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2020年 10月の記事 (27)

しゅれでぃんがー 2020/10/31 22:55

日記 目分量

 私は目分量、というのが好きではない。自分がコーヒーに入れるミルクの量とかシュガーの量くらいなら適当でもいいと思うが。それ以外のことを「経験で覚えろ」とか口頭であいまいな数を伝えられたらすごくうんざりした気分になる。


 仕事で、はつりの現場というのがあって。はつり、というのは家の壁や床を削岩機みたいなの(はつり機と呼ぶ)で割り、瓦礫をバケツに詰めて延々トラックへ運んだりする。1.5t車の荷台がいっぱいになるので、毎回それぐらい運んでいるのかもしれない。おかげで元々貧弱だった私の体は、ある程度の筋肉と姿勢の良さを手に入れるまでに至った。

 まあ、そんなことはいい。はつった床に新しくセメントを敷いて、新しくコンクリートの床を作るのだが。そのために、撹拌機で粉末セメントと土と水とバラス(細かく砕いたコンクリートみたいなの。砂利ぐらいの大きさ)を混ぜ合わせる。私はこの作業が好きだけど嫌いだった。セメントを練るのは楽しいし、次の日、敷いたセメントが固まって床になってるのを見るのも好きだ。意味も無くその上を歩いたりする。楽しい。しかし、セメントを練るための配分、配合量について。親方の説明があいまいなのだ。

 水の量はだいたいこれぐらい、と見せられるが。こんなもん毎回同じ量入れられるわけがない。なので、毎回水の量が一定にならないから仕上がりが硬かったりしゃばかったり(しゃばい=水が多すぎてびしゃびしゃ)する。硬いなら水を足せばいいが、しゃばかったら取り返しがつかない。それでも一応次の日になれば固まるのでセメントというのは凄いのだが。しゃばくなったのをからかわれるのが心底気に食わなかった。

 セメントは袋三分の一。三分の一、なんて目分量で入れられるわけがない。砂は丸々一袋、バラスはだいたい五分の一袋。全部の説明にだいたい、が付く。こんなものが説明になるわけないのに。このあいまいさは、私は生きていて一番に匹敵するぐらい嫌いなものである。ちゃんと作らなければならないのに、説明が全部ふわふわしている。これは、仕事として最低限の説明水準を満たしていない。それなのにへらへらしている相手に、私はいつもイライラしていた。だが、一応お金貰ってるので滅多なことも言えない。なので自然と私はセメント練りをやらなくなっていた。


 先日、左官屋さん(セメントを扱う工事を主とする職人さんのこと。何故左官と呼ぶのかは知らない)がセメントを練ってるのを現場でちらっと見かけ。その時、粉末セメントをなにかおたまみたいなので掬って入れていた。調べて見ると、セメント用のひしゃくらしい。これだ、と思ってその日の帰りに買った。これを使えば、三分の一とかいうわけわからん分量を毎回よくわからないまま入れるんじゃなく、ひしゃく大匙〇杯とだいたいの分量が毎回同じに収束させることができる。あいまいな分量に終止符を打つことができるだろう。

 今日、はつり現場だったのでひしゃくを持って行った。ステンレス製っぽい、スプーン部分に対して持ち手が斜めについてて袋の中身を掬い上げやすい形状をしているひしゃく。効果は抜群だった。今まであれほど仕上がりがばらばらだったセメントが、毎回ほぼ同じ出来上がりになる。やはり、計量することは本当に大切である。


ホースの水出し37秒+粉末セメント大匙7杯+砂一袋+バラス適当にちょろっと


 今日、レシピがこれで確定した。これでまた一つ仕事におけるストレス要因が解決である。今までは正直、老人に働きかけても無意味だろうとタカをくくって何もしてこなかったが。案外、変えられるものはあるのかもしれない。今後も不満に感じたところは、自身の発想と努力で変えられそうならひっそり色々していこう。

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しゅれでぃんがー 2020/10/31 04:47

日記 進捗

 無料のブログを探してみたが、どれも広告がすさまじい。見た感じ、他の人はみんな自分でサーバ立ててやっているように見える。私はまだそれはできないので、色々探して作れそうな場所をなんとか発見。いくつかのレビューをコピペして、現在アフィリエイトIDとして申請中だ。

