切傷甲 2021/03/10 22:12

あの映画を見て来ました。語りたいよ~。(ネタバレ注意)

そろそろ春じゃの~。

 三月入りましたね。あちーんだかさみーんだかよく分からない日が続いて、着る物に悩みます。着込むと汗かくんですが、着なきゃ着ないでじっとしてると凍える、難儀な体質です。
 と言うワケで外出るときは下に着込むがパッと見は半袖で出歩く狂人、みたいな恰好で出歩いてます。自分以外みんな重装備なんで孤独ですわ。

 そういえばありがたい事にskebの依頼を頂きましたので(感謝感謝……)、この前やっと描き上げました。気が向いたら見に行ってみて下さい。
 調子に乗ってすんごい長い絵になっちゃって、でもskebは1万ピクセルより大きい絵はアップロード出来ないって事に後で気づいて、泣く泣くサイズを落として納品しました。
 オリジナルファイルを差し上げたかったのですが、申し訳無い……。

 しかし、skebってスマホでもファイルをDL出来るんでしょうかね。あまり大きいサイズは無理とかあるんでしょうか。psdに差分も入れたので、閲覧は出来てもDL出来ないみたいな事があったら、さらに申し訳無い。
 規約とかあるでしょうからあまり大きな声では言えませんが、あの、もしDLに難ありでしたらDMとかでおっしゃって下さい。バラして送りますんで……。

 それで今回の記事なんですが、先日自分は我慢できずに急遽映画館へ足を運び、見て来てしまいました。そうです、バンゲリです。バンゲリ。
 今制作中の追加ページは下書きを終えてペン入れを始めたんですが、まだあまりペン入れが進んでいないので見せられる程では無い、と言う状況です。
 なので代わりに、このバンゲリを見た感想でも書いて行こうかと思います。ちょっとした1枚絵も添えてますんで、よかったら見てって下さい。
 ただ、思いっきりネタバレしているんで、まだ見てないと言う方は見てからご覧になって下さいね。マジでガッツリとネタバレしてますんで。

 それでは以下、ネタバレ注意です。
 見て来たよ~って方だけ、ぐーっとスクロールして読んで下さい。

それじゃ感想書いて行きます。

見て来た感想

結論、なんだかんだ楽しめました。


 簡潔に話の内容をまとめると、ハッピーエンドで終わる旧劇をQの世界でやった、みたいな話でしたね。
 不満が無い訳じゃ無いですが、終わりよければ全て良しって事で、個人的には見て良かったと思います。ネタバレに怯えなくて済んだと言うのも大きいかもしれませんが。
 でも劇中の用語の意味は9割分からなかったので、お話の内容を理解したワケじゃ無いです。
 なんとなくシンジ君が幸せそうにしているんで、あ~良かったねぇ~と感じて終わった、と言うしょーもない状態です。

序盤のキモデザ敵メカが良かったねぇ。


 勃起チンポみたいな巨大ライフルをゆさゆさ揺らしながら歩いてくる移動砲台メカとか、軍隊の行進みたいに横並びで迫って来る足だけ発電メカは、キモカッコ良くて好きです。
 砲台のビームを軍艦を盾にして防ぐ所なんかは、シンゴジラの電車爆弾を思い出しました。
 海の上を走って大砲撃ったりミサイル発射したりするために作られた兵器を、堅そうだから盾にちしまおうと言う大胆な発想は、自分大好きです。
 ついつい、その作戦が提案された時の会議参加者の顔を想像しちゃいますねぇ。
 ハッキングみたいな描写はよく分かりませんでした。なんか凄い事してるんだと思います。

田舎暮らしパートはちょっと暇でした。


 派手なシーンが終わってから、Qの後に続くシンジ君の描写に移るんですが、ちょっとここは暇でした。嫌いってわけじゃ無いですけどね。
 偽綾波が第三村で生き残りの人達と打ち解けて行く所は好きで、Qではよく分からなかった彼女のキャラクターが深堀り、と言うか新たに積み立てられて行って、どんどん彼女の活躍を見たいと思わせてもらいました。
 でもアスカのシンジ君に対する当たりが強すぎて、そこが見てて辛い……。
 自分の事を年上の大人みたいに言ってマウントを取るくせに、年下のシンジ君に大人の包容力で対応する事も出来ず、ヒステリックにキレ続ける事しか出来ないアスカにムズムズしました。あと股間もムクムクしました。

ケンケン……?


