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MARO/グローバルワン 2024/06/06 08:02

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

ミサイルウオール
ウルフシューターが編み出した狼戦法の
その壱である

爆撃機を狼に例え集団で獲物を追いつめ
そこにミサイルの壁で逃げ場を無くし
後ろから爆撃機が爆雷を獲物の背中に
加えることで更に追い込み挟撃する
鬼畜と言われる程情け容赦のないミサイル戦法だ

「この戦法を編み出した
ウルフシューター将軍閣下こそ
正しく戦の天才よ!」

ブルドッグ少佐もウルフ戦法を学んで
此処までの戦争で多くの武勲をあげた
ウルフ戦法の使い手としては将軍の弟子として
一番の使い手だと自画自賛している

ハヤテは後方から来る雷撃の爆発で
尻を押されそのままミサイルの壁に
激突する形で叩きつけられ爆発の
餌食になる筈だった

だがそこでハヤテは全速前進でミサイルの
壁に自ら体当たりし雷撃の追撃を振り解き
ミサイル数発を爆発させるだけで
被害を済ませたのだ

「エエイ!思い切りのいいパイロットだ!」

此は狼戦法その壱の唯一の回避手段である
ミサイルの壁も一つのミサイルに集中し
それだけに上手く当たればミサイル数発の
打撃だけで済む・・だがミサイルの
爆発に耐えられる獲物はなく
結局は自爆みたいな攻略方法なのだが・・
あのやたらと丈夫な駆逐艦は
やはり原型を取り留めている・・

「信じ難い頑強ぶりよ・・・」

だが・・

煙を噴きながら船体が揺らいでいる・・

「・・効いている・・あの異常なタフさも
流石に限界が近いようだ
追い込むなら今だ・・逃がしてしまって
生き返られては厄介だからな」

「火星に残る戦力のほぼ全てを投入し
ハヤテを確実に沈めるのだ!」

ブルドック少佐はたかが駆逐艦に
此処まで良いように翻弄されて
面白くない上に・・・ウルフシューターの
ある言葉を思い出し焦りを抱いていた━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「この宇宙には信じられないような
{個}の力を持つ存在が居るのは事実だ
その様な存在に遭遇したなら迷わず撤退しろ!」

「戦闘を出来る限り回避するのだ・・
将兵の命はお前達の再拝に掛かっている」

「一人一人の将兵にも親家族・・そして
妻や子が居ることを決して忘れてやるな」━━━━━━━━━━━━━━━━━━

その言葉が何故か頭から離れない

『馬鹿な!あれは只の駆逐艦だ!
手に負えない相手ではない・・その証拠に
既に相当のダメージを与えている・・』

煙を噴き上げ時々火花が飛び散っている
間違いない・・奴は弱っているぞ!
火星基地の防衛は150機の戦闘機隊に任せ
残っていたブル少佐のミサイル艦までもが
ハヤテ撃沈に向かった

「ミサイル空母が残っているから
取り敢えずの急場は凌げる」

地球の戦闘機はたかだか50機
ドックファイとでも3対1なら余裕で勝利出来る
という計算だ

___________________
★付箋文★

「ミサイル空母か・・コロニーに近いし
ミサイルでも撃たれたら厄介だから・・・
先に沈めるか・・」

坂巻進吾は愛機サンダーシャークを
自在に操りながら敵機を翻弄していた
今のところ50機のサンダーシャーク隊は
敵機への牽制に止めており
本格的な戦闘は控えているが・・

「竜一の奴・・随分芝居がかった真似を・・
面白がるのは良いが・・あれじゃいずれバレるぞ」

ハヤテを操縦する響き竜一は爆撃機と
無数のミサイルに追いつめられ
撃沈される寸前の擬瀕死を楽しんでいた

「もう少し翼を左右に振った方が
追いつめられた感じがでるかな?」
そう言うとハヤテのデルタ翼を左右に
振って見せる

すると敵の爆撃機とミサイルの
攻撃が最後の止めとばかり勢いを増した

「単純だね~っ」
多少オーバーなくらいハヤテの弱った姿を
見せる事で捕食者の食欲を倍増させる

「ここら辺りで良いか・・・・」
勝艦長は次の作戦行動に此処で出た!

「VXライガー」

「VXレオールド」

「全戦車隊発進せよ!!」

超重量級の大型戦車ライガー20両
軽量級中型戦車レオールド50両
計70両もの戦車隊が転移ゲートから
猛スピードで次々に飛び出してくる━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『あの駆逐艦も流石に終わりだな・・』

コーヒーに似た飲料を口にし
そのオペレーターはそう呟くと
何気なくレーダーを見ていた
「敵ながら中々手強かったが・・」

するとレーダーに突然光点が点灯し
其れが火星コロニーの2キロ先に
次々に現れた事で

ガルスグレーサーのレーダー官は
楽勝ムードだった空気で油断していた
せいもあり頭が一瞬真っ白になった

「な・・何・・何だ!?」

これは・・レーダーの故障か!?
だが・・光点がこの基地に向け動きだし
始めたのを見てオペレーターの血の気が引いた

「こ・こ・此は!!敵襲だ!!」

ハヤテを沈める目的で
ミサイル艦で発進したブル少佐は
火星基地からの緊急通信を受ける事になる

「何の用だ?この忙しいときに」

「其れが・・基地のオペレータが
レーダーに多数の戦車の襲撃が観測されて
いるとの通信が・・」

ブル少佐は何を言われたのかと・・一瞬口が
ポカーンとなるが、直ぐに思い直し

「何を言ってるんだ!?戦車?馬鹿な事を!?」

「空母でも戦闘機でもなく今度は戦車!?
誤認ではないのか馬鹿者め!」

「所が・・この艦のレーダーにも
その大規模な戦車隊と思われる動く光点が
観測されてまして・・・」

ああ~ん??

