ハネイ 2022/08/11 17:50

【異形化・触手】中途半端に願いを叶える薬【Skeb】

Skebで異形化小説を書きました

大まかな内容

原因不明の病で入院している少女が、異形のものへと変貌してしまうストーリーとなっています。

ホラー寄りの内容といえるかもしれません。


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アブノーマルな小説からシチュエーションボイスの台本まで、幅広く対応可能です。

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中途半端に願いを叶える薬

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小説のタイトルと本文

タイトル

中途半端に願いを叶える薬

本文

 水色の入院着をまとった少女が、病院のベッドから窓の外を見ると、そこには満月が浮かんでいた。
 月明かりに照らされた病室の中で、身体を起こしつつ、ただ夜空を眺める。
(ここで満月を見たのは何度目かな……)
 玖璃珠(くりす)は、半年前に発症した原因不明の病のせいで、入院生活を余儀なくされ、今夜のように時間がすぎるのを待つことしかできなくっていた。
 元々活発な人間だったこともあり、登校はもちろん、外出すらも難しい現状に、悲しみや怒りを覚えている。玖璃珠の抱えている負の感情は、回復のめどが立たないことも相まって、溜まっていく一方であった。
(早く元気になって退院して、学園のみんなとしゃべったり部活したりしたいなぁ……)
 いくら願っても、何も変わらないことにフラストレーションを覚えつつ、ブラインドを下げて、月光が部屋に差し込まないようにする。そして、ゆっくりと目を閉じて、眠ろうとする。
 まぶたを閉じてから数分経っただろうか、玖璃珠は夢なのか現実なのか判断のつかない、不思議なビジョンを見る。
 視界がぼやけていて、何が行われたのかはよく見えなかったが、何者かがベッドの横にある台の上に、赤色の液体が入った小瓶を置いたことだけは分かった。