 大人になった元クラスメートの存在はシンジ君とアスカのギスギスに対する清涼剤になってて、良かったですね。
 加持さんみたいになったケンスケがアスカの変わりにシンジ君に落ち着いて接してくれて、ありがたいと思うと同時にアスカとの関係が気になりました。
 別に自分はケンスケとアスカがくっ付いても良いとは思いますし、アスカが頼りになる男に成長したケンスケに好意を抱くのも自然な事でしょうが、同じような好意をケンスケがアスカに対して抱くって事が、ちょっと首をひねっちゃいます。
 昔の加持さんとアスカの関係みたいに、背伸びしたい女の子の片思いを大人の余裕で受け入れつつも受け流しているのか、それとも中身はもう大人の女性だとして敬意を持って誠実に心を開いているのか。あれを大人の女性として? う~ん、どうなのかな……。
 ツンツンしているのはシンジ君の前だけで、普段は村の人達にもなじめず孤独に寂しくしおらしく暮らしているのだとしたら、父性愛にも似た愛情を抱くのも分かりますが。
 皆がケンスケだったらどうします? ぶちこむ?

おめー死ぬのか! 死ぬのか……。


 いい具合に新たな一面を開花させて行った偽綾波がお話の途中で死んじゃいましたね。死んじゃったと言うか、人の形を保てなくなってパシャッたと言うか。
 自分としては、偽綾波が最後までヴィレの戦いにシンジ君と共について行って、どこかにいっちゃってた本物綾波と融合して帰って来る、みたいなオチなんかと思ってましたが、あっさり退場させられてちょっと可哀想でした……。
 せっかくシンジ君とも絆が生まれかけていたのにねぇ。これでまたシンジ君が曇るのかと思いましたけれど、流石に成長したのか逆に良い面構えになってましたね。そりゃここまでされたら、クソオヤジの顔一発殴るくらいしなきゃ気が済みませんわな。
 今まではまたシンジ君駄目になっちゃうんじゃろうかとハラハラさせられていましたけど、これ以降はもうそんな心配しなくなりました。
 不思議ともうシンジ君は折れないような気にさせられるんですよね。絶対最後はシンジ君が初号機に乗って戦って勝つ! と言う安心感がありました。

戦闘描写は高度すぎる。


 腹をくくったシンジ君が戦艦に乗り込んで最終決戦に向かいますが、戦艦VS戦艦のシーンは正直自分には高度すぎると思いました。
 ここで言う「高度」と言うのは、観客側に要求される感性の事です。
 例えば自分はセルアニメの味の良さと言う物を理解しているので大昔の、それこそ白黒テレビな時代のアニメも普通に見れちゃいますが、現代の美麗なアニメを当たり前だと思う人にはセルアニメの味は理解できず、汚くガサガサでボケボケなデッサンの崩れた低品質な物、と冷徹に評価してしまうかもしれません。
 それと同じでこの映画を作っている人達は昔の特撮の模型を使った戦闘描写を良い物として感じており、そのチャチさから来る味を表現したかったのかなぁと自分は分析したんですが、何ぶん自分があまり特撮の畑に詳しく無い物ですから、ただの安っぽいCGアニメにしか見えなくて、作り手の情熱をくみ取る事の出来ない自分の感性のザルさに、残念な気持ちになってしまいました。難しいよ、あれは。
 群体の敵をバーッと薙ぎ払ったりするシーンも自分としてはピンと来なくて、ちょっとこの辺の戦闘は話のスケールとしては派手なのに、あまり興味持てませんでした。
 自分は屋内のせまっこい所で人と人が一対一で戦うような、密度のある戦闘シーンが好きなので、そんなシーンが来てくれねぇかな~と思っていたのですが、まさかその後その通りなシーンが来るとは……。でも違う、そうじゃ無ぇんだ……。
 だけど、冬月副指令がカッコよくてそこは好きです。まさかあれが噂の冬月が乗って帰ると言う原付だったのか!?

