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紅差し 2017/11/07 21:36

【本編補足】かつて王子様だったもの 今では閉鎖病棟に篭った無職前科持ち薬漬けの三十歳-中瀬佑樹-

中瀬椿(佑樹)シリーズ第1弾『かつて王子様だったもの 今では閉鎖病棟に篭った無職前科持ち薬漬けの三十歳-中瀬佑樹-』の補足記事です。

※※※本編を視聴されていない方の閲覧はお控えください※※※
ヒロインの感情にも触れていますのでやや注意。


【プロフィール】
名前:中瀬佑樹(本名)
    中瀬椿(バンドマン時代の名義)
年齢:30歳、本編終了時31歳没
誕生日: 12月24日(山羊座)
身長体重:176cm/56kg
出身:東京都世田谷区
学歴:幼稚舎から有名私立一貫校、高校二年で中退。

【家族構成】
父:弁護士。完璧な人生を送ってる自分が好き。子供には才能を求める。
母:筋金入りのお嬢様で元ピアニスト。裕福な生活が好き。男には財力を求める。
兄:官僚。子供の頃は勉強のストレスで佑樹を虐めていた。今も見下してる。
姉:作曲家というていのほぼニートのち、今は結婚して専業主婦。

プライドが高くて性格のキツい家族。
だけど佑樹以外は全員性格のキツさと上昇志向が一致して仲良しこよし。

【ヒロイン】
容姿や設定の画像を参考いただける場合はこちら


【本編以前】
子供の頃から著名な音楽教室に通わされており、とても楽しんでいた中瀬くん。
が、同じ教室に通うクッソ嫌味な奴と事あるごとに比較され、コンクールでそいつが金賞、自分は銀賞となり母にも責められ、を繰り返していくうちにクラシックがどんどん嫌いになっていった。

そんな中学生時代にふと何の気なしに入ったCD屋で手を出してしまったマリリンマンソンとDir en greyに感化され、ストレスで発狂していた事も相まって完全にグレて高校中退。

そして10代後半からごりごりのV系バンドマンデビュー。
見目麗しくパフォーマンスも完璧で、人気はうなぎのぼり。



だけどびじゅある系の世界は狭く厳しく汚い。
やれどの女とヤッただ、やれ性格がどうだとある事ない事をゴシップ掲示板に書き連ねられ、どこもかしこも穴兄弟と棒姉妹というドロドロ人間関係に嫌気が差しつつも、当初は真面目に奮闘していた中瀬くん。
バンド生活の傍らボロアパートで激貧生活を送っていた……が、クオリティを求めるほどバンドへの出費が膨れ上がり、結果当たり前に、貢ぎの女を数人抱える状態に。

そんな貢ぎ女の一人が実は大御所先輩バンドの女。さらには「あたし椿と付き合うから」などと先輩麺をフッて中瀬くんに乗り換えようとしたからさぁ大変。
中瀬くんのバンドは先輩バンド界隈からハミられ、メンバーにも不満が溜まる。

あんなクソくだらない理由からどうしてこうなった、と後悔と苛立ちで精神が疲弊していく中瀬くん。
そしてフェスで先輩バンドと鉢合わせて喧嘩を売られた際に、ついに佑樹がドカンとやらかしてしまう。

マスコミには面白おかしく報道されました。
中瀬くんの罪は執行猶予で済んだけれど、バンドは活動休止。
あれだけ群がっていた女達もすぐに連絡を寄こさなくなった。ファンからの手紙も減っていった。

人間が信じられなくなり、引き篭もった中瀬くん。
それでもやっぱり音楽を捨てきれない。
待ってると言ってくれた人のためにも、俺はまだ音楽がやりたい。

そう勇気を出して1年ぶりに顔を出したライブ会場では、中瀬くんの知らない若手バンドがこれ以上ない拍手喝采を浴びていたのでした。



【本編】

「いつか捨てられる、裏切られる」という恐怖に囚われてしまった中瀬くんと、そんな中瀬くんを愛し哀れみ「一生捨てない、裏切らない」と誓ったナースちゃんの話。

中瀬くんは「佑樹がしつこいからコイツは俺に同情で優しくしてくれてるだけ」と思い込んでしまったり、ナースちゃんはどんな人生であれ幸せになってほしいという思いから「普通に」という言葉で中瀬くんを傷つけてしまったりしたけれど、二人はずっと両想いでした。