ブル少佐は火星基地に少なくとも
50両を超える戦車隊が向かう光景を
望遠で捉えた映像で観た

これ以上ブル少佐に叱られる前に
オペレーターが現場映像を提供したのだ

「うがが・・・嘘だろ?・・一体何処から?
あの規模の戦車隊を一度に運ぶには
戦車揚陸艇が20隻は必要だ・・」

「宇宙空母ばかりかそんな物まで
一体何処に隠していたんだ??
異常だこの戦場は異常すぎる!!」

ブルドッグ少佐は生まれて初めて
オカルト的な恐怖を感じていた
彼処に現れた戦車も戦闘機も
何もかもが余りに不可解で当たり前の
常識が通用しないのだ

頭が可笑しくなりそうだ・・
だが基地をこのままにして
行くわけにはいかない

「直ちに引き返し上空から
敵の戦車隊をミサイル攻撃する!」

そう命令じたと同時に
強力なエネルギー砲がブルドック少佐の乗る
ミサイル艦と艦隊を組んでいた1隻に命中し
その艦が爆発した

「な・・・何だ!?」

攻撃してきた方向には
追いつめられて瀕死の筈のハヤテが
か細く見える主砲から放熱を発しながら
こちらを狙っていた

「ば・・馬鹿な!」

『死にかけていたのではないのかあの艦は?』

砲撃されたミサイル艦は・・・
どれ程の威力なら此が可能なのか
艦の上部が削られ何も残さず無くなっている

「え!?ええ??」
恐らく上部甲板の乗組員は一瞬にして蒸発した
何だこの威力は?・・・戦艦の威力をも
遙かに超えている

其れをあの駆逐艦サイズの船がやったと
言うのか?

もう一度・・その駆逐艦を見てみると
今は煙も・・炎も上がってない・・
偽傷だったのだ!!傷を負った様に
見せかけていたのだ奴は!
それが解った時にはもう遅かった

基地を守るのは航空戦力150機
だが・・敵機が50機なら敵の戦車隊を
狙うことも出来る

その考えが・・甘いと解ったのは
ハヤテの側から光のゲートが多数出現し
其処からミサイルの如く
戦闘機が次々に飛び出して来て
そのままブルドッグ少佐の乗るミサイル艦を
通り過ぎて火星基地に向かって飛び去った
その戦闘機の数 有に100機

その戦闘機と今向かった戦闘機に挟撃され
ガルスグレーサーの戦闘機は為す術もなく
撃墜されていく

その有っては成らない光景にブル少佐は
ハヤテの神髄が少しだけ垣間見えた気がした

『間違いない・・奴が・・あのハヤテが
・・この火星にあれほどの
戦闘機と戦車を運んできたのだ!』

「あの大きさで・・??どうやってか
まるで解らん!だが・・俺はこの目で見た」
50機の戦闘機に70両の戦車・・
そして今発進させた100に近い
戦闘機を搭載した怪物!
まさに白銀に輝く怪物だ!!

「一隻で艦隊並の作戦行動を可能とする
存在などあり得ぬ・・あってはならぬ
こんな理不尽な存在があってなるものか!」

見る間にハヤテの戦闘機に自軍の戦闘機は
喰散らかされていく、例え同数の戦力であっても
空母艦を失った戦闘機パイロッテに帰る
手だてはない、絶望的な状況に追い込まれ
次々に撃墜される味方機・・

地上には70両の戦車が地帯空ミサイルで
狙いを付けている
戦闘機が撃ち漏らした獲物は
今里真一VXレオールド隊隊長が指揮する
50両の中型戦車の地帯空兵器の餌食となった
「このレオールドの牙から逃れられると
思うなよ!」

ブル少佐は
今まで学んできた兵法が一切通用しない
化け物が・・今目の前にいる事に恐怖した

ハヤテはそれまで逃げ回っていたのが
嘘のように元気を取り戻し
生き生きとした動きをし始める

「否・・違うぞ! 弱って見えていたのは
実は嘘だったんだ・・奴は弱ってなど
いなかった!!」

ハヤテが副砲を撃つと
その次の瞬間には、副砲が直撃した
ミサイル艦の1隻が艦主から右半分を
もぎ取られていた

「又だ・・あの船の攻撃力は副砲でさえ
300メートルあるミサイル艦の
艦体を紙みたいに撃ち抜く」

「主砲じゃなくても・・あの船の砲門は全て
一撃で戦艦を撃沈してしまうのだ」

見た目通りの駆逐艦の戦闘力ではない・・
あの威力は超弩級戦艦をも超えた威力だ
攻撃力までもが怪物だというのか???

早さに機敏さ・・攻撃機と戦車車両を
艦隊並に収納し戦闘力が超弩級戦艦を
凌駕するだと・・馬鹿馬鹿しい・・

馬鹿馬鹿しいが・・現に目の前にいる
こいつの存在は・・理不尽過ぎる!
こんな化け物と我が尊敬する
ウルフシューター将軍が何れ戦うのか!?

ブル少佐は・・火星基地に向かう
大規模な戦車隊を見て基地の陥落を悟った

『駄目だ・・このままでは無駄死にだ・・』

ハヤテが鬼の強さでミサイルでの攻撃を
何発も喰らいながら
ミサイル艦隊を次々に主砲の餌食にしていく
光景が、余りに現実離れして見える

『あの怪物のデーターを・・
何としてでもウルフシューター将軍に
お伝えせねば!!』

ブル少佐は映像に残したハヤテとの
戦闘データーに自分のメッセージを吹き込み
それを火星基地のコンピューターに
{偽装データー}に加工して残すよう
素早く部下に指示を与えた

流石と言うべきか・・狼将軍
ウルフシューターの直属の配下の名は伊達ではない

「俺は凡庸な男だ、ハッキリ言って
あの恐るべき敵の正体さえ全く解らない・・・
だが・・俺の知るあの方なら・・宇宙戦艦設計の
天才であるウルフシューター将軍なら」

「あの船の秘密を解き明かせると信じ・・
奴の戦術データーを偽装データーにして
火星基地に残す!」

『願わくば・・あの化け物を・・・どうか
この無念を・・・晴らして下さい!
ガルスグレーサーに栄光あれ!』

ハヤテの主砲が一閃しブル少佐の乗る
ミサイル艦は上艦部が削られるように
破壊され撃沈した

敵ミサイル艦をハヤテが次々に追いつめ
しとめる横で戦車隊は火星コロニーを
見る見るうちに制圧してしまう

「リクジョウ戦力ハ大シタコトガナイナ」

VXライガー戦車隊長
ジャックゴルドーの戦車隊を迎え撃った
ガルスグレーサーには機動兵器がない、戦時に
戦車揚陸艇を展開するにはそれなりの
準備と時間が必要だからだ

