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お家を直そうの記事 (22)

しゅれでぃんがー 2020/06/21 21:12

お家を直そう:「浴槽を設置しよう」の巻

 先日ようやく浴槽が届いたので、さっそく風呂場に設置してみた。調べて見たら、追い焚き配管が無いのか、機能していないので。追い焚き機能を付けた給湯器と浴槽は設置不可能ということが判明した。それをするためには、冗談抜きで百万は工事費を覚悟しなければならない。

 私の家はベランダに給湯器が設置されているのだが、ベランダから風呂場の間には廊下があって、一直線につながっていない。だから、給湯器と風呂場に追い焚き配管を通さないといけないんだけど、そのためには壁に穴を開けて露出状態で配管を通すか、天井裏をベランダまで突っ切るかしかない。それにはとてつもなく手間とお金がかかるのだ。

 そんなお金は無いので、潔く諦めるのである。

 一人で持ち上げるのは重たいので大変。だが、廊下に置いとくと不用心なので、とりあえず置いておく。

 浴槽の仕組みは簡単だ。壁に浴槽用のハンガーフックをビス止めし、風呂のフチをそれに通す。それだけ。最近のユニットバス(室内に1/1スケールの浴室模型を作る感じで作れるタイプの浴室のこと。マンションはほぼこれ)は浴槽の上に壁を立てる形が主流なのだが、私の家は旧式なので、全部の壁がそのまま立っている。だから、浴槽の取り換え自体は簡単だったりする。本当に置くだけ。ただ、ハンガーフックをつけておかないと、水をためてない時は動くし危ないからそれだけちゃんとつけておく。

 前についていた金具の高さが560だったのだが、今回の金具の高さも560でよかったのでそれを下穴に流用。ただ、ピッチ(ビスとビスの間隔のこと)が前より広いから、片方の穴はキリで下穴を開ける。風呂の壁は薄いけどさすがに鉄板なので、ピアスビス(鉄板を突き破って穴を開けられるビスのこと。ビスの先端が特殊)以外はキリで空けないと付けられない。

 重たいけど落とすと割れるので、気をつけながら設置。あとはエプロン(浴槽の前面下部を隠すための板のこと)をつけたら完成……なのだが。そこで大いに手こずる。どうすれば適切な状態になるのか分からないので、五分ぐらい悪戦苦闘。その間にフックが外れてまた嵌め直したりとしっちゃかめっちゃか。だが、下の金具が浴槽側の金具と噛み合えばいいんだろう、と丁寧に動かしてなんとかつけた。

 ようやく風呂場が復活した。その晩、風呂を沸かして入った。自宅で風呂に入るのは、本当に十数年ぶりだった。

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しゅれでぃんがー 2020/06/13 20:21

お家を直そう:「畳をフローリングに貼り換えよう」の巻


 いよいよ自室に手を入れる時が来た。が、まずはその経緯を記さねばなるまい。元々畳部屋だったのだが、昔、パソコンを導入した際に机と椅子を部屋に配置した。その時の椅子は木製の四つ足椅子だったのだが、その椅子の脚が畳に食い込むわ食い込むわ。あっという間に畳が破れ、藁が延々と生まれ出でるゴミ発生源となった。

 畳部屋自体は一つでいいよな、と前々から思っていたので。これを機会に、フローリングへと貼り替えることにした。今座ってる椅子も、というか畳と椅子がそもそも合わないものね。

 畳をめくるのは道具が無くてもできるが、自分は持っているのでバールでほい。一枚めくればあとは早い。畳の処分は畳屋さんに言えば、一枚千円で引き取ってくれるらしいので。お金ができた時にでも処分しよう。

 家具がある部分はまだめくれないので、まずは部屋の左半分から施工を始める。

 使うのはこの防音フローリング材。マンションでフローリングを貼る場合、防音にしないと下の階から苦情が来る。足音が響きまくるからである。しかし、防音素材付きだと値段が二千円ほど上がるのでなかなか値が張る。致し方なし。

