レイモニャ 2024/01/03 06:05

あけまして

おめでとうございます。去年は表向きは何も公開できませんでしたが、今年は……まあ今のところは何も言えません。

正月から震災とか事故とか爆発とか、いきなり大変な年になってますが、まあ何も言えません。無難なきれいごと言うのも性分じゃないですから。311を思い出しても、シナリオライター仕事に復帰していかなきゃならんという時に、とどめを刺されるようなひどい目に遭いましたから。ひとつ言うなら、何よりとにかく金を回すことでしょう。金があればたいていのことは助かります。自粛だのお気持ちだので人は救えません。

新年からいきなり辛辣で申し訳ありませんが。ちょっと気になる話題があったので、それについても書いておきます。

https://twitter.com/MIKITO_777/status/1742127368561688590

本屋は『本との出会いの場』と、よく語られますが、私は疑念を持っています。新しい情報はインターネットの方が多くあるわけで、リアル店舗の方が本との出会いがあるってどういう理由なんでしょうか。そういう思い込みも書店が衰退した原因ではないかという気もします。
私は今も書店巡りとか好きですが、新しい本との出会いや刺激を求めてという目的はあんまりありません。リアル店舗にしかない良さって、違うと思うんですよ。

私の地元も昔と比べると本屋は壊滅してしまいましたが、駅ビルにある書店は盛況のようで、カフェが隣接していてくつろげたり、年末は家族連れが多くて福引もやっていて賑やかでした。袋は有料なのにブックカバーと栞は無料なのも良いと思いました。
1か月くらい経っても並んでいる本に変わり映えはなく、日々めまぐるしく変わるインターネットの情報と比べると新しい刺激はありません。でも、私は書店にそういうものを求めてないので、どうでもいいとも思うわけです。

先月は行動経済学の本を読みました。デパートというのは購買導線を作って誘導するシャワー効果や噴水効果で設計されていると書いてありました。しかし昔ながらのデパートは今や少なくなっています。原因はいろいろとあると思いますが……。デパートで行われている何かしらのイベント目当てで行き、明確な購買目的のない人の方が、デパート内で回遊するそうです。目的が明確だと導線を遮断してしまうので、もっと曖昧でいいのではないか、「本屋は本との出会いの場」と固定化しない方がいいのではないか、という気もします。

今は気分転換にちょっと出かけても、行く場所がなくてうんざりするんですよね。どこもかしこも飯屋、食料品、日用雑貨とか生活用品の店ばかりで……昔は本屋もゲーセンも映画館もたくさんあったのに。お洒落な服屋やブランドショップ、個人経営の喫茶店なんかも消えました。そんな中、駅ビルにひとつ残っている書店は、昔ながらの雰囲気を持ちながらも時代に合わせた変化もあり、最後の砦のようにも思えます。

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