紅差し 2017/03/08 13:40

【本編補足】お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴○として生まれ変わるんですよ。

高山獏シリーズ第2弾【お姉さんはね、今日からこの人間牧場で、従順な性奴○として生まれ変わるんですよ。】の補足記事です。


今回お初だった方も、過去作から引き続きの方も、お手にとって頂きありがとうございました。
今回の「人間牧場」は単品でも完璧に聴ける音声にしようと思って作ったものですが、この先の解説には「可哀相な子だと思ったから~」の話や、ヒロインの描写もふんだんに含んでいます。



高山獏:人間牧場「世界の果て」の三代目社長。
ヒロイン:やや箱入り娘気味のOL。


【前作と比較しての、二人の関係について】
人間牧場に生まれた高山社長は、本名がそのまんま「高山獏」です。
談話室高山は、ふらりと迷い込んできたお姉さんに自分の悪事を隠しながら優しくからめとってあげる男なので、お姉さんの話をうんうんそうですねとよく聞いてあげていましたが、
人間牧場高山は、ハナからお姉さんの事を事前の資料と数日の観察でよく知っていた&悪事を隠す必要はないので、お姉さんの意思は割とどうでもいい(どのみち自分のものになるから)という、高山本来の自己中ぶりを露呈している感じになりました。

お姉さんは談話室でも人間牧場でも、もうどうしようもなくメスの本能で高山にからめとられてます。
もし談話室で高山のシャブ詐欺を知ってもお姉さんは「罪を償って」などとは一切思わず全部蓋をしてずっと自分の傍にいてほしいと思うし、
人間牧場の世界であっても、人権を奪われた家畜の悲惨さと、仕事だからとニコニコ割り切ってる牧場の鬼畜さを理解しながらも、贔屓されて甘やかされる自分の立場に甘んじてしまう、悪くてイケナイお姉さんです。

本編のあと、高山社長がふと「俺が何やってるか分かってるんですか」と聞いたりしても、お姉さんは少し戸惑いながら「私も豚とか牛とか…お肉食べながら生きてきました」と答えて、高山社長が「そうですね」って心底嬉しそうに抱擁するような、そんなズブズブな関係の二人でした。

そんな二人のズブズブコントに付き合わされた【サブキャラ:吉田くん】


女のことを同じ人間として見られない&全ての家畜をニコニコと無慈悲に処理していく社長の姿を「カッケェ…」と尊敬していた吉田少年。
ある日高山社長が「このお姉さん良いですね、俺の好み」って資料に目を留めた時点で「好み…!?」と震撼したし、拉致から調教からラストまで社長がお姉さんとズブズブコントを繰り広げていくのを「社長の気が狂ってしまった…」とドン引きしながらも、なんかまぁ社長が楽しそうなのでツッコむ事もできず見守っていました。

最後の出荷シーンも車を運転していたのは吉田くんです。
後部座席で「俺の事は忘れて」などと切ない雰囲気でキスをする社長の奇怪な小芝居と、まんまと流されているお姉さんに (一体なんだこれは…)と呆気に取られている吉田くんと、リスナーさんの気持ちがシンクロしたら楽しいななどと思いながら作りました。

【牧場事情】
↓の絵は血界戦線EDのパロディーで落書きしたものです。


高山一族は代々牧場の経営を任されてきた特権階級。
社員さんは、それぞれの人生でやらかした末に、奴○として牧場に流されてきた人たち。

個人的に、親兄弟というものは血が繋がっていようが個々の性格は善悪入り乱れて生まれてくるのが当然と思っているので、今回も高山家は「おじいちゃんは慈愛のある人→両親と兄はクズ→獏は慈愛のある人」という設定を引き継いでいます。高山両親と二人の兄は、社員のみんなの協力のもと、今は裏山の桜の木の下に埋まっています。

いろいろとタガは外れてるし倫理観も最低だけど、人間牧場では、ここでしか生きられない子達が家族以上に家族みたいにわちゃわちゃ寄り添って、生きてくためには綺麗事言ってる暇はね~んだよ!とアグレッシブに前向きになっている場所にしたかったのでした。

そしてお姉さんはED後、高山邸でペットとして愛玩されるだけの日々に負い目を感じるようになり、「私も何か役に立たないと」と牧場の清掃・炊事・社長のサポートなどお仕事を手伝う事になっていきます。真っ当…(真っ当とは)


【制作余談】
社長室で流れてた曲 ショパンのノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
無駄に優雅。牧場内では家畜さんたちをリラックスさせて良いお肉に仕上げるためにところどころクラシックが流れています。

最後 サティのジュ・トゥ・ヴ
過去作聞いてくれた人向けに、これが流れてきた瞬間に笑ったり泣いたりしてほしくてもう一度使いました。
高おねはどこまでいっても高おね。


以上今回はこんな感じです!
とにかく栄人さんの演技が素晴らしく、私の書いたシナリオ以上に高山獏のえっちで悪い男ぶりを5億倍ブーストしてくださって、本当に楽しく作れた音声でした…!
気づけば天上かなめも高山獏も「1で隠して騙した汚い部分を2でありのまま受け止めてもらえた」という展開になったので、何かやっぱり自分は自己中な振る舞いで年下の女に甘えてオギャってる男を作るのが好きなんだなと再確認しました。
稚拙ながらも毎回かなり本気で作っているので、 レビューやツイート等で感想をいただけるのがいつも本当に嬉しいです。
過去作から引き続きの方も、今回が初めての方も、お金出していただいた分楽しんでいただけたらいいなぁと祈っております。改めてありがとうございました!



作業中にお供にしていた曲です。

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