 休みの日だったので、店まで徒歩で台車を運んでいき、店内に台車を持ち込ませてもらって、そのまま台車に三ケース積んで徒歩で帰ってきた。二時間かかった。とても疲れた。

 一ケースで二畳分貼れるので、三ケース買ってきた。でも材料としてはギリギリなので、間違えたらアウトである。

 フローリング材というのは、だいたいがN字型になっている。それぞれの辺に雄さねと雌さねがついていて、それを合体させることで固定する。ちなみに、水道の配管工事の時のアダプター(配管同士を繋げるための材料のこと)も、雄アダプターと雌アダプターがある。つっこむかつっこまれるかという違いである。断じて邪なネーミングではない。ほんとだよ。

 部屋の端っこはN字型だと貼りにくいので、下の部分を切り飛ばして貼る。今思えば、そのまま置いて開いた部分に切った材料を入れてもよかったかな、とも思う。でも、たぶんそんなに正確には切れなかっただろうから、選択は間違いではなかっただろう。

 それと、今回はねだボンドを使わず、というかボンドを使わない。フローリングというのは、雄さねと雌さねがぎっちり食い込んでいればそうそう外れることは無い。はっきり言えば、ボンドなんかつけなくても取れないのである。でも、仕事ではボンドを塗る。それはなぜかというと。万が一、億が一。剥がれたら補修に行かなければならないからだ。だが、自分の家なら剥がれればすぐ自分で直せる。ゆえに、糊をつける手間は省く。

 左端に雄さね側を当てるので、カッターを入れてさねを飛ばす。簡単に飛ばせる。でも、これも雌さねをそのままあてがえばよかったかも……。地べたで作業すると体に負担がかかるので、作業台として家に転がってた変な台を使う。

 畳が入っていた分、部屋自体の高さが下がっているので。部屋の端の骨組みがでっぱってしまっている。こういう時は、フローリングを上と横で合わせて鉛筆で印を入れ、その印に沿ってノコギリを入れる。そうすれば綺麗に貼れる。

 別の手段としては、このでっぱり自体をフローリングの長さ分切り飛ばしてそのまま貼るという手もある。だが、それをするためにはマルチツールという電動工具が必要だ。それで切り込みを入れて、ノミで飛ばすのである。フローリングを切らなくていい分、仕上がりはそっちの方が綺麗。

 一つ貼ったら次々に貼る。端っこ以外なら早い。雄さねと雌さねをがっちり連結するため、当て木して金槌で打つ。直接叩くとフローリングが痛むので、必ず当て木を当てること。

 逆側の端に到達。最後の仕上げは、最後の一列以外なら簡単。きっちりスケールで計って切ればいい。貼る前に連結してから貼れば紛れも起こらない。雄さねは5mmなので、計った距離に雌さねに食い込む雄さね分の5mmを足すのを忘れないように。

 忘れるとこの写真みたいな隙間の空き方をするぞ……。がっくり。これは後でコークボンドを入れて埋めよう。

 これで一列完成。真ん中はさねを飛ばさなくていいのでもっと早い。

 貼れなくなってきたので家具をどかす。貼ったフローリングの上へ移動させると楽でいい。本当はフローリングの上を養生しなければならないのだが、自分の家だしその辺は気にしない。

 どんどん貼る。真ん中部分は本当に早いので、別段書くべきことも無い。ただ、ノコギリを入れる時は雄さね側と雌さね側を間違わないように確認するといい。上下を間違うとその時点でアウトである。まあ、最後の一列で一応使えるので、間違えても捨てずに置いておく。

 あと、上下の端っこは切り終えた材料を再利用できるので、上手く使って材料を節約する。

 いよいよ最後の一列。だが、この最後の一列が一番難しい。この部分だけで二時間はかかるかもしれない。それは言いすぎか。だが、それぐらいの気持ちで取り組まないと心折れる。

 隙間の大きさは二枚分と70mm。と、いうことは。三枚目は全部70mm計ってノコギリで落とさなければならない。これが本当に大変。電動丸ノコギリがあれば楽なんだけど、持ってないからね……危ないし。高いし。