 朝になり、そっと目を開く玖璃珠。昨夜見た光景のことが気になり、台の上へちらっと視線を向けてみる。すると、驚くべきことに、まぶたを閉じてから見たビジョンに登場していた小瓶があった。
 夢の中の出来事だと思っていた玖璃珠は、現実に起こったことだと知り、驚愕のあまり、目を見開いてしまう。そして、驚きつつも、瓶の正体を知りたくなった病気の少女は、ベッドの上から手を伸ばし、真っ赤な汁の入った小瓶を手にする。
 思わず手に取ってしまった円柱型の瓶は、銀色のふたがついていて、握り締めると全体が隠れてしまうくらい小さなものだった。
(これってなんなの……? 夜に誰かが入ってきて、勝手に置いて行ったってことだよね。気味が悪い……ん、何か貼ってある)
 瓶のラベルに気付いた玖璃珠は、書いてある文字を読んでみる。
(コレヲ ノメバ スグ ゲンキ……えっ……)
「これを飲めばすぐ元気って……病気が治るってこと!?」
 再び大きく驚いた玖璃珠は、思わず小瓶を両手で強く握り締めつつ、大声を上げてしまう。瓶はチープなものではないらしく、割れることはなかった。
(で、でも、こんな得体の知れないものを飲むなんて……だけど、これが病院の先生とかに見つかったら、絶対に捨てられちゃう……!!)
 現在時刻を確かめようと、玖璃珠は時計を見た。そして、毎朝行っている検温の時間まで、あと5分もないことを理解する。
(の、飲むしかない……!! このまま病院にいたって、きっと一生治らないんだから、飲んでおかしなことになっても、別にいい!)
 小瓶を隠しておいて、よく考えてから飲むという選択肢もあるのだが、突然現れた希望の光を前にしたことで、柔軟な思考ができないでいた。くわえて、時間がないと感じると人間は焦り、正常な判断が難しくなる。もう玖璃珠には、今飲むか、飲まないかという選択肢しか見えていなかった。
 病気の少女は銀色のふたを回し、瓶を開ける。そして、赤色の液体をぐっと飲み干した。元気になるという何かは、無味なうえに、喉や口内がおかしな風になることもなく、まるでミネラルウォーターのようだった。
(の、飲んじゃった……全然味とかしなかったけど、なんだったのアレ……)
 取り返しのつかないことをしてしまったのではないのだろうか。そう玖璃珠が思っていると、病室のドアがノックされる。
「検温でーす。入ってよろしいですか?」
「は、はい! どうぞ!」
 看護師に問われて、咄嗟にイエスと返してしまう玖璃珠。空になった瓶をどうしようかと、焦った様子で周りを見渡す。そして、目に入ったティッシュ箱から取り出したペーパーで瓶をくるんで、ゴミ箱へ投げ入れた。
 どうにか窮地を切り抜けた玖璃珠は、いつものように検温をしてもらい、昼の検査まで何が起こって、何をしてしまったのかをぼーっと考える。
 体感として、自分の身に何も起こっていないと思った玖璃珠は、希望なんて無かったんだなぁと昨夜のように窓の外を見る。
 そうして、あれやこれやと思考を巡らせているうちに、検査の時間となる。
 病室へ来た先生と共に、これまたいつもやっていることをやっていく。
(いくら検査したところで、何も変わらないのにな)
 自分が回復することを諦めたかのような気持ちで、一連の検査を受ける。そして、診察室で昨日の検査結果と、もうすでに出ている分の今日の結果を聞く。
 玖璃珠の担当医は、今日の検査結果を見たとき、思わず目を見開いた。何故なら、どの数値も健康を示すものとなっていたからだ。
 目の前の医師から結果のことを伝えられた玖璃珠は、最初に聞いたときは信じなかった。だが、その場で何度尋ねても、嘘ではないと言い返されて、本当のことなのだと理解した。
 数日間、そのまま検査を受け続けたが、結果はどれも異常なし。玖璃珠はあの液体のおかげか、完全に健康を取り戻したのであった。
 ただ、元気になったから直ちに退院かというと、そうではなかった。念のためにもう1週間様子を見て、本当に何もないことが分かってから、元の生活に戻ってもらうとのことだった。
 退院日が決まった日の夜、また玖璃珠は窓から夜空を眺めていた。満月ではないものの、今夜も月は大きかった。
