制作小話 ~RPGツクールの制作補助ファイル~
進捗はなかったけど毎日更新は途切れさせたくないという自己満足から生まれたシリーズ。それが制作小話。
ゲームには直接関係ないけど、ゲーム作りやその他創作に役立ちそうな豆知識を思いつくまま書いていきます。
需要は殆ど無いと思いますが、百人見て0.1人くらいの人のお役に立てればと思います。
制作補助ファイル
本ゲームはRPGツクールVXaceで作成しておりますが、このソフトは二窓で開くことができます。
それを利用して最終的にゲームとなる本ファイルとは別に、素材やスクリプト、コモンイベントなどのデータをコピーしたファイルを常駐させて、制作の手間を極力減らすようにしています。
色んなことを試す練習部屋。
ダイスロールでのサイコロの位置、追跡してくる敵の行動、戦闘選択肢、エフェクト、アニメーション、スクリプトのテストなどなど……新しく導入するものはだいたい、この練習部屋を通してから本ファイルに実装されます。いわば開発室。
エフェクトのテスト。SEを入れるタイミングとかもここで調整する。
ウィンドウ、サイコロの位置調整。
イベントのテンプレ化
本作品ではHシーンにエフェクト……RPGツクールでいう所のアニメーションを多用しています。
しかし同じようなアニメーションでもサイズが異なったり、透明だったり、効果音が出たり出なかったりさせたい……
そういう場合は全部、個別にアニメーションを組んで登録しています。
制作補助ファイルの方でこの画面を開いておけば、本ファイルでアニメーションを表示させたい時にいちいちイベント画面を閉じて確認しなくて済みます。
でも行き当たりばったりなもので、必要なアニメがあればその場ですぐ作ってしまうので、画像の通り順番が不揃いでなかなか見苦しい。
そこで今度は、アニメーション含め各種イベントをテンプレとしてコモンイベントに登録。
Hシーンイベントの骨組み、よく使う画面フラッシュ、暗転。
その他、頻繁に使うものを登録。
必要な時はここからコピペしてくれば、他のマップから以前作ったイベントをもってきて~~という手間がなくなります。
またHシーンを作成する際も、これまでのHシーンで使ったアニメーション、効果音をコモンイベントとして登録しておけば便利です。
新しく組んだものもここに放り込んでいきます。
この方法で注意することは、本ファイルと制作補助ファイルで素材の名前、アニメーションのIDをそろえること。
アニメーションにおいてコピーされるデータはIDで管理されているので、IDがずれたら全然別のものがコピーされてしまいます。
また素材はファイル名で管理されているので、そちらも異なれば空白が返ってきてしまいます。