 汗だくになりながら切りまくる。最後の一枚の列は、材料を分解して一枚にし、70mm落として上手いことやらないといけない。

 切る時は切る部分だけ防音材をカッターで切りこみ入れて剥がすと良い。そうしないとノコギリに絡まるので、どんどん刃も悪くなるし、切りにくい。

 最後の列は斜めにフローリングを差し込み、雄さねと雌さねを合体させたら上から当て木して叩いて入れる。大きすぎるのを無理やり叩くと割れてしまうので、入れにくかったらカッターで削る。

 きちんと切ってるなら、後方からスライドさせて力ずくで押し込む。途中で止まっても当て木して叩いて入れる。ただ、無理やりすぎると当て木した部分ですらへしゃげてしまうので注意。でもきつければきついほど剥がれにくくなるので悩ましいところである。

 やっと終わった……片付けの前にちょっと休憩しつつ、切った木くずを箒で掃き掃除。ちなみにこの箒もちょっとお値段が張る。でも、これぐらい目の細かい箒でないと細かい埃や木くずが取れないので、買った方がいい道具である。

 完成! これで椅子と机を置いても違和感がないし、床が傷むことも無い。日付をまたぐと心が折れそうだったので、粘りに粘って仕上げた甲斐があった。作業時間は午後四時から午後十時。じつに六時間の激闘であった。


 だがまだ終わりではない。今度仕事に行った時、フローリングの隙間を埋めるためにコークボンドという詰め物をもらうか買わないといけない。それに、畳をフローリングにすると、だいたい敷居分出入り口に段差ができる。これがすごく危ない。足の親指でも当てようものならめちゃくちゃ痛いし、転ぶ可能性もある。若かろうが年老いていようが関係ない。危ない物は危ないのである。

 この段差をなくさねばならない。なのでまたコーナンプロを探索。そして発見。

 スロープである。敷居の高さは30mmなので、このサイズを購入。二千五百円。けっこう高いが仕方なし。

 木工ボンドを塗って、両面テープの片面を剥がして設置。

 うん、いい感じ。これで足の指を打って痛い痛い状態になることは無いだろう。これは、施工の種類としてはバリアフリーに属する施工である。手すりをつけたり、スロープをつけたり。こういうのは、安いけど大事なものなのである。





 これで家の中でやるべきことはお終い。長きに渡ったこの企画も、ひと段落となる。次回は浴槽が届いたらお届けしよう。


今日使った道具と材料

防音直貼りダイレクトフロア ネイキッドライト
防音直貼りダイレクトフロア オーガニックブラウン
 コンクリートに直接貼れるので簡単。色の種類があるので、買う時はきちんと確認して間違えないように。戸建てでも防音にこしたことは無いと思うね。

ナチュラルスロープ
 危ない段差に。買う時はきちんと段差の長さを計ってから買ってね。

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しゅれでぃんがー 2020/06/12 19:11

お家を直そう:「浴室を塗装しよう」の巻


 浴室から浴槽を撤去したものの、長い年月により繁殖したカビはどうしようもない。カビキラーを三本分使用してみたものの、ここまでしか回復しなかった。

 ショッキング画像なので縮小表示。カビキラー自体はカビを死滅させるのではなく、カビを透明にするんだったっけ? なので、きれいには見えるが、本当にきれいになったわけではないのかもしれない。

 まだちょっと使うのに抵抗があるので、いい機会だからいっそペンキでも塗ってしまおうと決める。

 買ってきましたコーナンプロから。しかし、床用のやつは本当にこれでいいのか分からないし、こんなたくさん必要無かったかもしれない……。

 まずは壁から。プライマー、今回はミッチャクロンを先塗り。シンナー臭さが半端ない。でも換気扇回してドア開けながら塗れば……うぇっほうぇほ、うぇほ! く、苦しい! 喉が、肺が! 命の危険を感じて一時中断。