本当はクラシックもビジュアル系も大好きだった。本当は立派な人生を送ってナースちゃんを幸せにしてやりたかった。
過去を思っても未来を思っても中瀬くんの精神はズタズタに引き裂かれていってしまうので、全部「もういいんです」と受け止めて中瀬くんを穏やかな世界につれてあげていったナースちゃんは中瀬くんの神様だったかもしれない。

なお、ナースちゃんはきっちり遺書を残していったので、あの後宮森先生が責任を負わされることはありませんでした。ただ病院自体は管理体制を叩かれた。しょうがない。

そしてかつて王子様と呼ばれていた中瀬佑樹は、今や「精神病院で出会ったばかりの看護師と心中」と報道され、第三者から見れば、どこまでも地に落ちて頭がおかしくなった悲惨な人間と成り果ててしまった。

中瀬くんとナースちゃんがどれだけ幸福だったかを誰も知る由は無い。めでたしめでたし。



【BGM】
メインで使わせてもらったのはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」
先にプロットを立ててから合う曲を探したのですが、この美しい旋律がだんだん重く悲しくなって、でも最後にはまた切なく幸せな曲調が戻って締められるのが最高に理想だったので、一発で決めました。さらに「亡き」は死という意味ではなく「かつて存在したもの」という意味という所も完璧にグッとくる…。


以上こんな感じです!
とにかく今回は一夜愛さんにご協力いただけた事も、いままでで最長のボリュームという事も、見るからに人を選びまくる設定と展開も、何もかもプレッシャーだったのですが、蓋を開ければ好意的な感想を沢山いただけていて、本当に感謝してもしきれないです。
一夜愛さんの演技が凄すぎたのは言わずもがなですが、なんと最後の日記パートは通し収録です。声色を細かく切り替えながらどんどん感情が込められていく様が圧巻すぎて、本当に今回の役をお任せできてよかったです…!

またリスナーさんを何ともいえない気持ちにさせる作品が出せるといいなぁと思っているので、いつになるかは分かりませんが、また続編が出せたら気に留めてもらえると嬉しいです。 本当にありがとうございました。



作業中に流していた曲です。

【黒木渚/あたしの心臓あげる】
中瀬→ナースちゃんでもナースちゃん→中瀬ちゃんでもいい。You are my GOD…

ほか、【マイナス人生オーケストラ/あしたのあたしシアター】【DIAURA/Lily】【蜉蝣/腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君】【奥田美和子/青空の果て】など。

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紅差し 2017/03/08 13:40

【本編補足】お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴○として生まれ変わるんですよ。

高山獏シリーズ第2弾【お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴○として生まれ変わるんですよ。】の補足記事です。


今回お初だった方も、過去作から引き続きの方も、お手にとって頂きありがとうございました。
今回の「人間牧場」は単品でも完璧に聴ける音声にしようと思って作ったものですが、この先の解説には「可哀相な子だと思ったから~」の話や、ヒロインの描写もふんだんに含んでいます。



高山獏:人間牧場「世界の果て」の三代目社長。
ヒロイン:やや箱入り娘気味のOL。


【前作と比較しての、二人の関係について】
人間牧場に生まれた高山社長は、本名がそのまんま「高山獏」です。
談話室高山は、ふらりと迷い込んできたお姉さんに自分の悪事を隠しながら優しくからめとってあげる男なので、お姉さんの話をうんうんそうですねとよく聞いてあげていましたが、
人間牧場高山は、ハナからお姉さんの事を事前の資料と数日の観察でよく知っていた&悪事を隠す必要はないので、お姉さんの意思は割とどうでもいい(どのみち自分のものになるから)という、高山本来の自己中ぶりを露呈している感じになりました。

お姉さんは談話室でも人間牧場でも、もうどうしようもなくメスの本能で高山にからめとられてます。
もし談話室で高山のシャブ詐欺を知ってもお姉さんは「罪を償って」などとは一切思わず全部蓋をしてずっと自分の傍にいてほしいと思うし、
人間牧場の世界であっても、人権を奪われた家畜の悲惨さと、仕事だからとニコニコ割り切ってる牧場の鬼畜さを理解しながらも、贔屓されて甘やかされる自分の立場に甘んじてしまう、悪くてイケナイお姉さんです。

