MARO/グローバルワン 2024/06/16 09:38

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ガルスグレーサー本星

宇宙を移動する天体規模の大円盤
それがガルスグレーサー本星であり
宇宙の覇者を自負する巨人文明の結晶である
今その天体級大円盤に{地球侵略}に向かい
無惨に敗退したゲーレツ艦隊が帰還する。

それは当初予定されていた華々しい凱旋には程遠く
解りやすく敗北し打ちのめされた情けない姿だった

長いガルスグレーサーの歴史でも
此ほど圧倒的で屈辱的な敗北は
未だかって無かった事である

ガルスグレーサーの星帝ギルザード18世は
此までに経験したこと無い怒りを覚えていた
その怒りは当然今回の侵略軍の総艦隊司令である
ゲーレツザートに向けられた。

リンクス宰相がギルザートに報告する

「ゲーレツ候がギルザート様に釈明の機会を
願い出ておりますが如何なさいますか?」

『まあこの様子を見れば
聞くまでも無いとは思うが・・』
詳しい報告を上げなければならない
宰相とはいえ自分が王族の一人を
勝手に裁くことは出来ないからだ。

ギルザートは王座の肘掛けを
強く握り締め問い正した
「此度の戦で・・撤退を指示した虚け者は
いったい誰だ!?」

リンクスはそう質問されると同時に
記録データーを星帝に提出する
それは余りにも無様なゲーレツの姿であり
何より問題なのはそれが小人奴○達の
目の前で起きた事実だ

此はもう内々に処理の出来ない醜体である
敵に許しを請い床を這い蹲る無様な姿に
ギルザートの目は真っ赤に燃え上がった

「あ・・あの・・・愚か者め~~~っ
せめて敵と戦って死ねば・・まだ救いがあると
言う物を・・王家の面汚しが!!」

星帝は暫く鬼の形相を見せていたが
やがて時と共に・・その怒りは沈静化していった

「部下の者達は最後まで徹底抗戦を望みましたが・・
ゲーレツ候の命令に従い戦場から戦略的撤退を
した胸で御座います」

「何が戦略撤退か!片腹痛いわゲーレツめが!」

「・・最後までガルスグレーサーの誇りを
守るために徹底抗戦を望んだ将兵等には
温情を持って金一封を与えよ」

「そして戦場で勇猛果敢に戦い戦死した
将兵等には勲一等を与え残された遺族達には
報償を約束する」

兵達に戦意を喪失させないためにも星帝は
温情を持って敗残兵を手厚く扱う方針だ
帝王学の基礎的な対応ではあるが・・
全ての責をゲーレツザードに負わせる事で
星帝の恩情は将兵達から満場の拍手に包まれる

後・・ゲーレツ関係筋の処分問題がある
ゲーレツ家に縁の連なる者達は
気の毒だが全て連座処分にするしかない

何故なら

「星帝・・ゲーレツの親類縁者の
処分なのですが・・」

リンクスの言葉にギルザートは

「そんな名は知らんな・・
王族に居たかリンクス?」

リンクスはこの一言で全てを理解した

「確かにそんな名は聞いたこともありません・・
恐らく何かの間違いでありましょう」

こうしてゲーレツと言う家名は
ガルスグレーサー帝国の歴史から
永久に抹消されたのだった。

_____________________
★付箋文★

セイイアルはリンクスに呼ばれ
星帝宮に入城した

「宰相閣下直々のお招きにより
参上致しました」

リンクス宰相はこのセイイアルを
高く評価している

二人は重厚な椅子に向かい合う様に座り
300年物の貴腐ワインを飲み交わした
こんな素晴らしい接待を宰相から受けると
思っても居なかったセイイアルは恐縮し

「作戦に失敗した私などにこの様な厚い待遇を
して頂だいて誠に恐縮の至りです!」

「いや・・君には感謝している・・
よくぞ艦隊を無事に戻してくれた」

セイイアルはリンクスがその事で
自分に感謝してくれていることを知ると
思わず胸が一杯になる

「リンクス様・・」

『この方はゲーレツとは違う将兵の命を
捨て駒などとは考えておられないのだ』

「記録を観たが・・銀河円盤の戦闘力は
恐らく星帝級巨人要塞戦艦と同等・・まあそれは
過大評価だとしても近い能力を持つと
言うのが科学局の見解だ」

セイイアルはガルスグレーサーの科学局が
優れた分析能力を持っている事を知っている

(星帝級巨人要塞戦艦か・・
正直なところ伝説でしか聞いた事がない
100年に一度の戦争に投入されるかどうかの
切り札・・それと同等?)