(あのよく分からない赤いやつを飲んで、元気になっちゃうなんて……!! いやー嬉しいなぁ。これでクラスのみんなとも、また会えるし。お母さんやお父さんとも、一緒に暮らせる!)
 先日、外を見ていたときはうってかわって、玖璃珠はとても明るい気分だった。ただ……
(うん……? なんかすっごくムラムラしてきた……❤ 別に変なことも考えていないし、なんで……? 確かに入院してからは全然してなかったけど……)
 突然わき上がってきた情欲は、かつて経験したことがない大きさで、もう今にも決壊しそうになっていた。
(びょ、病院でしちゃうの……? でも、エッチなことしたくてたまらないよ……!!)
 自分の性的欲求を抑えることのできなくなった玖璃珠は、入院着のズボンの中へ手を差し込み、下着越しに股間の割れ目を指で擦り始める。
「ふわぁ……❤」
(家で前にしたときより、なんだか気持ちいい……❤ あまーい感じがアソコから、とっても伝わってくる❤)
 情欲の大きさが感度を上げているのか、優しく秘部を愛撫しているだけだというのに、玖璃珠のぱちっとした目は、すでにとろんとしたものになってしまっている。
「あぁ……❤ もっと気持ちよくなりたい……❤❤」
 より強い快感を求めた玖璃珠は、秘所を擦っていた手をショーツの中に入れる。そして、人差し指で淫らな穴の入口をつんつんと優しく刺激し始めた。
「んあぁああ……❤❤ ひぃうううぅぅ……❤❤」
(アソコの入口をいじるのって、こんなに気持ちよかったのね……❤ いじるの止められないぃ……❤❤)
 貪欲な玖璃珠はもっともっと大きな快楽を得るために、人差し指でいじるのを止めて、次は中指と薬指を膣口にあてがう。そして、濡れぼそった秘密の花園へとゆっくりと挿入する。
「くひぃいいいぃぃ……!!❤❤ ゆ、指、全部入っちゃううぅぅ……!!❤❤」
 玖璃珠のオマンコは、愛液でよく濡れているからか、それとも、発情しまくっているからか、あまり使われていないはずだというのに、自身の指らをあっさりと受け入れた。
 指をスケベ穴へ突入させた後は、性を貪るためのピストン運動の時間となる。ちゅぷちゅぷと水音を立てながら、玖璃珠は自分の大事なところを犯していく。
「あぁ!❤ はあぁあああぁぁぁ……!!❤ イイッ……!!❤❤ すっごくいいよおおぉぉ……!!❤❤」
 ひとり部屋かつ夜中だとはいえ、ここは病院であって、嬌声を好き放題上げてしまっていい場所ではない。そんな基本的なことも、頭の中から消えてしまったのか、玖璃珠は淫靡なボイスを口から垂れ流していた。
「もっとぉ……❤❤ もっと奥の方をいじって、今よりも気持ちよくなりたいよぉ……❤❤」
 性への欲求は止まることを知らず、十分な快楽を得ているにもかかわらず、今以上の悦楽を求める玖璃珠。そんな自慰少女の願いを聞き入れたのか、前後運動のよって刺激されている秘所の中が、満たされていくような感触を覚える。
「そう……!!❤❤ アソコの中、いっぱいにしてほしかったのぉ……❤❤ すごい、すごいよぉ……❤ オマンコの中がパンパンになっちゃってるのを感じるぅ……!!❤❤」
 指の動かし方を変えたわけでも、大人のおもちゃを使ったわけでもないのに、玖璃珠は膣内が何かによって満たされていると感じた。オナニーに熱中してしまっている今、何かがおかしいなんて風に考えることができるはずもなく、玖璃珠は都合のよいことが起きて嬉しいと思っているだけだった。
「これすごぉ……❤❤ アソコの中が全部擦れちゃってるぅ……❤❤ んはぁあああぁぁ……❤❤」
 自分の性器が温かなものでいっぱいになり、快楽はもちろん、充足感や安心感といった感覚まで覚えていた。だが、頭の中が快楽一色になってしまっているオナニー少女は、まだ満足してはいなかった。
 玖璃珠は、ピストン運動をより高速にしたうえに、膣内の上下左右さまざまな部分をいじるような動かし方に変え、先ほどまで以上に大きな悦楽を得ていたのであった。
「あはぁあああぁぁぁ……!!!❤❤❤ な、なんかキそうぅ……!!❤❤ イッ、イッちゃうのわたし!?❤❤ お、オマンコからぁ、すっごいのがクるぅうううぅぅぅ……!!❤❤ んひゃあああぁぁぁ……!!!❤❤❤」