本編のあと、高山社長がふと「俺が何やってるか分かってるんですか」と聞いたりしても、お姉さんは少し戸惑いながら「私も豚とか牛とか…お肉食べながら生きてきました」と答えて、高山社長が「そうですね」って心底嬉しそうに抱擁するような、そんなズブズブな関係の二人でした。

そんな二人のズブズブコントに付き合わされた【サブキャラ:吉田くん】


女のことを同じ人間として見られない&全ての家畜をニコニコと無慈悲に処理していく社長の姿を「カッケェ…」と尊敬していた吉田少年。
ある日高山社長が「このお姉さん良いですね、俺の好み」って資料に目を留めた時点で「好み…!?」と震撼したし、拉致から調教からラストまで社長がお姉さんとズブズブコントを繰り広げていくのを「社長の気が狂ってしまった…」とドン引きしながらも、なんかまぁ社長が楽しそうなのでツッコむ事もできず見守っていました。

最後の出荷シーンも車を運転していたのは吉田くんです。
後部座席で「俺の事は忘れて」などと切ない雰囲気でキスをする社長の奇怪な小芝居と、まんまと流されているお姉さんに (一体なんだこれは…)と呆気に取られている吉田くんと、リスナーさんの気持ちがシンクロしたら楽しいななどと思いながら作りました。

【牧場事情】
↓の絵は血界戦線EDのパロディーで落書きしたものです。


高山一族は代々牧場の経営を任されてきた特権階級。
社員さんは、それぞれの人生でやらかした末に、奴○として牧場に流されてきた人たち。

個人的に、親兄弟というものは血が繋がっていようが個々の性格は善悪入り乱れて生まれてくるのが当然と思っているので、今回も高山家は「おじいちゃんは慈愛のある人→両親と兄はクズ→獏は慈愛のある人」という設定を引き継いでいます。高山両親と二人の兄は、社員のみんなの協力のもと、今は裏山の桜の木の下に埋まっています。

いろいろとタガは外れてるし倫理観も最低だけど、人間牧場では、ここでしか生きられない子達が家族以上に家族みたいにわちゃわちゃ寄り添って、生きてくためには綺麗事言ってる暇はね~んだよ!とアグレッシブに前向きになっている場所にしたかったのでした。

そしてお姉さんはED後、高山邸でペットとして愛玩されるだけの日々に負い目を感じるようになり、「私も何か役に立たないと」と牧場の清掃・炊事・社長のサポートなどお仕事を手伝う事になっていきます。真っ当…(真っ当とは)


【制作余談】
社長室で流れてた曲 ショパンのノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
無駄に優雅。牧場内では家畜さんたちをリラックスさせて良いお肉に仕上げるためにところどころクラシックが流れています。

最後 サティのジュ・トゥ・ヴ
過去作聞いてくれた人向けに、これが流れてきた瞬間に笑ったり泣いたりしてほしくてもう一度使いました。
高おねはどこまでいっても高おね。


以上今回はこんな感じです!
とにかく栄人さんの演技が素晴らしく、私の書いたシナリオ以上に高山獏のえっちで悪い男ぶりを5億倍ブーストしてくださって、本当に楽しく作れた音声でした…!
気づけば天上かなめも高山獏も「1で隠して騙した汚い部分を2でありのまま受け止めてもらえた」という展開になったので、何かやっぱり自分は自己中な振る舞いで年下の女に甘えてオギャってる男を作るのが好きなんだなと再確認しました。
稚拙ながらも毎回かなり本気で作っているので、 レビューやツイート等で感想をいただけるのがいつも本当に嬉しいです。
過去作から引き続きの方も、今回が初めての方も、お金出していただいた分楽しんでいただけたらいいなぁと祈っております。改めてありがとうございました!



