MARO/グローバルワン 2024/04/13 07:17

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

「冥王星基地より通信が入ります
ターナー司令」

副司令のグラダーがターナー司令に伝える
最重要事項であり最も警戒するべき
人物からの通信が入り木星基地司令室に緊張が走る

「メインモニターに映せ」

ターナー司令の命令通りメインモニターに
狼将軍の顔が映し出された

「ヘルターナー司令久しぶりですな」

堂々とした物腰に鋭い肉食獣の眼孔
間違いなく強者の風格

「ウルフシューター将軍も壮健そうで
 なによりです」

グラダーはこの場の緊張感のせいで
胃が痛くなりそうだった
ターナー司令程の肝の太さでもなければ
わしなどではこの狼の餌にされとるわ

ウルフシューターはヘルターナーに
一応便宜上の言葉を伝える

「ギルザート星帝が・・
地球はまだ落とせぬのかと」

ヘルターナーはその言葉を聞き
少し笑みを漏らす

「まあそう言われるな・・」

どうやら・・あっちの件ではなさそうだ
少し間を置きその話に切り替える

「今一歩の所で・・地球の新鋭艦が現れ、
その一隻に我が艦隊が大打撃を受けたのだ」

ウルフシューターの目が細く鋭く成る

「貴公とも有ろう者が・・
たった一隻に・・振り回されたのか?」

ヘルターナーは苦笑いしつつ

「まあそう言わないで貰いたい・・
スパイの報告でその艦の名前はハヤテだと
言うことは解った」

ターナーは良いタイミングでハヤテを
撮影した映像をウルフシューターに披露した

「此がハヤテという艦の映像だ」

メインスクリーンには旗艦グローサタンから
撮影されたアステロイドベルトの中を移動する
ハヤテを捉えた制止映像が映る
それを見ながら
ウルフシューターは眉をしかめた

「ンン?」

そしてウルフシューターは遂に気づいた

「あれはまさか・・ハヤテの艦橋の近くを
飛ぶのは・・フライキラーじゃないのか?」

ウルフシューターは腕を組み直す

「これは・・何かの加工映像・・と言う
訳でも無いのだな?」

ヘルターナーは真面目な顔で

「そんなことをして何の得がある?
ウルフシューター将軍」

「ありえん・・艦だな・・サイズが
兎に角おかしい・・船体のデザインから
1000メートルの大戦艦を予想したが」

ウルフシューターはターナー司令に
恥を忍んで訪ねた

「私はこの道の専門だが・・設計思想からして
この船は全く理解が出来ない・・実測した
君に聞くが・・」

ターナーはウルフシューターがハヤテの何を
一番に聞きたいのか解っていた

「神風型宇宙戦艦ハヤテの全長は?」

「133メートルだ・・」

ウルフシューターの動揺した姿を目撃したのは恐らく
ガルスグレーサーでもターナーが初だろう

「此が駆逐艦だとぉ・・
 それも133メートルなのか??」

「133メートルのミニチュア模型でも
造ったのか地球人は!?」

ウルフシューターと言えども
余りに信じられない事実には本能が
拒絶してしまう

「面白い!」

そう言ってウルフシューターは
にやりと笑って牙を見せた

「此から直ぐに木星基地に向かわせて貰う」

「来るのか?」

即断即決でウルフシューターは

「そうさせて貰おう・私もこのハヤテという
駆逐艦に俄然興味が出て来たのでね」

_____________________

ウルフシューターはスクリーンを切ると
顎に手を置き少し考えを纏めてから副官に
旗艦スペースヴォルフの出航準備を
するように指示を出した

出航準備が出来る待ち時間を利用し
ハヤテに関連する映像データーを検証する

「速い・・何という俊敏な動きだ・・
そしてアステロイドベルトの小惑星を
貫通するこの主砲の破壊威力・・
エネルギーゲインが異常過ぎる!
どういう絡繰りだ?」

そして試しにハヤテのサイズを仮定し
設計図をシュミレーションしてみた

『無理だ・・このサイズであの機動力を
出すエンジンはとても納まらない
理論的にあり得ない性能だ』

「果たして此に人が乗れるのか?
ロボット艦?または視覚的にサイズを
小さく見せているのか?謎は深まるばかりだ・・」

『しかも・・ターナーめ・・
このハヤテが最後に放ったと言う
宇宙竜巻現象・・これで20パーセント
もの艦隊と二人の武将を失ったとの報告
だが・・』

「明らかに過ぎた犠牲だ・・
指揮能力を疑うレベルの失策・・」

『ハヤテの戦闘力をある程度知ってからの
指揮にしてはお粗末過ぎる結果だ』

「ヘルターナー
あまりこの私を舐めるなよ・・」

だが彼はこの考えを敢えて胸の内にしまった
何故なら・・

もしハヤテが想像通りの敵なら
自分もターナーと同じ判断を
下したかも知れないからだ。

無駄な犠牲は出さないに越したことはない
名将同士の有る意味何処か通じる所が二人にはある。

其れより今は、ハヤテの存在が最重要事項で
ある事は間違いない

狼将軍の経験上このハヤテこそが地球攻略
最大の傷害になると感じるからだ

「いずれにせよ・・実物を見てみない事には
 何も始まらないと言う事だな」

彼は直接自分の目で確かめるしかないと決断した
そして丁度、副官からウルフシューターに
出航準備が調ったとの報告が入る。

「木星に進路を取れ」

狼将軍ウルフシューターは
旗艦スペース・ヴォルフに乗艦すると
第1リープ速度で木星に向かって
艦を空間跳躍させた。
______________________
★付箋文★7:14 2024/04/13


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ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


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シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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