 病室でスケベ汁をドバドバ出しながら、大きなアクメを迎えてしまう玖璃珠。オーガズムを経験したことがなかったわけではないが、中イキも、ここまでの大絶頂も初だった。
 初めての体験と大声を出していたことによる軽い酸欠、そして、深いアクメ。一度に多くのことが起こり、玖璃珠の頭はもうふらふらだった。
 そんな中、自分のことを気持ちよくしてくれた手をゆっくりとショーツから出し、顔の前へ持ってくる。
「な、なにこれぇ……!!!」
 玖璃珠の手は、人間とは別の形に変化してしまっていた。正確には、手全体ではなく中指と薬指だ。
 先ほどまでオマンコの中にいた2本の指は、ひと回り太くなったうえに何センチか長くなっていた。そのうえ、ピンク色に変色し、合体までしていたのであった。
 すでにメロメロになっていたところへ、自身の指が得体の知れないものに変貌していたというショックが重なり、玖璃珠は気絶してしまう。
 ひと晩、そのままベッドの上で眠り、朝日が昇ってきた頃に目を覚ます。
 まぶたを開け、半年間見てきた天井が目に映った瞬間、昨日の恐ろしい出来事を思い出す。そして、すぐさま自分の手を見ようと、昨晩同様、顔の前へ手を持ってくる。
「いやぁあああぁぁ……!!!」
 玖璃珠の指は全て結合してしまい、1本の何かへと変化していた。しかも、手の平たさは失われていて、先端の丸い三角錐のような形になってしまっている。
 壁にあるナースコールを押そうと、人ならざるものの手を伸ばしたとき、腕全体もまた、桃色かつ丸みを帯びたものになってしまっていることに気付く。
「うあぁあああアアアぁぁ……!!!!」
「どうしましたか!?」
 玖璃珠の叫び声を聞いた誰かが、勢いよく引き戸をスライドさせ、部屋の中へ入ってくる。
 声を上げながら入ってきたのは、玖璃珠も見たことのある女看護師だった。彼女は変わり果てた片腕を見て、驚きと恐怖を混ぜこぜにしたような目を向けた。
 どうしたらよいのか迷っている女を見た玖璃珠は、急にパニックが収まり、冷静になる。そして、現状が普通とでも言わんばかりの思考をし始めた。
(ちょくちょく検温をしに来てくれた人だ……なんか変な顔をしているけど、どうしたんだろう? まあ、別に顔なんて、どうでもいいけど)
「せ、先生を呼んできますね……!!」
 部屋の外へ走りだそうと、回れ右をした女看護師。何故だか玖璃珠は、目の前の女を捕まえなくてはならないという衝動に駆られる。
 ピンク色になってしまった腕と手は、目にもとまらぬ速さで伸び、足首に先端をまきつける。もう駆け出してしまっていた看護師は、足かけをされたかのように転んでしまう。
 床に倒れてしまった女へ、玖璃珠はゆっくりと近づく。
(なんか看護師さん、倒れちゃった。私がやったの? よく分からないけど、この人のアソコに腕を入れなきゃ……)
 まだ人の形をしている手の方で、前のめりに倒れた女性のズボンをつかみ、ぐいっと引き下ろす。そして、露出したショーツもまた同じように下ろし、尻と性器を露わにさせる。
「な、何をするの!?」
 看護師は、声を上げつつ、床に手をついた状態で玖璃珠の方を見る。異形の腕となってしまった少女は、背中を踏んで、動けないように体重をかけた。
 以前の玖璃珠だったら、こんな暴力行為は間違ってもしない。今の彼女は、思考までもが変貌していまっているようだった。
 人間の腕だったものは、少女が何かを考えずとも、するすると看護師の女性器へと侵入していく。触手腕の表面は、光沢を帯びるほどヌタヌタとしているからか、濡れていないオマンコにも余裕で入ってしまった。
 ぐいぐいと中を進み、膣の奥まで入ったところでピストン運動を始める。
「こ、これはなんなの……!? んっ!?❤❤ うはああぁぁ……!!❤❤」
 膣へ挿入された看護師は、パニックに陥りながら喘ぎ声を上げ始めていた。
 変貌してしまった腕からは、媚薬や麻薬のようなものが分泌されているのだろうか。ムードの欠片もない恐ろしい状況かつ、差し込まれてからすぐという、気持ちよくなる要素が乏しい状態だというのに、犯されている女は大きな嬌声を口から出してしまっている。
