MARO/グローバルワン 2024/06/06 08:02

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

ミサイルウオール
ウルフシューターが編み出した狼戦法の
その壱である

爆撃機を狼に例え集団で獲物を追いつめ
そこにミサイルの壁で逃げ場を無くし
後ろから爆撃機が爆雷を獲物の背中に
加えることで更に追い込み挟撃する
鬼畜と言われる程情け容赦のないミサイル戦法だ

「この戦法を編み出した
ウルフシューター将軍閣下こそ
正しく戦の天才よ!」

ブルドッグ少佐もウルフ戦法を学んで
此処までの戦争で多くの武勲をあげた
ウルフ戦法の使い手としては将軍の弟子として
一番の使い手だと自画自賛している

ハヤテは後方から来る雷撃の爆発で
尻を押されそのままミサイルの壁に
激突する形で叩きつけられ爆発の
餌食になる筈だった

だがそこでハヤテは全速前進でミサイルの
壁に自ら体当たりし雷撃の追撃を振り解き
ミサイル数発を爆発させるだけで
被害を済ませたのだ

「エエイ!思い切りのいいパイロットだ!」

此は狼戦法その壱の唯一の回避手段である
ミサイルの壁も一つのミサイルに集中し
それだけに上手く当たればミサイル数発の
打撃だけで済む・・だがミサイルの
爆発に耐えられる獲物はなく
結局は自爆みたいな攻略方法なのだが・・
あのやたらと丈夫な駆逐艦は
やはり原型を取り留めている・・

「信じ難い頑強ぶりよ・・・」

だが・・

煙を噴きながら船体が揺らいでいる・・

「・・効いている・・あの異常なタフさも
流石に限界が近いようだ
追い込むなら今だ・・逃がしてしまって
生き返られては厄介だからな」

「火星に残る戦力のほぼ全てを投入し
ハヤテを確実に沈めるのだ!」

ブルドック少佐はたかが駆逐艦に
此処まで良いように翻弄されて
面白くない上に・・・ウルフシューターの
ある言葉を思い出し焦りを抱いていた━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「この宇宙には信じられないような
{個}の力を持つ存在が居るのは事実だ
その様な存在に遭遇したなら迷わず撤退しろ!」

「戦闘を出来る限り回避するのだ・・
将兵の命はお前達の再拝に掛かっている」

「一人一人の将兵にも親家族・・そして
妻や子が居ることを決して忘れてやるな」━━━━━━━━━━━━━━━━━━

その言葉が何故か頭から離れない

『馬鹿な!あれは只の駆逐艦だ!
手に負えない相手ではない・・その証拠に
既に相当のダメージを与えている・・』

煙を噴き上げ時々火花が飛び散っている
間違いない・・奴は弱っているぞ!
火星基地の防衛は150機の戦闘機隊に任せ
残っていたブル少佐のミサイル艦までもが
ハヤテ撃沈に向かった

「ミサイル空母が残っているから
取り敢えずの急場は凌げる」

地球の戦闘機はたかだか50機
ドックファイとでも3対1なら余裕で勝利出来る
という計算だ

___________________
★付箋文★

「ミサイル空母か・・コロニーに近いし
ミサイルでも撃たれたら厄介だから・・・
先に沈めるか・・」

坂巻進吾は愛機サンダーシャークを
自在に操りながら敵機を翻弄していた
今のところ50機のサンダーシャーク隊は
敵機への牽制に止めており
本格的な戦闘は控えているが・・

「竜一の奴・・随分芝居がかった真似を・・
面白がるのは良いが・・あれじゃいずれバレるぞ」

ハヤテを操縦する響き竜一は爆撃機と
無数のミサイルに追いつめられ
撃沈される寸前の擬瀕死を楽しんでいた

「もう少し翼を左右に振った方が
追いつめられた感じがでるかな?」
そう言うとハヤテのデルタ翼を左右に
振って見せる

すると敵の爆撃機とミサイルの
攻撃が最後の止めとばかり勢いを増した

「単純だね~っ」
多少オーバーなくらいハヤテの弱った姿を
見せる事で捕食者の食欲を倍増させる

「ここら辺りで良いか・・・・」
勝艦長は次の作戦行動に此処で出た!

