人さん

作品 刻まれた快感

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やさぐれ喫煙所 2022/08/27 23:32

雑務より 作品レビュー⑤ コロモガワリ

残暑が厳しい日の仕事は死ぬほどツラいすね…毎年の事でわかってはいるのですが、いい対策法が全く思いつかん!


令和ちゃん君ももう4年目なんだからもうちょっと気温の調節をだな…(






改めましてこんばんは、雑務です。


今月は記念すべきコミックマーケット100が開催されましたね!



流行り病の中、各々が最良の判断をしつつ開催されたコミケ100。



情勢を鑑みて欠席し、泣く泣く委託にしたサークルさんや、感染対策に重きを置いて現地配布に踏み切ったサークルさん、そして流行り病だけでなく、関係者全てに気を張って開催してくれたスタッフの皆さん…お疲れ様でした!




何もかもが落ち着いたらまたビッグサイトに足を運び、烈火のごとく薄い本を買い漁り、戦利品を吟味したいものですね!




そいでは、今月のレビューです。





コロモガワリ









今回のレビュー作品は、8月19日にリリースされたサークル人生通行止めさんの新作、コロモガワリです。




人生通行止めさんと言えばNTR界隈では説明がいらない程の実力派サークルさんです。


主にノベル形式を武器に、寝取られマゾヒスト達の屍を積み上げてきた歴戦の覇者とも。




その戦術はヒロイン一人に対して間男一人が基本スタイルの一点集中型を得意としており、数々のられ男君を地獄に突き落としてきました。鬼畜の所業!




そしてもちろんフルボイス!今回のヒロインは柚木つばめさんが担当!




そんな呂布みたいなサークルさんの新作、コロモガワリはどんなゲームなのか…




じっくりレビューさせて頂きます!








※この先若干のネタバレを含みます









登場人物





■主人公 宮野泰人





■ヒロイン 門倉里菜(CV:柚木つばめさん




■兄貴分 萩原克樹






あらすじ


舞台は冬の戦場。逆三角の例の建物で行われる暮れの大一番の即売会。



軽快な爆発音と共に現れたぼっちオタク宮野泰人」は、コスプレ広場でカメコに囲まれたコスプレイヤー門倉里菜」と出会う。実は彼女はクラスメイトであり、スクールカースト上位の女の子だったが、意外にもオタ話で盛り上がれる事をきっかけに二人の仲は深まっていく。



そんなある日、昔から面倒を見てくれたイケメンの兄貴分萩原克樹」と再会する。


彼に教わったSNSのアドレスを辿ると、そこには数多のハメ撮り動画が…
最近はコスプレモノのハメ撮り動画も多く上がっているようだが…?



ストーリー





まず最初に伝えたいのは、これはただの寝取られ作品ではない。



甘酸っぱい青春から濾過された透き通るようなBSSからの仮初の純愛を経たぐうの音も出ない程の寝取られ作品である事を念頭に入れてもらいたい。




ヒロイン、門倉里菜は恐らくどこにでもいるクールカースト上位で可憐な容姿とたわわなおっぱいとコスプレ興味を持っているだけの女の子だ。どこにでもいてたまるかそんな子。




学校では友人関係こそうまくやっているが、彼女の本質はどちらかと言えばオタクに振り切っている。





主人公・泰人と仲が深まってからの彼女は、学校というある意味閉塞された環境において貴重な「趣味を語り合える同志」を得る。オタクは常に趣味を語り合える者に飢えているのだ。





「俺、漫画に詳しいよ」程度のにわかオタクが裸足で逃げ出す程作品への敬意と知識は同人誌即売会に足を運ぶ泰人ですら尻込みする程であり、物語を進めるほど彼女の「作品に対する純度」が本物であることがわかる。




ことコスプレに至っては、原作に少しでも近づこうと衣装やポーズへの理解度や再現度にこだわる、いわば生粋のオタク女子と言える。




そんな女の子が毎日一緒に屋上でご飯食べてくれた漫画の貸し借りとかしてくれた同じ部屋で勉強とかしてくれたらそりゃアンタ、好きになっちゃうでしょうが…拳を握りしめて泣く




