MARO/グローバルワン 2024/06/19 07:06

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

基地を出てからも
真耶は念動力で飛行し人影を追った
「この速度で追いつけないなんて・・
人間じゃないわ!」

暫くして人影は近くの小山に
駆け上っていった
そこは岩だらけの場所だった

真耶が山の上に登ると
何処からか一本のナイフが飛んで
それを避けて真耶は叫ぶ

「隠れてないで出て来なさい!!」

真耶がそう叫ぶと木の影から
黒一色の装いの男が現れた

「良く此処まで追って来れたな
防衛軍の御嬢さん、俺の名はJジョーカーだ
御前はハヤテのクルーだな?」

「Jジョーカー」
不吉な名前だ

「そうよ、私はハヤテ
コンピューター操作隊長・大城真耶!」

Jジョーかは驚きの表情をする
「こんな小娘がハヤテのリーダーグループの
一人だと?・・・それなら尚更生かしてはおけん
此処で死んで貰おう」

真耶はJジョーカーの出す殺気に
気圧されそうになるが負けじと気を張った

「簡単には殺られないわよ!」

その時、いつの間にかJジョーカーは
スペースサーベルを持っていた
そして賺さず真耶に切りつけた

真耶は咄嗟に持っていたポシェトを盾にした
ポシェトは真っ二つにされ中身が飛び散る
「あっ」
そして真耶が首からかけていた
ペンダントの鎖も切れて地面に落ちた

それは誠矢の母親が死の間際に
真耶に渡した形見だった
「うっ・・」
真耶は悲しさがこみ上げ涙を
流しそうになるが
それを必死に堪え腰に下げた
スペースサーベルを引き抜いた

その時、突然空から雨が降り始め・・
雨の中、二人のサーベルがぶつかる音が聞こえる

真耶も戦闘訓練は受けているが、やはり
Jジョーカーの方が圧倒的に格上だ
敵は左手1本で真耶のサーベルを押さえつける

『片手なのになんて力なの』

そして真耶はサーベルを上げようと開いた手を
刃に掛けて力を入れた

『掛かったな』

Jジョーカーは手を後ろに回し
30センチ程の短剣を空間から取り出す
やがて真耶は右脚に強い引き裂くような
強い痛みを感じ思わずサーベルを地面に落とした。

Jジョーカーの短剣は真耶の右脚に深々と
突き刺さっている
そのまま脚に突き刺さった短剣を
更に上から押し込まれ
貫通させられた「ああーっ!」

真耶の悲鳴が強く降り出した雨に
かき消されていく

Jジョーカーはスペースサーベルを突きつけて
「俺の勝ちだ、だが安心しろ直ぐには殺さない」
何故という顔をする真耶にJ・ジョーカーは

「俺の弟は{ハヤテ}に殺された
弟は大きな夢を持っていた・・そして弟には
結婚する筈の婚約者が居たんだ」

「彼奴はいつか彼女と一緒になれる日を
楽しみにしていた」

「それが・・{火星基地}に
インターセプターのパイロットとして
任務に就いていた弟は、ハヤテの
戦闘機に撃墜されたのだ」
復讐者のドス黒いオーラが沸き立つ

「弟は死にたくなかっただろうな
悔しかっただろうな・・だから俺はハヤテに
復讐すると誓った」
其の目には凶暴な光が宿っていた

「まず・・ハヤテの
リーダーグループである御前を・・
なぶり殺しにする」

其れを聞いた真耶は
Jジョーカーが火星の{出来事}を正確に
把握している事にショックを受ける

『誠矢兄さんの銀河円盤・
隠蔽作戦が見破られた!?』

だが、本当に全てをこの男が見抜いたのか?
弟の話だって真耶の動揺を誘う作戦かも知れない
真耶は自分の立ち振る舞い一つで
誠矢に大きな負担をかけると知り
最終的に逃げると言う手段を捨てた
_____________________