セイイアルはリンクス宰相が
自分に対して釜を掛けているのかと疑う
成ればこそ敵を過大にも過小にも判断せず
適当なことを言って誤魔化さずに
自分の思い感じた有りの儘を報告する。

「銀河円盤は自分と同じ戦闘円盤が
後1万幾ほど待機していると言いました・・
こらが事実だとすると・・恐らく
天の川銀河の総戦力は星帝級以上かも
知れません」

リンクスは違う答えが来ると思っていた

「星帝級以上だと?・・大袈裟な答えだが・・
何故そう思うのだ?」

セイイアルは言う

「あの円盤は戦闘力を押さえて居ます・・
何故なら・・我等の艦隊を必要最小限の・・
犠牲で終わらせ様としていると私は感じたのです」

リンクスは眉の片方を上げた

「ホホウ~面白い事を言う
敵が最強ガルスグレーサーの犠牲を
気を使ったと言うか?面白い話だが」

セイイアルの眼差しは真剣だ
「何故ならあの円盤は・・最初から
ゲーレツ候だけをターゲットに
していたからです」

「ゲーレツ候を?」

「その通りです・・」

リンクスはその事実は現場で
じかに観ていたセイイアルの情報が
一番正しいものだと感じた

『此だ・・・私は此を期待していた』

前々からゲーレツなどには勿体ないと
思っていたのだこの人材は
リンクスは此処で交換条件を出す

「ガルスグレーサーは余りに巨大に成りすぎた
私は補佐官を最低でも12人必要としている」

「部署としては政治部門・経済部門・
それに軍事部門だ」

「そして此処からが本題なのだが・・・」

「君は私の軍事部門の補佐官に
なりたくはないかね?」

「は?」

「この私がリンクス宰相の補佐官に?
あまりに身に余る待遇に言葉がありません」

「君は自己評価が低すぎる所があるな・・
もっと自信をもちたまえ」

「恐れ入ります・・・」

「それで例の銀河円盤がゲーレツを
狙い撃ちしていたというのはどう言う意味かな?」

リンクスが再び話を振ってきたので
セイイアルは

「まずあの円盤は最初に所属を銀河連邦と
名乗りませんでした・・恐らく連邦の
判断に従わない勢力だからです」

「ほう」とリンクスは関心を示す

「あの円盤は自ら所属する組織の名を
銀河の盾と称しましたから」

リンクスは今回の件を銀河連邦に
ホットラインを利用し伝えたがその回答が

{銀河連邦としては
銀河の盾と称する組織は認識がなく
全く預かり知らない事案であり
銀河連邦とは完全に無関係だと
そう断言できると言う}回答だった

「引き続き調査を行い正体が判明すれば
ガルスグレーサーに情報を提供するとも
言っているが・・銀河連邦は厄介事として
関わり合いに成りたくない様子だ」

それを聞きセイイアルは少し考え・・

「あの円盤についてなのですが・・
あれにはゲーレツ候個人に対して復讐を
果たそうとする者が関わっている気がします」

「復讐?・・それならゲーレツの事を
知っていても可笑しくはないな・・」

「あの愚か者のことだ・・何処でどんな
恨みをかっていても可笑しくあるまい」

リンクスはその話の流れでセイイアルに
話す事を認めた

「有り難う御座います・・
ただゲーレツ候を貶めるのに普通の憎しみでは
あり得ないほどの執念深さを感じたもので
そう思ったのですが」

リンクスはそこで

「そうなると・・銀河円盤の数が万という
事はない・・のか?」と呟く

「あの銀河円盤の性能からして
技術は我々ガルスグレーサーの
裏切り者が銀河に持ち込んだ
借りモノではないかと・・・」

セイイアルの言う裏切り者とは
星帝級巨人要塞戦艦の情報が
ガルスグレーサーから盗まれ何者かに
使われているそう言う推理だ

「成る程・・それなら
同じ小人奴○の命を重んじ
犠牲を減らそうとする理由にも納得がいく」

セイイアルは勤勉家である
「少し前に太陽系で
ヘルターナー太陽系攻撃隊の艦隊が
謎の宇宙嵐に大きな被害をうけたという
報告が有りましたが・・・あれも」

セイイアルは息を整え

「銀河円盤の仕業と考えれば
益々信憑性が出てくるのではないでしょうか?」

「そうか・・ならば此度の・・
銀河円盤による火星基地襲撃と・・合わせ
ウルフシューターの言う銀河円盤も
同じ1機であると?」セイイアルも此に同意した

「それなら銀河に対する戦力評価も修正せず、
このまま銀河侵略作戦を継続する事が出来るな」

「その通りで御座います」

この英知こそガルスグレーサーを
宇宙の王者として君臨させ続けられる
リンクス宰相の手腕なのだ

セイイアルは自分の話を真剣に聞き
そして最良の解決策を導き出していく
このリンクスという傑物に心酔していく

『そうだ・・・この御方こそが
ガルスグレーサー真の護り手だ!

全宇宙の小人奴○達もこの方の支配する
ガルスグレーサーでなら皆平等に
平和で幸せな暮らしが実現できるに違いない

私は何としてでもこの方のお力に成らねば
12人の補佐官の一人に抜擢されたからには
必ずお役に立たねば成らない!』

セイイアルはそれが神が自分に定めた
使命であると確信する。

リンクス宰相はセイイアルの意見も参考の
一つとしてトライとらえており他の可能性も
示唆していた

「やはり本格的に銀河連邦の内情を洗い直す
必要があるな」

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★付箋文★9:31 2024/06/16

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シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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