対して主人公の泰人君はというと、取り留めて人に自慢できるような特技もなく、平凡なぼっちオタクである。いや、クラスから蔑まれていないだけ恵まれているかもしれない。




漫画やゲームが好きな事で君たちに迷惑をかけたかい?そんな事は断じてないはずだ。ただ僕らは静かに自分の趣味に没頭したいだけであってなんなら髪も染めずヤンチャな事も避け品行方正に生きてきた分褒められこそするものの蔑まされていいはずがない。教室の片隅で美少女ゲーのサントラを静かに聴く事がそんなに悪い事なのか?僕らはただそっとしておいて欲しいだけなのだ…。




そんな日陰の彼に美人でおっぱいがでかい上に人懐っこくて声がいい女の子の友達が急に出来たら狼狽するのも仕方ない。仕方がない事なのだ!





女の子に免疫がないという事はその分野において無知である。
知識が乏しいとかじゃないのだ。そもそも、無いのだ。





未知のものに対して警戒心が働くのは人間の本能であり、泰人も例に漏れず人間として当たり前に警戒していた。






ずっと胴着キャラばかり相手してる最中に急に投げキャラが来たらみんな警戒する。
たぶんそれと同じだと思う。








しかし日が経つにつれ里奈の作品への純粋な想いもあり、泰人の警戒は徐々に解けていき、二人はどんどん中を深めていく。




お互い好きな作品を語り合い、考察し、共有し、理解し合える内に泰人は次第に里菜に心を奪われていった。これが、恋…?



まるで人の心を忘れた悲しき怪物に再び心が宿るように、泰人はどんどん里菜を意識していく。スタイルが良く愛嬌もありおっぱいもでかい…まるで皆が思い描いた理想のラーメン三銃士ではないか。こんなん惚れてまうやろ…





一時は被害妄想と理論武装で閉じ込めていたトキメキを解放した泰人。


里菜にコスプレ会場で会った次の日に話しかけられた時には「コスプレの口封じに処されるのでは?」と思っていたあの頃の彼はもういない。





ついには彼女のSNSを相互フォローする程の仲になっていた。




そんな折、街角で偶然男の尻穴を狙う新手のナンパ兄貴分である「萩原克樹」――小さいころ僕らは「克兄」と呼んでいた――と出会う。


さわやかで高身長で金髪、そしてピアス…
いわゆるイケメンというやつだ。





イケメンで金髪でピアス…







いや違うって、まだそうと決まった訳じゃないって。







いや、そもそも何が「そう」なのか。








泰人と里菜はまだ、っていうかそもそもそんなんじゃないし…いや確かに仲良くさせてもらってはいるけど…うん…仲はいい方だと思う…多分…仲が良いって言ってもほら、全く知らない赤の他人と泰人なら泰人に軍配があがるだろうし…ていうか、あれだぞ!人を見た目で判断するとか、そういうのよくないぞ!






そもそも克兄はすごく面倒見がいいんだぞ!






めっちゃモテるけど、それは克兄が容姿に恵まれつつも努力を惜しまない人だからであって、女の子に困らないのは必然って言うか…だから、いいんだよ!今は!!




誰に対してかわからないが、言い訳が長くなった。


要約すると昔よく面倒を見てもらった近所のお兄さんと再会したのだ。今は塾講師をしながら大学に通っているらしい。きっと人に何かを教えるのが好きな人なんだ。面倒見の良さは相変わらずのようだ。




しかもSNSを見ている所を捕捉され、相互フォローもしてくれた。
そうだよ、克兄は昔からいい兄貴分なんだよ。




とりあえず「克兄のフォロワーが10万超えてる」事と「里奈の新しいコスプレ衣装と克兄が上げたハメ撮りの写真の衣装がとても似ている」事に目をつぶる。偶然だぞ!



プロフィールをよく見てみると、克兄は有料でハメ撮りの動画も上げているらしい…。



泰人は迷わずコンビニでプリカを購入し、有料会員登録を済ませるのだが「昨日今日SNSを始めたやつがそんな急にフットワーク軽くハメ撮りに課金するか?」と思われるかもしれないが、各自当時の若かりし頃を思い出して欲しい。