「あ゛ッ!!❤❤ あがあ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ……!!!❤❤❤」
 触手腕による前後運動はまだ始まったばかりだというのに、看護師は喉が壊れそうな低音ボイスを出しながら、ラブジュースを床にぶちまけつつ大絶頂した。
 桃色の腕はピストン運動を止める。そして、白目になりつつ舌をむき出しにしている昇天女を置いて、玖璃珠は廊下へ歩いていく。
「大声が聞こえたけど、何かあったの!?」
 玖璃珠の病室前には、女性の看護師がふたりいた。ここまで走ってきたのか、彼女らは息を切らせている。
「う、嘘……何よこれ……!?!?」
 玖璃珠の腕と部屋の女を見た、ひとりの看護師がすぐさま逃げ始める。数メートル離れることに成功はしたが、瞬時に触手腕が腰にまきつき、動けなくなる。
「い、いやぁああああ……!!!」
 もうひとりのナースも、非日常的なことが起こっている恐ろしい場所から、一刻も早く離脱しようと走り出す。すると、人間の形をしている方の腕が一瞬で触手化し、逃げていった女の方へ伸びていく。
 無論、逃げ切れるわけもなく、先ほど捕まった看護師同様、腰にまきつかれて、釘付けにされてしまう。
「あなたたちも気持ちよくしてあげるね……❤」
 身も心も人間ではない何かに変貌しつつある玖璃珠は、性的なことをしないといけないという思考にとらわれていた。
 その場から動けなくされた看護師たちはというと、腰にまきついた触手を青ざめた表情を浮かべたまま、引きはがそうと奮闘していた。
「どうして逃げようとするの? すっごく気持ちよくなれるのに」
 肩甲骨の辺りから左右それぞれ1本ずつ、腕と同様の触手がにょきっと生えて、入院着を突き破る。そして、とらわれの女らのところへ伸びていく。
 ナースたちは新たに近寄ってきた触手に抗おうと、ズボンを下ろされないように布をつかんだり、手を振り下ろして攻撃したりする。だが、そんな抵抗は徒労に終わり、ズボンとショーツを脱がされ、オマンコの中への突入を許してしまう。
 そして、何度か触手腕が蜜壺を突いただけで、看護師らは病院中に聞こえるような嬌声を垂れ流すようになる。
「んやぁあ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ……!!!❤❤❤」
「ひんぐぅう゛う゛う゛ヴヴヴぅ゛ぅ゛ぅ゛ゥ゛ゥ゛ゥ……!!!❤❤❤」
 ひとり目の犠牲者と同様の悦楽にまみれた顔へと、看護師たちはなっていた。快楽の洪水を身に受けて、メロメロになってしまった彼女らは、逃げるという思考も行為もできなくなっている。
「こ、ごんなのお゛ぉ!!❤❤ あ゛、あたし知らな゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛イ゛イ゛イ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ィ゛ィ゛ィ……!!!!❤❤❤❤ イッぐう゛う゛う゛ヴヴヴぅ゛ぅ゛ぅ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛……!!!!❤❤❤❤」
「あだまごわれるぅう゛う゛う゛ヴヴヴぅ゛ぅ゛ぅ゛ゥ゛ゥ゛ゥ……!!!❤❤❤ ぎぼぢよすぎでぇ……!!❤❤ ひがぁあ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ゛……!!!❤❤❤」
 大の大人ふたりをほぼ同時に昇天させた玖璃珠。廊下の床は、絶叫しながらオーガズムへ達した、アヘ顔ナースたちが盛大に噴き出したラブジュースによって、水溜まりがふたつできていた。
 激しく犯された看護師らは、秘所から桃色の肉棒を抜かれてからも、白目をむきつつ痙攣している。腰にまきついている触手がなければ、もう立っていることもままらないだろう。
 触手姫は数メートル先にいるナースたちを引き寄せ、自身の身体に押し付ける。すると、スケベ汁を垂らしながら快楽まみれになっている女たちが、150センチ半ばの玖璃珠の身体の中へ、するすると消えていく。
