官能物語 2020/06/07 14:00

義弟と交わって/8

「はあっ……ああんっ!」

 わたしは、甘えるような喘ぎ声を出しました。可愛い子ぶりたいというわけではなくて、やめてほしくなくて、そうしたのです。

「ほら、ここが気持ちいいっていいなよ、真由さん」

 浩二くんが意地悪い口調で言ってきます。
 わたしが、首を軽く横に振るようにすると、

「言わないと、やめちゃうよ」

 と言ってくるではありませんか。わたしは、やめてほしくなくて、

「……気持ちいいわ」

 と素直さを見せました。すると、浩二くんは、

「イキそうだったら、イッていいよ」

 と言いながら、わたしのスイートスポットを、同じ速度とタイミングで、刺激し続けました。くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ、といういやらしい水音が響く中で、わたしは、声を押し殺そうとして最大限の努力を要しました。両手は、しっかりとシーツを握っています。こんなことだったら、どこかラブホテルにでも行けばよかったと、幼子を持つ身でありながら、そんなことを考えては、必死に声を出さないようにしました。

「可愛いよ、真由さん」

 浩二くんの声が柔らかくわたしの耳に届きます。
 わたしは、ついに耐えきれなくなって、

「ーーーーッ!」

 声なき声を出しながら、絶頂に達しました。頭の中が真っ白になるその心地よさは、近頃、感じていなかったものです。わたしは、荒い息をつきながら、ぼんやりとした目を、浩二くんに向けました。
 
 すると、浩二くんは、ボクサーブリーフを脱ぎました。わたしは目が覚める思いでした。ブリーフの中からあらわれたそれは、まるで大砲のようで、夫のものより、一回りも二回りも大きかったんです。

「舐めてくれないかな、真由さん」

 浩二くんは、わたしの顔の前に、肉棒を持ってくるようにしました。わたしは、オスの匂いを嗅いで、クラクラするような気持ちでした。あまり、フェラチオが好きではないわたしでしたが、そのときは、抵抗無く、というよりも、むしろそうしてあげたくなって、浩二くんのペニスの先を含みました。

「ううっ……」

 浩二くんが気持ちよさそうな声を上げます。わたしは、これまでされたことのお返しとばかりに、浩二くんのものを、わたしが知っている限りのテクニックで、責め立ててあげました。玉袋や、お尻の穴にも手を回してあげると、

「ああっ、真由さん、気持ちいいよっ」

 とせっぱ詰まった声が上がって、わたしは、いっそう、唇と舌に力を入れました。

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