 扇風機を追加。回しながら塗る。だいぶ楽になったー。

 見た目ではよく分からないけど、ミッチャクロンを壁全面に塗ってます。透明な液体なんでね。そしてこの上からペンキを塗る。

 安値で売ってるローラーセット。掃除が大変なので使い捨てにする。本当は壁と天井や壁と床の境目に養生テープなんかを貼って、マスキングしてから塗る。でないと塗っちゃいけない部分までペンキが付いちゃうので。でも今回は忘れてた。

 隅っこはローラーじゃ塗れないので、普通のハケで塗る。

 塗ったのがこちら。

 次は床。でも、ペンキ自体の材質のせいか、上手く塗れない……。

 床がこれではダメなので、ちょっと考えないといけないなぁ。とりあえず壁はこれでよし、と。

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しゅれでぃんがー 2020/06/12 14:19

お家を直そう:「浴室の見た目を良くしよう」の巻


 浴室がカビで不衛生なので、カビキラーを振りまくりさらにペンキで塗装して封じ込めよう、という作戦を行った。のだが、壁はいいんだけど床はアスファルト用の堅いペンキを使ったせいか、素足で乗るとすごくごわごわして気になる。さらに、小さい塗装会社みたいなところで店頭販売のハケを売ってたから、買う時に相談してみたら。常に水がかかるところだと、どんなペンキでもすぐ剥がれるからダメらしい、ということも判明した。床だけはやはりダメらしい。対案を考えなければならない。

 こういう時、一度施工を始めてしまったら、どんな形でもいいから必ず完成させなければならないので。絶対に諦めず、情報収集して考える必要がある。諦めたらそこでお終いなのだ。

 どうしたもんかとコーナンプロ(職人用の材料を取り扱ってるところ。ホームズとかロイヤルなんてのもある)の床材コーナーを物色していたら。その近くにある、養生材のコーナーで天啓を得た。

 ポリプレートシートか……これは水をはじくはず。これなら上に乗っても割れないし、水分だってはじくから長持ちするだろう。これはなかなかいいんじゃなかろうか。ということでその場で購入。自転車だったのでできる限り小さく巻いて、小脇に抱えて持って帰った。

 プレートと一緒に買ったボンド。これはねだボンドと言って、ボンドの中でも最上位に位置する、固まったらどうやっても取れないぐらいに固まるボンドである。もう本当にヤバい。どこかについたら絶対に拭かないと大変なことになる。それぐらい危険だけと有効なボンドである。

 まずは人間の身体が動く範囲の床の長さをスケール(メジャーとも言う。これが無いとあらゆる施工が始まらないぐらい大事な道具)で計る。

 浴室の大きさは、どんな家でもだいたい決まっている。イチイチイチロクが最もポピュラー。1100×1600の大きさ、という意味である。大きくする場合は50ずつだったか100ずつだったかでサイズが変わり、100毎に結構なお値段が変化する。高くなる。

 横の長さはポリプレート自体の長さでいけそうだったので、ポリプレートに1100の長さでマジックペンの線を引く。

 ある程度の間隔で1100の部分にちょっとした下線を打ち、それを定規で繋ぐ。私は直角定規を持っているから、こういう作業だと便利。道具というのは「持ってるか持ってないか」で、その作業が可能か不可能かレベルの違いが発生する。それと、「やりたい施工を可能にする道具の存在を知っているかどうか」でも大きく変わる。今回の場合、ねだボンドの存在を知らなかったら、使ってるうちにもしかしたら剥がれる程度のボンドしか用意できないかも。なので、DIYって面白いな、と思っていたりする。

 引いた線に沿ってノコギリで切る。ハサミでも切れそうな柔らかさだけど、900の長さはハサミだと途中で切りにくくなりそうだからいいや。ノコギリは半分くらい切ったら、切る物体を回転させて逆側から切った方が綺麗に切りやすい。