★付箋文★

Jジョーカーはガルスグレーサーでも有数の
スパイソルジャーである
{銀河円盤}と呼ばれる
正体不明の存在の正体を暴く為

星帝ギルザート18世から勅命で
任務を与えられた彼はまず・・彼の弟が戦死した
太陽系第四惑星の火星に向かった

火星は現在地球に支配権が戻ってはいるが
コロニーには戦時中と言う事もあり
30万の入植者の帰還は見送られ無人の侭
太陽系防衛軍の厳しい監視体制が引かれている
だがそんなもの超一流のスパイソルジャー
Jジョーカーの前には只のザルに過ぎない。

火星には宇宙船を隕石に見せかける事で
難なく潜入し
そして周りの風景に溶け込み姿を消す
遮蔽スーツの性能を生かし
Jジョーカーは火星コロニーに潜入を果たす

数々の機能を備えた万能分析機で調べたところ・・
このコロニー都市に巨大な戦車が通った跡があった
それも何十両ものキャタピラの痕跡が・・

だがウルフシューターのミサイル艦隊が
戦車を火星に持ち込んだと言う報告はない
あり得ないとは思うが、それなら地球が?
だが・・この規模の戦車を運ぶのなら多くの
戦車専用・揚陸艦が必要になる

そんな物が地球から火星に来るのを
ウルフシューターが見逃す筈もない

それらの謎を解くには・・やはり
火星基地に潜入しコンピューターを
ハッキングするしかなかった

そしてJジョーカーは難なく火星基地に潜入し
残されていたブル少佐最期のメッセージを
偶然にも奪取出来たのだ、正にブル少佐の
執念の賜物である
『流石はウルフシューター将軍の部下だ・・
最期の最期に有益な情報を残してくれた』

Jジョーカーはメッセージの中味を覗き
ハッキリと真の{敵}を認識するに至る・・
だが・・ハッキリ言ってこの情報は公に出来ない

「ハヤテという1隻の駆逐艦が何もない空間から
200機の戦闘機と70両もの戦車を発進させ
更に10隻のミサイル艦隊を尽く撃沈した等と・・」

『こんな情報誰が信じると言うのだ?
だが・・俺には十分だ弟はそのハヤテの
戦闘機に撃墜された・・此が紛れもない事実だ!」

明確な殺意を向ける相手が定まり
Jジョーカーは憤怒の顔になる

「ハヤテは俺の弟の仇だ!仇は討たせて貰う!」

Jジョーカーは復讐に燃えた。

____________________
★付箋文★

Jジョーカーが
大城真耶にスペースサーベルを突きつけている
そして何もない空間から一本のナイフを出現させた

「!!」

此を見て真耶は
この男も超能力者なのだと知る
其処で真耶は時間稼ぎに

「答えて、ハヤテのカタパルトに
何か仕掛けたの?」
と出来るだけ落ち着いた声で問いかけた

「お前は頭が切れるな、その通りだ
プロトニック743を仕掛けてやった」

「プロトニック743ですって!?」

そうだ、ハヤテのカタパルトが動けば
15個全てが起爆する!

プロトニック743それは・・
ガルスグレーサーの悪名高い
{小型核爆弾}だ

「知った所でお前はここで終わる」
そう言ってジョーカーは真耶に
にじり寄った

(物凄い殺気だわ!)

真耶は右足を引きずりつつ後ずさりしたが
木の根につまずき転倒した

「大人しく観念しろ!」

真耶は後ろが木なのでそれ以上後ろに
下がる事も出来ない
Jジョーカーは真耶の腕を掴むと
そのまま手に力をいれ

真耶の右腕は激しく軋み、やがて骨が折れた
真耶は激痛のあまり絶叫をあげ身を捩る
そして真耶をうつ伏せにするとJジョーカーは
真耶の背中にナイフを当てた

「やめて!」

が、それに構わずJジョーカーはナイフを
真耶の背中に突き立てる

山に真耶の悲鳴が木霊するが、それは雨音に
掻き消されていった。

________________________
★付箋文★7:04 2024/06/19
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シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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