作業中にお供にしていた曲です。

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紅差し 2016/11/03 09:00

【本編補足】何でもない優しい朝に君と甘いものを食べて、生産性のないセックスをして(以下略)

天上かなめシリーズ第2弾【何でもない優しい朝に君と甘いものを食べて、生産性のないセックスをして、それから一緒に死んでほしい】の補足記事です。

まずはご購入いただいた皆様本当にありがとうございました!早速感想ツイートとかいただけていて、本当に嬉しい…。

補足記事ではヒロイン側の心情にも触れています。
独自のかなめ&お姫様像を想像してくださっている方は、勿論この補足なしでも楽しんでいただければ幸いです。


今回はルート分岐ものなので、かなめの生い立ちは前作と一緒です。
今作が初めての方向けにある程度は年表画像で説明したつもりですが、わかりづらかったら申し訳ない…


【本編以前】
かなめが自殺の決意を固めた、例のやけくそインタビュー当日。
帰路、ふらっと寄り道をしてケーキ屋のお姫様と出会うルートに入ったのが今回の話。

お姫様の柔らかい笑顔と声色に失神しそうなほどの衝撃が走り、既に精神が限界ギリギリだったかなめはいきなり「僕と結婚してくれませんか」とぶっこむ。
お姫様も気が動転して「友達からなら大丈夫です」ととんちんかんな受け答えをし、勢いに飲まれて連絡先を交換する。

しかし翌日からも「あなたの顔が見たくて」と毎晩仕事上がりのお姫様の元へ押しかけるかなめは、完全なるヤバいストーカーであった。
だけど「本当に下らない人生でやんなっちゃってたんです(笑)でもあなたと出会ったおかげで僕は…」と、冗談めかしつつも一途な愛を語るかなめにお姫様の母性が爆発し、二人は何の障害もなく恋人同士になる。


【本編】
そんな出会いから数ヵ月後の、かなめとお姫様のノロけた日常の話。
前作が春~夏の深夜のHシーン(最後のトラックは昼間)
今作は秋~冬の昼間のHシーン(最後のトラックは深夜)のイメージで、図らずも季節と時間帯が真逆に…。

今回やりたかったのは
・ちゃんとお姫様と同意の上でのいちゃらぶセックス
・嘘も冗談も言わず、正直に心中願望を吐露した上でお姫様と結ばれるかなめ
・かなめがほんのちょっとでも他人(ファン)に優しい言葉をかけること
の、幽霊として闇堕ちしたかなめには無かったピュアな要素です。

かなめは普段から自殺願望を口にしていたけど、それはあくまで「は~死にたい、あぁ、冗談です(笑)」っていう自虐ネタであって、人前では一度も本心を吐露した事なんかなかった。
普段はあんなに高慢に振舞ってるのに、「本当は生きてるのが辛くて怖い」なんて絶対に表には出せなかったかなめが、お姫様だけには正直に向き合おうと頑張ったのが「王子様、お姫様」のトラックでした。

その後の二人の解釈は、本当にある日ぱたっと二人でこの世から居なくなっちゃうのでも、何だかんだ長く生きちゃったりするのでも、どっちも他人には文句のつけられないハッピーエンドだと思います。
こう書くと前作がバッドエンドで今作がハッピーエンドっぽい印象になってしまうのですが、前作は無理心中した後に地獄で幸せに結ばれる展開があるであろうと思っているので、二人は出会えた時点で何もかもがハッピーエンドなのではないでしょうか。

ちなみに週刊誌とラジオ放送で炎上した以降は、顔目当ての女性ファンが消え&本来のサブカル耽美アングラクラスタが舞い戻り、天上かなめ先生はマイナーながらも自分の書きたいものを書けるキワモノ作家になったとかならなかったとか。めでたしめでたし


【制作余談】
ホテルのロビーで待ち合わせするシーンで流した曲 エルガーの愛の挨拶
前作で尺が合わず使えなかった曲なので、今度こそと思って入れました。タイトルがジャストミート。

かなめラジオのメインテーマ ドビュッシーの月の光
かなめが深夜ラジオのレギュラー枠を持ちかけられた際に、本人はもう仕事全般に対して色々投げやりだったけど、ディレクターに「好きな様にやってもらって大丈夫です」と言われて、かなめ自身が選んだ曲。
空気を読んで周囲に同調しなきゃならないメディア仕事は大っ嫌いだったけど、一人で自分のファン相手に喋るだけのラジオ番組はわりと嫌じゃなかったかなめ。
ディレクターはかなめの毒吐きが大好きな懐の広いよいお兄さん
まだ始まったばかりの若い番組だったけど、炎上のおかげで知名度が上がったので、かなめが生きているかぎり末永く続いていきます。

かなめラジオお悩み相談コーナーの曲 ベートーベンのメヌエット
おぎやはぎのメガネびいきという深夜ラジオの悪ふざけパートで使われてる曲。オマージュです。
このネタがわかる人がいて下さったらとても嬉しいです。


