背景のおはなし
背景をどんな感じで描いているのか、そんなテーマです。
ゲームの世界観でなにげなく使われているけれど地味に大変な背景作業。
私個人は美大受験をしていたので漫画チックなキャラより実写寄せの絵を描く方が気が楽です。
それまではフォトショップで描いていたのですが古い7.0でしたので新しいOSではいろいろ限界で改造ブラシを使うとすぐフリーズしたり、画面の回転などもできないので作業が限界。
Pixivで絵師さんが使っている様子がフォトショップと似ていて使いやすそうでしたので、最近になってクリップスタジオというソフトを購入しました。
操作感もとても似ているし、機能もすごくていいソフトなんですよ。
https://www.clip-studio.com/clip_site/
レ○プ合宿のCGからはそのクリップスタジオに作画環境を全面的に変えました。
背景はその中でも恩恵が大きくて……
クリスタにはパース定規という便利な機能もあって、背景はすごく楽になったんですよ。
最初はおおざっぱにこんな建物を描こうとラフします。
ラフの段階では形も適当です。
資料なども参考にしつつこんな感じの景色にしたいという妄想だけで筆を走らせています。
ここでパース定規の出番で、これがチートみたいな機能なのです。
遠近感、パースを今までは私は目視で感覚的にやっていました。だから床と壁に接地してる机が浮いていたり棚が歪んだり、窓がおかしいなんてこともありましたが……
ここでは一点透視法なのですがパース定規は正確な線をペン先に教えてくれます。
なかなか面白い機能ですよ。
これで線画ができて、なんだか製図みたいになりました。
あとはひたすら着色。個人的には絵の具で塗ったようなアニメ背景みたいにしたいのですが、なかなか難しいです。
まだ私もトレーニング中なんです。
光源を意識きながらどんどん塗り重ねていって……完成です。
このぐらいの絵だと私はおよそ一日がかりになりますね。
室内だからマシなのですが室外でビル街とかだととっても大変ですし、小物の多いお部屋も大変です。
最後に画面エフェクトを入れて本当に完成です。
スクリーンレイヤで遠くの景色は青く塗って空気の層を意識したり。
まだまだ講座サイトでお勉強してる身ですが、以上が私の背景の一例でした。
いつも思うのですがなにげなく見ているアニメの背景とかすごいですよね。
最近のアニメだとヴィンランドサガの背景とか、ジブリもそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!