 切ったものを床に合わせてみたが、横の長さがちょっと長い。このあとコーキング(後述)するので、こんな風に床より長かったらやりにくい。なので床よりもちょっと短いぐらいまで切ることに。ちなみに、切断面は人間の視界に最も入らない面へ向けるのが基本である。今回の場合は、ノコギリで切った面はドアの面にする。入口が一つしかない部屋だと顕著だが、ドアの真下の床の境目なんて、普通の人間はじろじろ見ない。ということは、その部分が多少汚い仕上げだったとしても、バレない。人間は認識さえしなければ、そこに問題は発生しない。だから、ある程度できる人間というのは、力を入れるべきところは頑張り、手抜きでいい部分は流して全体のクオリティを一定にする。

 今回は自分の家だし、この部分は丁寧にする必要も無いので四捨五入して30mmに設定。端っこだからハサミで切った。合わせたらぴったり。

 コーキングする前に最後の塗装。荒い部分を剥がして塗り直す。剥がすのはカッターの爪でもいいし、金属ヘラでもいい。取れるまでガシガシこする。それが終わったらゴミを取って、コーキングの準備。

 マスキングテープで余計な部分にコーキングが付かないよう養生。角っこはこんな感じで「長めに伸ばす→折り曲げる」ってすると直角に曲げられる。でも右回りの時しかできないし、私も不慣れなのでまだ上手くはできないが。

 いい感じにできた。

 いよいよコーキング。その前にコーキングというのはどういうことかを説明しよう。コーキングというのは、「隙間に防水処理を施すこと」を指す。上記の画像にあるシリコン材みたいなのは、固まる前はねばねばの糊状なんだけど、固まったら固形化して取れなくなる。この状態になると水をはじくので、コーキングしたところには絶対に水が入らなくなるのだ。シリコン材の容器から押し出す道具はコーキングガンと呼ぶ。今回は、ポリプレートと元の床の間に水分が入ってしまうと、ねだボンドと言えど弱くなるし水分が蒸発しなくてカビの温床になる可能性がある。だから四隅をきっちりコーキングして、防水処理を施すのである。

 コーキングガンでコーキングしていく。そして、終わったら人差し指でいい感じになめす。これが慣れないと難しい。なめしたのはこちら。

 人差し指についたコーキングは紙ウエスで拭く。終わったらマスキングを取って、人差し指に次はアルコールをつけて軽くなめす。このなめしは力を入れてはいけない。表面を整える処理である。

 紙ウエスもコーナンプロとかで売ってる。アルコールは液体であれば医療用でも台所や手洗い用でもいい。最近は例の件のせいで、消毒用アルコールが売ってないからかなり困っていたりする。仕事ができないからね……

 なめし終わったのがこれ。あとは乾けば完成である。

 これで浴室は換気扇を変えれば完成。防カビと塗装に関してはわりかし上手くいったんではないだろうか。しかしこの床。濡れたらもしかしたらめちゃくちゃ滑るかもしれない……もしそうなら危険である。滑り止めの何かも考えなくてはいけないかも。

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しゅれでぃんがー 2020/06/06 16:58

お家を直そう:「玄関にコンセントをつけよう」の巻

 以前、お家を直そう:「LANケーブルどうしよう」の巻で、電源が無いことによりドアが閉められない問題を提起した。その解決策として、「それなら玄関に電源を作ろう」という案を出す。増設のやり方を調べていると、元々あるコンセントから株分けみたいな感じにすれば、もう一つぐらいなら無理なくできるらしい。ということでやってみた。


(穴を開ける前に写真撮るの忘れた……)

 玄関の正面に部屋があり、この穴の開いている位置の反対側にコンセントがある。なので、室内側のコンセントを取り外し(固定用のBOXがついてたので外した)、室内の方から四隅に下穴を開けた。どうやったかというと……めんどいのでインパクトドライバー(以下、インパクト)を回転させながら突き刺す、という力技で。とりあえず穴さえ開けばよかったんで……。