「戦闘機と戦車を大隊規模運用できる
ハヤテが凄すぎるのさ」

今里真一{VXレオールド隊}隊長
彼は若いながらレオールド隊隊長として
有り余る指揮能力を発揮した

上空にいる敵の戦闘機を対空放火で
撃ち落とした数は40機
戦車の天敵である航空機も
上下に挟撃されたら一溜まりもない

空の敵機を何とかかわしても
下からの対空砲で狙われたら
逃げ場がないからだ

立体的な詰め将棋である
この兵法は今里が指揮し
中型戦車の連射性能と切り返しの早さを
最大限に生かした戦術なのである

大型地上兵器があった場合は
ジャックゴルドー指揮する
ライガー戦車隊の出番となるが、
残念ながら此度は出番が少なかった

敵もまさか火星での地上戦を想定して
居なかった為と言える・・
こうして・・ハヤテ勢は
残る敵戦力の掃討を素早く済ませ

そして・・火星に残された
ミサイル艦隊10隻と戦闘機150機
その全てを殲滅し
ガルスグレーサーの火星基地は
ハヤテ単艦により陥落したのだった。

______________________
★付箋文★8:00 2024/06/06

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https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/maromaro/id/RJ004116.html

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ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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MARO/グローバルワン 2024/06/05 08:41

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

火星に残された
ガルスグレーサー臨時基地司令部を
任されたブルドッグ少佐は
突然火星に出現した50機からなる
宇宙戦闘機の大部隊に驚愕した

「一体何処から現れた、あの戦闘機部隊は!?」

50機もの戦闘機が突然現れるとは
レーダーに空母艦らしき艦影は確認できない
どうやらリープしてきた艦影が1隻あるが
駆逐艦サイズだ・・とても50機も宇宙戦闘機を
搭載出来る訳がない

130メートルの船に18メートルの
戦闘機が50機も物理的に搭載できる道理もない
『恐らく何処かに空母が隠れている筈だ』
索敵は続けつつ臨時司令を任された
ブルドック少佐は敵の正体を聞くことになる

「艦の識別完了しました・・
未確認艦は・・ハヤテ・・
地球の新鋭宇宙駆逐艦ハヤテ!
又1隻で火星に現れました!」

『この前来た時には何も出来ずに
逃げ帰ったのに・・我等の狼将軍が
温情を掛けたのを良いことに調子に乗り・・
馬鹿な奴だ!とは言え・・今の状況を
閣下にお伝えせねばならん』

ブルドック少佐は通信官に命じ
ウルフシューターに連絡を入れた、だが・・

「申し訳有りません原因不明の
通信障害が発生しており只今
スペースウルフとの通信が繋がらない
状況と成っております」

ブルドッグ少佐は火星の通信状況は
良好だと聞いて敵の通信妨害ではなく
単なる自然現象だと理解した
宇宙に置いて通信が繋がらない
自然現象は少なくない、どうせ
時間が足てば自然に回復するのだ

「仕方ない・・将軍への御報告は
敵を撃退した後で良かろう」

ブルドッグ少佐にしてみれば
ハヤテ1隻を片づけるのに
さほど手間は掛からないと言う
自信があった

火星に残ったウルフシューターの
第13ミサイル艦艦隊の艦数は10隻
ミサイルの強力無比な破壊力は
駆逐艦1隻でどうにか出来る代物ではなく

ミサイル一発でも被弾すれば駆逐艦など
容易く吹き飛ぶのだから戦力差はハッキリしている
それに・・

ミサイル艦にはミサイル空母と言う
種類が有ることも敵艦は知るまい!
ブルドッグ少佐は3隻のミサイル空母艦にも
出撃を命じた

「ミサイル空母艦も出撃だ・・何と言っても
駆逐艦は戦艦殺し、動きが素早いからな・・
だが戦闘機なら駆逐艦よりも遙かに敏捷だ!
戦闘機で取り囲みダメージを与えてから
ミサイル攻撃で一気に撃沈してくれる!!」

ミサイル空母に搭載される戦闘機の数は
1隻でも最大50機、それが3隻ある
3隻の空母なら150機の大編隊だ戦力として
申し分ない!

ハヤテのサンダーシャーク隊は
のべ150機の大編隊を相手取る事になるのだ

火星に残された艦隊は決して侮れる
敵ではなかった

_________________
★付箋文★

「150機か・・制空圏を奪い取るには
奴等を全機撃墜するしかない・・」

ハヤテの方に何機呼び寄せられるかが
鍵だと大城誠矢は唾を飲み込む

「・・火星コロニーを
無傷で取り戻すのがこの作戦の
勝利条件だからな・・」

無茶な作戦ではある・・だが
火星くらいは無傷で奪還したい!

それくらい地球人は多くを
侵略者ガルスグレーサーに奪われた
もうこれ以上何も貴様等に奪わせない
それが大城誠矢の決意だった
{否!誠矢だけではない
ハヤテの戦士達は皆同じ思いだ}

ブルドック少佐が命じる
「ミサイル空母戦闘機部隊に命じる
全機発艦せよ!」

宇宙磁気傷害によって
ウルフシューター将軍と連絡が付かないのは
少々気にはなるが何の問題もない、
通信が回復すれば敵の駆逐艦を
撃沈したという何時も通りの報告をするだけだ

「それにしても・・只の駆逐艦を・・
それも1隻を撃沈しても何の功績にもならない
・・この1隻に全艦出撃させたと言う方が
逆に恥ずかしいくらいだ・・全く面倒・・」

ブルドック少佐は未確認の空母の可能性に
思い当たった・・『そうだ!空母だ・・
あれだけの戦闘機を搭載できる空母となれば
かなりの大物ではないか?』

『駆逐艦など2の次だ・・隠れているであろう
空母艦を炙り出す!そうだ・・そのためには
あの駆逐艦を痛めつけ助けを呼ばせればいいのだ』

我ながらの名案にブルドック少佐は大いに
満足する、これはウルフシューター将軍に
誉めてもらえるぞ!