あのエネルギッシュ溢れる頃にちょっとお布施をするだけでハメ撮りが見れるのだ。




この手軽さは時代という他ないが、僕らだってエロい事、ことさら「18禁」という響きの前に成す術もなかったはずだ。多少過激なら臓器も視野に入れていたかもしれない。





なので(?)泰人のこの衝動的行為はある意味自然な事なのだ。誰しもが通った道なのだ。





お布施が終わり自家発電の後、賢者タイムへ。




めっちゃ良かった…モザイクで顔は一切わからないから誰かは知らないが、めっちゃ良かった…。





こうして泰人は克兄の偶然里奈のコスプレ衣装と同じ衣装を着た女の子のハメ撮り動画にお世話になっていくのだった―――。







本作の見どころ





※この先深めのネタバレを含みます




■映えるイラストとボイス



今作コロモガワリのイラストを担当するのはlambdaさん。

もう立ち絵だけで抜ける程のヒロインの肌の質感と抜群のスタイル。

そして揉まれたおっぱい質感をこれでもかと見せつける一枚絵。脱帽だ。

メリハリのきいた細目の線に肌艶のコントラストやぱっちりとした瞳の使い分け等、僕の性癖のド真ん中を貫く性欲煽るイラストレーターさんである。最高だ…。生きてて良かった…。



更にそのイラストに命を吹き込むのは柚木つばめさん。

ハキハキとした聞きやすい声に、オタクモード里奈ちゃんでは早口の長文を難なくこなし、エロシーンでは艶めかしく乱れるギャップをしっかりと使い分けている、界隈でも屈指のベテランさんである。こんな声の彼女欲しい…。





■コロモガワリの特徴



先述した通り、コロモガワリは「ただの寝取られ作品」とは一線を画した、ストレートよりはシンカー寄りの寝取られモノだと認識している。そして僕はそういう作品が好きだ。



登場人物紹介で萩原克樹の所に敢えて「間男」と書かなかったのは、いわゆるスタンダードな寝取られ作品で言う所の間男とは役どころが違うな、と感じたので「兄貴分」としている。



そしてこの作品の特徴として僕が一番共感を得たのが「誰にも強○、脅迫されない」という点だ。



スタンダードな寝取られ作品では、幸せな夫婦・カップル・アベックの弱みを間男が握り、それをネタに強請られ体の関係を強○し、旦那・彼氏との雄としての違いを見せつけられ三行半を叩きつける…というのが様式美となりつつあると思う。


そんな中コロモガワリは、乱暴な言い方をすれば「擦り続けられてきた王道」から少し逸れ、新たな一石を投じた作品だと解釈する。


誰にも縛られずにジャンルとして寝取られを成立させるこの作品に皆様の興味湧いたら是非プレイしてみて欲しい。









…これは余談ですが、コロモガワリはアナルの描写がとても丁寧に書き込まれており、おしり系紳士達も大変満足できる内容となっております。



もちろんアナルビーズとቻンቻンの二本差し等のご用意も万全ですので、「竿役一人か…じゃあ二本差しは期待できないな…」と嘆くお客様のニーズにしっかり対応しております故、ご安心下さい。






関係者リンク


サークル人生通行止め

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門倉里奈役 柚木つばめさん

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公式サイト


イラスト lambdaさん

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やさぐれ喫煙所 2022/07/27 19:14

雑務より 作品レビュー④ 新妻めぐが堕ちる時

7月も終盤戦に差し掛かって参りました!雑務です。




今月はまぬりさんの記事でも触れたように、サークル関係者(眞人さん湯木ちゆりさん)のお誕生日月でした!(あと雑務)





雑務もたくさんの方から暖かいお祝いのメッセージを頂き、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました~!





そいでは、今月のレビュー作品の紹介をしていきますね!





新妻めぐが堕ちる時



今回のレビューはサークルおおかみの休日さんの作品、[新妻めぐが堕ちる時]です。





ジャンルは寝取られ人妻幼馴染






おおかみの休日さんはイラストもシナリオも担当されている二刀流の持ち主で、シチュエーションへの造詣が深く、特にヒロインへの愛がとても強い印象がありました。





そしてこの作品、なんとヒロインはフルボイスであり、しかもLive2Dで動くという夫婦の臨場感たっぷりの作りになっており、キャラクターボイスを担当するのは篠守ゆきこさん!


可憐なイラストの人妻めぐちゃんがあの甘々ボイスで喋りかけてくれる上に動くんすよ。



もうこんなんお嫁さんじゃん…



同窓会で同級生に「お前、結婚は?」って聞かれたら堂々と

は?甲斐甲斐しくお世話してくれる可愛い嫁がいますけど???