「VXライガー」

「VXレオールド」

「全戦車隊発進せよ!!」

超重量級の大型戦車ライガー20両
軽量級中型戦車レオールド50両
計70両もの戦車隊が転移ゲートから
猛スピードで次々に飛び出してくる━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『あの駆逐艦も流石に終わりだな・・』

コーヒーに似た飲料を口にし
そのオペレーターはそう呟くと
何気なくレーダーを見ていた
「敵ながら中々手強かったが・・」

するとレーダーに突然光点が点灯し
其れが火星コロニーの2キロ先に
次々に現れた事で

ガルスグレーサーのレーダー官は
楽勝ムードだった空気で油断していた
せいもあり頭が一瞬真っ白になった

「な・・何・・何だ!?」

これは・・レーダーの故障か!?
だが・・光点がこの基地に向け動きだし
始めたのを見てオペレーターの血の気が引いた

「こ・こ・此は!!敵襲だ!!」

ハヤテを沈める目的で
ミサイル艦で発進したブル少佐は
火星基地からの緊急通信を受ける事になる

「何の用だ?この忙しいときに」

「其れが・・基地のオペレータが
レーダーに多数の戦車の襲撃が観測されて
いるとの通信が・・」

ブル少佐は何を言われたのかと・・一瞬口が
ポカーンとなるが、直ぐに思い直し

「何を言ってるんだ!?戦車?馬鹿な事を!?」

「空母でも戦闘機でもなく今度は戦車!?
誤認ではないのか馬鹿者め!」

「所が・・この艦のレーダーにも
その大規模な戦車隊と思われる動く光点が
観測されてまして・・・」

ああ~ん??

ブル少佐は火星基地に少なくとも
50両を超える戦車隊が向かう光景を
望遠で捉えた映像で観た

これ以上ブル少佐に叱られる前に
オペレーターが現場映像を提供したのだ

「うがが・・・嘘だろ?・・一体何処から?
あの規模の戦車隊を一度に運ぶには
戦車揚陸艇が20隻は必要だ・・」

「宇宙空母ばかりかそんな物まで
一体何処に隠していたんだ??
異常だこの戦場は異常すぎる!!」

ブルドッグ少佐は生まれて初めて
オカルト的な恐怖を感じていた
彼処に現れた戦車も戦闘機も
何もかもが余りに不可解で当たり前の
常識が通用しないのだ

頭が可笑しくなりそうだ・・
だが基地をこのままにして
行くわけにはいかない

「直ちに引き返し上空から
敵の戦車隊をミサイル攻撃する!」

そう命令じたと同時に
強力なエネルギー砲がブルドック少佐の乗る
ミサイル艦と艦隊を組んでいた1隻に命中し
その艦が爆発した

「な・・・何だ!?」

攻撃してきた方向には
追いつめられて瀕死の筈のハヤテが
か細く見える主砲から放熱を発しながら
こちらを狙っていた

「ば・・馬鹿な!」

『死にかけていたのではないのかあの艦は?』

砲撃されたミサイル艦は・・・
どれ程の威力なら此が可能なのか
艦の上部が削られ何も残さず無くなっている

「え!?ええ??」
恐らく上部甲板の乗組員は一瞬にして蒸発した
何だこの威力は?・・・戦艦の威力をも
遙かに超えている

其れをあの駆逐艦サイズの船がやったと
言うのか?

もう一度・・その駆逐艦を見てみると
今は煙も・・炎も上がってない・・
偽傷だったのだ!!傷を負った様に
見せかけていたのだ奴は!
それが解った時にはもう遅かった

基地を守るのは航空戦力150機
だが・・敵機が50機なら敵の戦車隊を
狙うことも出来る

その考えが・・甘いと解ったのは
ハヤテの側から光のゲートが多数出現し
其処からミサイルの如く
戦闘機が次々に飛び出して来て
そのままブルドッグ少佐の乗るミサイル艦を
通り過ぎて火星基地に向かって飛び去った
その戦闘機の数 有に100機

その戦闘機と今向かった戦闘機に挟撃され
ガルスグレーサーの戦闘機は為す術もなく
撃墜されていく

その有っては成らない光景にブル少佐は
ハヤテの神髄が少しだけ垣間見えた気がした

『間違いない・・奴が・・あのハヤテが
・・この火星にあれほどの
戦闘機と戦車を運んできたのだ!』

「あの大きさで・・??どうやってか
まるで解らん!だが・・俺はこの目で見た」
50機の戦闘機に70両の戦車・・
そして今発進させた100に近い
戦闘機を搭載した怪物!
まさに白銀に輝く怪物だ!!