種族の特性か・・・彼等獣人種族は
上位者にたいしての忠誠心が
異常な程高いのだ。

______________________
★付箋文★

神風型駆逐艦ハヤテ
その速度と機敏性は特筆すべき物がある
戦艦の主砲で狙ってもその素早さで
中々当たらずかえって味方に誤射する
デメリットさえある

ミサイル艦で攻撃し追尾機能を頼っても
そのミサイルでさえ逃げながら
多数の砲塔で迎撃する
小さく小回りが利きある程度の
打撃力があるのだから手に負えない

「しかし機銃だよな?」

ハヤテがミサイルを迎撃するのに使う
機銃の威力が少しおかしい・・
まあ気にするほどではないが
射速が速すぎるのだ

「やはり戦闘機で追いつめるしかないか・・
よし爆撃機を20機ほど向かわせろ!
奴を追いつめとどめにミサイルをぶち込む!」

駆逐艦の天敵は戦闘爆撃機と相場が決まっている

「どんなに機敏でも所詮は船
空飛ぶ猛禽にはかなわないのだ
海鳥に刈られる哀れな小魚・・
それがお前だハヤテ」

ハヤテほどではないが神懸かり的な
操艦をする駆逐艦はある
ガルスグレーサーはそれらを戦艦の驚異と
見なし対抗策を編み出していた
それ即ち駆逐艦殺しである。

超高速で動き回るハヤテに余裕で
追いつく戦闘爆撃機
搭載された機銃で射撃しても
ハヤテの装甲はそれを弾き返す

「駆逐艦とはいえ
流石に24ミリでは傷も付かないか!
だがこの爆雷は駆逐艦の装甲では
耐えられまい!」

爆撃機2機がハヤテを追いかけ
其れを待ち伏せる18機が
一斉にハヤテに向けて爆雷を
正面から矢継ぎ早に撃ち込んだ
ハヤテはこれを正面から喰らってしまう

「爆雷の威力は間違いなく駆逐艦なら
一発で沈む威力だ!あれだけ喰らえば
只では済むまい」

ブルドック少佐が勝ち誇った笑みを
浮かべたが・・その笑みは途中で
驚愕に変わった

「馬鹿な・・何故沈まぬ・・?」

『この方法で沈まなかった駆逐艦など
今まで居なかったぞ!一体何隻沈めたと
思っているのだ!!なのに奴は
どうして平気で飛び回って・・』

「あり得ない・・何発もの爆雷を
まともに喰らったくせに・・幾ら何でも
頑丈が・・過ぎるだろ?」

だがハヤテは爆撃機から逃れようと
必死に飛び回っている確実に効いてはいるのだ
爆撃機の連携は上手くいっている・・

こうなればやはり爆雷の数を更に増やし
動けなくしてからミサイル攻撃で止めを
刺すのが駆逐艦淘汰の常套手段である。

ミサイル艦のミサイルの威力は爆雷の
比ではない・・これの破壊力は
戦艦の重装甲でさえ絶対に耐えられないのだ

「爆撃機でハヤテを誘導しろ!

ミサイル艦の威力を奴に見せてやるのだ!!」

直進から錐揉みしての直下行
中に乗る乗組員は船に掛かる重力で
圧死している筈が・・信じ難いが未だに
平気で飛び回っている

「本当に・・あれは船か?」

全長130メートルのデルタ翼のついた
有翼艦に見えるが・・本当は
戦艦に偽装した戦闘機ではないのか?

『もしそれでも・・爆雷をああも喰らって
平気で逃げ回るなど説明が付かない・・
異常だぞ・・あの船は不気味だ
常識が悉く通用しない』

ブルドック少佐は今一つ
ハヤテの力が掴めないでいた
駆逐艦なのに戦艦より丈夫で
戦闘機に負けない運動性能を持つ・・

まあその程度で有れば問題はない
数で圧倒すれば良いだけの話だ・・
だが不気味だ・・

未確認の空母の存在も気になるし
やはり速いうちに
沈めておいた方が良さそうだ

ミサイル艦隊の攻撃ポイントに
爆撃機隊が上手くハヤテを追い込んだ

「よし!対艦ミサイル全門発射だ!!」

ブルドッグ少佐の命令により
ミサイル艦の搭載する全てのミサイル攻撃が
小さな目標であるハヤテに襲いかかる

一発のミサイルの大きさがハヤテの
半分にも及ぶ大型ミサイルの壁が迫り
絶体絶命の危機がくる。

_________________
★付箋文★8:36 2024/06/05

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ
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https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/maromaro/id/RJ004000.html

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シャレーダーグローバルワン


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シャレーダーD09 シャレーダーD09

シャレーダーD08 シャレーダーD08


シャレーダーD07 シャレーダーD07

シャレーダーD06 シャレーダーD06

シャレーダーD05 シャレーダーD05

シャレーダーD04 シャレーダーD04

シャレーダーD03 シャレーダーD03

シャレーダーD02 シャレーダーD02


ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

シャレーダーセカンドNO.38 シャレーダーセカンドNO.38

シャレーダーセカンドNO.37 シャレーダーセカンドNO.37

シャレーダーセカンドNO.36 シャレーダーセカンドNO.36


シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
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MARO/グローバルワン 2024/06/04 06:41