もうわけわかんねぇ。


 もう意味が分からん。アスカが本気モード出して13号機に槍ブッ刺そうとして失敗し、戦艦は戦闘不能になり、専門用語がゴロゴロ飛び出し、ゲンドウは不死身だし……。
 ピンチだって事は理解できますしもうすぐヘンテコインパクト起こされちゃうから止めねば! って事も分かるんですが、ここからどうシンジ君が活躍するんだろうと全く予想が出来ませんでした。
 なんか突然内輪揉めみたいな事起こるし……。お前ら軍人じゃねーのか。なんで上官、それも一番偉そうなミサトさんに意見しとるねん。他の奴らも黙ってぼーっと眺めてんじゃねぇよ。反逆者だろ羽交い絞めにせんかい。あと弾丸は溶けるから大丈夫みたいな事言ってたと思うんですけど、聞き間違い? 溶ける弾丸って何!?
 でもシンジ君がいつものプラグスーツ着たのにはテンション上がりました。遂に来たかと。その後のバグみたいなポーズで瞬間移動してる13号機はシュールでしたね。

やっぱ生きとったんかワレ!


 髪伸びてボヤボヤになった本物綾波、可愛かったですね。でも突然出て来てびっくりしました。乗らなくて良いようにって言ってましたが、どういう事だっけ? たしかQでシンジ君の初号機シンクロ率が0だったんだっけ? それは本物綾波が初号機の中で邪魔してたって事?
 う~ん、何せQが8年前だから良く思い出せん……。8年前……? 8年!? マクロスFが12年前!? 巌窟王が15年前!? 学校の怪談が20年前!? やめてよ!!!

最終バトルはう~ん……。


 その後のシンジ君とゲンドウの一騎打ち、自分としてはもうちょっとプロレス感のある泥臭い肉弾戦を期待していたのですが、槍で双方ツンツンしてるだけと言うちょっと物足りない描写で、シュンとなりました。
 特撮の撮影スタジオで暴れたりミサトの家や学校なんかでガシーンガシーンとやってる絵は面白かったですけど、いや~あれはどうなのよ。
 映像の見ごたえで言えば序や破の方が自分は好きですね。ビーム! 爆発! 破壊! てな感じの迫力ある巨大スケールな戦いが好きでしたから、そーゆーのもっと見たかったなぁ。考察とか全くしないエンジョイ勢からすると、ちょっと退屈でした。
 その後の戦いじゃ解決しねーから話し合いで決着付けよう、と言う展開は意外な様で納得行く物でした。てめーら親子いい加減腹割って話せや! と思っていたので、むしろ戦闘シーンよりこっちの対話シーンの方が面白かったですね。
 でもゲンドウの独白は自分に刺さりまくってて、自分何か悪い事したのかと思いました。何もしてないよ、人も殺してないし、老人からお金をだまし取ってもいません。ずっと一人でエロ漫画描いてるだけだよ。ぷるぷる。なのに何故か精神攻撃を繰り出され、心の中でハレルヤがずっと流れてました。
 2500円だしてダメージを受けにゆく。美しい国、日本。

ぐえーッ、ぐえーッ、ぐえーッ! すげ~事になってんぞ。


 変なCG! 変な顔! 3本目のヤリ作ったぞ! 目玉に突っ込め! 総員退避! ミサト爆散! ゲンドウの浄化に成功! アスカと綾波も救済成功! ついでにカオル君も救済! アスカの赤いダメージプラグスーツえっち!  あっ、加持さん! カオル君! 渚指令!? あっ、お母ーちゃん! 初号機13号機串刺し! エヴァシリーズ全部串刺し! ぐえ~~~~ッ!!! なんか海! 8+9+10+11+12号機消滅! 駅! マリ! 宇部! 宇多田! 終劇!!!

 ……こんな感じでした。順番とか違うかもですが、だいたいこんなだったハズ。どんどん意味わからん事になって来て、殆ど理解できませんでした。
 とりあえずシンジ君が自己犠牲で世界を作り直そうとしたけど、お母ちゃんが身代わりになってくれて、新しい世界で皆幸せに暮らしてます、シンジはマリとくっ付きました、と言う事ですか?

 う~ん、もう一度見に行くかべきか。いや、見に行かないかも。でも見に行こうかな……。BD出たらQのと一緒に買おう。
 ちなみに映画館の座席は最前列を買う主義なので、今回も最前列で見ました。でも顔のアップがチョコチョコあって、その都度最前列故の強いパースが掛かり顔が下膨れに見えてしまって、シリアスなシーンがちょっと笑えました。

 以上! 報告終了!

 楽しんでいただけましたでしょうか。たまにはこうやって自分の好きな物について、絵を添えながら記事にしてみるのも良いかもしれませんね。
 それでは引き続き自分は漫画の続きを描く事にします。良い具合に進んだらまた進捗を報告させていただきます。

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