夢姫 2021/08/09 22:33

たそがれ清兵衛

アマゾンプライムで見れたので見てみた。相変わらず真田広之さんはかっこいいなと思う。
2002年の映画なので、もう19年も前の物だ。その次の年に、ラストサムライで一躍スターとなったと思うが…そもそも、子役だったが、親が子役で人気が出るとその後不遇になるとして一度引退の様な事をしたと描いてあったような気がする。

やはり親は大事だ。今の真田さんがあるのも親の影響によることが多いだろう。
本人はどうおもうかわからないが…わたしも、親の影響を強く受けている。

親の文句など言いたくはないが、私の親はネグレイトに近い事をしていた。
子を自分たちの父や母に預け、自分たちは仕事に逃げていたのである。
社会的には成功しているが、親としてはどうなのかとよく考える。

この体は、なんでも中途半端に出来た。だが、師匠と呼べる人ができたことは無い。なんでも独学でやってきた…そして、できない自分を恨み、できないことはできないという諦めがつかず、最終的に今のようになってしまった。

親も金がないならまだわかった、だが金があったのに、やりたいことがあると、それをどうするのか、どうすればいいのか?などのプログラムというかマネージメントというべきか…それを中学生の私に強いて、答えられないまま、なにもさせてもらえず仕舞いだった。

そんときは、ギターを習いたいと言っていたような気がするが…いまでも同じでできないままである。師匠もできない。わたしは…そんなにダメな人間だろうか?教える事さえしてもらえない人間なのだろうか?…確かに、意地っ張りで言う事を聞かない事もあるだろうが…私はそんなにダメな人間なのだろうか…。

たそがれ清兵衛は最後は鉄砲によってその命を終える。新選組も鉄砲だった。
わたし自身も銃は好きだが、あれほど簡単に人の命を奪えるものを知らない。

私自身は、どうやって生を終えるのだろう?このままうつ病に支配されたままで終えるのかとおもうととても心が急く。さいなやむ。

だからできている人を羨む…渇望し、羨望し…そんな人生で終わるのがとても怖い。

真田さんは60歳…これからも活躍してゆくのだろう。23歳年下の私は…何もできずにただ憧れて演技にも多少の自信を持っているだけで…それだけで消えてゆくのだろうか?

悔しくてたまらない…何か一つ、何か一つでよかった…自分を認められるものが何か一つあれば…どれもこれも中途半端で突き抜けた物がない。

所詮は凡人の戯言で終わってしまうのか?悲しくてたまらない…。

たそがれ清兵衛には私はなれない。

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