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

地球の衛星軌道上に100隻からなる
地球最後の大艦隊が集結しつつあった
宇宙戦艦金剛の金剛艦長はその光景に
武者震いが止まらない

「実に素晴らしい光景だ・・この大艦隊の
旗艦の一隻が我が金剛だという事実は
誇りでさえある、なあ副長?」

金剛の艦長は今や参謀であり
自分が小田司令を追い落とした後
その権力の座に付くための最大の
支持者である副長にそういって
笑いかける

副長は金剛艦長に何時もと変わらない
最大限の経緯と賛辞を送りつつ

『胸の中ではこう思う・・この男も
この作戦の後は用済みだな・・』

ガルスグレーサー本星から
大軍が押し寄せ地球が占拠されれば
最早この{無能}に使える義理はなくなるのだ

ムーの末裔はガルスグレーサーの
古き血に連なる血統・・その幸せは
約束されている

自分達も支配する側に必ずなれると
信じて疑わない、
此はガルスグレーサーの盟王である
ギルザート18世と何か約束をした訳ではなく
ただ同じムーの血筋であることを頼りに
そう彼等が{思い込んで}いるに過ぎない

巨人族と小人族のギャップの差を埋めるに
ガルスグレーサーが重んずるのは
武力と実績・・実力主義の宇宙の捕食者に
血がどうとかは関係ないのだ

今でも軽んじられる彼等の立場が
何故そのように思い上がった
勘違いが出来るのか甚だ疑問だが
用済みになって捨てられるのは
恐らく・・・

__________________
★付箋文★

太陽系第4惑星・火星

ガルスグレーサーの狼将軍
ウルフシューターは
ガルスグレーサーの今回の作戦を
聞かされ目眩を起こしそうになった

火星を餌に地球の艦隊を迎え撃ち
その隙にガルスグレーサー本隊で
地球に攻め込むと言うのは
少々強引ながら悪い作戦ではない

但し・・{ハヤテ}がいなければの話だ

だがこの作戦は
ガルスグレーサー星帝が立てた
王命作戦である以上反対は許されない。

ウルフシューターの副官シェパードは
狼将軍に進言した

「これは火星を脱出する事も念頭に
置いておかねばなりませんね」

ウルフシューターは苦笑いし

「ハヤテのポテンシャルが
それを許してくれればだがな・・」

ウルフシューターでさえ
ハヤテが持つ真の実力を掌握出来ていない
「あの船と真っ向から戦うのは危険すぎる」と
野生の感が最大限の警告を鳴らしているが、
もう考えている余裕はない

「シェパード副長・・火星基地にある
全艦出撃準備だ・・用意が出来次第
出るぞ!!」

ウルフシューター将軍は確実に
悪い予感を感じながらそう命じる以外無かった。

____________________
★付箋文★

地球艦隊が衛生軌道上に集結しているのを余所に
1隻の宇宙駆逐艦が太陽軌道を回って火星を
反対方向から目指した、
この軌道だと一見地球から来た様には見えない。

「ハヤテは予定通り火星の裏側に到着しました」

勝流水艦長は、いよいよ火星奪還作戦を
開始する秘密通信を司令部に伝えた

<敵艦隊は今火星を離脱したところだ
ジャストといったタイミングだな・・
いけるかね?勝艦長>

ハヤテと小田司令との秘匿回線は
あらゆる意味で傍受不可能な
古代の通信技術と春吉進一郎と言う
希代の天才科学者が産み出した
オーバーテクノロジーの極致である
{敵の裏をかくにはまず味方から}
それがガルスグレーサーとの戦争に勝つ
唯一の道だと彼等にも解っていた

<心苦しいが・・味方の犠牲を減らし
勝利するには此処まで徹底するしか他ない>

地球艦隊と火星からの敵艦隊が
鉢合わせになるまで其れほど時間はない
ハヤテは作戦行動に出た

「宇宙戦闘機隊、緊急発進開始」

ハヤテ周辺の宇宙区間に横並びになって
光の転移ゲートが出現すると
そこから銃弾のように次々に宇宙戦闘機が
飛び出してくる
瞬く間に宇宙戦闘機の大編隊が
その場に出現した。

機体名・サンダーシャーク

エンジン数2
武装30㎜2基
  35㎜2基
  AAM及びASM8基
全長19,5m
全幅12,0m  
全高6,5m

敵機と空中戦になっても圧倒する機敏性と
攻撃力を誇る防衛隊の宇宙戦闘機を
ハヤテは50機出した
これで火星コロニーの制空圏を完全に掌握し
地上戦を{援護}するのが

坂巻進吾(18)サンダーシャーク隊隊長に
与えられた任務だった。

________________________

★付箋文★6:38 2024/06/04

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泉真紀子 彼女はかって
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MARO/グローバルワン 2024/06/03 08:10

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ART06・5

火星奪還作戦

_____________________
★付箋文★

火星奪還作戦は矢継ぎ早に進行し
明日には作戦開始と言う運びとなった

宇宙戦艦金剛を旗艦にし
8個艦隊から成る数百隻規模の大艦隊

地球に残す防衛手段はこれで
圧倒的に足りなくなる

其処を敵ガルスグレーサーに突かれ
本土決戦に成ることを覚悟し
防衛隊司令部は火星奪還に決死の
覚悟で挑んだ

だが此は・・この情報は当然のように
ガルスグレーサー側にも伝わっていた

情報漏洩覚悟での無謀な作戦
地球は守りを捨て攻勢に打って出る!