 許可が下りたら、リンクだけこっちにも貼っておこう。今はまだ移転作業してるだけなので、目新しい物がないので見せられないね。


 移転が終わったらこっちの記事は消して整理していく予定。用途によるブログの差別化を進めていこう。

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しゅれでぃんがー 2020/10/29 13:48

日記 近況

 今日は久しぶりの休み。溜まってる洗濯をして敷布団を日干し、掛布団とシーツと枕カバーを洗濯した。それだけで今日はもうやり切った感じがする程度には疲れている。

 明日も休みなので今日明日で同人ゲーム系のブログを作ろうと思う。レビューもアフィリエイトも止まってしまっているせいで、現状何の動きも無い状態になってしまっている。次々とゲームに触る気持ちが、記事を書いてからじゃないと湧かない。良くない現状である。これが済めば、少なくとも同人ゲームに関しての活動の停滞は無くなるはずだ。


 先月の共益費が微妙に足りてなかったらしく、二か月分の請求が来た。友だちのバイク駐車代が乗っていたせいらしい。そのせいで、お金が足りなくてへそくりをひっくり返して工面した。十円玉が五百枚、百円と五百円がたくさん。硬貨だけでなんとか五千円を集め、コンビニで両替してもらって振り込んでおいた。昨日口座を見たら、残高が三百円になっていたので足りていたらしい。よかった。

 基本的に買い物はカードにチャージしたお金を使っているので、現金が無い。それゆえに、こういうケースは地味ながらかなり困る問題だったりする。


 アンケートにお答えいただきありがとうございます。正直、回答者ゼロで孤独に打ち震えるという未来を予想していたので。反応があって心底安心した。

 日記とエッセイを楽しんでもらえるのは、このblogとしては本望である。レビュー系が好きな方については、今のところ申し訳ない。このblogではこれ以上そっち方面の記事を書けそうにないので、今日明日で態勢を整える予定だ。DIYは……家の工事が終わってしまったので、現状はちょっと休止中である。もっと生活に余裕が出て来たら、なにか楽しいことができればと思う。


 年末まで仕事が詰まったらしいので、年明けまでほとんど動きが無い可能性が高い。お金は欲しいが、労働は大変だ。

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しゅれでぃんがー 2020/10/25 13:02

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しゅれでぃんがー 2020/10/24 22:32

日記 ホロライブにみる国外展開にひそむ危険性

 黎明期を越え、現在絶頂期を迎えつつあるバーチャルユーチューバー業界。その活動は国内を越え、世界で配信を行う動きを見せている。youtubeだけでなく国外の配信媒体を利用し、国外のユーザーへ動画と配信を届ける。そのスーパーチャット(配信でできる投げ銭のこと)の額、優に億を超えるらしい。いや、容易くはないか。でも、その実入りは凄まじい。

 しかし、大きなリターンにはリスクも付きもの。先日、こんなことがあった。詳しく解説してくれている動画を引用。動画の情報を丸々利用することになるが、その代わり動画を観たら0.1円投稿者に入るらしいので許して欲しい。……ダメかなあ? 削除要請が来た場合、速やかにリンクを外します。

https://www.youtube.com/watch?v=uK1DNwE1Jno
https://www.youtube.com/watch?v=fCY3Jxgyheg

 二つ目の動画はパート3まである。該当部分はパート2と3にあるかな。両名とも、私見を最小限にして事実のみをまとめるという意思を感じられ、感情が極まらない限り感情論を振り回さないのでとても好感が持てる動画である。個人的には、一つ目の動画の方は、知性を感じるしユーモアも豊富なので大好きだ。

 かといって、動画の内容だけを鵜呑みにするのも危険。詳細へさらに興味が湧いた方は、自分の目で調べることをお勧めする。私はこの文章を起こすにあたって、大枠さえ分かれば詳細は不要という立場なので。動画を紹介することだけに留めておく。


 所属ライバーが外国でのタブーに触れて炎上。これは容易に予想できる問題だが、果たして会社は対策を講じていたのだろうか。という大前提の疑問があるものの、そこについてはまず置いておく。まずはこの事件の問題点を明らかにしよう。

