しゅれでぃんがー 2020/05/06 16:52

お家を直そう:「カーペットを剥がそう」の巻

 ルームシェア予定の友だちが、フローリングを張りたいと言ってきた。私としてもタイルとカーペットは建材として認めていないので、それについては肯定するんだけど。それならいっそ、今週末のゴミ捨ての時に、一緒にカーペットも捨ててしまいたい。だから今日はカーペット剥がしをしようと決めた。

 ゴミのコンパクト化を進めた結果、北の部屋の状態が良くなったのでこっちから剥がすことにする。まずカッターで適当に切れ込みを入れて、力任せに引っぺがす。そいやっ!

 だいたいカーペットの下に保温なのか消音なのか知らないけど綿みたいなのが入ってて、これの隅っこにスパイクみたいな木材が打ち込んである。これは、端っこが経年劣化でどうやってもめくれ上がってくるので、それを防ぐためにトゲ状の素材で抑えてあるのだ。ホテルの工事現場に入り込んだとき、大量に積んであるのを見た。あの頃は明日食う金に困って荷揚げ屋に入り込み、毎日毎日両手がつぶれる恐怖と戦いながら、全身筋肉痛になりながら、48時間とかぶっ通しで働かされたものである。だいたいが高所だったので、転落死も怖かった。

 そんなことはどうでもいい。今はカーペットの話である。

 カーペットをめくったら、ボンドにこびりついた綿のカスをヘラでこそぎ取る。これを残していると、フローリングを張った時に段差ができてしまい上手く張れない。10mmとかの凸凹ってのは、建築をする際致命的な誤差となる。

 次に、部屋の端打ってある木材をバールで剥がす。バールがなかったのでちょっくら買ってきた。1300円。こういうのは無いとできないし、無理にやろうとしても無駄に時間がかかるだけである。作業は道具次第なところがあるので、金で済む話は金で解決するのが一番である。

 バールを差し込んでハンマーで食い込ませていく。ある程度差したらてこの原理で剥がす。その後、コンクリートにビスが残っていないかを手でちゃんと確認。ビスが残っていると、これまたその一本が段差になって上手く張れない。この時、素手で確認するとビスが手に刺さって怪我をするので軍手をすること。

 取れたが、今度は使ってないエアコンから出てるホースが邪魔。これも撤去。カッターで切ってみるとどうやらフレキ(水やガスを通す金属上のチューブ)なので、巨大断ち切りハサミでカット。自転車屋さんが、鍵無くした人のキーを切る時に使うあれである。これも前に買っておいた。

 ばしーん。簡単に切れる。このハサミはマジで強い。その後、こういうのは大概室外へ伸びてるから、室外のやつも撤去。


 どうせ使ってないんだから、どうなろうと知った事じゃない。ばっさり撤去。固定用の留め具をインパクトで外し、チューブをハサミで切って引っこ抜く。この時ビスが空回りしてしまったが慌てない。ビスの溝に何でもいいから堅くて平たい物を沿わせ、空回りしないようにして後ろから押し出してやれば取れる。

 ほどなくして取れた。


 外に通じる穴というのは、昔はこういう回転式のやつを使っていたらしい。今はだいたいフランジ(粘土みたいな建材。穴に詰めて隙間を埋めるために使う)だから、今度見かけたら買って来よう。今は無いから、空いてる部分には養生テープを貼っておく。とりあえず塞げたら何でもいいのである。

 巾木も張り替えたいとか言ってたので取っておく。でも、自分で貼れるのかね……私は知らないぞ。めんどくさいし。剥がすぐらいならやってあげるけど。

 ホースを撤去中、そういやクーラーも外さないとな、と思い出す。やること多いね。


今回使用した道具

軍手『グリップ』
 荷物運搬目的ならこの軍手。ある程度の防刃性もあるのでとても丈夫。

ミニバール(30cm)
 普通に使うならこのサイズのバールで充分。

ハンマー
 買うのであれば、くぎ抜き型のやつがお勧め。

スクレーパー
 金属系のヘラ。探した中で一番使いやすそうなのはこれ。


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