しゅれでぃんがー 2020/05/28 23:00

日記

今日の活動

吉備津彦伝 旅立ち


 異国風の服装。それ以外に皆目見当もつかない。なので、何も考えないことにした。吉備津彦は柴刈りの翁の、分からないことは考えない、という教えを忠実に守っていた。とりあえず、普通の人間ではないのだろう。とだけは分かった。

「誰だ」
「………………♪」

 くすくすと鈴のように笑う少女。吉備津彦は何も言わず、じっ……と返答を待つ。

「おにいさん、何処に行くの?」

 吉備津彦はただ真っ直ぐにシャドウ・アリスを見つめている。名乗る気は無さそうなので、吉備津彦は待つのをやめた。

「北へ。鬼ヶ島に、闇の気配があるらしい」

 シャドウ・アリスは目を細めた。

「何で行くの?」

 吉備津彦は表情を変えない。


 名前も聞かずにいきなり要件を聞くのは会話が成立して無いので修正。シャドウ・アリスのセリフも不自然なので調整。


デバッグノウハウ加筆


参照関数

 キャラのセリフを読んでいると、時々唐突に数字だけ表示されていたりする。それは割り振られた番号のキャラや要素を、その数字で参照して表示するという関数が使われる部分かもしれない。そういう時もそのセリフを丸々写して、バグ報告として上げよう。逆に、本来状況によって変更されるべきセリフの部分がいつも同じ、という場合は関数で参照するべきところを直接入力で文字を入力してる、という場合もある。さらに、参照関数の後ろにさらに直接入力の文字で二重に入力しているなんてケースもある。誤字脱字だけでなく、セリフや文章にはたくさんのバグが隠れている。


マニュアルを読もう

 ゲーム内のtips、ゲームファイルにあるテキストのマニュアルなど。それらの文字データにも誤字があるかもしれない。修正を続けた結果、マニュアルに記載された要素と現状のVerの乖離があるかも。そういうのも確認して報告するといい。

 この辺はうっかり忘れがち。しかもなかなか気づかない。



 三人称で書いてると、視点の置き方により使えない表現がでてきてわりかし困っていた。幼章までは一人称だったからこの問題は発生しなかったんだけど、それ以降は三人称なので、誰目線で地の文を書くかというのがどこまでもつきまとう。だから、彼とか彼女、っていう表現は意図的に使わないようにしていた......というか使えなかった。これ使うってことは目線がキャラには無いって事だから、じゃあこれは誰が何に向けて書いてるの? という冷めた部分が出てくるんだよね。神様だったら、神様随分気安いじゃない。友だちでも何のに彼彼女、なんて。それとも作者? 吟遊詩人はよくないよ。なんて。

 なので今回から、地の文の目線を統一するため、目次を手直しして「吉備津彦の章」を増設した。吉備津彦伝という本の中に、各々が章を持っているイメージ。これで、地の文の目線もその章の担当者に合わせれば上手いこと2.5人称的に誤魔化せるんじゃなかろうか。俺、三人称苦手なんで......

 これなら章を自由に移動させて、ページの順番も変えやすい。何処から書き始めても、最後は簡単に組み直せる。良いことづくめだなぁ。ここまでで書き終わったやつは、一旦妥協してこのままにして。次から書くやつは、それを意識して書いていこう。『まずは完結』

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索