ガルスグレーサーからして見れば
大本命の地球を火星を餌に
無傷で手に入れる絶好の好機に他なら無い

ガルスグレーサー帝国では
この好機に多数の戦力を出す事を決定した
ガルスグレーサーは銀河を遙か離れた
場所に存在しており

全てが人工物である天体級大円盤の内部に
科学文明の頂点を極めた巨大都市が存在する
その建物の全てが規格外に巨大で

そしてその内部に暮らす民もそのサイズが
あり得ないほどの巨人である

人間の10倍にもなるその巨体は
対象物となる小さい星人達で対比出来る
巨人文明において普通サイズの人間は
彼等の生きた奴○として扱われ
{巨人にあらずば人にあらず}の扱いが
一般となっていた

小人サイズの人々は様々な種族に分かれており
命令一つでどんな事でもやらされる
巨人に生涯使えることが彼等の喜びであり
誇りであると仕込まれ異を唱える者は居ない

其れがガルスグレーサーでは
何世紀にも渡って培われてきた
支配体制であった

巨人から小人サイズに身分を落とされるのは
巨人世界では死刑以上の重罰であり
逆に小人から巨人サイズに昇格すれば
栄光の日々が約束される

此が宇宙最強の捕食者とも呼ばれる
巨人文明ガルスグレーサーである

巨人にしてみれば今更地球など
無きに等しい星だった
だが・・そうは考えない者もいる
それは偉大なる巨人の王であり
祖先の屈辱を我が事の様に憂う信心深い人物

齢580にして未だ現役
体の大きさが寿命に影響すると言う
学説を信じるならば彼はまだ
人間で言えば50代に過ぎず

逞しい肉体は若々しく覇気に満ち
黄金の髪に蒼い瞳は神々しくさえある

彼こそがガルスグレーサー星帝 
ギルザート18世その人であった。

ガルスグレーサー軍総司令でもある
彼の威光に眩しさを覚える
それに付き従うのはガルスグレーサー
宰相リンクス3世{指令参謀}である

リンクスは自分の主である
ギルザート18世に絶対の信服を寄せている

はっきり言えば地球侵略に時間が
取られすぎていると言うのがギルザートの
言である

「あのような吹けば飛ぶ辺境惑星に
これ以上の時間を要すれば
我等ガルスグレーサーに反抗する
勢力が要らぬ希望など抱きかねん」

そのような心配はこの
強大帝国に無縁な心配だとリンクスは思う

ギルザート18世様に地球人と言う
新たな下僕を追加する事を報告する
そんな当たり前の通常業務を果たすのが
当たり前の約束に過ぎなかった。

地球の自由は風前の灯火状態だった
この時点で銀河連邦からガルスグレーサーに
対しての注意喚起は全く皆無である

ガルスグレーサーの国力が自分達と
同等かそれ以上だと解った途端
ガルスグレーサーからの
狙いは地球だけだというメッセージが
届いた時・・既に銀河連邦の意志は
統一されていた 曰く

地球と言う1辺境の惑星のために銀河全体を
危機には晒せない、地球侵略に関してだけは
銀河連邦は不可侵と言う盟約を
ガルスグレーサーと結んだのだ。

無論ガルスグレーサーが他の
銀河文明圏に一切関わらないのが
その条件ではあるが

切り捨てられた地球人には気の毒とは
思うが・・大の虫を生かす為には
小の虫を殺すのは致し方ない

トカゲは尻尾を切って生き延びる
其れが生存戦略の一環なのだ

銀河連邦は今日をある程度予想して
地球を軍事国家として承認せず
自由と安全を保証しながら憲法第9条で縛り
いつでも切り捨てられる準備を整えていたのだ

ガルスグレーサーの件がなくても
地球は既に銀河連邦に奴○化
されていたのである。

自衛とは悪まで自衛であり他国からの
侵略を止めるのが目的で
こちらから攻めることが出来ない
その時点で地球にガルスグレーサーを
攻撃する手段は無かった

「攻撃する軍事力がない限り
敵の侵略行為を根本的に解決する手段は無い
防衛とは単なる時間稼ぎ・・地球は選択を
誤ったのだ」

リンクスは平和を他者に譲る脆弱な
地球に哀れみさえ感じる

{戦いに敗れた者は全ての権利を
剥奪される、それが宇宙の摂理なのだ
誠に哀れなもの}とあざ笑う

火星を奪還すると言う地球人の目論見は
こうしてガルスグレーサー宰相リンクスにより
見事に看破され人類の歴史に終止符が
うたれる運命であった。

______________________

★付箋文★8:07 2024/06/03



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MARO/グローバルワン 2024/06/02 08:21

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夜の訪れと共に・・一人の男が
誠矢達が宿泊する男組のバンガローに
訪ねてきた

「今晩は、御免下さい・・大城総戦闘隊長は
いらっしゃるでしょうか?」
野太く無骨な声とこの喋べり方は軍人か?

小原はその声に聞き覚えがある様な気がした
誠矢が出迎えようと腰を上げるのを止めて
「あっ!俺が見てきます、隊長は待ってて下さい」

そう言って席に座って貰う、狂信者に
命を狙われている人だ用心に越したことは
無いだろう、いざとなれば
今度は自分が身を挺して庇うつもりだ

小原は訪ねてきた声の主の顔を
まずは確かめようと
慎重に玄関の戸を開いた

そして相手の顔を見た小原はその人物の顔に
見覚えがある事に気が付く

「あっオマエは!」

顔に目立つ傷のある強面の大男
{横浜で揉めた際に小原を殴った}
あの宇宙戦艦金剛の将校に間違いなかった

その強面は罰の悪そうな感じで
被っていた帽子を脱ぎ小原正二に
まずは詫びた

「自分は戦艦金剛の乗員で鬼瓦と言います
そ・・その節は大変申し訳有りませんでした
知らない事とはいえ・・小原さんに
あんな失礼な態度と・・」

そこで強面の目に涙が湧き出る
「ぼ・・暴力などを振るい・・謝って済むなど
到底思えませんが・・どうかお許し頂たい」
そう言って深々とお辞儀をする

この前とはまるで別人の様なその態度に
小原は戸惑い逆に頭を上げるように鬼瓦に
頼むほどだった、いったいこの男に
何があったのか?