と答えてもなんら問題のないレベルでお嫁さんじゃん…










でも。









NTRゲーなんだなぁこれが!!!










ベタ甘新婚生活には屈強な竿役が付き物なんだよなぁ!!





暗雲立ち込める新婚生活はこれからどうなってしまうのか…
解説していこうじゃないか…



登場人物




【橘めぐ】CV:篠守ゆきこさん

・主人公の幼なじみで新妻、24歳
・真面目で大人しい性格で、趣味は飼い猫の世話。
・夫以外の男に抱かれたことはない。
・最近は夫の仕事が忙しく、欲求不満気味。
(Dlsiteより抜粋)







天使すぎない?







見て下さいこの屈託のない笑顔と、着痩せするおっぱいと、綺麗な鎖骨を…(鎖骨フェチ





そして24歳で夫一筋…この「遊びを知らないまま結婚した」感が一途さと、ともすれば夫以外のモノを知ってしまったら…という危うさにも儚さにも似た感情が沸き上がってきませんか。






更に真面目で大人しいのに欲求不満だから言い出したくても言い出せないNTRヒロインらしい一面も!






妻の欲求不満の原因は夫の淡白か、妻の性欲か…永遠のテーマですね。






【橘リク】

本作のプレイヤー兼主人公。

めぐと幸せな家庭を築くため、日夜仕事に切磋琢磨する毎日。

そのせいか、夜はちょっとめぐをほったらかし気味。







【剛田】

本作の竿役。

空気が読めず強引で自分勝手。剛田の名に相応しい性格。

リクの結婚記念日に強引に水を差しに来る。それをきっかけにめぐは…







あらすじと導入

この先ネタバレを多く含みます












開始と同時にチャペルのシーン。
新婦、めぐの誓いの言葉から始まっt






あっ、女神…





ウェディングドレス姿のめぐから発される、夫をしっかりと見据えた芯のある力強い誓い。



開幕ソロホームランにやられてしまった。可愛い。



続いてリクの誓いの言葉のあと、夫婦として初めてのキス。



緊張で震えるリクをめぐが優しく諭してくれます。可愛い。





ちなみにこの時めぐを置いて式場を出ようとすると「飼い猫が気になる」と言い放ち、そのまま飼い猫と暮らし続けるという人としてもゲームとしても終わってしまうエンドが待っているので気を付けろ…!





そうして二人は式を終え、ホテルへ。
ここで初夜って事か…新婚だもんな。初々しいじゃないすか。





でも失敗するかもしれないからセーブしとこうかな…初めてだから緊張で勃たなかったりするかもだし、挿入前に果てちゃったりするかもしんないし…メニュー開こ…











うぉっ…めぐの性の記録が事細かに表示されt

えっ!?リストラされんの!?!?








新婚だよ!?これから二人は幸せな家庭を築くんだよ!?
ちょっとセーブするために開いたメニューから得られる情報量と密度とピンポイントな不安要素がすごいよ!?






落ち着け、普通このタイミングでメニューを開こうっていう方がおかしいんだ。
これからめぐを抱こうっていう時にセーブしようなんていう無粋な考えがこんな幻覚を見せてるだけなんだ。






幸せと緊張の頂きで舞い上がってるから変な物を見てしまっただけだ。
幻覚だったとしてもめぐのキス経験が自分一人だという、他の男の匂いが一切しない一途な妻だという事がわかっただけでも嬉しい事じゃないか。何よりでかでかと表示される「処女」の安心感。邪念は捨ててめぐと初めてのベッドインに集中しなければ。






やがて風呂から上がっためぐと初めての同衾。



華奢な体にたわわな美乳。たまらん。



CV篠守ゆきこさんによるピンクの吐息キスのリップ音がドチャクソにエロい。


フルボイス万歳!







