しゅれでぃんがー 2021/01/02 22:21

日記 いつも通りに

 この前持って帰ってきたコロコロミニ台車。机の下に置いたらすこぶるいい感じなので、物入ではなく足置きになっている。底部分が空いててアルミっぽいので冷たいから、底板として本棚の棚用に塗装したベニヤを置いている。あと、改造したミニ棚もペンタブ置きとして置いた。あとはデスクトップパソコン買って机の下に置いたら完璧なんだが……。おいおい、である。


https://www.youtube.com/watch?v=1x7Ff_WZp_Q&t=121s

 配信業というのは今がかき入れ時なのか、みんな忙しそうである。プライベートも無いような生活、生き方は。私には羨ましいとは思えない。稼げそうだけど、365日配信のこと考えて活動するのは大変そうである。身バレに炎上、気を使うことは多そうだ。

 この切り抜き、前々から思っていた乾伸一郎氏の違和感が、本人の口から自覚として語られていたのが印象深かった。動画投稿のみの時代では見えなかった側面が、彼からは生配信で臭いたっていた。それは、「絶対に馬鹿にされない」という意思である。下につかない。下に見てからかわれない。常に視聴者を上から目線でからかう。上からの立場を崩さない。そんな空気が配信画面からひしひしと伝わってくる。あれは、教職員時代に職員室や生徒指導中の教員からよく感じた空気だ。自分を上等な生き物と思っている人間の放つ空気。それに疲れて、私は彼の配信を見なくなった。

 配信業をしないなら、それでいいかもしれない。でも、配信業というのはある意味で着ぐるみ業である。笑わせるし、時には笑われる。適切なタイミングであれば、笑われるのも美味しいだろう。ただ、自分のインテリ意識(だと私は感じているが)で人に笑われるのは耐えがたい、というのなら。彼はこれからもずっとこのまま、一部ウケのみしかしない配信者として続いていくのだろう。


 私のように、こんな偉そうなことを常々雑記に書きながら。その実態は借金苦の日雇い労働者、なんて人間ならなに書いても「社会的弱者がなんか言ってる」で一笑に付されるからインテリ意識もクソも無いし、持ったところで邪魔にしかならないのだが。配信者というのは、機械知識にたけた人間で頭もいいだろうから。自己改革というか、意識変革は大変そうである。


 その流れで思い出したのは、白上フブキ氏のことだ。彼女は雀魂の公式大会みたいなのでコメンテーターしてたのを見て知ったのだが。あの大会のキャスティングが雀魂的に殆ど絡みが無かった歌いメイカ氏とかにじさんじの面々が来てて、政治的意図が強いなあと見ていて思っていたのだが(パイプを作るために方々に声をかけ、メンバー全員がにじさんじ関係者になることを防いだ。にじさんじの印象が強くなり過ぎたら今後の放送に影響が出るからだろう、と私は読み取っていた)。いきなり出てきたホロライブ。異色すぎて気になった。

 その後、彼女のAPEX放送を見た。すると、印象が違う。なんというか、無理やり感がすさまじいのだ。歌が喜ばれて歌い出す。でも、その歌声は、歌声というか大きな声で歌詞を叫んでいるような声。コメントを読んで過剰反応。レスポンスというか、思いついたことを全力で大声で行う。鬼気迫るものがあった。ひょっとしてゲーム配信自体好きじゃないというか、嫌いなのかな。案件動画だったり企画動画だったらけっこう違う感じっぽいのに……。と、若干恐怖を感じながら配信を閉じた記憶がある。アイドルというのはじつに大変な仕事だ。


 私にとって、にじさんじという集団は「素人集団」である。素人のユーチューバーが二次元の着ぐるみを被り、素人っぽい企画をする。それはそれでいいと思う。私はそういうの見るなら編集された地上波のバラエティ見たほうが面白いと思うので、基本的に好きな配信者のゲーム配信や大会配信しか(雑談も見ない。その配信者自体には別に興味が無いので)見ない。

 ただ、ホロライブは若干見直していたりする。彼女たちは歌が上手いし、きちんとオリジナル楽曲も歌う。歌ってみたしか出さない、原作者におんぶにだっこななんちゃって表現者たちとは違う(すごい上手い人も多いし努力しているのは感じる。が、一次として創作しない人を私はプロとは個人的に認めない。どれだけ再生数があろうと)。著作権関連での蛮族というか、バーバリアン的思考が見えなければ素直に推していたかもしれない。それがあるから、素直には楽しめないが。


 配信業とは、見れば見るほど興味深い。暇も潰せて、思考遊びもできて。贅沢なコンテンツだ。


 余談だが、白上フブキ氏が『ビターチョコデコレーション』を歌っているのを見て、人知れずエモさを感じていたりする。あんなにも痛々しいゲーム配信をしていた人が、これを歌う。なにか思うところがあるのか、と考えてしまう。単純に好きだからなのかもしれないが。

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