MARO/グローバルワン 2024/06/15 07:35

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

ウルフシュター将軍は
太陽系攻撃隊の木星司令部にミサイル艦隊を
引き連れ寄港していた

木星衛生ガニメデ基地
そこで太陽系攻撃隊司令官
ヘルターナが狼将軍を向かえる

「貴公が無事で本当に良かった将軍」

ヘルターナーと握手を交わし
ウルフシューターも返事を返す

「恥を忍んで受け入れて頂き感謝する・・
その礼と言う訳ではないが・・情報という形で
ヘルターナー殿だけに知らせたい事が
幾つかあるのだが・・出来れば今すぐ話をしたい」

ヘルターナはウルフシューターの様子から
只ならぬ物を感じ、副官のグラダーに
会談様に至急部屋を用意させる

その部屋は盗聴が不可能なように
過度な装飾のない簡素な部屋で
椅子とテーブルがあるだけだった

その椅子もテーブルも電磁気により
如何なる機械類も仕掛けられない
盗聴防止の洗浄が成されている

無論二人の身体も電磁気で装置の類は
洗浄しての入室となった飲み物はコップの水のみ
最高機密の軍事情報交換を遣り取りする
専用の会談しつなのである

「此処ならどんな話を持ち込まれても大丈夫だ
ウルフシュータ・・」

ターナは敢えて将軍と呼ばなかった
多くの秘密を共有する今
他人行儀にすればかえって腹を探られ
聞きたい事も出てこないと思うからだ
ウルフシューターも当然ヘルターナの
心積もりは弁えている

「心使いに感謝するヘルターナー」
互いに役職と地位を無しにして
共通した知識を得るために腹を割って
話す・・と言う構えである

「それでガルスグレーサーの別働隊が
地球に攻撃を仕掛ける計画だった事を
君なら当然掴んではいると思うが」

ターナーは水をコップに注ぎながら
「まあ大きな作戦だからな・・王族の一人が
功を焦って前々から何やら下準備をしていたが
情報はダダ漏れで・・お粗末なものだったよ」

「・・全く此だから王族は」

ヘルターナーが王族批判をしても
ウルフシューターは気にしない
ガルスグレーサー軍を構成しているのは
間違いなく小人奴○と言われる将兵なのだ

だが其れでも逆らえない事情がある
王族にはいざと成ればガルスグレーサー全軍を
殲滅できる星帝級艦隊を所持しているから
大船に乗った態度でいられる事を知っている━━━━━━━━━━━━━━━━━━
星帝級巨人要塞戦艦・・それはムー科学の
結晶にして完全無欠のモンスター

只1隻で一つの文明を破壊できると
言われる要塞戦艦10隻によって構成される
ガルスグレーサー最強無敵艦隊の呼称だった

実際100万隻を超えるシュピーゲル銀河の
大艦隊を、その巨人要塞戦艦1隻で壊滅させた
と言う伝説的な宇宙海戦が50年程前に起きていた━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ウルフシューターもまた、その
核抑止力張りの脅しに
「まあその王族の事はこの際気にしなくて良い・・
何故なら・・地球侵略艦隊は既に銀河連邦の
円盤1機に破れ、敗走したのだからな」

「!!」

ヘルターナでもその情報は流石に
まだ知らなかった

「破れた!?銀河連邦の円盤1機に!?
情報では艦隊規模は1万隻の・・それに
旗艦はあのグレートガルスだった筈だぞ!」

「それでも・・敗れ去ったのだ完膚無きまでに!」

ヘルターナーは嫌な予感がした
ウルフシュターの話とは・・まさか・・

「この話は・・妙な既視感を感じるのだが・・
俺の気のせいかウルフシューター?」

ウルフシューターはコップに水を注ぎ
それを手に掴むと喉の奥に一気に流し込んだ
そして息を整える

「地球の艦隊を火星と地球の中間地点に
おびき寄せ・・私の艦隊がその場で釘着けに
する・・それが今回与えられた任務だった」

「だが・・地球艦隊と睨み合っている時に
突如その円盤が火星方面からやって来たのだ!」

「火星から?」

「それは火星に残したウルフシューターの艦隊が
その円盤に壊滅されたことを意味するのでは
ないのか?」

ウルフシュータは苦虫を噛み潰した顔になり
人族よりも長い鼻に皺を寄せ牙を剥き
苦しげに唸り声を上げる

「火星と艦隊の間に通信障害が発生し
小一時間連絡がつかなくなった・・・
そして通信障害が治まり交信を行ったが」

「もうその時には・・火星に残した
ブル少佐のミサイル艦隊は
その銀河円盤を名乗る者の手により
壊滅していたのだ!」

ヘルターナーは息を呑む
「いや・・少し待て!時間が合わない!
火星基地には占領軍を配備していたのに
そんな短時間に一体どうやって!?」

ターナーも戦略家として名を馳せた人物で
その実力には定評がある
どう考えてもそんな短時間で
完全に占領された基地を陥落させるには
大規模な機動部隊が必要となる

都市制圧なら少なくても
戦車50両は必要になる・・当然其れを運ぶ
戦車揚陸艦も必要になり、とてもそんな
小一時間で行軍できる筈がない
ターナーは口元を押さえ

「このあり得ない状況を作れる
・・かも知れない存在を・・俺は知っている」

ウルフシューターをターナーは
答えを確かめる為にその名を呼んだ

「説明を頼む・・教えてくれ
・・ウルフシューター」

狼将軍は胸の前に腕を組みながらこう言った・・

「火星から向かってきた銀河連邦の円盤と名乗る
奴は・・我が艦に対し・・あの・・一度見たら
忘れられない・・私の網膜に刻み着いている
光線砲を撃って来たのだ」

ターナーはもうその答えを
聞くまでもないと感じた
だが・・ウルフシューターはそれを
自分だけ把握しておく気はなかった

「アレは・・地球の新型駆逐艦ハヤテの
主砲と同じ物だ!間違いはない!!」

何という秘密を教えるのだ!この狼将軍は!!
これは・・ガルスグレーサー本星に知られると
自分が破滅する類の情報だ!

この情報をガルスグレーサーが知れば
間違った情報は修正される、
ガルスグレーサーは今 銀河連邦の軍事力を
これまでより遙か上方に修正し

銀河円盤1機の戦闘能力が
ガルスグレーサー艦隊1万に匹敵すると。
それが1万機も存在すると言うブラフに
まんまと引っかかった

ガルスグレーサーは
此までの戦略を見直さざるを得ない
これで慎重論が出てくれば敵の思う壺である

「だが・・まあリンクス宰相なら・・
悪戯に手を拱きはしまいが」

ウルフシューターの言葉を聞き
ヘルターナーは星帝の知恵袋と呼ばれる
賢者宰相リンクス3世を思い出した

「確かに・・奴なら・・確実に動くだろう」
ハヤテが起こした蝶の羽ばたきは・・
地球とガルスグレーサーだけではなく
銀河連邦まで巻き込む新たな大嵐を
巻き起こしたのだった。

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★付箋文★7:19 2024/06/15
銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ
シャレーダーグローバルワン
セラフグローバルワン


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ターゲット04

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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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