「一隻で艦隊並の作戦行動を可能とする
存在などあり得ぬ・・あってはならぬ
こんな理不尽な存在があってなるものか!」

見る間にハヤテの戦闘機に自軍の戦闘機は
喰散らかされていく、例え同数の戦力であっても
空母艦を失った戦闘機パイロッテに帰る
手だてはない、絶望的な状況に追い込まれ
次々に撃墜される味方機・・

地上には70両の戦車が地帯空ミサイルで
狙いを付けている
戦闘機が撃ち漏らした獲物は
今里真一VXレオールド隊隊長が指揮する
50両の中型戦車の地帯空兵器の餌食となった
「このレオールドの牙から逃れられると
思うなよ!」

ブル少佐は
今まで学んできた兵法が一切通用しない
化け物が・・今目の前にいる事に恐怖した

ハヤテはそれまで逃げ回っていたのが
嘘のように元気を取り戻し
生き生きとした動きをし始める

「否・・違うぞ! 弱って見えていたのは
実は嘘だったんだ・・奴は弱ってなど
いなかった!!」

ハヤテが副砲を撃つと
その次の瞬間には、副砲が直撃した
ミサイル艦の1隻が艦主から右半分を
もぎ取られていた

「又だ・・あの船の攻撃力は副砲でさえ
300メートルあるミサイル艦の
艦体を紙みたいに撃ち抜く」

「主砲じゃなくても・・あの船の砲門は全て
一撃で戦艦を撃沈してしまうのだ」

見た目通りの駆逐艦の戦闘力ではない・・
あの威力は超弩級戦艦をも超えた威力だ
攻撃力までもが怪物だというのか???

早さに機敏さ・・攻撃機と戦車車両を
艦隊並に収納し戦闘力が超弩級戦艦を
凌駕するだと・・馬鹿馬鹿しい・・

馬鹿馬鹿しいが・・現に目の前にいる
こいつの存在は・・理不尽過ぎる!
こんな化け物と我が尊敬する
ウルフシューター将軍が何れ戦うのか!?

ブル少佐は・・火星基地に向かう
大規模な戦車隊を見て基地の陥落を悟った

『駄目だ・・このままでは無駄死にだ・・』

ハヤテが鬼の強さでミサイルでの攻撃を
何発も喰らいながら
ミサイル艦隊を次々に主砲の餌食にしていく
光景が、余りに現実離れして見える

『あの怪物のデーターを・・
何としてでもウルフシューター将軍に
お伝えせねば!!』

ブル少佐は映像に残したハヤテとの
戦闘データーに自分のメッセージを吹き込み
それを火星基地のコンピューターに
{偽装データー}に加工して残すよう
素早く部下に指示を与えた

流石と言うべきか・・狼将軍
ウルフシューターの直属の配下の名は伊達ではない

「俺は凡庸な男だ、ハッキリ言って
あの恐るべき敵の正体さえ全く解らない・・・
だが・・俺の知るあの方なら・・宇宙戦艦設計の
天才であるウルフシューター将軍なら」

「あの船の秘密を解き明かせると信じ・・
奴の戦術データーを偽装データーにして
火星基地に残す!」

『願わくば・・あの化け物を・・・どうか
この無念を・・・晴らして下さい!
ガルスグレーサーに栄光あれ!』

ハヤテの主砲が一閃しブル少佐の乗る
ミサイル艦は上艦部が削られるように
破壊され撃沈した

敵ミサイル艦をハヤテが次々に追いつめ
しとめる横で戦車隊は火星コロニーを
見る見るうちに制圧してしまう

「リクジョウ戦力ハ大シタコトガナイナ」

VXライガー戦車隊長
ジャックゴルドーの戦車隊を迎え撃った
ガルスグレーサーには機動兵器がない、戦時に
戦車揚陸艇を展開するにはそれなりの
準備と時間が必要だからだ

「戦闘機と戦車を大隊規模運用できる
ハヤテが凄すぎるのさ」

今里真一{VXレオールド隊}隊長
彼は若いながらレオールド隊隊長として
有り余る指揮能力を発揮した

上空にいる敵の戦闘機を対空放火で
撃ち落とした数は40機
戦車の天敵である航空機も
上下に挟撃されたら一溜まりもない

空の敵機を何とかかわしても
下からの対空砲で狙われたら
逃げ場がないからだ

立体的な詰め将棋である
この兵法は今里が指揮し
中型戦車の連射性能と切り返しの早さを
最大限に生かした戦術なのである

大型地上兵器があった場合は
ジャックゴルドー指揮する
ライガー戦車隊の出番となるが、
残念ながら此度は出番が少なかった

敵もまさか火星での地上戦を想定して
居なかった為と言える・・
こうして・・ハヤテ勢は
残る敵戦力の掃討を素早く済ませ

そして・・火星に残された
ミサイル艦隊10隻と戦闘機150機
その全てを殲滅し
ガルスグレーサーの火星基地は
ハヤテ単艦により陥落したのだった。

______________________
★付箋文★8:00 2024/06/06

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ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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