サッカリンよりも甘い一夜を終え、心身ともに一つになったふたり。
めぐはまだ出来そうだったが、お互いしっかりと絶頂できたようで、式や初体験の緊張の疲れがどっと押し寄せたリクは泥のように眠るのだった。

めぐのイッた回数を確認するようなデリカシーのない行為はご遠慮願います





時は流れ、1年後…




結婚後は愛猫もちと共にめぐと新居に移っていた。




リクは仕事に忙殺されており、めぐとは夜の方もあれっきりになってしまっていた
心なしかセリフにも覇気が無くなっており、危うく結婚記念日すらめぐに言われて気づく程に忙しい日々を送っていた…。




そんなリクを心配しながら健気に妻としてリクを支えてきためぐ。嫁の鑑よ…




そうしてリクは仕事場へ。




出席する筈の会議室では必要とされず、自身の机の周りの人間からは戦闘無しのゲームとは思えない程鋭い言葉でチクチクと刺される。その切れ味は言葉のナイフ等と言う生ぬるい物ではなく、最早脇差とか段平に近い。




悪意ある陰口を他所に、無心で仕事にかかるリク。全てはめぐと結婚記念日を過ごすために…





そんな折、女社長から一人の男を紹介される。
男は剛田と名乗り、今日付けで専務としてリクの会社に来たようだ。






色黒の肌前髪を失い焼き畑と化した額、そして第一声が「うーっす!」の時点で僕の警鐘がけたたましく鳴り響いた。確実に竿役だ





剛田の自己紹介が終わり、社員からぱらぱらと拍手が起きた後、リクは一人女社長に呼び出される。




あれかな?給与アップかな




真面目に仕事に打ち込んできた成果かな?奥さんのおっぱいがデカいのもそのせいかな





よっ!社長!見る目がある!

















違った




クビだった




単刀直入にクビだった






半年前に社長が太鼓判を押してリク中心で薦めていた企画を遂行中に出世をチラつかせた社長に体の関係を押し迫られ毅然とした態度で断った事が原因で会社に悪評が立ち社内から居場所を失われた上での単刀直入のクビだった。社長が強引に進めた企画の不祥事の責任を擦られるというオマケ付きで。





これにより、20日後の会議までに何か成果を出さなければ単刀直入でクビだ。





今更だがメニューを開いた際の「リストラまで〇〇日」の文字が現実となってしまった。
せっかくここまで目を反らしてきたのに





しかしめぐに心配をかけるわけにはいかない。なんとかしてクビを免れなければならない。





気分転換に昼食に行く途中で剛田専務が前職での不倫が原因で左遷されてきたという噂話が耳に入る。立ち絵がある男は何かしら脛に傷を持っているとは思っていたがやはり…。






一人午後の仕事のペースを考えながら昼食を採っていると「うーっす!」の声と共に剛田が現れた。






改めて見ると、つぶらな瞳がいけ好かなさを助長している。




更に社員の名前を平然と間違えるあたり、性格が出ている。





そんな剛田は、社員との親睦という名目でリクを飲みに誘う。リクの家で




初日からこの距離感ツラいわー専務…自分から歓迎会開くタイプだぞこの男…



しかも今日はめぐとの結婚記念日だ。




重ねて不倫疑惑の出ている男をさぁどうぞと自宅に招き入れる訳にはいかない。






…が、この男にもクビをちらつかされ、結局招き入れるハメに。




なんとなく予想はしていたがこの会社、驚きの黒さである。ヴァンタブラックも裸足で逃げ出す漆黒にプレイヤーが耐えきれるかがこのゲームの第一関門かもしれない。




愛妻弁当に挟まれためぐからの手紙に励まされ、リクは重い腰を上げ、めぐに剛田が来ることを伝える。



結婚記念日に水を差されためぐは落胆するも夫を立て、剛田を迎え入れる事に。


目の前に山積みされた問題を前に、ビル風がめぐの手紙を巻き上げビルの谷間に消えていった…


午後の仕事を片付け、受付で剛田専務と待ち合わせる事に。




専務を待つ合間に受付の女の子から剛田が社員の家族構成や弱みを嗅ぎまわっている事を聞く。そしてリクがいつも頑張っている事を見てくれていた。この会社で唯一の味方だ。惚れそうだ



その後、待ち合わせに遅れてきた事に悪びれもせずにやってきた剛田と合流し、めぐの待つ自宅へ…。




自宅に着くなりこの男、めぐを品定めするような目で見る。めぐがあからさまに引いている





こうして剛田主宰によるデリカシー皆無の地獄のセクハラ食事会が幕を開けた。





舐めるようにめぐの胸に視線を注ぎ子作り事情に口を出し、果てはリクの面倒を見てやる代わりに一発ヤらせてくれないかという悪夢のような剛田のリサイタルは夜遅くまで続き、泥酔した剛田を無理やりタクシーに押し込むことで最悪の結婚記念日は終わった。




大事な結婚記念日を台無しにしてしまった事をめぐに謝ると、自分の事よりもリクが会社で無理をしているのではないかと心配してくれていた。良妻賢母すぎる…!





