しゅれでぃんがー 2022/02/15 20:18

【LIFE――DIY】キッチンに調理道具用のフックを取り付ける


 久しぶりにリフォーム屋さんするか。














 昔は料理する手間暇とかかる時間がもったいなくて、自炊しないことを決めたのだが。最近は生活に余裕が出てきたし、趣味という意味合いで料理を復活させようかな、と思い始めた。

 ただ、現在のキッチンは同居人が袋ラーメンやらステーキ肉を焼くためだけに使う汚らしい状態になってしまっている。私は潔癖症の気配があるので、正直、そういう状態のキッチンを見ただけで料理をする気が萎えてしまう。だから、まずは掃除してシンクの上に無駄な物や食器を置かないことからやり始めた。

 それと、前々から思っていたことも同居人に言い含めておく。私は自分の食器は自分だけで使いたい。その為に自分のお金で食器を買ってきたのだ。私は潔癖症で、ペットボトルの回し飲みとか絶対にできないし。できれば食器も他人と共用したくない(同じ鍋で飯食うとか焼肉とかなら別にいい)。だから、私の食器を今後は使わないことと、自分の食器を自分で用意すること。そう言っておいた。同居人は「使う時は一声かけてる」とか言ってきたが。私は見逃していない。シンクにどう見ても使用済みのナイフとフォークが転がってた。これは貸してくれと言われた覚えはない。それについてはどうなんだ……と、詰めても(問い詰める。追い詰める)よかったのだが。あんまり詰めすぎると開き直られる可能性があるし。同居してる手前、お互いに逃げ場が無いから行くとこまで行っちゃうと大変なことになる。だから、ある程度は呑み込んで譲歩することも共同生活では大事である。

 だから私は、言い含めるとともにこういう対策をした。










 私の食器を置いてる棚に、カレンダーの裏面を使ってカーテンをした。これで、食器を使われたらこのカーテンをめくった、ということなので。その時点で相手の過失割合が10:0になる。100%相手が悪い、という状況を作ることができるんだよね。こういうのは大事だ。こっちにも隙があるとお前だって、とゴネられる。親しき中にも礼儀あり。大事なのは情やらなんやらでなあなあにせず、お互いに不可能な状態を作り上げること。相手の善意に期待せず、こっちの温情も一切見せない。物理的にできない状況を作る努力が、健全な共同生活を守ってくれる。


 こうなるとさらに収納を工夫したくなって、コンロ横の壁に調理器具を吊るすフックを付けることにした。ワイヤーネットを取り付けて、ある程度自由に吊るす場所を調整できるようにする。

 壁の寸法をスケールで計ると、600×500ぐらいだった(建築業界では長さは全部mmで言う)。じゃあ、それぐらいのネットを買ってくればいいか。で、ネットを吊るすための金具も、壁にべったりだとフックをひっかける余裕が無いから隙間が作れるような金具を買ってこないといけないな。なんてことを考えながら、施工前に完成図を99%ぐらいまで精度を上げて想像する。この作業のクオリティ次第で、施工中のアクシデントや完成途中の不具合が大幅に減るからね。


 朝一で普通のコーナンに行って、材料を探す。ネットはいつものやつを買うのだが、コーナンの一階に置いてるやつはなんだか強度が違う。桁違いに頑丈そうだが、その分重量も重かった。今回の用途的に、強度はそこまで必要無い。むしろ、重量が重すぎると壁が壊れてネットがコンロの上に落ちてくるかもしれない。だから、ネットとして最低限の強度があればあとはおもちゃみたいなのでいいのだ。だから、一階のは買うのをやめて、二階のダイソーへ移動。


 







 ダイソーのワイヤーネットはちゃちいけど軽い。ちゃちいけどそれなりに頑丈。だから、今回の建材としては最適だ。400×600と、200×600のネットを一枚ずつ買った。ついでに調理器具を吊るす用のフックも購入。100円か200円ぐらい。どれもこれも安いからダイソーはいいね。

 次に、また一階に下りて次は壁に固定するためのフックを探す。ネットが壁に密着しないような構造のフックが良い。こういうやつ。









 先が丸型のやつならいけるかな、と思ったけど。ねじ込み式だとつけるのが手間だし、重量に耐え切れなかったら悲惨だ。できればビス留めタイプが良い……と、思って棚を隅々まで見ていると。あった。









 帽子用のフックか……いいじゃん。用途は違うが、効果は同じ。なら、これでいい。これを三つ買って帰った。


 帰ったらさっそく施工開始。まず、フックの取り付け位置……高さが合うように、下書きで線を引く。









 直角定規を道具箱から引っ張り出し、キッチンの壁に沿わせて鉛筆で線を引く。鉛筆ならあとで消しゴムで消せばいいからね。一応、キッチンの壁自体も経年劣化で歪んで直角じゃない可能性があるけど……今回は自分の家だし、そこまで正確にするつもり無いから許容する。これが仕事だったら、レーザーで水平を出すんだけどね。レーザーって10万以上するからね。とても買えない。

 続いて、その線を当たりにフックをインパクトドライバーでビスを打つ。そのまま打とうとしたら無理だったので、芯をドリルに付け替えて下穴を開けた。その時、穴を開けたらそのまま空洞に突き刺さったので、どうやらこのキッチンの横板はベニヤっぽいというのが分かった。これは小さいフライパンとかを吊るすのはやめたほうがいいな……。落ちてくるわ。

 付けた後に、フックの裏にコーキング塗布しとけば面の固定力も発生するからより強度が上がってたかな、と気づいたけど。今更外せないから壊れた時考えることにする。











 横で見ていた同居人が強度がどうのだとか今更だけど吸盤のほうが良かったかもだとかグダグダ言ってきたけど全無視。しょうもない話ばっかりするなあ。強度に関しては、君がどれだけ想像で物を言っても、私の知識と経験に勝ることは絶対に無いから別に聞いてないよ。と、思ったけど。それを言うと角が立つから、適当に聞き流して完全無視した。

 ただ、三つめのフックは上じゃなくて下に付けて結束バンドでネットと結び。ネットのたわみを固定したほうが良いという意見を出したのは評価する。私は思いつかなかったが、たしかにそれは言い考えだ。ということでそれもやってみた。











 下にもフックを付けて結束したおかげでネットが動かないから使いやすい。ついでに調理道具を吊るすフックも申し訳程度に結束しておいた。うん、いいじゃん。想像よりいい感じになったね。ネットは400×600一枚で充分だったなあ。在庫が一枚増えちゃった。まあいいか。これにおたまとかフライ返しとかも吊るすので、これでキッチンがスッキリする。


 料理の準備もこれで完了。近々、久しぶりに料理するかね。

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