そしてそこに大城誠矢がやってきた
「お前等玄関先で何をやっている
近所迷惑だ、鬼瓦さっさと上がれ!」

「畏まりました大城師範代!」

誠矢にそう言われると鬼瓦は満面の笑みになり
いそいそと靴を脱いで玄関を上がる

『師範代?何があったんだ?』
事情を知らない小原は怪訝な表情になる

その小原の肩をポンと叩き誠矢は
「お前にも事情を話す・・・こいつはもう
事情を知らない赤の他人じゃ無くなったんだ」

鬼瓦は誠矢にそう言われたのを
心の底から喜び誇らしげに肯定した

「そうなんです小原さん自分も
ハヤテ組の末席に加えさせて頂ました」

「はあ?」

ヤクザじゃ有るまいし・・ハヤテ組って何じゃ!?
小原にしてみれば寝耳に水だが・・

この鬼瓦は誠矢の推挙で防衛軍警察の地獄訓練に
参加しそこで(心身)を鍛え直され、遂には
大城総隊長に認められるまでに育ったのだ

「それでハヤテの秘密を教えられたと?」
鬼瓦は顔を赤くして嘆いた

「知らなかったっンス・・
まさかお荷物だと思っていた
ハヤテに地球が救われていたなんて・・」

「それを防衛軍関係者の殆どが知らずに
自分達こそが地球の護り手だと嘘吐いて、
道化そのもの・・自分はそれを知る事が
出来て幸せっす」鬼瓦はそう言って涙を流す

「だが・・そのせいでお前も
危険な目に合うかも知れないぞ」

鬼瓦は「望む所っす」と誠矢に言った
小原は思う、この男も別に悪い人間じゃない
ただ誤解があり衝突したに過ぎないと・・
何も知らない事も不幸だと感じるのだった。

そして鬼瓦は勝艦長に
大至急伝えたい情報があると誠矢に言うと
「勝艦長は別棟のバンガローにおられる
一緒に来い鬼瓦!」

「はい師範代!」と威勢良く応えた。

____________________

★付箋文★

東京湾沖合に10隻の宇宙戦艦が停泊する
表向きは乗員の休養が理由であるが
本当の目的は全く違い
宇宙戦艦金剛の会議室で秘密裏に
10名の艦長達が緊急の決起集会を開いていた。

「諸君!」
宇宙戦艦金剛の金剛艦長が声を張り上げる
その傍らには今や彼の参謀役でもある副長が
控えていた

「今や誉れ高き地球防衛軍は
小田司令長官一派の私物と化した
此を放置しておく事は宇宙よりの
侵略者共に対抗する上で余りに不利」

「まず組織内部の巨悪を処断せねば
我等防衛軍に勝利はないのだ!」

「そうだ!そうだ!」
宇宙戦艦金剛の乗員達は金剛艦長の言葉を
艦内放送で聞きながら艦長の言葉を
傾聴している、その中の特に過激な若者達が
艦長の言葉に同調していた

金剛の会議室ではこの会議のことを
知らずに参加した艦長達も集っていた

「このような集まりとは聞いていないぞ」

「金剛艦長はどうしてしまったんだ?」

事情を知らされず偽りの会議に出席させられた
艦長達は困惑の色を隠せない
その艦長達の様子に金剛艦長は咳を一つして
今回の事をまずは詫びた

「失礼・・いきなりこんな話を聞かされ
艦長諸君には寝耳に水だったな・・だがだ」

金剛艦長はこうするしか他に方法が
無かったと胸を張った
「諸君等はあの最新鋭鑑の事をどう思う?」

他の艦長は何を当たり前のことを聞くのかと
訝しんだ「・・何ってそれは」

「神風型宇宙駆逐艦ハヤテですな」

「最新鋭と言っても戦力としては期待できない」

「あと・・あの勝さんが艦長を務めている」

「まあ・・かの大英雄には相応しくない
待遇ではあるがな・・」

その答えこそはまさしく
金剛艦長の求めていた回答である

「その通りだ、だから私も彼に
勝流水の能力を惜しみ小田指令に直訴も
辞さない覚悟だと示した!」

それを聞いて他の艦長達も興味を持つ

「それはそうだな・・
異星人の侵略を受けている
この緊急時に彼を駆逐艦の艦長などで
遊ばせて置くなど愚の骨頂だ」
そういって彼は口を慎んだ

「ああ・・此は別に駆逐艦の艦長職を
決して軽んじている訳ではなく」
金剛艦長もそこはフォーローを入れる

「むろん私も其処の所は誤解されたくない
あくまで適材適所の話をしたいだけだ」
だが結局は言っている意味は同じである

元駆逐艦の艦長だった人物も
この場には居るのだ

「それよりも重大な話がある・・それを勝流水
本人に話しても全く相手にされないと言う
不可解な事実を」

此を聞いた艦長達は俄にザワツいた
確かに不自然に感じたからだ
「それは可笑しい・・この人事は
明らかに不適切なものだ・・
抗議くらい申し出ても罰は当たらなく思うが」

金剛艦長はさらに畳み掛ける
「これは有る筋から聞いた話なのだが・・
勝流水と小田司令は幼なじみであり
旧知の仲として今も交流があるらしいのだ」

艦長達は互いの顔を見やり
「・・知っていたか?」

「まあ・・噂程度には」

「だがそれなら益々・・
不当人事の説明が付かなくなるな」

何かの懲罰かとも思われていたが
等と意見を交わした

そこで頃合いを見計らった所で金剛艦長は
副長に指示を出し後ろの電子ボードに
ハヤテから提示された軍事物資の資料を写し出す

「見ての通りハヤテの補給物資や
武器弾薬の補充量も常軌を逸している」

「その量は実に金剛の3倍強であるのだ!」

艦長連はさすがに動揺した
「此は確かに・・駆逐艦の物量ではないな・・
一度監査に報告するべきだろう」

「監査には既に報告を入れました」
金剛艦長参謀役の副長が話に割り込んで来た

このような出娑ばりは艦長連には好まれない
其れが解っている金剛は副長の失礼を詫び
「確かに監査には報告を入れた・・だが・・
問題なしと言う調査結果を聞かされただけだった」