 下穴を開けたら、その四つの下穴を繋ぐようにカッターで切りこみを入れる。これも写真忘れた。定規を当てたら確実なんだけど、これもめんどいのでフリーハンドで……。切りこみを入れたらその切り込みに合わせてバールを当てて、金槌で叩くと綺麗に割れる。いや、本当はボードカッターっていう、ノコギリがめちゃくちゃ細くなったやつで切ろうと思ったんだけど。これやってる日、エアコンの修理業者を呼んでて。全然来ないからボードカッターを買いに行けなかったんだ……。まあ、上手くいったのは写真の通り。


(買ってきたのがこれ。真ん中の細いノコギリ)

 次に、コンセントを電線で繋ぐ。じつは私、高校時代は工業高校の電気科出身である。だから電気については基礎的な知識だけ持っていたりする。でも、覚えているのはこれだけだ。

 電気というとは「白い線は戻る線で、黒い線は入ってくる線」である。だから、白い線は比較的安全だが(それでも危ないけど)、黒い線はもうめちゃくちゃ危ない。電気流れるから。だから触ってはいけない。あと、銅線がむき出しな部分も持っちゃいけないし、身体に当たるだけでも危険。

 そして一番気をつけないといけないのは、「白い線と黒い線の銅線は繋げた瞬間電気が流れる」ということ。これは人間の身体でも同じことで、足から腕だろうが何処だろうが、人間の身体を通り道にして電流が流れるのである。この進路上に心臓とかあったらもしかしたら死ぬかもしれない。ので、やる時はブレーカーを落とすか、長そで長ズボンに着替えたほうがいい。

 まあ、私は半そででブレーカー落とさずやったけど……。

 仕事の時の廃材からちょっぴりだけ電線を持って帰ってきた。それの皮を剥いて、コンセントに接続するだけの動線を露出させる。

 作った電線をコンセントに差し込む。この時、絶対に白線から繋ぐこと。黒線から繋ぐと、もし白線を間違ったところに接続した時危険である。今回は間違いようがないけど、私は白線から繋ぐことを習慣化させている。

 繋いだのがこちら。これで電流が元のコンセントから黒線を通って玄関側のコンセントを経由し、白線を通って元のコンセントに戻り、そこからさらに大本の電源へと戻っていく。直列接続、というやつだ。しかし、これは仕様上両方の電源にたくさん電化製品を繋ぐと電気が足りなくなって動かなかったり、ショートしたりすることもあるかもしれない。だが、玄関にLAN用の電源が置きたかっただけなので、たぶん大丈夫だろう。

 それでは、正常に繋がっているか。電化製品を繋いで試してみよう。

 インパクトの充電器を差したらちゃんと充電できた。やったぜ。
 次はこれを壁に固定する。C型金具をつけて壁に差し込み、ビスを締めて固定するのだ。

 こんな感じ。でも、今回は穴の下側の深さが殆ど無いので、上を先に止めちゃうと差し込めなかった。だから外して下を止め、上側を差し込む形で固定した(本来は上から止めたほうが、差し込んだときに上側が半回転して落ちるのを防げる)。

 本来はここに水平器を当てて水平を取る(器具を建物や地面に対して水平に設置すること)のだが。自分の家なので多少斜めでも気にしない。

 このコンセント自体も仕事で出た廃材から持って帰ってきたので、買ってきたカバーと大きさが合ってないね。まあよし。ということで、壁の反対側とかコンセントの近くであれば、コンセントの増設ができたりする。今回は反対側の壁についてたから、梁に邪魔されたり下地に邪魔される可能性がほぼ0%だったのでやりやすかったね。

 簡単にこうやって記事にしているけれど。実際にやると、電線を通す隙間が無かったり、下地の木材があって通せない場合もある。だから、絶対にできる、という確証がない時はやらない方が無難だ。どんな施工でも同じだけど。「完成図を脳内に描き、その完成図までに行う作業を全て脳内で具体的に想像しきれる」工事じゃないと、やってはいけない。穴を開けたらもう待ったなし。後戻りはできないからね。





 ちょっと穴が大きすぎたね。仕事だったらクレームが来る可能性あり。練習が必要だねぇ。

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