以上今回はだいたいこんな感じです!
ほんとにそば太郎さんの泣き演技とか、最後の挨拶の余韻とか、喜怒哀楽の表現とか、何から何まで素晴らしすぎて、かなめの声帯をお願いできて幸せでした。
人の希死念慮や性格の歪みに対して、正論で「そんな事ないよ、 君は本当はいいこだから清く正しく生きれるよ」って前向きに否定される事が個人的に好きでなくて、「そうだね、だめだね、でも僕はそういう君が好きだからずっと一緒に居てあげるよ」とそのまんま肯定してほしい&肯定してあげたいタイプなので、そういう気持ちをめいっぱい込めてかなめと姫ちんを作りました。
姫ちんに感情移入してシチュボイスとして聞くのも、二人を見守るスタイルで聞くのも、何かしらイイなと思ってもらえる要素があれば本当に嬉しいです。改めてありがとうございました!


作業中にお供にしてた曲です。

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紅差し 2016/09/03 22:20

※閲覧注意※【天上・高山】お姫様とお姉さんについて

「天上かなめのお姫様」
「高山獏のお姉さん」
それぞれのキャラの見た目&性格を具体的に描いていますので、何でも許せる方向けです。

あくまでセルフ二次創作気分で、藤崎の個人的な好みを詰め込んだだけの物です。
もしリスナーさんそれぞれのお姫様お姉さん像を持っていてくれているなら、そちらを優先してやってください。 (むしろ独自に持ってくれてたらとても嬉しいです…!)



天上かなめのお姫様


くせっけピンク髪に八重歯がチャームポイント。
低身長幼児体型がコンプレックス。
あんまり物事を深く考えず、ただただ目の前の仕事とか周りの人のためだけに、シンプルに生きてるような子。天上先生とは真逆である。世界がドブ色にしか見えなかった天上先生を照らしてくれた太陽ちゃん。
かなめと地獄に堕ちた後は、「何で勝手に殺すんですか」とひと悶着ありつつも、二人で閻魔様の下で新婚生活を送ることになったのかもしれません。

高山獏のお姉さん


ヒール履くと男より背高くなったり、胸の主張で太って見えるのがコンプレックスな女。
飲み会など、大人数で騒ぐ場が大の苦手。趣味は読書。天上かなめの恋愛小説が割と好きだった。
貞操観念も固めなので、談話室獏でのアレがあった翌日、クスリが抜けて異常な疲れでぐったりしつつ(よく知らない人とセックスしてしまった…)と内心穏やかではなかった。本人は無自覚だが、高山と一緒にいると、発情したメスのオーラがだだ漏れになる。
高山のダーティーな秘密の事は知らないままお付き合いを続けることになるので、いつかトラブるかもしれません。

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紅差し 2016/08/03 14:04

【本編補足】誰も居ない部屋 見知らぬ男の囁く声が聴こえる-天上かなめ

天上かなめシリーズ第1弾【誰も居ない部屋 見知らぬ男の囁く声が聴こえる-天上かなめ-】の補足記事です。

思いっきり時間軸ぶっ飛ばしたり嘘つきまくったりして露骨に混乱を招く仕上がりになったので、音声聴いてくださった方にこちらの記事も読んでいただけたら…嬉しい!




【プロフィール】
PN:天上 かなめ(てんじょう かなめ)
本名:高橋 賢治(たかはし けんじ)
年齢:27歳没
誕生日: 6月13日(双子座の男)
身長体重:174cm/53kg
出身:岡山県岡山市
口調:誰に対しても「僕」で、敬語。心の中で毒づく言葉は汚め。


【家族構成】
母:かつてはミス岡山の美女。
自分の美貌を何より一番愛しているが、「都会に出れば顔以外に取り柄のない自分は埋もれる」と自覚していたため、あくまで地方都市でもてはやされ続ける事を選んだ女。

やがてエリート公務員という安牌な旦那を選んだが、男にちやほやされたい姫気質の女であったため、浮気が止まらない。
生まれたかなめは自分似のとても可愛らしい顔をしていたので、子供の頃はよく可愛がったが、次第に飽きた。