そんなめぐから結婚記念日という事で夜のお誘いが…。




しかしリクは日頃の疲れからかこれをスルー。あーっ!ヘタレ!!





こんな感じでめぐは剛田から目を付けられてしまう…



ストーリーの流れ



リクは毎日仕事に向かい、時には自分の足で、時には猫やドローンを駆使して美女を捕まえたり下着を集めたりしてお金を稼ぎます。(どうした急に

※高額な美女は角にひっかかってる事が多いので、金額の安い美女を狙うよりもそこらへんが狙い目です。







あ、心配しないで下さい。







ちゃんと歩合制です







美女や下着を多く集めれば集めるほどお賃金がもらえるシステムになっています。
※(仕事という名のミニゲームです)






こうしてリクがあくせく仕事をしている中、剛田はめぐに会いにリクの家へ行っています








しかし、自宅でめぐと二人きり、何があったのかはめぐは詳しく話してくれません。







そこでリクはこの打開策をネットに頼ることにしました。









いやぁ、さすがインターネット。



欲しいアイテムはすぐに見つかるものですなぁ。










品揃えがガチ









インターネット君、ちょっと手加減とかできんのか…?






簡潔な流れとしては「主人公が毎日美女を追いかけ下着を集めてお金をもらい、盗聴器や監視カメラを購入してストーリーを進める」ゲームです。





















まずい、極論すぎた。
ストレートすぎる。
決して間違ったことは言ってないのだが印象が悪すぎる







正しくは「妻との幸せな生活の為に汗水たらして仕事をしてる合間も剛田の魔の手からめぐを守るためにガジェットを駆使して戦う愛妻家」として日々を過ごすゲームでした。
訂正してお詫び申し上げます。






Hシーンについて


基本的にはリクが仕事中にやってくる剛田とめぐの情報を盗聴器監視カメラを通じて把握していきます。





時には社内SNSで剛田から謎のエロい人妻の写真が送られてきたりします。





剛田はリクを餌にめぐにどんどん迫っていき、社内SNSの謎の人妻の写真が、最初は初心だったが着々と目も当てられないほど淫乱に潤っていく…という感じです。
一体誰なんだ。





そして物語が佳境に進むに連れて、リクのどす黒い欲望が形になっていきます。
自分じゃない男に奉仕する妻の姿に興奮し、それを渇望するようになっていきます。
そんな性癖を何と呼ぶか…紳士の皆様ならよくご存じでしょう…。




結びに


今回はサークルおおかみの休日さんの「新妻めぐが堕ちる時」を取り上げさせてもらいました。




今作はフルボイスならではの盗聴器から聞けるノイズの入ったリアリティのある声や、Live2Dによるヒロインのちょっとした仕草や目線など、システムを思いっきり使ったエロシーンが特徴的です。





他にも新婚なのに部屋が別という深層心理から設定された物や、めぐの部屋が剛田によって染められていく描写なんかも心にキます。
詳しくはおおかみの休日さんの開発裏話にて。






そして今回一番驚いたのが、回想部屋の充実っぷりです。






めぐの立ち絵、Hシーン、篠守ゆきこさんのHなめぐのボイスから普段のめぐのボイスまで多分全部見れるし、全部聴けます







見逃したもの、聴き逃したもの全部ここにあります!!

と言わんばかりの親切設計です。






他にも、プレイ中のメニュー画面をショップで購入して変更出来たりと、細かい遊び心にも余念がありません。すごいよおおかみの休日さん…!





毎度の事ながら、レビューを書く前に許可を取りにDMをさせて頂いてるのですが、NTR作品に携わる人はとても優しい方ばかりで、今回も二つ返事でOKを頂きました。





改めて、快く協力して下さったおおかみの休日さんに感謝申し上げます。








以下、関連リンクです。


おおかみの休日さん

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新妻めぐが堕ちる時



橘めぐ役 篠守ゆきこさん

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    名無し ID00812837
    ありがとうございます。

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