 株式会社カバーのライバーが中国のコンテンツ、ビリビリ動画で起こした事件の二つ。そのどちらもが台湾を巡っての炎上である。タピオカの話題で台湾に触れたとか、ミラー配信に台湾を国扱いした画像が映ったとか。それだけで外国ではニュースになるほどの炎上が発生している。

https://www.youtube.com/watch?v=i3a0em7dw2U&t=162s

 さらには、株式会社カバーの出した文章に「一つの中国」という単語が使用されており。それがまた問題をさらに大きく燃え上がらせた。何故、こんな大ごとになっているのか。それは、中国と台湾の歴史背景をまず学ばなければならない。

 前述の動画にあったかもしれないが、中国というのは実際には二種類の勢力があり。赤い星の国旗の中華人民共和国と、赤の下地に青の上に白い太陽の国旗の中華民国がある。この二つが台湾を取り合っていがみ合っており、さらには台湾自身にも「自分たちは台湾人であり、中国の属国ではない」という確固とした自我をもった勢力も存在している。三つ巴で血まみれの争いが繰り広げられているのだ。

 どれが正しい、台湾とはどこの国なのか。それ自体はこの記事の本題では無いので割愛させてもらう。ようするに、台湾問題関係者たちにとって、台湾を国として扱うという言動、行為はそのまま国際問題の引き金になりえるほどのセンシティブな問題なのだ。これについては、キズナアイがビリビリ動画だったかで台湾を「中国の一部、中国領」と発言したことにより一時期問題になっていたという記憶がある。あの時は中国の一部、ということで中国側からのアクションは無かったが。今回の件については、そうはいかなかったようだ。


 直近で香港であれほどの動乱が起きたというのに。その時、台湾が香港に声明を出していたし。香港は台湾に「我々の屍を踏み越えていけ」というような言葉を、香港人たちが言っていたとツイッターで見かけた記憶がある。ちょっと調べれば、こういうすぐわかったはずである。それすらも、株式会社カバーはしていなかったのだろうか。外国人相手に商売するのに。相手の国のことを、まったく調べていなかったのだろうか。極めつけは「一つの中国」発言。それも、中国向けの声明にだけそれを書いて日本向けの声明にはそれを書かなかった。以下、それについて取り扱った記事を引用。

https://p2y.jp/hololive-cover-issues-a-statement-in-support-of-one-china-and-brings-politics/

 社会で活動する企業としては、あまりにも不誠実で場当たり的な対応と感じざるをえない。中国市場の大きさに目がくらんだ、と思われても仕方ない振舞いである。立場を明確にするということは、反対の立場の人を敵に回すということだ。「一つの中国を支持する」ということは、台湾を国として認めないということを、その姿勢を明確にするということなのだ。それの是非はともかく。立場を表明し、中国市場を優先するという意味合いでこの声明を出したなら百歩譲ってまだ納得しよう。意思を持った行動、ということだから。だが、なんの意図も無く場当たり的に、なんとなくこの声明を出したのなら救いようがない。声明内容を変えても、言語が違えばバレないと思ったのだろうか? 違う内容を書いていない、と思い込んでいるならもう救いようがない。


 会社についてはこの辺にして。まとめに入ろう。声明は出したものの、会社として責任は殆ど取っていないように見える。渦中のライバー(配信者のことをバーチャルライバーと呼ぶ)を謹慎させる、というのは、結局騒動のケジメをライバーに取らせているということ。見方によっては、配信不能期間(アカウントをバンされたら三週間配信停止、動画投稿停止処理が課せられるらしい)を謹慎と言い換えているだけ。言葉遊びでお茶を濁しているともとれる。

 有事の際に、所属タレントを守るのが会社の役目ではないだろうか。なのにこの現状。会社の存在意義を疑われるほどの状況だ。今後どうなっていくのか、この問題とこの会社については今後も目が離せない。


 国外に活動を広げるのであれば、世界情勢や歴史、背景の勉強は必要不可欠である。この件はまだまだ序の口、宵の口。これからこういった事件や炎上は加速度的に増えていくと思われる。絶頂期から夜のとばりが降り、国際問題という暗闇が広がる世界へ漕ぎ出すVtuber業界。巨万の富を得るか、はたまた炎上し続け燃えカスとなるか。どちらにしても、夢のある職業、なのだろう。

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