艦長連の一人は
「監査が調査して問題が出なかったと言うことは
ハヤテに問題はないと言う事では?」

「確かに・・だがそれだと物資が何処に
消えたかが問題になる!」

「此は何処かに保管するだけでも相当な
場所が必要になる筈だ」

「それを発見出来ないのだから監査も
問題無しという結論に成ったんだろう」

艦長達の意見は概ね監査が問題なしと
言うならそれを尊重すると言う流れだ・・

金剛艦長は予想の流れに此処で一石を投じる
「それはそうと・・私は諸君等にどうしても
聞いて貰いたい事があるのだ・・」

勿体ぶった言い様に少々じれて
言いたい事があるなら早く言えと催促されて
「それではと・・」おもむろに火星の件を
金剛艦長は持ち出した

「火星か・・」

艦長達も火星が陥落したのは知っていた
だが・・その時・・司令本部が
自分達に火星の援軍に向かうように
指示を出さなかった事も知っている

金剛艦長は拳を握りしめ声を震わせた
「多くの人々が住む火星コロニー
彼等民間人の多大な労力と100年の
時間を有して・・やっと叶えた人類第二の故郷」

金剛の艦長は力説する

「それを異星人などに侵略されて
どれほど彼等が無念であった事か
その屈辱と悲しみは筆舌に尽くし難い!」

この言葉に目を閉じ悔しさに
涙ぐむ艦長も居た・・侵略者に対する
怒りが沸々と沸いてくる

それと同時に・・司令部に対する
焦れったさも感じていた

「火星市民が無事に避難できたことが
大きく報道され過ぎ・・問題に成らなかった
事実がある」金剛艦長の言葉に熱が籠もる

「敵の襲来時に火星に送った援軍が
たった一隻の艦艇であった事が
火星市民の証言で明らかになった」

「確か我々への司令部の説明は
地球の防備を固める為に防衛艦隊は
全艦地球防衛任務に当たるように
と言う指示だった筈だな・・」

「なのに一隻だけを火星に?」

「其れに一体何の意味がある?」

「その一隻とはどの戦艦が?」

最後の質問に答えるように
金剛艦長はおもむろにその名を出す

「その艦とは・・神風型宇宙駆逐艦ハヤテだ」

それを聞いた艦長達の最初の第一声が
 
「馬鹿な!」 だった

「駆逐艦一隻だけ送って何に成るというのだ!?」

「意味がない!敵は大艦隊なんだぞ!」

それが戦艦乗りなら当たり前の意見だろう
例えどれほどの強い戦艦でも
只の一隻で艦隊を相手に勝てる可能性は
限りなく0に近い

まして新鋭艦とはいえハヤテは駆逐艦
・・話にもならないのだ!

「司令部はどうかしている、ハヤテ一隻を
送って何に成るというのか!?」

金剛艦長はここぞとばかりに攻勢に出た
だがそれを聞いて違う疑問を抱いた艦長もいる
宇宙巡洋艦雷光の陣代艦長である

『いや・・待てよ・・敵ガルスグレーサーは
どうしてハヤテを見逃したのだ?
駆逐艦一隻など艦隊ならそれこそ一捻りだろうに』

『第一・・火星市民の脱出を
許した訳が分からない・・』

『此は何かあるな・・』

そのように雷光の陣代艦長が思考していると
{総司令部}より緊急の召集命令が掛かる

<太陽系防衛隊艦隊全艦に告ぐ!
明後日{火星奪還作戦}を発令>

<繰り返す!明日明後日
火星奪還作戦を発令!>

「!?」 艦長連は無論のこと
金剛艦長も、この放送に絶句した

「火星奪還作戦!?」

「地球の防備を捨てて火星を?
それを総司令部が決定したというのか!?」

「おい!どう言うことだ副長!絶対に
それはないと言っていたではないか!?」
金剛艦長は今や参謀でもある副長を問いただす

「いえ・・こんな筈は・・
確かに根回しは・・出来て・・」

金剛艦長は怒り心頭である
弱腰の司令部が頼りにならないのを理由に
小田司令の失脚と言う目論見が・・・
此では話が違う!

腹心の部下であり知恵袋となった
参謀役の副長を苛立ちに満ちた目で睨む金剛艦長
副長は顔を黒い影で半分覆われながら

「情報と違う・・何かの手違いか?」
等とブツブツと呟いている

「何はともあれこうしてはいられなくなった
本日の話は此処までとしていただこう」

艦長達は慌ただしい様子で引き上げ始める
そっれを見て慌てて止めに入る金剛艦長

「待って下くれ!まだ話は・・・」

その言葉に耳を貸す者は居ない
ゾロゾロと会議室を後にして出ていく

宇宙巡洋艦雷光の陣代艦長が
壁に背を預け腕を組みながら
なにやら呟いている副長と
うなだれる金剛艦長を一瞥し
二人を残して最後に出て行った。

_____________________

この作戦は火星が敵に襲われた日から
綿密に立てられた作戦だった
火星コロニーは人類の夢・・第二の故郷

あの時は
敵にとっては手に入らなくても惜しくはない
場所であり火星市民の命も戦闘になれば
どうなっていたか解らない
地球側が圧倒的に不利な状況だった

火星コロニーを破壊されず市民の命も
救う事・・それが最重要だったのである
そう小田司令は太陽系防衛宇宙艦隊の
艦長達に布告した

「成る程な得心がいった
・・全ては火星市民の生命財産を
守るために取った行動だったわけだ」

常識的に考えて特査が入って問題なしと言う
結果が出ればもうそれで疑う余地はない
小田司令はやはり潔白だ、それでも火星の件
に関しては疑問が多かった

宇宙巡洋艦雷光の陣代艦長は
小田司令の慧眼に感服した、それで
ハヤテを火星に送ったのか・・
駆逐艦一隻ならメッセンジャーとして
敵を刺激しないだろうし・・

敵も出来れば無傷でコロニー施設を
手にしたかったと考えれば辻褄が合う
陣代艦長はこれで火星コロニーを
無傷で取り戻せば結果的には
防衛の積任は果たせると考える

市民が帰れる故郷を無傷で取り戻す・・
それが一番重要な防衛目標なのだ。

__________________



次回
火星奪還作戦に続く

to be continued.━━━━━━━━━━━━━━━━━━★付箋文★
8:18 2024/06/02

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シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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