 自分の体格よりも大きな女性をふたり取り込むと、玖璃珠の身体はひと回り大きくなる。そして、再び変態し始める。
 玖璃珠は、上半身全てが腕と同じ色になり、頭部や胸部なども触手化してしまう。身を包んでいた入院着の上やブラジャーは、看護師らのように取り込まれる。
 その結果、体毛や目玉、顔面などといったものまで消えた玖璃珠は、のっぺらぼうというのが相応しいビジュアルへと化していた。
 肉体の変化はまだ続く。つるんとした頭部だったものは、脳天からパカっとふたつに分かれ、それぞれが触手となってしまう。もう人間らしい部分は、入院着につつまれている脚部だけだった。
(すごい……なんだか力がみなぎってくる感じがする。あのとき飲んだ液体は、やっぱり元気にしてくれるものだったんだ)
 自分自身の変化と行動に、なんの疑問も持たない玖璃珠。確かにあの小瓶の中身は、未来を諦めてしまっていた少女を元気にした。人ならざる怪物にするという形でだが。
 静かになったからか、病室のドアが次々と開き、患者らが状況を確認しようと顔を出す。
 何かの催しものだと思った人もいれば、おぞましいクリーチャーがいるから逃げなくてはいけないと考えた者もいた。そんな中、大多数の人々は、何が起きているか分からず、どうしてよいのかさっぱりといった調子だった。
(そういえば、はす向かいの部屋……私のことを心配してくれていたお姉さんいたなぁ。元気になった姿を見せに行かなくちゃ)
 太くなった足で、のっしのっしと件の女性がいる部屋へ歩を進める。そして、病室のドアをスライドさせ、中へ侵入する。
(あれ、みんな驚いた顔してる。そっか、私がこんなに元気になったのを見て、びっくりしてるんだ)
 玖璃珠の入った病室は大部屋となっていて、4人の患者がベッドの上にいた。全員、恐ろしいものに襲われる寸前といった、ひどい表情をしつつ、甲高い叫び声を上げていた。
(ほら、お姉さん。私ね、こんなこともできるようになったんだよ)
 上半身から伸びている触手で、玖璃珠がお姉さんと言っている女性以外を捕まえて、先ほどのナースたちのように身体へ密着させる。そして、泣きわめく女たちの声を聞きながら、ゆっくりと同化していく。
(すごいでしょ? これをするとね、どんどん元気になっちゃうんだ)
 玖璃珠が入口がふさいでいることもあり、残された女性は、悲鳴を上げ続けることしかできないでいた。
(そうだ、私といっしょになれば、元気になれるんだから、お姉さんもいっしょになろ。そうすれば、病気も治っちゃうもんね)
 支離滅裂な考えにもとづいて、最後に残った女も同様に取り込んでいく。
 新たに4人も食らった玖璃珠は、また身体がひと回り大きくなる。そして、屈強な男性よりも太くなった脚のそれぞれが、ふたつに分かれつつ、ピンク色の触手へと変貌。入院着のズボンも取り込んでしまったことで、これでもう人間らしさの残っている部分は一切なくなってしまった。
(よし、ほかのひともゲンキにしちゃおう。わたしだけゲンキにしてもらうなんて、ふこうへいだもんね)
 完全に異形のものへと化してしまった玖璃珠は、身体を大きくしつつ、触手の数を増やしつつ、病院内の患者や医者などと次々に同化していく。
 逃げ遅れた全ての人間を吸収したときには、直径数メートルの肉塊に無数の触手が生えているクリーチャーとなってしまっていた。
 人外と化した玖璃珠は、病院のロビーにいた。そして、ゆっくりと動き出し、ガラスや金属でつくられた正面入口を壊しながら、外へと出ていく。
 どこにでもいるような少女の、元気になって病院から出るという願いは確かに叶えられた。だが、家族団らんや学園での楽しい生活というものは、もう手に入らないだろう。玖璃珠自身を始めとする、多くの犠牲を払ったというのに。


制作中に読み直した作品(漫画)

タイトル:BRAIN EATER3

サークル名:Ryona's Station


まとめ

  • Skeb(有償リクエスト)で異形化小説を書いた
  • 現在もSkebとpixivでリクエスト受付中

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