今も年齢に似合わぬ若作りと厚化粧をしては今日はあの男、明日はあの男とふらふらと出歩いている。
「男は稼ぎがないとダメ」「人間見た目の麗しさが全て」
「今夜ママは王子様の所にお出かけしてくるからね、○○も早くお姫様を見つけてね」
などと
完全に気が狂った言動でかなめの人生観をナナメ上に教育した諸悪の根源である。

父:県庁勤めのお偉いさん。収入はそれなりに上位の方だが、妻の浪費癖が激しすぎて家計は火の車。
妻が常に浮気をしていることも把握しているが、世間体を気にして何も言及しない。考えることをやめた男。
かなめの事もきっと自分の子ではないだろうと思い、父親らしいことは何一つしてこなかった。


【本編以前】
将来の気質&ママからのエリート情操教育により性根捻くれ倒したかなめ少年。
まともに友人も恋人も出来ないまま、大学進学を機に岡山の地を捨て上京。
小説で賞を取り、生計を立てられるようになった……ものの、やがてネタが枯渇し、出版社に言われるままに低俗な恋愛小説執筆し、タレント売りされ、不本意な生活を送っている内に限界を迎えた。

【本編】
27歳の時にマンションの自室で首を吊って死んだかなめ。この世に対する怨念が深すぎて成仏できず自縛霊と化していたが、本人は生から解き放たれた喜びでめっちゃ躁。
部屋に住む人間をいたずらに呪いながら遊んでいたある日、運命のお姫様と出会ってしまう。

数ヶ月はお姫様を観察し、エアー同棲生活を楽しんでいたかなめであったが、次第に「もう本当に好きすぎてだめ、他の男が出来たら嫉妬であなたを殺してしまう、その前に僕と一緒に死んでほしい」という気持ちがピークに達し本編突入。
嘘八百ならべて、無事騙されてくれたお姫様を祟り殺して心中ハッピーエンド。
というお話でした。

【最後のトラック「いつかの」】
こちらを最後に持ってきたのが原因で、ストーリー混乱された方がいらっしゃったみたいで、
個人的には混乱して頂きたかったところなのですが、このトラックは時間が遡って『2年前にかなめが自殺した当日の話』です。

いつか衰えてしまう外見だけで評価されて、自分の書きたいものは書けず、かと言って出版社の後ろ盾なしに自分の書きたいものを突き詰められるほどの才能もなく、未来に絶望しかなかった天上かなめが「は~~お姫様にも出逢えなかったし人生やんなっちゃったな~」って気分で新刊のインタビューを受けて帰宅して、ほんとに首吊っちゃった。
という過去の小ネタで締めたつもりでした。

ただ、最後のトラックで生きてるかなめがベラベラ喋ってることで、
『実はお姫様とのことは全部かなめの妄想orかなめが書いた小説』っていうのと
『実はお姫様の所にいたかなめは生き霊、一方的に想いを募らせて祟り殺したあと自分はシレッと生きたまま雑誌のインタビューなんか受けて「首吊っちゃいそ~」とか言ってる』
という解釈をいただいて、それめちゃくちゃ素敵ですね……と思ったのでもう自由!自由です!好き放題妄想してくれーー!という気持ちでいっぱいです。リスナーさん各々に解釈などしていただけるの、とても嬉しいです…。


【制作余談】
最後のトラックで流した曲はフランクのヴァイオリン ソナタ イ長調 第4楽章
途中かなめがどんどん機嫌悪くなるところで曲のほうも荒れるのが露骨すぎてちょっとダサいかな?と思ったのですが、尺がぴったりなのと、最後のピアノの旋律が綺麗&ほどよく冗談めかして終わってくれるのでこの曲を選びました

ちなみに最初はエルガーの愛の挨拶にしようかと思っていました。
こちらも基本綺麗な曲なのに最後のほうでちょっと気が触れた感じになるのがいい…が、いかんせん尺が足りなかった…。


ただでさえ収録尺短めな中で、時間軸も飛ばすわ嘘もつくわ性格も腐ってるわでとても人を選ぶ男を好意的に受け止めてくださった方々、ありがとうございました。
メンヘラを冗談めかして扱うことや殺されオチなど、気分悪くなっちゃった方には申し訳ないのですが、そば太郎さんのメンタル不安定な演技最高でした…。本当にありがとうございました!


作業中にお供にしてた曲です。


※さらに下へスクロールしていくと、ヒロインの容姿&設定の参考データがございます※






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